スープジャーとは?
味噌汁やスープなどを、温かいまま食べることができる便利なアイテムがスープジャーです。パスタなどあまり汁気のない料理も、冷めないので美味しく味わうことができます。保冷機能が備わった商品の場合は、冷たいものを入れることも可能。食材が傷みやすい時期には、冷たいまま持ち運びでき、使いやすいでしょう。
時間が経っても温かいまま、冷たいまま食べることができるスープジャーは、ふだんお弁当を持ち歩く人やランチに一品足したい人にとって重宝するアイテムです。
スープジャーの選び方
容量や洗いやすさ、軽量化されたものなど、商品によってさまざまな特徴があります。ここからは、スープジャーの選び方をご紹介します。ポイントは下記のとおり。
【1】保温力や保冷力で選ぶ
【2】容量やサイズで選ぶ
【3】お手入れ方法もチェック
【4】軽量なものを選ぶ
【5】液漏れのチェック
【6】デザインで選ぶ
保温時間や漏れない工夫なども解説しているので、チェックしてみましょう。
【1】保温力や保冷力で選ぶ
保温力は、熱湯を注いで6時間後に60℃前後で維持できるものがいいでしょう。朝6〜7時ごろに準備して、ランチタイムに適温でスープを楽しめます。一方、保冷力は、15℃ぐらいの温度を保持するタイプのものがおすすめです。ほとんどのメーカーが、「何時間後に何度をキープできるか」を記載しているので、保温時間や保冷時間もチェックしてみましょう。
覚えておきたいポイントとして、保温力や保冷力は使用する季節や外気温、使用前に熱湯で温めるかどうかなどの条件も影響します。
【2】容量やサイズで選ぶ
スープジャーの容量は、260mlから600ml前後のものが多く販売されています。スープや味噌汁など汁ものをお弁当と一緒に楽しむ場合は、300ml以下の小さめのスープジャーがちょうどいいサイズ感。
パスタなどの麺類や、具材の多いカレーなどの場合は、400ml以上のたっぷり入るタイプがおすすめです。スープジャーのなかに何を入れるかによって、容量やサイズを選ぶといいでしょう。同じ商品でも、複数のサイズバリエーションを展開しているものもあるので、ちょうどよい容量を選んでくださいね。
【3】洗いやすいか、お手入れ方法もチェック
スープジャーは密閉性を維持するため、ふたにパッキンを採用しています。パッキンにはなかに入れてある食べものが付着することが多いので、取り外しができ、丸洗いできるものがいいでしょう。
内部はステンレス製のものが多いですが、セラミック加工されているものであれば汚れが落ちやすく、お手入れがしやすいというメリットも。また、広口が7cm以上あると注ぎやすく、使ったあとも奥まで洗うことができて衛生的です。
【4】持ち運びやすい軽量なものを選ぼう
スープジャーに入れる容量が多くなれば、自然と重量も増すもの。軽量化されたものやコンパクト化されたものなら、荷物がかさばらず、負担を減らせます。
スープに限らず、たとえば赤ちゃんの離乳食などを入れて外出する場合にも、軽量なものが持ち運びに便利でしょう。
【5】液漏れのチェック
スープジャーは味噌汁やスープなどの液体を入れて持ち運びするので、とくに移動中の振動が気になる方は、液漏れ対策にしっかりとパッキンで密閉されるものがおすすめです。
注意点として、使用回数を重ねるとパッキンが劣化していくため、液漏れの原因となる傾向にあります。各メーカーも、目安として1年程度を基準としてパッキンの交換を推奨しています。
【6】おしゃれなデザインにも注目
可愛いデザインや、スタイリッシュでおしゃれなものなど、スープジャーのデザインはさまざま。人気キャラクターが描かれたデザインもあります。お気に入りのデザインなら、毎日のお弁当もきっと楽しくなるはずです。容量や機能面をチェックしたら、気に入るデザインを選んでください。
スープジャーの人気メーカーをチェック!
ここからは、スープジャーの代表的なメーカーであるTHERMOS(サーモス)、ZOJIRUSHI(象印マホービン)、TIGER(タイガー魔法瓶)についてご紹介します。
THERMOS(サーモス)
サーモスは、水筒やフライパン、マグカップなどのキッチングッズで有名なメーカーで、スープジャーも多く取り扱っています。高い技術とこだわりの品質管理で、保温・保冷性能にすぐれた商品ばかり。さまざまなデザインを展開しているので、きっと好みが見つかるでしょう。
ZOJIRUSHI(象印マホービン)
象印マホービンは、創業100年以上の歴史ある家電メーカーで、炊飯器や電気ポットなどが人気です。スープジャーも種類豊富に展開しており、ステンレス真空2重まほうびんに技術で、高い保温力・保冷力を実現しています。また、容器の内側に「つるつるクリアステンレス」を採用し、汚れが落ちやすく洗いやすい仕様になっているなど、こまかい配慮もポイントのメーカーです。
TIGER(タイガー魔法瓶)
タイガー魔法瓶も、真空断熱保温のまほうびんや炊飯器などで有名なメーカーです。2020年6月現在、タイガー魔法瓶のスープジャーは1商品(3サイズ)のみ。スープが入れやすく食べやすい広口で、底も丸くなっていてすくいやすいのが特徴です。高い技術力をいかした保温・保冷機能と密閉性もじゅうぶんです。
スープジャーのおすすめ18選
ここからは、スープジャーのおすすめ商品をご紹介。お弁当などのひとりぶんのスープを入れるのに便利なものから、しっかりとお腹を満たす大きさ(容量が入るもの)まで、さまざまな機能を搭載したスープジャーをご紹介します。
フタが開けやすく使いやすい! お手入れもかんたん
厚みのないふたが開けやすく、使いやすい形状のひとり用にちょうどいいサイズのスープジャー。ふたのパーツが分かれており食洗機にも対応しているので、お手入れもかんたんです。
別売りのスープジャーポーチを併用して利用することで、さらに保温性を高めることができます。ステンレス製のまほうびんなので、温度を維持する機能性にすぐれた商品です。
お手入れがしやすい清潔な仕様
本体の内側は、スーパークリーン加工が施され、汚れやにおいがつきにくい構造。しかも、本体は丸洗いでき、汚れもさっと落ちるので、洗う負担も軽減され、お手入れがしやすいでしょう。
広口が約7cmあり底も丸い形状なので、スプーンを入れても食べものがとりやすく、お弁当や外出先でのランチに便利です。ひとり用にもちょうどいい容量で、使いやすいでしょう。
分解できるふたで衛生的に使用可能
象印マホービンならではのステンレス真空2重まほうびんを採用し、真空断熱構造による高い保温力と保冷力の高さが特徴のスープジャー。おいしい適温を維持してくれる機能性に富んだ商品です。
パスタ料理やカレーなど、具材が大きな料理や、しっかりと食べたい場合にもたくさん入れることが可能な容量なので、使い勝手も抜群。分解できるふたを採用しているため、すみずみまできれいにお手入れが可能で、衛生面でも安心して利用できます。
牛乳瓶をモデルにしたかわいらしいデザイン
かわいらしいカラーリングとフォルム、高級感のあるシルバーのフタがポイントのデザイン性が高いスープジャーです。かわいらしい見た目だけでなく、機能性もじゅうぶん。
真空断熱二層構造で、保温・保冷ともにしっかりと機能を果たします。広口で大きな具材も入れやすく食べやすいのもポイントです。飲み口とフタは外しやすいので、お手入れもラクラクですよ。
真空断熱構造で保温も保冷もバッチリ!
しっかりとボリューム満点のランチを食べたい場合に便利な、大きめサイズのスープジャー。カレーやシチューなどをそのまま入れることが可能です。
真空断熱構造を採用し、高い保温力と保冷力で、料理のおいしさを感じることができる温度をキープしてくれるので、オフィスや外出時のランチにもふさわしいでしょう。開けやすい2ピースの密閉構造のふたは食洗機にも対応しており、お手入れもしやすいのが特徴です。
「スープジャー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スープジャーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのスープジャーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
エキスパートからのアドバイス
フードコーディネーター
お弁当に温かい汁ものが添えられていると、ホッと心が和みますね。スープジャーの容量は、お味噌汁なら300ml、具だくさんスープなら350ml、シチューなら400mlを目安に、おもな用途に応じて選びましょう。
おたまで注ぐときや洗浄するときに、口が広いと便利。フタのパーツが少ないもの、分解が容易なものはお手入れもらくです。保温力アップのコツは、熱湯で温めてから使うこと。ポーチに入れると冷めにくいですよ。
保温・保冷効果をアップさせるコツ!
もっとおいしく食べるためのコツは、そのままスープを注ぐのではなく、あらかじめ熱湯を注ぎ数分置く「予熱」をしておくことで、スープが冷めにくくなります。逆に保冷効果を高めたいときは、冷水などを入れて「予冷」しておきましょう。
スープジャーに入れるおすすめレシピは?
スープジャーは、保温・保冷にすぐれたアイテム。その特性をいかして、スープ以外の料理にも活用できます。
たとえば、ランチにパスタを食べたい方は一般的なお弁当箱よりもスープジャーが便利ですよ。アツアツのパスタを入れれば、ランチタイムまで温かさを保ってくれますし、夏は冷製パスタもステキです。温冷どちらもおいしいうどんも人気ですよ。
また、健康志向の方は、おかゆやオートミールをリゾットにして入れてもいいですね。スープジャーの保温効力は、6時間後に60度前後の商品が多いですから、ちょうど食べごろの温かさで食べることが出来ますよ。また、アツアツの炊いたご飯を入れることも可能ですが、スープより温度が下がりやすいです。炊き込みご飯は傷みやすいため避けましょう。
スープジャーに入れてはいけないものってある?
スープジャーには、入れてはいけないものもあります。誤った使い方をしないためにも、メーカーサイトなどを確認しましょう。代表的なものでいえば、炭酸飲料やドライアイスです。内圧が上がり、蓋が開かない、中身が飛び出すなどの危険性があります。また、牛乳や乳飲料、果汁などの腐りやすいものも入れてはいけません。果肉やお茶の葉など、詰まりやすいものも避けましょう。
【関連記事】あわせて使いたいお弁当グッズもチェック!
スープジャーで外出先でもおいしいスープを!
この記事では、スープジャーの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。
オフィスや出先で、料理をおいしく食べるために、ある一定の温度を維持してくれる便利なスープジャー。保温、保冷力にすぐれたタイプや、容量もさまざまなので、種類をいくつかそろえておくとさらに便利でしょう。あなたがほしいスープジャーを選んでみてくださいね。
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日本フードコーディネーター協会常任理事。 2000年よりフードコーディネーターとしての仕事をスタート。 商品開発、レシピ開発、スタイリング・撮影、食イベントの企画運営、講演会講師、料理教室講師など、食に関する業務に広く携わり、「食の楽しさと大切さ」を伝えています。 新しいもの、便利なものを取り入れながら、古き良きもの、伝統的な食文化も重んじるのが私のスタイル。 ここでは、豊かなフードライフスタイルの実現に役立つ提案を行っていきたいと思っています。