「収納ベッド」のおすすめ商品の比較一覧表
収納ベッドのメリット・デメリット
収納ベッドは寝床の下に収納を備えたベッドのこと。その最大のメリットは、お部屋のスペースを有効活用できることです。ベッドはお部屋のスぺ―スに占める割合が一番大きな家具。収納付きベッドなら、チェストやタンスを追加することなく大容量の収納を手に入れることができます。
大きなメリットがある一方で、収納付きベッドは、構造上通気性があまりよくないため、カビ対策は必須といえること、ベッド下が収納スペースになり寝床面が通常より高めになっているので、部屋を狭く見せてしまうことなどかデメリットと言えるでしょう。
収納ベッドの選び方 失敗したと後悔しないために
整理収納アドバイザーの小林尚子さんに、収納ベッドを選ぶときのポイントを教えてもらいました。注意点にも気をつけながら、小林さんならではの視点を収納ベッド選びに役立ててください。
収納量にあわせてタイプを選ぶ
収納付きベッドを選ぶうえでは、まず何よりも収納したいものが収納できるスペースがあるかを確認しなければいけません、また収納できたけれど仕まいづらいとか取り出しづらいでは、使い勝手の面で上手くありません。ということで、まずは収納付きベッドのタイプを見ていきましょう。
スタンダードタイプ
収納量の面でもっともスタンダードなのが、ベッドの下に大きめな引き出しが2つほどついているタイプで、ベッドの床面積の大体1/2~1/3ほどのスペースが収納スペースになっています。収納付きベッドの中では、このタイプが種類も豊富で、自分好みのインテリアにあうベッドを見つけやすいでしょう。
チェストタイプ
ベッド下にチェストが備えられているのがチェストタイプで、引き出しの数は4~6つほどまで増えてきます。引き出しの数が増える分、スタンダードタイプに比べて大きな収納量が確保できること、ほこりが入りづらいことなどがメリットです。ただし、その分ベッド高が高くなる傾向にあることを覚えておきましょう。
跳ね上げ式タイプ(床板下前面収納タイプ)
ベッドの床板全面を上に跳ね上げられるのが跳ね上げタイプで、床板下のスペースすべてが収納スペースになっています。チェストタイプに並んで収納量が確保されています。チェストタイプと違うのは、引き出しには入らない大きなものでも入れられるところ。季節によって使わない布団や旅行用のスーツケースなど、日頃の収納に頭を悩ます大型のものを収納できるのがメリットです。ガス圧をつかって床板を跳ね上げるので、見た目よりラクに開け閉めできます。
ヘッドボードの収納力もチェック
ヘッドボードとは、寝たときの頭上にあるベッドフレーム部分のこと。ヘッドボードの収納も大切なチェックポイントです。ヘッドボードの収納タイプは、棚付きタイプとラック付きタイプに分かれますので、特徴を紹介していきます。
棚付きタイプ
こうひん 日本製 畳ベッド 大容量収納 コンセント付 『コンビニエント』 シングル 幅101cm 全長202cm 高さ74cm(ヘッド)/38cm(畳面)ダークブラウン 畳:樹脂製畳 ナイトフォレスト(セキスイ 美草 アースカラー)
ヘッドボードにスマホや目覚まし時計などを置ける棚があるタイプ。ベッドに寝ながら手が届くのであるかないかでは大きく使い勝手が変わってきます。置きたいものをイメージして必要な棚の幅を決めていきましょう。またスマホを充電できるコンセントがあるとなお便利です。
ラック付きタイプ
ワンダ チェストベッド シングル 木製 ベッドフレームのみ シェルフ コンセント 引き出し4杯 BOX構造 大容量収納 | 収納ベッド 大収納ベッド 収納付き ベッド フレームベッド 収納
ヘッドボードの側面やヘッドボードの外側が収納ラックになっているタイプ。ヘッドボードの収納力を上げると必然的にラック部分の幅や奥行きが長くなるので、ベッド全体のサイズが大きくなります。なのでベッドを置くスペースの大きさに合わせて収納力を選んでください。
なお、ヘッドボードの外側にラック取り出し口があるタイプの場合、壁側にベッドをぴったり寄せることができなくなります。それだけベッドを置くスペースが必要になることを覚えておきましょう。
通気性をチェック
ベッド下収納での一番の悩みはカビの発生と湿気対策でしょう。収納付きベッドを選ぶうえでの大切なポイントなので、ベッドを選ぶ際に意識しておきましょう。
ベッドはそもそも寝汗などで湿気がたまりやすく、ベッドの床下が一番たまりやすい場所といえます。せっかく収納できたのに湿気によってカビが生えてしまっては元も子もありませんので、通気性の良いものを選ぶようにしましょう。
床板がすのこのタイプは、湿気が収納スペースにおりやすいので、まめな換気や市販の湿気とリなどを併用してしっかり湿気対策をしましょう。また今回紹介していますが、畳ベッドのように、吸湿性のある素材が使われているものを選ぶのもひとつでしょう。
引き出しの開閉方向や内寸・容量もチェック
収納付きベッド シングル ヴィンテージデザイン 棚 コンセント付き収納ベッド ベッドフレームのみ シングル
ベッドを置く場所によりますが、引き出しの開閉方向も事前の確認が必要です。収納ベッドの場合はベッド下の収納を左右どちらに引き出すタイプなのか、そのスペースも必要になります。引き出しの奥行きぶんの余裕があるのかもチェックしましょう。
また、使い勝手を考慮するなら、収納したいものを具体的にイメージして、必要な引き出しの深さも確認しましょう。加えて複数ある引き出しの容量の組み合わせも確認しておくとよいでしょう。
組み立ての難易度を確認しておこう
商品ごとに組み立ての難易度が異なります。ネットで購入するベッドは、送られてきたパーツを自宅で組み立てる完全組立品タイプ、引き出し部分などが完成した形で送られてくる半完成品タイプに分けられます。組み立ては安全性にもつながるため、組み立てに自信がない方は、組み立てサービスがあるかないかを確認するようにしましょう。
またBOX構造になっているものも組み立てが比較的ラクです。BOX構造とは、引き出しとフレームが一体となった構造、つまりチェスト部分が完成品の状態になっているもののことです。チェストの組み立てが不要なので、ベッド全体の組み立てがその分ラクになるだけでなく、強度もあってホコリの侵入も防げますよ。
なお、跳ね上げ式タイプは、業者による組み立てが必要になります。
収納ベッドのおすすめ11選 【評判の人気ブランド・メーカー】ニトリ、インテリアオフィスワン、モダンデコ、こうひんほか
ご紹介した収納ベッドの選び方をふまえて、整理収納アドバイザーの小林尚子さんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。マットレス付きや棚付きなど、使い勝手のいいさまざまな商品がありますよ。




ヨーシャボックス supa vinny(スパヴィニー)『収納付きセミシングルベッド STDボンネルコイル』



大容量の収納ができるガス圧式跳ね上げベッド
ベッド本体部分がすべて収納スペースになっており、大容量のものを収納することができます。縦開きのほかに、横開きタイプもあり、収納したいものの大きさに合わせて、ベッドの収納スペースの深さを選ぶことも可能。ベッドを置く位置と収納スペースの深さを考えて、縦開きまたは横開きの選択をしましょう。またマットレスを置いた状態でも開閉できるので、ものの出し入れもかんたんです。
さまざまな条件に合わせて使用できるベッドのため、狭い部屋でも快適に使用できるのが特長。宮部分にはコンセントが2口あり、携帯の充電やライトの設置も可能で機能面も充実しています。大容量の収納ベッドを探していて、出し入れがかんたんなものがいいという人におすすめしたいベッドです。
『Barlley(バーレイシリーズ)ヴィンテージデザイン 棚・コンセント付き収納ベッド フレームのみ』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 収納ベッドの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの収納ベッドの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
効果的な湿気対策をご紹介
収納ベッドを使う上では、湿気対策が欠かせません。ここでは代表的な湿気対策を簡単に説明していきます。
壁から離して設置する
湿気によるカビ発生を防ぐには、空気の循環を高めてあげることが効果的です。ベッドを壁にぴったりつけて置くのではなく、壁から少し離して設置するようにしましょう。空気が流れやすい状態になり、お部屋の換気をした際にもより効果的です。
マットレスの湿気を減らす
寝ている間の湿気はマットレスにたまりやすいので、マットレスの湿気対策が、そのまま収納ベッドの湿気対策につながります。起床後は定期的にマットレスを立てかけるなどして湿気を逃すようにしましょう。
収納スペースを換気する
収納スペースにたまってしまった湿気を逃がす方法として、引き出しを開けて換気することも有効です。日常よく出し入れするものを収納すれば、開け閉めすることが増え、引き出し内の換気になります。収納するものの工夫だけなので、とても簡単ですぐにできる方法ですよ。
湿気対策グッズを活用する
ドラッグストアやホームセンターにはたくさんの湿気対策グッズがあります。湿気対策は、どれかひとつだけでは十分な効果が得られません。収納スペースに置くだけで簡単に始められるので、湿気グッズの併用を積極的に検討しましょう。
収納ベッドに関するQ&A よくある質問
収納ベッドは自宅までどうやって届くの?

収納ベッドやマットレスは組み立て式のものが多く、複数の段ボール箱で届く場合が多いようです。買う前には必ず完成品か組み立て式かをチェックするようにしましょう。
ベッドを設置するときの注意点はありますか?

設置するときは床が傷つかないよう足にラバークッションを入れるか、絨毯を敷くとよいでしょう。
そのほかのベッドに関連する記事はこちら 【関連記事】
整理収納アドバイザーのまとめ 購入前のサイズチェックは忘れずに
整理収納アドバイザー、クリンネスト
ベッドはサイズの大きな家具なので、購入前に設置したい場所を必ず採寸しましょう。どの方向に置くかを考え、ドアの開く方向や開けたときにぶつからないかどうか、窓をふさいでしまわないかなど、ベッドまわりの状況もチェックしてデザインやサイズを選ぶと失敗がありません。
収納ベッドの場合、ベッド下に引き出しがついているものが多いので、引き出しを引き出す方向が左右どちらなのかも考えてスペースを確保する必要があります。付属の引き出しの奥行きぶんを確保して設置できるようにするとよいでしょう。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
整理収納アドバイザー、クリンネスト、最強ムジラーとして、TV出演、ラジオ出演、執筆、企業商品開発、WEBライター、ESSE プラチナレポーターとして活動。 著書『とことん使える!無印良品』(講談社) 出演TV「スッキリ!」「コゴスマ」「ヒルナンデス」「ビビット」「ほんわかテレビ」