赤ちゃんミトンはいつからいつまで必要?
●いつから:生まれてからすぐ
●いつまで:生後3カ月ごろまで
赤ちゃん用のミトンは、いつからいつまで使うという決まりはないものの、おもに新生児期に使うものとして用意するママが多いです。赤ちゃんミトンの目的は、赤ちゃんが自分の爪で顔をひっかかないようにしたり、乳児湿疹がかゆくてかきむしってしまうことを防いだりするためです。生後3カ月ごろになると、乳児湿疹もおさまってくることがほとんどなので、その時期まで使うママが多いようです。
冬に防寒目的でつけるのであれば、3カ月を過ぎてももちろん使い続けてかまいません。
赤ちゃんミトンの選び方 素材・縫い目・手入れの仕方に注目
赤ちゃんミトンはどんなものを選ばいいのか、ポイントをチェックしていきましょう。保育士の武田優希さんのアドバイスもご紹介しています。赤ちゃんミトンを選ぶために参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんにやさしい素材かチェック
生まれてすぐの赤ちゃんは全身を覆う胎脂によって肌を守られていますが、24時間もすると胎脂が消えて乾燥がはじまります。赤ちゃんの肌は大人の半分ほどの薄さしかないので、とてもデリケート。やさしい素材の赤ちゃんミトンを選んであげましょう。
肌触りがいいガーゼやフライス
綿糸を粗く織りあげたガーゼは、薄くてやわらかい素材で、吸湿性も高く、オールシーズン使えます。二重に織りあげたタオルガーゼや、保温性が高いニットガーゼもあり種類が豊富です。
フライスはリブ編み(ゴム編み)しているので、うねるようなデコボコとした表面になるのが特徴です。横方向への伸びがいいので、Tシャツ作りでは袖や襟ぐりに使われています。ガーゼもフライスも肌触りがいい素材です。
デリケートな肌にはオーガニックコットン
赤ちゃんの肌がデリケートで心配な場合は、オーガニックコットンがおすすめ。オーガニックコットンは有機肥料などで作られた土壌で、禁止されている農薬を使わずに栽培された綿花のこと。第三者認証機関からの認証を受けています。
すべての製造工程でオーガニック原料の含有率の追跡が可能です。手の冷えが気になる季節には、オーガニックコットン100%のニット素材を選ぶのもいいでしょう。
暑い季節は風通しがいいメッシュ素材を選ぶ
赤ちゃんの肌は大人の半分ほどの厚さしかありませんが、汗腺の数は大人と変わりません。小さな身体にたくさんの汗腺があるため、大人の倍以上も汗をかきます。暑い季節には、通気性が高いメッシュ素材の赤ちゃんミトンを選ぶのがおすすめです。
蜂の巣のような編み目のハニカムメッシュは、汗をかいてもベタつかないのが特徴です。ポリエステルメッシユは、透け感がある涼しげな見た目で、軽く、速乾性にすぐれています。
赤ちゃんミトンはぴったりサイズを選ぶ
赤ちゃんミトンは、爪で顔を引っかいてケガをしたり、手が冷えるのを防いだりするために使います。洋服は成長を見越して大きめのものを購入することもありますが、赤ちゃんミトンの場合、すぐに脱げてしまっては役割を果たせません。
大きめのサイズは外れやすく小さすぎると窮屈なので、赤ちゃんの手にぴったりなサイズを選ぶといいでしょう。
内側に縫い目がないものを選ぶ
赤ちゃんミトンは素材だけでなく、縫製に注目するのもポイントです。赤ちゃんは肌が薄いので、少しの刺激でかぶれてしまうことも。
大人の衣類には、内側に縫い目があったり洗濯タグがついているものが一般的です。しかし赤ちゃんの場合は、直接肌に当たる部分を考慮して、縫い目や洗濯タグが外側にきているものを選ぶようにしましょう。フラットな縫い目のものなら、外から見ても縫いしろが目立ちません。
お手入れしやすいものを選ぶ
生まれて2〜3カ月くらいになると、両手を自分の目の前に持っていって見つめるハンドリガードという動作をします。そして次第に手を口のなかに入れて感触を確かめるようになり、自分の意思で手を動かすことを学んでいきます。
赤ちゃんミトンをしているときにもそのまま口に入れてしまうことがありますので、清潔にたもつために洗濯しやすいものを選びましょう。オーガニックコットンは、柔軟剤を使わなくても風合いが変わりません。
お祝いにもぴったりなかわいいデザイン
赤ちゃんミトンはデザインが豊富なので、贈りものにも適しています。かわいいアニマルモチーフが入ったものや、ボーダーやドット柄などかわいいものばかりです。洗い替え用にデザイン違いや素材違いで詰め合わせにするのもよさそう。
シルクシフォンのオーガンジーを使った高級感がある正装向けの赤ちゃんミトンもあり、お宮参りなどの記念にぴったりです。
素材・生地は生まれる時期に合うものを 保育士がアドバイス
ベビーミトンは、物をつかめるようになる生後4カ月前後になると使わなくなるという人が多いです。顔のかきむしり防止で使う人は、乳児湿疹が収まってきたり肌の乾燥が落ち着いてきたりするまでが使用の目安となります。
ベビーミトンを選ぶときの大きなポイントは生地・素材ですが、使用期間は長くないので、夏生まれならメッシュで冬生まれなら綿など、迷ったときは生まれる時期で選びましょう。
赤ちゃんミトンのおすすめ12選
ここからは、赤ちゃんミトンの選び方をふまえて、おすすめ商品をご紹介していきます。保育士の武田優希さんからのアドバイスも要チェックです。
メッシュ素材の川端縫製『ベビーミトン2組セット』は、春夏用のかきむしり防止におすすめです。
アトピー肌の子などお肌がとくに繊細な子に長期間使用するならチュチュ『かきむしり防止用手袋』。フィット感が高いので、身に着けても手先の自然な動きをサポートしてくれます。
Amorosa mamma『ガーゼミトン 手編みモチーフ』は手の冷え防止にも使える一方、ガーゼ生地で通気性も高いので通年で使いやすいです。

クマさんやウサギさんがかわいい!
デリケートな肌にもやさしいオーガニックコットンでできたガーゼミトンです。クマやウサギのモチーフがかわいくて、スタイやハンカチと一緒に贈るのもよさそう。ミトン自体はもちろん、刺しゅうやモチーフにもオーガニックコットンを使用しています。
2枚重ねのガーゼは内側と外側をそれぞれ縫い合わせていて、縫いしろが布の間に入っているためゴロゴロした不快感がありません。手首のゴムは調整や取り替えが可能です。
カラーバリエーションがいっぱい!
今治市に工場があるタオルメーカーが作った、オリジナルの赤ちゃんミトンです。縦と横の糸に伸縮糸を織り込んで熱処理をすることで、収縮してモコモコの形状になります。個性的な風合いで、やわらかい肌触りが魅力です。
白をはじめ、ミルクやハニー、ピーチ、ミントなど、カラー展開が豊富で、トーンも選べるので色違いでそろえるのもよさそう。

純日本製にこだわった赤ちゃんミトン!
1927年の創業当初に和装の肌着を作っていた川端縫製が手がける、純日本製の赤ちゃんミトンです。素材や加工からデザインまでこだわって、ていねいに手作業で製造しています。
素材は、赤ちゃんの肌にやさしい綿100%。メッシュタイプだから風通しがよく、汗をかきやすい赤ちゃんも快適に過ごせます。白い見た目がかわいらしく、汚れたときにわかりやすいのもポイント。

アトピー協会が推奨する素材!
かきむしりをしてしまう赤ちゃんの肌をキズからガード。素材のひとつに、アトピー患者さんが身につけるものにも使われている、天然系素材のクラビオンが使われています。また、天然多糖類のキチン・キトサンが繊維に含まれているので、洗ったあとも抗菌作用が持続します。
レーヨン素材のため、肌触りがやさしいのも特徴です。お手入れは、手洗いしてから弱めに絞ってください。
ムレにくいから赤ちゃんが快適!
お宮参りやハーフバースデーなど、記念日にはたくさん写真を残したくなるもの。爪で引っかいて顔にキズがつくのは避けたいけれどミトンをつけたときのムレが気になるという場合にぴったりなメッシュタイプです。
ミトンをつけていても、通気性が高いのでムレにくく、手のひらはゆったりしているため手が動かしやすい設計で赤ちゃんがぐずつきにくいです。手首にはちょうどよくフィットするので外れにくくなっています。
ふんわりかわいいデザイン!
cofucu(コフク)は、山梨県にあるベビー子ども服の専門メーカーのブランド。環境に配慮し、オーガニックコットンを使った製品を作っています。フライス生地のミトンは、親指がわかれていないのが特徴。赤ちゃんの手をすっぽり包みます。
洗ったあとは形を整えて反日陰干してください。鳩目穴が開いたアイレット柄とリボンがかわいいデザインで、贈りものにも適しています。
プリント柄がかわいくて機能性も充実!
コットン100%のやわらかい肌触りのミトンです。くるまとお花柄が描かれたデザインも魅力的。通気性が高い天竺素材なので、つけ心地がサラッとしています。薄手で軽く、春から夏のミトンにぴったりです。
ミキハウスとクラボウが共同開発した新加工の「ピュアベール」は、口のなかの消毒や洗浄に使われるうがい薬の成分をベースに使用。繊維上で特定のウィルスが増殖するのを抑制して減少させます。
やわらかさを極めた雲の上のタオル!
肌触りを追求して、素材にこだわったミトンです。化学薬品での加工は必要最小限に抑えて、天然物質のオゾンで漂白しています。天然の軟水にめぐまれた愛媛県今治産のタオルは、品質の高さがポイント。
ホワイトのほかに、ピンクやクリーム、パープル、ブルーからお好みのカラーを選べます。赤ちゃんの手をやさしく包んであたためます。
fog linen work『ベビーミトン』
かわいい専用バッグつき!
こちらは、肌にやさしいオーガニックコットンでできた赤ちゃんミトン。おしゃれな専用のコットンバッグつきで、冷えが心配な日のお出かけ時に便利です。使わないときにはコットンバックにしまえるので、うっかりなくしてしまうといったことも防げます。
ほかにも、赤ちゃん用のソックスやアフガンなどバッグつきのアイテムそろっているので、セットで贈ると喜ばれるでしょう。
ほかのアイテムとセットでそろえたい!
ポプキンズベビーのブランドシンボルは新芽と若葉。赤ちゃんが誕生したお祝いと、健やかに成長してほしいという願いが込められています。
こちらは、有機栽培コットンを使ったオーガニックコットンシリーズの赤ちゃんミトン。生成色は綿の色そのまま、茶色も染色せずに色がついた原綿を使用しています。愛くるしいモチーフが印象的。ほかのアイテムと一緒に使用することで統一感あるコーディネートを楽しめます。
快適さにこだわったミトン!
22世紀へとつながって、子どもたちへさらにいい未来を残せるようにという願いから当ミトンは開発されました。親指部分のつなぎめをなくすことで、動きやすくなっています。
縫いしろは外側に折り返しているので、手を入れやすいのもポイント。赤ちゃんが快適に過ごせるように設計されています。ナチュラルカラーで、ベビー服とも合わせやすいです。ほかにも肌着やドレスなどがあります。
なめらかでカシミヤのような肌触り!
気象条件に恵まれたカリブ海に育てられた海島綿を使ったミトンです。海島綿は年間生産量が綿全体の10万分の1という希少価値の高い素材です。品質管理が厳しく大量生産ができないため、摘み取りもていねいに手作業でおこなわれています。
繊維長の海島綿を紡いだ糸は、絹のような光沢があり、油脂分が多いので肌触りもなめらかです。吸水性や耐久性に加えて、復元性もあるので洗濯を重ねても風合いがたもたれます。
「赤ちゃんミトン」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 赤ちゃんミトンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの赤ちゃんミトンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
爪のお手入れもしてあげましょう
赤ちゃんは生まれたばかりのときから小さな爪があります。大人と同じように爪が伸びるので、お手入れが必要です。爪が伸びたままにしておくと、顔や腕を引っかいてキズができてしまうことも。こまめにケアしてあげましょう。
赤ちゃんの爪には、刃が小さくて薄い専用のハサミを使います。先端が丸くなっているので切りやすいのがポイント。寝ているときや授乳中など、赤ちゃんがジッとしているときがチャンスです。
爪切りやベビー靴下もチェック!
赤ちゃんミトンだけでなく、ほかの関連商品について知りたい場合はこちらをチェックしてみてください。赤ちゃんの爪はどうやってお手入れしたらいいのか、爪切りのおすすめ商品と合わせてご紹介しています。
また、手だけでなく足元のケアもしてあげたいもの。ベビー靴下についても詳しく解説しているので、ぜひご参考にしてみてください。
赤ちゃんミトンでたいせつな肌を守ろう
本記事では赤ちゃんミトンについてご紹介しました。肌が薄い赤ちゃんには、肌触りがよくてやさしい素材のものがぴったり。汗をかきやすいので、暑い季節には通気性が高い素材を選びましょう。デリケートな赤ちゃんにはオーガニックコットンも選択肢のひとつです。
すぐ脱げたりきつかったりしないように、赤ちゃんに合ったサイズを選ぶのもポイント。いろいろなデザインがあるのでそろえてコーディネートを楽しんだり贈りものにも適しています。保育士の武田優希さんが教えてくれたアドバイスをご参考に、自分にぴったりな赤ちゃんミトンを探してみましょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
施設保育士として、被虐待児や発達障害児を含む0〜18歳の幅広い年齢の子どもと多く関わる。またその保護者へ、育児相談だけではない実践的な養育支援を含む生活基盤確立のためのあらゆる支援を行い、後に社会福祉士を取得。 全国転勤族で、帯同に伴う転職で企業主導型保育園や小規模保育園での勤務経験もあり。 保育士人材紹介会社のコラムを執筆担当中。 また転勤族の妻向けのブログを運営し、育児情報を中心に赴任地の様子を発信している。三児の母。