「低反発マットレス」のおすすめ商品の比較一覧表
低反発マットレスの特徴 体圧分散にすぐれ不要な寝返りが減らせる
低反発マットレスは、反発力の低いウレタン素材でできています。身体の形に合わせてマットレスが沈み込みゆっくりと形が戻ってくる特性から、やわらかく包み込むように体にフィットするのが特徴で、体圧分散性が高いマットといえます。
寝るときに体重を支える箇所が分散され、腰や肩など特定の部位に負荷が集中するのを防いでくれるので、快適に寝ることができます。高品質のものはもちろん、コスパが高いものや収納しやすいものなど、さまざまな商品があります。
低反発マットレスのメリットとデメリット
人気のある低反発マットレスですが、素材の特性や使う人の体型や体重により、メリットやデメリットが異なってきますので、簡単に確認しておきましょう。
メリット | デメリット |
・マットレスと体のフィット感が高い |
・通気性が悪く蒸れやすい |
寝ているときに接地面積の多い腰やお尻、肩などは負担がかかりやすい部位です。低反発マットレスは体の凹凸に合わせてマットが沈み込んでくれるので、体への負担が分散されます。また高いフィット感で安定した睡眠姿勢が取れるので、不要な寝返りを減らせ、深い眠りに導いてくれます。
【こんな人に向いている】
・体の凹凸がある人
・横向き寝が好きな人
・就寝中に寝返りをうって目を覚ましてしまうことが多い人
・寒がりな人
自分の睡眠に足りないものは何かを考え、低反発マットレスが自分にあっているかどうかを考えてみるとよいでしょう。
低反発マットレスの選び方 失敗しない!寝心地、厚さ、耐久性、保証期間をチェック
まずは、低反発マットレスの選び方をご紹介します。おもなポイントは以下のとおりです。
【1】厚みをチェック
【2】耐久性をチェック
【3】低反発と高反発のハイブリッドタイプもチェック
【4】お試し期間があるかチェック
【5】折りたたみタイプは折り返し部分をチェック
寝室用に使用するのか、お昼寝用に使うのかなどによっても選び方は変わってきます。コスパのいいものから、高品質なものまであるので、なにを重視するかを考えて選んでみてください。
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】厚みをチェック 横向き寝、仰向け寝など寝姿勢も考慮
マットレスの厚みは、寝心地に直結する部分です。厚みがないマットは、体重をマットが支えきれず体が床についてしまう底付き感を感じてしまいます。お使いになる人の体型や体重によりますが、10cm以上の厚みのあるマットレスを選ぶと快適に寝ることが可能です。
横向き寝の場合は、マットへの設置面積が少なくなる分、仰向け時よりもマットが沈みがちなので、15cm程度の厚みを目安に選らんでいきましょう。
なお、すでにお持ちのベッドマットレスや布団の上に重ねて使う場合は、10cm以下の厚みのものでも大丈夫です。
【2】耐久性をチェック
低反発マットレスは重さをかけたぶんだけ使用感が出てくるので、耐久性が重要です。高品質のウレタンフォームならば10年近く快適に使えることもありますが、低品質のものなどはわずか1~2年程度でへたってしまうことも。
実際には、使用する人の体型や体重も影響するため、耐久性を一律に論じることができません。メーカーによっては保証期間を設定している場合があるので、へたりが心配な方は、保証期間をひとつの目安としてもよいでしょう。
【3】低反発と高反発のハイブリッドタイプもチェック
へたりにくいものを選びたいなら「低反発+高反発素材」などの2層構造や3層構造になっているものを検討してもよいでしょう。体重を支える高反発素材のうえに、寝心地を高める低反発素材を重ねているのが基本的な構成です。また、コイルが入っているものは耐久性にすぐれ、よりしっかりと身体を支えてくれます。
【4】お試し期間があるかをチェック
そもそもマットレスは、実際に使ってみないと自分にあっているかどうかの判断が難しい商品です。なのでちょっとでも不安がある人は、実際にショップに行って試してみるか、または試用期間が設けられている商品やお店などを選ぶとよいでしょう。
【4】折りたたみタイプは折り返し部分をチェック
低反発マットレスを布団代わりに使いたい人や、部屋のスペースを確保したいと思う人なら、折りたたみ可能なタイプも選択肢のひとつです。2つ折りや3つ折りなどの折りたたみタイプは、1枚もののマットレスと違って、折り返し部分がずれてしまったり、過度に沈み込んでしまうものがあるので注意が必要です。できるだけウレタン密度が高く、厚みのあるマットレスを意識して選ぶようにしましょう。
折りたたみマットレスは、収納性が高いので、部屋を広く使いたい場合には、とても良い商品です。上記ポイントを意識してマットレスを確認するようにしましょう。
低反発マットレスの人気おすすめメーカー
たくさんある低反発マットレスメーカーの中でも、代表的なメーカーをピックアップして紹介します。こちらで紹介するのは、トゥルースリーパー、テンピュール、アイリスオーヤマです。それぞれの特徴や強みをご確認ください。
トゥルースリーパー 健康的な眠りの実現をテーマに掲げる
睡眠時の身体の負担をラクにする、健康的な眠りの実現をテーマに掲げ、低反発のマットレスや枕などを販売してるトゥルースリーパー。
トゥルースリーパー独自の低反発素材の「ウルトラ ヴイスコエラスティック」は、弾力性や復元力に優れ、体の凹凸に合わせて変形することで、包み込むように優しくフィットしてくれます。
シリーズには、
●適度に沈み込んで体が優しく包み込まれる「トゥルースリーパー プレミアムケア」
●触り心地がさらっと柔らかく、身体にフィットする「トゥルースリーパー ネオフィール」
●プレミアムケア史上、最も睡眠時の腰の負担を軽減する「トゥルースリーパー プレミアムケア メルティスト」
などがあります。
テンピュール NASA公認、低反発マットレスの起源とも言われる
1970年にNASA(米国航空宇宙局)がロケット打ち上げの際、搭乗した宇宙飛行士にかかる重力を緩和するための高機能な耐圧吸収素材を、一般向けに製品化したのがテンピュール。
とにかく荷重・衝撃吸収に優れた素材で、マットレスの上で立ち上がる、寝返り時などで振動を感じにくく、静かな寝心地が実現できます。
シリーズには、
●テンピュールマットレスの原点となる「オリジナル」
●オリジナルよりも硬めの「センセーション」
●最も柔らかい「クラウド」
●最も硬めな「ファーム」
の4つに分類されています。
アイリスオーヤマ 幅広い厚さがラインナップ
生活用品の企画・製造・販売を行っているアイリスオーヤマの特徴は、ロングセラー商品に頼らず、年間1000点以上の新製品を生み出し、日々変わる生活者ニーズに応えようとしている点です。
シリーズは、
●通気性のいい無膜ウレタンを使用し、3つに折りたためる「エアウレタン低反発マットレス」
●身体にフィットする低反発ウレタンフォームを使用した繋ぎ目のない「低反発マットレス」
があります。
インテリアコーディネーターからのアドバイス
整理収納アドバイザー・インテリアコーディネーター
弾力性・復元力は要チェック
低反発マットは横になった身体に合わせてマットが沈み込みます。毎日使用していくと当然、経過劣化が起きてきますので、弾力性・復元力の機能を確認してへたりにくいマットを選ぶことが必要です。
また、姿勢のよくない方は、複数の硬さのマットと組み合わせられたハイブリッドタイプなども視野に入れていただくことをおすすめします。
低反発マットレス人気おすすめ12選 【評判の人気ブランド・メーカー】ニトリ、テンピュール、アイリスオーヤマほか
ここからは、インテリアコーディネーターの坂口 愛さんと編集部で選んだおすすめの低反発マットレスを紹介します。ぜひ参考にしてください。


通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 低反発マットレスの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの低反発マットレスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
長く愛用していくための工夫とお手入れ方法
低反発マットレスに使われるウレタン素材は、水気に弱く、水を吸ってしまうとウレタンの持つ弾力性が失われ、体に密着する低反発マットレスのメリットがなくなってしまいます。長く愛用していくためには、できるだけ汚さないようにする工夫と日常からのお手入れが何より大切です。
絶対にやってはいけないこと
水を吸ってしまったウレタンは形状が崩れ固くなってしまい、もとの弾力に戻ることはありません。汚れをきれいにするために水洗いすることができず、不注意で飲み物をこぼしてしまうのもNGです。また布団のように天日に干してもいけません。日光に含まれる紫外線によりウレタンが劣化してしまうためです。
湿気や汚れを防ぐ
そもそもマットレスが濡れずに、汚れない工夫をしておくのがベターです。汗のかきやすい夏場の時期や小さな子どもが使う場合などは、あらかじめ防水性のあるベッドパットやマットレスパッドを敷いておくのがよく、汚れ対策なら敷パッドの活用が簡単で便利です。敷パッドは、冷感タイプや温感タイプもあるので、快眠のためにも有効でしょう。
お手入れ方法
まず、側生地(カバー)は外せるタイプが多いので、そのほかの洗濯物と同様に洗濯機できれいにすることができます。乾かす際には、サイズが縮んでしまうことのある乾燥機よりは、天日に干す自然乾燥がよいでしょう。カバーのカタチが崩れないよう、しっかり形を整えて乾かしてください。
マットレスは、寝ているときにかいた汗や皮脂などをきれいに取り除いてあげるのがポイントです。マットレスに湿り気を感じるようなら乾いたタオルで水分をふき取っていきます。その後は、室内の風通しのよいところへ立てかけて乾かすようにするとよいでしょう。
マットレスについた汚れは表面だけをふき取るようにします。軽い汚れなら水拭きで、汚れが気になる場合には、中性洗剤を活用します。いずれも固く絞ったタオルを使い、水分をできるだけウレタンに残さないように汚れを落としていきます。
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定期的に買い替えるという方法も
高品質のものからコストパフォーマンスのいいものまで、さまざまな低反発マットレスを紹介しました。ウレタンフォームは洗えないものも多いため、コストパフォーマンスのいいもので定期的に買い替えるというのもひとつの手です。自分に適したものを選んでみてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
「片付けなくてもいい住まいの収納計画」DRAWER DESIGN坂口愛です。 日々の片付けに追われることがない住まいと暮らしのアイデアを探求し「幸せな笑顔・夢の実現」をコンセプトに独自のロジックによる「必ず片付く数の法則」「片づけなくてもいい住まいの収納計画」を提案。保有資格は整理収納アドバイザー・インテリアコーディネーター・ライフスタイルプランナーを保有。 住まいづくりと経験を活かした暮らしに彩を与えるエッセンスをお伝えしています。セミナー講演、収納モデルルーム設計など、全国にて活動中。