「シングル用掛け布団カバー」のおすすめ商品の比較一覧表
シングル用掛け布団カバーの選び方
インテリアコーディネーターの尾崎友吏子さんに、シングル用掛け布団カバーを選ぶときのポイントを教えてもらいました。ポイントは下記の5つ。
【1】通気性と保湿性は眠りに関係する
【2】清潔に保つなら、布団から外しやすいカバーを選ぶ
【3】肌触りのいい生地の素材を選ぶ
【4】オールシーズン使えるカバーを選ぶ
【5】重要なパーツ「留め具」の仕様も要チェック
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】通気性と保湿性は眠りに関係する
質の高い睡眠を得るには、通気性と保湿性が重要だと言われています。そのため、掛け布団カバーを選ぶときはできる限り通気性のよいものを選んでください。
布団のなかに湿気がこもると、蒸れて暑苦しくなり快適に眠ることができません。また、湿気がこもり過ぎると生地が傷んだり、ニオイや汚れもつきやすくなったりするおそれがあります。
【2】清潔に保つなら、布団から外しやすいカバーを選ぶ
掛け布団カバーは、カバーの入れ替えがとても面倒なものです。洗濯よりもカバーの掛け替えのほうが面倒で洗濯の頻度が下がってしまう人もいます。
掛け布団カバーの形はいろいろありますが、掛け替えのしやすいものを選ぶことで、洗濯へのハードルも下がります。
>>>プロからのワンポイントアドバイス
海外製の場合、封筒型は入れ替えが少々面倒です。ファスナーは途中で止まるものではなく全開できるものを選びましょう。掛け替えのしやすい、ファスナーに工夫のある商品もあるので要チェックです。
【3】肌触りのいい生地の素材を選ぶ
シングル用掛け布団カバーは、さまざまな種類の生地が販売されています。それぞれの生地の特徴を紹介しますので、自分に合った掛け布団カバーを選ぶ参考にしてみてください。
綿(コットン)|吸水性・通気性にすぐれている
綿(コットン)は、吸水性・通気性にすぐれているのが特徴的です。吸水した水分は外に発散されるので、オールシーズンで快適に過ごすことができます。
掛け布団カバーに使われている素材のなかで、よく使われているのがコットンであり、手ごろな価格で手に入れやすいのもうれしいポイント。また、仕上げ方によって肌ざわりが大きく変わってくるので、ワッフルタイプやニットタイプなど、好みのタイプを選んでみてください。
麻|吸湿性が高くて放熱性にすぐれている
麻は亜麻(リネン)や苧麻(ラミー)、大麻(ヘンプ)と、大きく分けて3つの種類があります。吸湿性が高くて放熱性にすぐれ、肌に触れたときに涼しく感じるのが特徴的です。天然素材のなかでは、虫やカビを寄せにくいとされているので、ダニなどに気を遣っている方に向いている素材です。
ラミーは麻独特のシャリシャリした肌ざわりが強いので、掛け布団カバーにはリネンが好まれる傾向にあります。
シルク|なめらかで肌ざわりが心地よい!
蚕のまゆを原料としている動物繊維のシルクは、日本語では絹や生糸・絹糸と呼ばれる素材です。吸湿性と放湿性にすぐれており、肌ざわりが心地よいのが特徴的です。シルクは植物から採れるコットンとは違い、生産量が少ないためお値段も高めです。
また、商品によってはご自宅で洗えないものもあり、お手入れに手間がかかるため注意が必要。シルクを選ぶときは、お手入れ方法をしっかりと確認してから購入してください。
ガーゼ|肌がデリケートな赤ちゃんにピッタリの生地
ガーゼは一枚の生地がとても薄く、空気のような軽さが魅力です。甘撚りの糸でゆるく織られた生地で、やわらかく肌への刺激が少ないことが特徴的。使い込むほど肌なじみがよくなり、長く使えば使うほど愛着もわくことでしょう。
吸水性・通気性にすぐれており、汗をかいてもすぐに乾くため、汗かきで肌がデリケートな赤ちゃんの掛け布団カバーに向いています。
化学繊維|料金がお手頃なので購入しやすい
化学繊維の主原料は石油であり、ポリエステルやナイロン、ポリウレタンなどが挙げられます。メリットとしては、シワになりにくく型くずれしにくい、乾きやすいなどがあります。また、天然繊維のものと比べると料金が比較的安く、購入しやすいのもうれしいポイントです。
しかし、天然繊維に比べると通気性や調湿性などが劣るため、使い心地を選ぶのであれば天然繊維のほうがよいでしょう。
【4】オールシーズン使えるカバーを選ぶ
オールシーズン使える素材の掛け布団カバーを選べば、交換の手間がはぶけます。
オールシーズンで使用できない場合、せめて冬以外の季節は使う、もしくは真夏以外のスリーシーズンで使うなどすれば、季節外であまり使われないカバーで収納スペースを無駄にすることがありません。
【5】重要なパーツ「留め具」の仕様も要チェック
掛け布団カバーのなかには、布団がずれないようにするための留め具がついているものがあります。この留め具の数をチェックしてみましょう。
留め具のないもの、隅の4カ所しかないものは寝返りや布団の上げ下げの際にカバーの中の布団がずれてしまいます。
また、留め具は紐(ひも)やテープ状のものがほとんどですが、面ファスナー(マジックテープなど)やスナップボタン型など、紐を結ぶよりかんたんに着脱できる工夫がされたカバーもあります。
>>>プロからのワンポイントアドバイス
安眠の妨げにならないためには、最低でも四隅以外に縦長方向の中央部分にも留め具があるものを選ぶ必要があります。さらに、布団のずれが気になる人は、横方向の中央にも留め具があれば問題ありません。
シングル掛け布団カバーのおすすめ4選|天然素材

本物のガーゼを6枚重ねた至極のカバー!
高い仕上げ加工において、柔軟剤や樹脂、蛍光染料などを一切使用しない特別仕様のガーゼ「ヌーディコットン」で作られた掛け布団カバー。
とてもやわらかく、赤ちゃんから敏感肌の人まで快適に眠ることができます。世界トップレベルの繊維製品の安心・安全の証しである「エコテックス規格100」を認証済です。大きな特徴は吸水性と発散性で、快眠温度や快眠湿度を自然に保ってくれるため、寒い季節でもとても暖かく快適に過ごせます。
また、中の布団を抜けば「6重ガーゼケット」として真夏でも涼しく使うことができます。ガーゼは軽く、薄い生地が重なっているので、通気性と速乾性にすぐれた掛け布団カバーです。留紐は6カ所で出し入れしやすい全開ファスナー付きであるほか、洗濯もらくにできます。

麻の布団カバーをお手ごろな価格で
昔からリネン(麻生地)は寝具カバーの代表的素材ですが、綿や化学繊維に比べて高級品となっています。しかし、この掛け布団カバーは麻100%であるにもかかわらず、手ごろな価格で本物のリネンを体験できます。
薄手で吸湿性の高いリネン生地は夏物として利用されることが多いですが、使い込んで何度も洗っているあいだにクッタリとした心地いいやわらかさがではじめ「使って育てる」素材です。この「lina」は、あらかじめ洗いをかけた生地なので、使い始めからやわらかさとリネン特有の優しい風合いを楽しむことができます。夏はもちろん、冬でも、クッタリとした麻の意外な保温性とやわらかさを楽しめるカバーです。
綿よりも乾きが早いので、洗濯が乾きにくい冬にもうれしい商品です。留め具は紐でなく面ファスナー式なので着脱もかんたんです。
カバーのかけ替えがかんたん!
「ニトリ」で販売されている掛け布団の中でもとくに人気の商品。カバーの中には、布団とのズレを防ぐ紐がなく、その代わりとなる特殊な生地が内側につけられています。生地と布団の摩擦を利用してズレを防ぐ最新技術が使われているため、面倒な布団の入れ替えをかんたんに行なえるメリットがあります。

450年以上続く老舗寝具店のモダンな一品
肌ざわりのいい、綿100%の掛け布団カバーの「mee」シリーズ。カラフルな色や個性的な柄の生地がシリーズでそろっており、シーツやピローケースとのコーディネートが楽しくなります。生地はリバーシブルなので、楽しめる要素も2倍です。
特徴は豊富な色柄だけではありません。カバーの両側に全開ファスナーが付いており、ファスナーを探すことや、奥まで手を入れてカバー掛けをする必要がないので、掛け布団カバーのかけ替えが面倒な方にはうれしいポイントです。
また、留め具は8カ所あり、中の布団のズレを防止できるだけでなく、ホック式なのでストレスなくかんたんに留めたり外したりできます。
シングル掛け布団カバーのおすすめ3選|ポリエステル
速乾で非常に便利な掛け布団カバー
Amazon限定のこの商品ですが、洗濯機で洗うことが可能なうえに速乾性能を有しています。掛け布団カバーには汗が染み込み、時間が経つと嫌なニオイを発します。
それを避けるためには洗わなくてはいけないのですが、乾きが悪いと生乾きのニオイによってより臭くなってしまいます。速乾性能を有しているこの掛け布団カバーは非常に便利です。
フランネル生地がふんわりと優しい掛け布団カバー
VK Livingが販売している掛け布団カバーの最大の特徴は、フランネル生地にあります。フランネル生地とは、きめ細かい毛並みと心地よい肌触りが特徴的で、暖かさを逃がしづらいです。寒い冬にはおすすめの素材となります。
また、抗菌効果や防臭効果も高く、長期間快適に使い続けることができるので選択の時間が取れないという方にもおすすめです。
取り付けが簡単で肌触りがよい布団カバー
この掛け布団カバーは、ファスナー開閉式になっており非常に取り付けが簡単です。
また、フランネル生地を採用していることによって肌触りがよく、保温性が高いです。静電気防止加工も施されており、静電気の発生を抑制できます。冬場でも静電気に悩む心配はありません。ぐっすりと快適に体を休めることができます。洗濯が簡単なのも魅力ですね。
椿オイルが肌に優しいソフトな風合いの布団カバー
この布団カバーには肌に優しい成分を持っている椿オイル加工を施しています。柔らかい肌触りになっており、ゆったりと夢の世界へ誘ってくれます。
また、紐ではなくクイックスナップを採用しているのも特徴的で、取り付けが非常に簡単です。布団もずれにくく、不快感を感じることもありません。Amazon限定の商品なので、気になった方はAmazonから購入しましょう。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする シングル用掛け布団カバーの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのシングル用掛け布団カバーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
掛け布団カバーのお手入れ方法
洗濯ネットに入れて洗おう
掛け布団カバーは、間違ったお手入れをしたりして大切に使わなければ、傷んでしまいます。必ず記載されている表示内容をよく読み、正しい方法で洗濯しましょう。手洗いや洗濯のマークがあれば自宅でも洗えます。しかし、水洗い不可やドライマークなどがあれば自宅で洗濯できないので注意が必要です。
また、洗う際は必ず洗濯用のネットに入れるようにしましょう。こうすることで、ほかの洗濯物に絡まることなく、効率的に汚れを落とすことができます。さらに、生地を傷めにくくなるのでより長く使い続けられます。
天日干しはほどほどに
掛け布団カバーを洗濯したあと、干す際には長時間日光に当てないことが大切です。日光には殺菌効果がありますが、干しすぎると紫外線などによって生地を傷めるおそれがあります。そのため、干す時間を短くするか、陰干しにしましょう。
天気のいい日であれば、30分~1時間程度の天日干しでも殺菌と除湿効果が期待できます。干せない日は、乾燥機や除湿機などで布団の湿気を取り除くなどのメンテナンスを行なう必要があります。正しく扱って、お気に入りの掛け布団カバーを少しでも長く使っていきましょう。
そのほかおすすめのコンパクトベッドはこちら!
清潔に保てる布団カバーを選ぼう
この記事では、シングルサイズのベッドの掛け布団カバーの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。
通気性と保湿性に注目して、ぜひお気に入りの商品を見つけてください!
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3人の男の子を育てながら、建設コンサルタントで働くワーキングマザー。 暮らしをダウンサイジングする生き方や、心地よいシンプルな暮らしを綴ったブログ「cozy-nest 小さく整う暮らし」で多くの読者の支持を得ている。 主婦雑誌で度々取材を受け、講演活動も行う。 初著書に『3人子持ち働く母のモノを減らして家事や家計をラクにする方法』(KADOKAWA)が大人気。 「食事は手作りが基本」「家はいつもスッキリ整えたい」というこだわりは叶えながら、平日朝の家事は1時間、夜も1時間という合理的に行う家事の手法を著書『3人子持ち働く母の「追われない家事」』(KADOKAWA)にて具体的に紹介。