ループ付きタオルは保育園・幼稚園で必要! 無地やサイズなど規定がある場合も
ループ付タオルとは、引っかけられるループ(紐)がついているタオルのこと。保育園や幼稚園では入園グッズのひとつとして、準備が必要な園もあります。壁などのフックにかけて手をふくのに使用します。かけていることで、乾きも早く衛生的。
小学校では、準備用品にくわえている学校が少なくなっていますが、一部では導入している学校もあるようです。
デザインも豊富で子どもたちが好きなキャラクターものもたくさんあります。園によってはデザインやサイズにルールがあることもあるため、購入前には確認しておいたほうがいいでしょう。
通園・通学用ループ付きタオルの選び方 サイズ、大きさ、名前タグをチェック
保育士の武田優希さんに、通園・通学用ループ付きタオルの選び方を教えてもらいました。
保育園や学校の規定サイズを選ぶ
ループ付タオルは保育園や幼稚園によってサイズを指定されているケースもあるため、購入前に確認は大切。正方形のハンドタオルタイプをはじめ、一辺が長い長方形のフェイスタオルタイプがあり、大きさはさまざまあります。
ループのつけ方や長さも商品によって異なるため、チェックしておきましょう。低月齢だと短いループ付タオルは、自分で引っかけることができません。また、ループが細くても引っかけにくいため、やや太めで5cm以上の長さがあるものを選びましょう。
肌ざわりのよいコットン素材を選ぶ
タオルは、肌あたりのよいコットン素材を選びましょう。コットンはやわらかな質感で肌ざわりのよさが特徴です。繊維の長さや撚糸(ねんし)の太さ、織り方によって質感が変わります。染料も入りやすいため、色や柄が豊富なのも魅力です。
染料などが気になる方は、合成肥料を使用せず栽培されたオーガニックコットンのタオルを選びましょう。染料を使用していないため、コットンそのままの優しい色合いが特徴です。
吸水性や乾きやすさに着目して選ぶ
コットン素材のタオルは織り方によって手ざわりや吸水性、通気性が異なります。子どもが使いやすいものを選ぶためにも、織り方の特徴をご紹介しましょう。
パイル地|吸水性がよくサイズ展開が豊富
ベースとなる布地にループ状の糸を無数にとおしているものをパイルといいます。ループが長いほどふんわりと仕上がり、吸水性と保温性にもすぐれたタオルに仕上がります。パイル地のタオルは糸そのものを染めてから織っているため、カラーバリエーションが豊富なのも特徴です。
ふんわりとしたパイル地が特徴のタオルで、愛媛県今治市のタオルメーカーが製造する今治タオルなどがあります。メーカーごとに特徴があり、色やサイズ展開も豊富です。
ガーゼ|通気性と速乾性が高い
ふんわりと撚った糸を粗く平織りにした布地をガーゼといいます。肌あたりも優しく、撚りの甘さから空気を含むようなふっくらとした触り心地から、ベビーウェアや下着、衣類などに多く使われています。
織り目が粗いため、吸水性と通気性にすぐれており、濡れた手をふいても乾きが早いのも特徴です。毎日洗濯をしてもへたれにくい丈夫な平織りで、お手入れもかんたんです。
シャーリング|子どもが好むデザインが豊富
パイルの毛足を短くカットして、プリントしやすいように加工を施した布地がシャーリングです。なめらかな手ざわりが特徴で、フラットな面にさまざまなデザインをプリントできます。キャラクタープリントのタオルなどは、ほとんどシャーリングです。
カットしていることで吸水性にすぐれてはいるものの、乾きにくいデメリットがあります。シャーリング加工が施された裏面は、吸水性の高いパイル地になっているので、手をふくときは裏面を使うよう子どもに話しておくといいでしょう。
ネームタグが大きいものを選ぶ
保育園や幼稚園、小学校低学年の持ち物に記名は必須。ループ付タオルを選ぶときは名前を書く場所があるかチェックを!
名前書くネームタグには子どもが自分のものだとわかるように、大きく書いてあげたいもの。そのためには大きなネームタグがついているタオルを選ぶのがポイントです。
商品によってついている場所や大きさは異なります。ループの近くにネームタグがついていると、引っかけた状態でもわかりやすいのでおすすめです。
忙しいママ・パパには名入れサービスが便利!
名前を書く時間をどうしても省きたいなら、刺繍などでの名入れサービスが便利です。通販サイトからも注文が可能で、好きなフォントや模様を選べます。お洗濯をくり返しても名前が薄れたりにじんだりしないので、長く使うことができますよ。
ただし、注文後時間がかかることがあるため、ゆとりをもって注文しましょう。
洗い替え用も含めて3枚用意しておこう 何枚用意しておくべき?
タオルは毎日のように使う園もあるため、洗い替え用に最低でも3枚くらいはもっておくと便利です。園によっては1日に2枚必要なこともあるので、園や学校が指定している枚数よりも2枚ほど多く用意しておきましょう。
ループ付タオルには、通園・通学用として使えるようにセット商品が多く販売されています。追加購入なら単品、はじめてそろえるならセット商品など目的に合わせて選んでみてください。
ループ付きタオルおすすめ11選【ハンドタオル】 保育園や幼稚園で使うのにぴったりの正方形!
ここからは、保育士の武田優希さんと編集部で選んだ通園・通学用ループ付きタオルを紹介します。まずは保育園や幼稚園、学校で使うのにぴったりな「ハンドタオルタイプ」からご紹介!
毛羽立ちにくく、子どもでも拭きやすい素材
モスリンコットンは、通気性がよく柔らかい素材が特徴。毛羽立ちにくいので、毎日洗濯してもへたらないので、保育園や幼稚園の入園準備をしている人は要チェック!
3枚セットで、シンプルでおしゃれなデザインな20パターンの中から選択できます!

速乾性があるガーゼ生地で、洗濯後も乾くのが早く毎日準備するのに便利です。また、ループがほつれにくい仕様なので長持ちします。
全31種類のデザインから好きな2枚を選べる
愛知県蒲郡市ブランドの三河木綿を使用した6重ガーゼのハンドタオルです。織り目が粗いガーゼをこまかい目のガーゼではさんで作られているため、1枚1枚が空気を含みやわらかな触感に仕上がっています。
フチをバイアス処理しながらループも作られているため、引っ張ってもループだけとれることはありません。ネームタグも大きく、通園・通学用のタオルとしての工夫が盛り込まれています。全31種類のデザインから、子どもが好きな色や柄を選んでみてください。

通園用タオルの王道タイプ。丸ひものループで、ループの根元にネームタグがあります。同じ色でそろえられるので、ひと目で自分のものと認識できます。
通園用タオルの定番で長く使える5枚セット
シンプルな無地のタオルです。くり返し洗濯をしても色が落ちにくいため、長く使えるループ付タオルを選びたい方にぴったり。幼い子どもでも引っかけやすいようにループは約7cm、大きめのネームタグもポイントです。
ピンクとブルーで統一された5枚セットと、毎日違う色を選べるパステルとビビットの5色セットからお好みのカラーを選べます。
使いやすいサイズが魅力! トーマス好きな子どもへ
450年以上の歴史をもつふとんと寝具のメーカー東京西川のループ付タオルには、世界中の子どもたちに親しまれている「きかんしゃトーマス」がプリントされています。トーマスだけではなく、個性的な仲間たちもプリントされているのがポイント。トーマス好きな子どもなら、喜んでくれるでしょう。
なめらかな手ざわりと吸水性にすぐれたシャーリングタオルは、ループ付ハンドタオル以外にフェイスタオルやバスタオルも展開しています。入園・入学準備にそろえることも可能です。
口に含んでも大丈夫なオーガニックコットンを使用
人と環境のことを考えた製品を展開する「ベビーブーハ」のタオルは、オーガニックコットン製。肌あたりもソフトで吸水性もあります。角のスナップを留めれば、赤ちゃんのスタイとして。長めのタグはループとしても活用できるため、通園・通学用にもぴったりです。
1枚2役のタオルはふだんの生活はもちろん、おでかけ先でも活躍することでしょう。
かわいくて実用的なループ付タオル
ディズニーのくまのプーさんをデザインした3枚セットのループ付タオルです。汗や水気をぬぐうタオルは濡れたままにしておくと、イヤなにおいがしてくることもあります。こちらの商品は抗菌防臭加工が施されているため、衛生面が気になる方にぴったりです。
メーカーの丸眞はほかにもトイストーリーやマーベル、ミッキー、ミニーなどのキャラクタープリントのループ付タオルを多数展開しています。ぜひ子どもが好きなキャラクターを選んでみてください。
やわらかさが続く! 長く愛用できるタオル
働く車がたくさんプリントされているループ付タオルは、今治タオル認定タグもついている手ざわりのよさが魅力。表面はなめらかなシャーリング加工を施し、裏面はパイル地で吸水性にすぐれています。実用的なので保育園や幼稚園で活躍することでしょう。
ネームタグは表面についているため、引っかけたときに自分の名前が見えやすく便利です。ループも約8cmと長めに作られているため、引っかけやすいでしょう。
イラスト&お名前の刺繍サービスあり!
お名前を刺繍してくれるオーダータイプのループ付ハンドタオルです。お名前だけではなく、10種類のイラストから好きなイラストも組み合わせることができるため、子どもに選んでもらってもいいでしょう。
表面は肌ざわりのよいガーゼ、裏面にはふんわりとやわらかい無撚糸(むねんし)が使われています。大きめのハンドタオルで通園・通学用にぴったりです。
※Amazonのリンク先は3枚セットです
乾きが早いから衛生的! 部屋干しでも乾きます
優しいパステルカラー7色のガーゼタオルは、タオル産地の大阪泉州に工場をかまえる丸中が展開するブランド「ヒオリエ」のもの。ブランドタグをループとして使用するシンプルな無地タオルです。
表面はガーゼ、裏面はパイルを使用し軽くて吸水性にもすぐれています。パイルの毛足は短く毛羽落ちしにくいため、お手入れもかんたんです。7枚重ねてもコンパクトに収納できます。薄くて乾きも早いため、部屋干し派の方にもぴったりです。
ループ付きタオルおすすめ6選【フェイスタオル】 ハンドタオルより大きい長方形もおすすめ!
続いて、中央にループがついているフェイスタオルタイプの通学用ループタオルを紹介します。

扱いやすい丸ひもでネームタグがつけられます。使い勝手はもちろんのこと、肌ざわりも重視したい人におすすめです。
田中産業『NUMBER-COLOR キッズフェイスタオル』
「ループ付きタオル」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 通学用ループ付きタオルの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでの通学用ループ付きタオルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
通園・通学用ループ付きタオルの作り方 おうちにあるタオルで簡単手作り
保育園や幼稚園、小学校で使うループ付タオルは、おうちにあるタオルで作ることが可能です。ループに使う紐は100均ショップでも手に入る巾着紐でもOK。
まずは、約14cmにカットした紐を半分に折り、ほつれないように端を糸でぐるぐる巻いて縫いつけましょう。縫いつけた部分を隠すように布やワッペンを縫いつけたら完成です。裏綿には市販のお名前シールをつけたり、子どもの名前を刺繍したりしてもかわいく仕上がります。
保育士からのアドバイス
ループの丈夫さも要チェック!
通園・通学のために必要とする人にとっては、毎日のように持参し洗濯するループ付タオル。使用しているうちにループがとれてしまうことがあります。
ループがとれにくい丈夫さを重視して選ぶ方は、タオルのフチからループまでひとつづきで縫われたものを選びましょう。
また、はじめてループタオルを使う子どもには、ループがとじたものではなく自然とひらいている丸ひもタイプにすると扱いやすいです。
【関連記事】保育園で使うおすすめアイテム 入園準備に!
通園・通学用ループ付きタオルは子どもの好みにあわせて!
保育士の武田優希さんへ取材をして、通園・通学用ループ付きタオルを選ぶポイントを教えてもらいました。タオルは同じコットンでも織り方によって肌ざわりが異なります。保育園や幼稚園、小学校によってはサイズ指定もあるため、購入前に確認することが大切。子どもが好きなキャラクターや色などもふまえて選びましょう。
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施設保育士として、被虐待児や発達障害児を含む0〜18歳の幅広い年齢の子どもと多く関わる。またその保護者へ、育児相談だけではない実践的な養育支援を含む生活基盤確立のためのあらゆる支援を行い、後に社会福祉士を取得。 全国転勤族で、帯同に伴う転職で企業主導型保育園や小規模保育園での勤務経験もあり。 保育士人材紹介会社のコラムを執筆担当中。 また転勤族の妻向けのブログを運営し、育児情報を中心に赴任地の様子を発信している。三児の母。