鮭缶とは? そのまま食べてもパスタにしても美味しい
鮭缶とは、鮭の身を水煮または油漬けなどにした缶詰です。缶を開けるだけですぐに食べられるものもあり、いざというときのため貯蔵しておくのに便利な食材です。
また、そのまま食べるだけでなくパスタに使うなど、応用範囲が広いのも魅力。そんな鮭缶の選び方と具体的な商品を紹介します。
鮭缶の選び方 ストックしておくと便利
まずは鮭缶の選び方について紹介します。
固まりかほぐし身かで選ぶ
鮭缶には大きく分けて、固まりとほぐし身があります。固まりはその名のとおり、切った鮭の身をそのまま缶に入れたもので、「ソリッドタイプ」とも呼ばれます。鮭の身をそのまま調理に使いたいときにはこちらのタイプが適しています。
一方、ほぐし身はこまかくほぐしてから缶に詰め込んだもので、「フレークタイプ」とも呼ばれます。身を崩す手間が不要なため、そぼろやパスタソースづくりに使う際、ご飯の上にのせて食べるときに便利です。
鮭の品種で選ぶ
一口に鮭といってもさまざまな種類があり、それぞれに個性があります。缶詰によく使われる紅鮭、白鮭、銀鮭、カラフトマス、アトランティックサーモンの5種について説明します。
アスタキサンチンが豊富な「紅鮭」
「紅鮭」はその名のとおり赤色の身が特徴です。赤色は抗酸化物質としても知られる「アスタキサンチン」が豊富な証。色を生かして食卓に彩を添えたいときにも役に立ちます。
味は脂がのっていてコクがあります。養殖が難しく日本ではあまり獲れないので、北米やロシアから輸入される商品が主になります。
脂が控えめでさっぱりとした「白鮭」
日本に生息しよく獲れるのが「白鮭」です。秋になると産卵のために日本の河川に戻ってくることから、アキアジ、アキサケなどとも呼ばれています。
さっぱりとした淡白な味は料理を引き立てます。国産の食材にこだわりたい人に選んでほしい鮭です。
脂がよくのっていて柔らかな「銀鮭」
「銀鮭」は脂がのっているのはもちろん、身が柔らかいのが特徴です。養殖が可能なため比較的安価で手に入りやすく、お手頃な鮭缶を探している人にも適しています。
定番の「カラフトマス」
「カラフトマス」はマスという名前がついていますが、鮭缶の材料として使われます。アラスカではピンクサーモン、北海道ではオホーツクサーモンと呼ばれることも。
身には脂身が多く、柔らかいのも特徴です。大手の鮭缶メーカーが採用していることもあり、比較的親しみ深い材料であるといえます。
脂のくどさが少ない「アトランティックサーモン」
くどい脂が好きではない人には「アトランティックサーモン」が適しています。アトランティックサーモンはタイセイヨウサケとも呼ばれ、世界中で養殖されている鮭の一種です。脂はしっかりのっていますが、くどさがなく癖がない味わいです。
内容量で選ぶ
鮭缶の内容量は各社まちまちです。ひとり分は100gを目安にするといいでしょう。
家族で食べる場合には容量の大きいものや、セット売りされているものがあります。また、お酒のおつまみ用に少ない量のものもあります。
水煮かオイル漬けかで選ぶ
鮭缶は加工方法によって水煮とオイル漬けがあります。それぞれの違いを紹介します。
低カロリーであっさりとした水煮タイプ
水煮タイプはその名のとおり、鮭の身を水で煮たものです。水で煮ているためあっさりとしており、油を使っていないので低カロリーです。
余計な味付けをしていないものが多く、料理への応用範囲が広いのも特徴。鮭そのものの味わいを生かせます。
濃厚で個性があるオイル漬けタイプ
オイル漬けタイプは使う油の種類によって味わいが異なる商品です。ハーブやスパイスなどを加えているものもあり、それぞれの個性を楽しめます。
脂の濃厚さが加わって鮭のコクがさらに増していますが、カロリーには注意が必要です。
健康に配慮して選ぶ
鮭缶は便利なものですが、健康にも気をつけたいところです。
塩分が少ないものを選ぶ
鮭缶には味付けや保存のために塩分が加えられたものがあります。手軽でおいしいからといって、食べすぎてしまうと塩分過多になることも。
パッケージの表示を見て塩分が少ないものを選びたいところです。
天然か養殖かで選ぶ
鮭缶では、鮭の種類によっては天然ものと養殖もののいずれもが商品として販売されています。味や価格などはそれぞれが特徴を持ったものとなっています。
鮭の養殖で化学物質や抗生物質が使われることが気になるなら、コスパ面では養殖に軍配が上がりますが、天然の鮭を使っているほうが安心でしょう。
鮭の品種や加工法などを参考に選ぶ 料理研究家からのアドバイス
あると便利な鮭缶は、使う料理やこだわりによって自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。鮭の品種による違いはもちろん、加工方法や塩分量なども選ぶ際の参考になるでしょう。
また小さいお子さんがいる場合は、気軽にカルシウムを摂取できる中骨入りタイプの鮭缶などもおすすめです。
鮭缶おすすめ9選 高級鮭缶やカルシウム豊富な水煮など
それではおすすめの商品を紹介します。
明治屋『おいしい缶詰 燻製とろ鮭ハラス』は、文字通り鮭のお腹、マグロでいうトロの部分を使っているのがポイント。脂のりもよく、そのままでもおいしく食べられるおすすめの鮭缶です。

中骨を水煮にしているからカルシウム豊富
こちらの鮭缶は身だけでなく中骨も一緒に水煮にしているのが特徴。使用している白鮭は、食べやすくカットされた中骨はしっかりと煮込まれており、そのまま食べられます。
原材料は鮭のほかには塩しか使っておらず、あっさりとした塩味もあいまって、手軽にカルシウム補給できる食材として利用できます。缶切り不要でかんたんに開けることが可能です。
化学調味料不使用で銀鮭のおいしさを活かした鮭缶
宮城県三陸産の国産銀鮭を使った鮭缶です。銀鮭本来のおいしさを活かすため、化学調味料不使用で仕上げられています。醤油にもこだわりがあり、石巻の山形屋商店の醤油を使う徹底したこだわりぶりです。
そのままご飯にのせてもおいしいですし、日本酒のおつまみやパスタへのアレンジなど、応用範囲が広い鮭缶になっています。幅広い年齢層に合う商品です。
小骨を丁寧に取り除いた高級紅鮭フレーク
脂がのったアメリカ産の紅鮭フレーク缶詰。小骨を一本一本抜き取り丁重にほぐしてフレークにしています。高価格帯の商品ですが、魚嫌いのお子さんも喜んで食べるというおいしさは、お歳暮などの贈りものにもおすすめです。
ご飯にかけてもおいしいのはもちろんですが、和洋中華いろんな料理にアレンジしてもおいしく食べられます。
「鮭缶」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 鮭缶の売れ筋をチェック
楽天市場での鮭缶の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
鮭缶の関連記事も参考に
鮭の種類や調理方法、味付けなどさまざまな違いが
本記事では、鮭缶のおすすめ商品をご紹介しました。
鮭缶には材料となる鮭の違いや調理方法、味付けなど、さまざまな違いがあり、各社が工夫をこらして製品を開発しています。
この記事を参考に、あなたがおいしく食べられて使い勝手もいい鮭缶を選んでみてください。
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