収納ベッドの魅力
収納ベッドは寝床の下に収納を備えたベッドのこと。
その最大のメリットは、お部屋のスペースを有効活用できることです。ベッドはお部屋のスぺ―スに占める割合が一番大きな家具。収納付きベッドなら、チェストやタンスを追加することなく大容量の収納を手に入れることができます。
大きなメリットがある一方で、収納付きベッドは、構造上通気性があまりよくないため、カビ対策は必須といえること、ベッド下が収納スペースになり寝床面が通常より高めになっているので、部屋を狭く見せてしまうことなどかデメリットと言えるでしょう。
収納ベッドの選び方
それでは、収納ベッドの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】タイプ
【2】ヘッドボードの収納力
【3】通気性
【4】内寸・容量
【5】組み立ての難易度
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】タイプをチェック
収納付きベッドを選ぶうえでは、まず何よりも収納したいものが収納できるスペースがあるかを確認しなければいけません、また収納できたけれどしまいづらいとか取り出しづらいでは、使い勝手の面で上手くありません。ということで、まずは収納付きベッドのタイプを見ていきましょう。
▼スタンダードタイプ
収納量の面でもっともスタンダードなのが、ベッドの下に大きめな引き出しが2つほどついているタイプで、ベッドの床面積の大体1/2~1/3ほどのスペースが収納スペースになっています。
収納付きベッドの中では、このタイプが種類も豊富で、自分好みのインテリアにあうベッドを見つけやすいでしょう。
▼チェストタイプ
ベッド下にチェストが備えられているのがチェストタイプで、引き出しの数は4~6つほどまで増えてきます。
引き出しの数が増える分、スタンダードタイプに比べて大きな収納量が確保できること、ほこりが入りづらいことなどがメリットです。ただし、その分ベッド高が高くなる傾向にあることを覚えておきましょう。
▼跳ね上げ式タイプ(床板下前面収納タイプ)
ベッドの床板全面を上に跳ね上げられるのが跳ね上げタイプで、床板下のスペースすべてが収納スペースになっています。
チェストタイプに並んで収納量が確保されています。チェストタイプと違うのは、引き出しには入らない大きなものでも入れられるところ。季節によって使わない布団や旅行用のスーツケースなど、日頃の収納に頭を悩ます大型のものを収納できるのがメリットです。ガス圧をつかって床板を跳ね上げるので、見た目よりラクに開け閉めできます。
【2】ヘッドボードの収納力をチェック
ヘッドボードとは、寝たときの頭上にあるベッドフレーム部分のこと。ヘッドボードの収納も大切なチェックポイントです。ヘッドボードの収納タイプは、棚付きタイプとラック付きタイプに分かれますので、特徴を紹介していきます。
▼棚付きタイプ
ヘッドボードにスマホや目覚まし時計などを置ける棚があるタイプ。
ベッドに寝ながら手が届くのであるかないかでは大きく使い勝手が変わってきます。置きたいものをイメージして必要な棚の幅を決めていきましょう。またスマホを充電できるコンセントがあるとなお便利です。
▼ラック付きタイプ
ヘッドボードの側面やヘッドボードの外側が収納ラックになっているタイプ。ヘッドボードの収納力を上げると必然的にラック部分の幅や奥行きが長くなるので、ベッド全体のサイズが大きくなります。なのでベッドを置くスペースの大きさに合わせて収納力を選んでください。
なお、ヘッドボードの外側にラック取り出し口があるタイプの場合、壁側にベッドをぴったり寄せることができなくなります。それだけベッドを置くスペースが必要になることを覚えておきましょう。
【3】通気性をチェック
ベッドはそもそも寝汗などで湿気がたまりやすく、ベッドの床下が一番たまりやすい場所といえます。せっかく収納できたのに湿気によってカビが生えてしまっては元も子もありませんので、通気性の良いものを選ぶようにしましょう。
床板がすのこのタイプは、湿気が収納スペースにおりやすいので、まめな換気や市販の湿気とリなどを併用してしっかり湿気対策をしましょう。また今回紹介していますが、畳ベッドのように、吸湿性のある素材が使われているものを選ぶのもひとつでしょう。
【4】内寸・容量をチェック
ベッドを置く場所によりますが、引き出しの開閉方向も事前の確認が必要です。収納ベッドの場合はベッド下の収納を左右どちらに引き出すタイプなのか、そのスペースも必要になります。引き出しの奥行きぶんの余裕があるのかもチェックしましょう。
また、使い勝手を考慮するなら、収納したいものを具体的にイメージして、必要な引き出しの深さも確認しましょう。加えて複数ある引き出しの容量の組み合わせも確認しておくとよいでしょう。
【5】組み立ての難易度をチェック
商品ごとに組み立ての難易度が異なります。ネットで購入するベッドは、送られてきたパーツを自宅で組み立てる完全組立品タイプ、引き出し部分などが完成した形で送られてくる半完成品タイプに分けられます。組み立ては安全性にもつながるため、組み立てに自信がない方は、組み立てサービスがあるかないかを確認するようにしましょう。
またBOX構造になっているものも組み立てが比較的ラクです。BOX構造とは、引き出しとフレームが一体となった構造、つまりチェスト部分が完成品の状態になっているもののことです。チェストの組み立てが不要なので、ベッド全体の組み立てがその分ラクになるだけでなく、強度もあってホコリの侵入も防げますよ。
なお、跳ね上げ式タイプは、業者による組み立てが必要になります。
収納ベッドおすすめ商品8選
それでは、収納ベッドのおすすめ商品をご紹介いたします。
▼【スタンダードタイプ】はこちら
▼【チェストタイプ】はこちら
▼【跳ね上げ式タイプ】はこちら
▼【商品の比較一覧表】はこちら
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼【スタンダードタイプ】

オシャレでスタイリッシュな高級感ある収納ベッド
ベッド下の引き出しをスペースに合わせて左右入れ替えることができる、部屋の模様替えが多い人などにおすすめのベッドです。ふたつの引き出しは大容量でたくさんのものを収納することができ、引き出しの反対側も収納可能なためボックスを入れて使用すればさらにスッキリと収納が可能。宮棚はごちゃごちゃしやすいものをスッキリ並べることができます。
また、コンセントがふた口あり、スマホなどの充電にも便利。高級ベッドと同じような使用感のマットレスで、ベッドとしての使い心地もいいです。
※リンク先は「セミダブル」になります。

腰掛けチェアとしても使える収納ベッド
ヘッドレスタイプの収納ベッドなので、省スペースで設置することが可能。マットレスを敷いて使用することはもちろん、床敷きしていたお布団をそのまま使用することも可能。そのため、布団での寝心地にこだわる方などにおすすめです。また、上からの荷重に強いため、布団をよければチェアとしても活用できます。
ベッド下のスペースには付属の引き出しをつけて収納も可能。さらに、プラスチックの衣装ケースをそのまま収めることもできます。
※リンク先は「ハイタイプのシングル」になります。

天然木で体にやさしい自然派の収納ベッド
天然木パイン材使用で、すのこ状の作りなので通気性にすぐれています。また、耐久性にもすぐれているので、ベッドでは使用が難しい敷き布団の使用も可能。ベッド下が空洞で板の高さを3段階に調整できるので、お手持ちの衣装ケースやボックスをそのまま収めることができます。
左右両方向からの収納に加え、天板部分を外せば上からの出し入れもラクに行なえるので、狭いスペースでも使いやすいです。前方にはふた口コンセントつきなので、充電やクリップライトの使用もできます。収納力だけでなく、通気性などの寝心地にもこだわりたい方におすすめです。
※リンク先は「セミダブル」になります。
▼【チェストタイプ】
たっぷり収納棚とコンセント付きベッド
大(80L)と小(30L)のレール付き収納がそれぞれ2杯ずつ付いているベッドです。また機能性抜群の宮付き(幅約93cm)で時計やスマートフォンなどを置くことができます。コンセント付きだから寝ている間に充電ができる便利なベッドです。

ベッドまわりで使うものがスッキリ収まる収納ベッド
ベッド下がすべて引き出し式の収納になっており、狭い場所でも多くのものを収めることができます。また、引き出しが4つに分かれているため重みが分散され、それぞれの引き出しが重くなりすぎず、出し入れしやすいこともポイント。引き出しには浅い部分と深い部分があるため、ものによって入れ分けができます。
さらに、ベッドまわりで使用するベッドカバーやシーツ類もスッキリ収納することが可能。就寝時に着用するものと、起床して着用する洋服を分けるなど、きっちり整理整頓したい方におすすめです。

パソコンを置けて充電もできる機能的な収納ベッド
ベッド下には大容量の引き出し収納、頭側にはキャスターつきオープンラックが備わった収納ベッド。頭側の収納は引き出したらオープンラックに、使用しないときはコンパクトに収納しておくこともできます。宮棚(みやだな)には、ノートパソコンを置くスペースや充電できるコンセントもあり、パソコンまわりのものもすっきりと収納可能です。
ベッド下には4つの深さが違う引き出しがあり、入れたいものに合わせて分類して収納がすることができます。さまざまなサイズのものをまとめて収納したい人におすすめ。
▼【跳ね上げ式タイプ】
大きな一つの収納スペースを確保した畳ベッド
床板を外すと広大な収納スペースになっているのがこの商品。仕切りなどもなく自由にレイアウトできるので、収納するスペースに困っていた大きなものでも大体のものは収納できそうです。これだけの収納量が確保できるのなら、一人ぐらしの狭い部屋でもベッドを入れたくなってしまいますね。畳のベッドなのでマットレスを買い足さずとも使っている布団が使えるのも地味にうれしいポイントです。

大容量の収納ができるガス圧式跳ね上げベッド
ベッド本体部分がすべて収納スペースになっており、大容量のものを収納することができます。縦開きのほかに、横開きタイプもあり、収納したいものの大きさに合わせて、ベッドの収納スペースの深さを選ぶことも可能。ベッドを置く位置と収納スペースの深さを考えて、縦開きまたは横開きの選択をしましょう。またマットレスを置いた状態でも開閉できるので、ものの出し入れもかんたんです。
さまざまな条件に合わせて使用できるベッドのため、狭い部屋でも快適に使用できるのが特長。宮部分にはコンセントが2口あり、携帯の充電やライトの設置も可能で機能面も充実しています。大容量の収納ベッドを探していて、出し入れがかんたんなものがいいという人におすすめしたいベッドです。
商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 収納ベッドの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での収納ベッドの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】そのほかのベッドに関連する記事はこちら
最後に|エキスパートのアドバイス
購入前のサイズチェックは忘れずに
ベッドはサイズの大きな家具なので、購入前に設置したい場所を必ず採寸しましょう。どの方向に置くかを考え、ドアの開く方向や開けたときにぶつからないかどうか、窓をふさいでしまわないかなど、ベッドまわりの状況もチェックしてデザインやサイズを選ぶと失敗がありません。
収納ベッドの場合、ベッド下に引き出しがついているものが多いので、引き出しを引き出す方向が左右どちらなのかも考えてスペースを確保する必要があります。付属の引き出しの奥行きぶんを確保して設置できるようにするとよいでしょう。
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