布団用ワンタッチシーツとは 付け方が超カンタン!
敷き布団のシーツには、横にファスナーやボタン、ヒモがついたものがあります。交換のたびに布団を横から出し入れして、ファスナーを閉めたりパーツで止めたりしなければなりません。敷くフラットシーツは、縦横が少し長く作られているので布団の下に折り込んでセットします。
ワンタッチシーツはゴムが入っているのが特徴です。布団の出し入れや折り込むのに手間がかかるシーツと異なり、脱着がラクにできるのがメリットです。
ボックスシーツとの違い
布団用ワンタッチシーツと混同しがちなのが「ボックスシーツ」です。
ボックスシーツも布団用ワンタッチシーツと同様、ゴム付きのシーツですが、こちらはベッドの「マットレス」を包むシーツのことです。ワンタッチシーツと違って、ちゃんとしたマチが付いているタイプなので、正式には違ってきます。
しかし、厚みのないマットレスに代用できたり、最近では兼用するワンタッチシーツも出てきていますので、ここではワンタッチで装着できるシーツという定義にて紹介していきます。
ボックスシーツの詳細は下記よりご確認ください。
ボックスシーツのおすすめはこちらからチェック
ベッドに使用できるボックスシーツは、一般的なフラットシーツと違って、マットレス全体を覆うものになります。ホコリや湿気をある程度防ぐことができ、着脱もかんたん。この記事では、インテリアコーディネーターのホリカワ ダットさんと編集部が、ベッド用ボックスシーツの選び方と、ニトリや無印良品のほか、清潔...
布団用ワンタッチシーツの選び方 セミダブルといったサイズや素材、機能性に注目!
まずは布団ワンタッチシーツの選び方を解説していきます。インテリアライターの綿谷麻友子さんからのアドバイスもご紹介していますので要チェックです。ご自宅の寝具に合った布団ワンタッチシーツを選ぶためのご参考にしてみてくださいね。
布団のサイズに合わせて選ぶと失敗しない!
寝具にはサイズがあるので、間違えると失敗してしまうことも。ご自宅に合った布団用ワンタッチシーツを選ぶには、事前のサイズチェックを忘れないようにしましょう。
ロングサイズの敷き布団は長さをチェック
布団用ワンタッチシーツは、敷き布団のサイズに合わせて選ぶのがポイント。ベビー、ジュニア、シングル、セミダブル、ダブル、クィーン、キングと、それぞれサイズが異なります。
とくに気をつけたいのが、ロングサイズの敷き布団を使っている場合です。普通サイズよりも10cmほど長い作りなので、購入した布団ワンタッチシーツがロングサイズ対応かご確認ください。
敷き布団の厚みをチェック
下にマットレスを重ねなくても使えるような敷き布団を使っている場合は、厚みも要チェック。身体を支えて体圧を分散させる構造の敷き布団は、ウレタンフォームやポリエステルのわたなどが使われているのが特徴です。
スプリングが入っていて、厚さ10cm以上の敷き布団もあります。また、防水パッドなどを使っている場合は、丸ごと入るサイズの布団用ワンタッチシーツか確認しましょう。
ゴムの調整や入れ替えが可能なタイプが便利
布団用ワンタッチシーツはゴムを使っているので、劣化してしまうこともあります。捨てるのはもったいないので、補修して再利用したいところ。ゴムの取替口がついたタイプなら、新しいゴムと入れ替えたり長さを調整できます。
四隅だけにゴムがついているものも、伸びたゴムのつけ替えが可能。サイズが合わなくてゴムが少し余ってしまうという場合は、余分な部分をつまんで縫うこともできます。
布団用ワンタッチシーツの素材に注目!
快適な睡眠を取るためには、肌触りも重要なポイント。布団用ワンタッチシーツを選ぶときは素材もチェックしておきましょう。
綿100%素材は質をチェック
綿は繊維が長いものほど質がよく、3.5cm以上の綿は「超毛綿」と呼ばれています。インドの限られた農家で栽培される「スピン」、アメリカ産で厳しい基準を満たした「スーピマ」、ナイル川の流域で栽培される「エジプト綿」が世界的に有名です。
肌への負担を考えると、オーガニックコットンも選択肢のひとつ。栽培の段階からできるかぎり化学薬品を使わずに作られているので、身体や環境に配慮されています。
パイル素材は品質表示をチェック
タオル生地として知られているパイル素材は、2タイプあるので品質表示を確認しましょう。綿100%タイプのパイル素材は、タオルに近い肌触りで吸水性があり熱を持ちにくいのが特徴です。通常の綿のシーツだと汗で湿ってしまうという人に適しています。
綿とポリエステルの混紡タイプは、綿100%タイプよりも感触がやわらかく乾きやすいのが特徴です。ふんわりとした肌触りが好みの人に適しています。
布団用ワンタッチシーツは機能性もポイント!
寝るときに肌に触れる布団用ワンタッチシーツには、機能的な商品もあります。どんなタイプがあるかみていきましょう。
肌が敏感な人には防ダニ加工タイプ
ホコリやダニが気になる場合は、対策を施した布団用ワンタッチシーツを選びましょう。防ダニ加工された商品のなかには薬品を使用したものがあるので、肌が敏感な人やアレルゲンに悩んでいる人はご注意ください。
特殊な高密度織りの繊維によってダニが侵入しないように作られた、薬品を使っていない布団用ワンタッチシーツを選ぶといいでしょう。毎日洗わなくても粘着ローラーでお手入れが可能です。
もしものときに便利な防水加工タイプ
お子さんのおねしょやペットの粗相、介護での食べこぼしなど敷き布団の汚れが心配な場合は、防水加工されたものを選ぶのがポイント。汚れが敷き布団に染み込んでしまっては、洗うのも乾かすのもひと苦労です。
防水タイプの商品は表地に吸水性が高い素材が使われ、裏地は水分を下に通さない素材でコーティングされています。蒸れにくいタイプもありますが、吸湿性が気になる場合はパイル素材などのシーツを上に重ねるといいでしょう。
清潔に維持できる抗菌防臭加工タイプ
外に干せないときでも清潔にしておきたい場合は、抗菌防臭加工された布団用ワンタッチシーツがぴったり。部屋干ししてもニオイが気になりません。
抗菌・防臭加工技術が使われていて、天然の銀イオンによってバクテリアや微生物の繁殖をおさえた「ポリジン加工」などがあります。また、繊維業界の自主基準である「SEKマーク」がついたものも、抗菌防臭加工の認証を受けています。
夏や冬も快適に過ごせる季節対策タイプ
暑さで寝苦しい夏や、寒い冬には季節に適した素材を選びましょう。麻は吸湿性と放湿性にすぐれていて、熱がこもりにくい素材。汗や湿気を吸うので蒸れやすい夏にぴったりです。熱帯夜には接触冷感タイプが活躍します。
ウォッシャブルタイプの脱脂綿や羊毛は、吸湿性が高くて吸着熱を発するのが特徴。蒸れを解消しながら保温性が高まるので、身体が芯から温まる素材です。保温力が高いマイクロファイバーも冬にぴったり。
布団や枕用とセットでコーディネート
寝室のインテリアにこだわりたい場合は、かけ布団や枕とセットで使えるタイプがおしゃれです。カラーや柄、素材を選んで自分で組み合わせるのもいいですが、手軽に取り入れるならセットものが便利。
敷き布団・かけ布団・枕などがセットになったものもあり、オーガニックコットンなどの上質な素材でそろえられます。柄ものやキャラクター、北欧風とデザインも豊富です。
布団用ワンタッチシーツはサイズ確認が大事! インテリアライターがアドバイス
インテリア・美容ライター/イタリア政府認定デザイナー
布団より小さなサイズを買ってしまうと、シーツが突っ張って布団自体が反りあがってしまいます。
タグなどでサイズが確認できない場合は、メジャーなどで寸法を測りましょう。布団の厚みに10cmほど足した長さが、シーツのマチ幅の目安です。一手間かかりますが、サイズの合った布団用ワンタッチシーツを使えば、以後シーツ交換がストレスフリーになりますよ。
布団用ワンタッチシーツおすすめ11選 夏は涼しく、冬は暖かい デザイン性も◎
布団用ワンタッチシーツの選び方がわかったところで、続いてはおすすめ商品をご紹介します。それぞれの特徴もチェックしていきましょう。
インテリア・美容ライター/イタリア政府認定デザイナー
『スリープテイラー』は、夏さらりとし冬暖かく、耐久性あるリネン性で長く質感を楽しめます。赤ちゃんにも使え、ナチュラルなカラーパターンはセットでそろえてもおしゃれです。

Sleep Tailor(スリープテイラー)『Lino 日本製 リネン100% ボックスシーツ』






出典:楽天市場
サイズ | シングル、セミダブル、ダブル、クイーン |
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素材 | リネン100% |
仕様 | 全周スパンゴム |
生産国 | 日本 |
インテリア・美容ライター/イタリア政府認定デザイナー
猛暑を乗り切るには『エムール』がおすすめ。吸熱・吸汗発散機能で乾きやすいため毎日のお洗濯にも◎。

EMOOR(エムール)『COOL&DRY キルトボックスシーツ(hi-emcldry-b)』














出典:Amazon
サイズ | シングル、セミダブル、ダブル、クィーン、キング |
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素材 | 表生地:レーヨン66%・ナイロン34%、中綿:ポリエステル75%・アクリレート繊維25%、裏生地:ポリエステル100% |
仕様 | 周囲ゴムフィット |
生産国 | 中国 |
インテリア・美容ライター/イタリア政府認定デザイナー
『しろくまケア』は鼻血、夜尿症対策にいいでしょう。カラーは白一色ですが、合わせやすく実用的です。

しろくまケア『蒸れない パイル地 防水シーツ』


















出典:Amazon
サイズ | シングル、セミダブル、ダブル、ベビー/フラットタイプ |
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素材 | 表地:綿80%・ポリエステル20%、裏地:透湿性ポリウレタン100% |
仕様 | 全周ゴム |
生産国 | 中国(日本規格・管理) |
Merry Night(メリーナイト)『サックス シングルロング 敷き布団用ワンタッチシーツ(6300-76)』










出典:Amazon
サイズ | シングルロング |
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素材 | 綿100%(オックス) |
仕様 | 全周スパンゴム |
生産国 | 日本 |
いろどりSTREET『敷き布団カバー 和式用 フィットシーツ ダブル(15ws001061d)』










出典:Amazon
サイズ | ダブル |
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素材 | 綿100% |
仕様 | ゴムの取替えが可能な取替口つき |
生産国 | 中国 |
EMOOR(エムール)『ワンタッチシーツ プレッソ シングル(we-jp-ws)』














出典:Amazon
サイズ | シングル、セミダブル、ダブル、クィーン |
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素材 | 綿100% |
仕様 | 周囲フィットゴム |
生産国 | 日本 |
EMOOR(エムール)『プリエール ソレイユ ミニふとん 7点セット(nz-pr-soleil-mini7)』














出典:Amazon
サイズ | 60×90cm |
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素材 | 綿100%(オーガニックコットン) |
仕様 | 周囲フィットゴム |
生産国 | 日本製 |
ねるぞう『のび~る綿パイルシーツ』












出典:Amazon
サイズ | シングル〜セミダブル、ダブル〜クィーン |
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素材 | 綿80%、ポリエステル17%、ポリウレタン3%(パイル部分は綿100%) |
仕様 | 全周ゴム |
生産国 | 中国(企画・開発:日本) |
アンジェ『ボックスシーツ型敷きパッド シングル マイクロファイバー CHARMANTE BONHEUR(151087)』






出典:楽天市場
サイズ | シングル、セミダブル、ダブル、クィーン、キング、ワイドキング |
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素材 | ポリエステル100% |
仕様 | 全周ゴム |
生産国 | 中国 |
昭和西川『ムアツシーツ ポリジン/MS1050(2070301501)』

出典:Amazon
サイズ | シングル、セミダブル、ダブル |
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素材 | 綿100% |
仕様 | 全周ゴム |
生産国 | 日本 |
mini labo(ミニラボ)『綿100%の布団カバー3点セット エッフェル塔のレース柄』






出典:楽天市場
サイズ | 洋式シングル、洋式ダブル、和式シングル |
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素材 | 綿100% |
仕様 | 全周ゴム |
生産国 | 中国 |
「布団用ワンタッチシーツ」のおすすめ商品の比較一覧表
布団用ワンタッチシーツの注意点 サイズ表記はマチまで忘れずに!
布団用ワンタッチシーツを選ぶときはマチ(高さ)のサイズまでしっかりチェックするのがポイント。マチの長さには折り返し部分が含まれていることがほとんどです。
たとえば、マチが30cmの場合、高さが20cmで折り返しが10cmといった形状となっているものがあります。折り返し部分を考慮して、マチのサイズは敷き布団の厚さプラス10〜15cmくらいを目安にするといいでしょう。
布団用ワンタッチシーツとあわせてチェックしたい寝具 掛け布団、枕カバーをご紹介!
布団用ワンタッチシーツはいつも清潔に! 防水・防臭の機能面重視
今回は、敷き布団のシーツ交換が手軽にできる布団用ワンタッチシーツをご紹介しました。肌に触れるものだから、素材にも注目してください。防ダニ加工や防水加工、抗菌防臭加工などの機能面も重視したいところ。おしゃれにまとめるならセット品が便利です。
長さやマチなどサイズも確認して、自分にぴったりな布団用ワンタッチシーツを見つけてみましょう。インテリアライターの綿谷麻友子さんが教えてくれたアドバイスも、ぜひご参考にしてみてくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2020/12/07 コンテンツ修正のため記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 大熊武士)
イタリア留学、建築デザイン事務所、大手ハウスメーカーリフォーム営業を経てインテリアライターに転身。美しく洗練されているだけでなく、生活者目線を心がけた実質的で実現可能なインテリアアドバイスをしている。幅広いインテリアデザインジャンルを手掛け、最新の海外情報も積極的に取り入れる。 大手ハウスメーカーインスタグラム、インテリア系ポータルサイト記事、基礎化粧品を中心とした美容記事など多数執筆。インテリアコーディネーター、色彩検定1級、薬事法有識者。