パンツタイプのおむつはいつから?
切替タイミングはおよそ6カ月~8カ月
テープタイプからパンツタイプ(パンツ型)のおむつに切り替えるタイミングは、決められているわけではありません。しかし、赤ちゃんが成長するにつれて、足をバタつかせたりハイハイをしだしたりと、テープタイプのおむつ替えが大変になってきます。
そのため、赤ちゃんの腰がすわる頃~ハイハイしだす頃(およそ6カ月~8カ月)にパンツタイプへと切り替える方が多いのです。
ただし個人差があるので、もっと長くテープタイプを使うママもいますし、もっと早くにパンツタイプに切り替えるママもいます。テープタイプのおむつを使いきったタイミングや、SサイズからMサイズにサイズアップするキリがよいタイミングで変更するのもアリです!
>>>保育士からのワンポイントアドバイス
なお、パンツタイプとテープタイプを併用するのも問題ありません。赤ちゃんが活発に活動する昼間はパンツタイプ、寝ている間はテープタイプというように、上手に使い分けて徐々に切り替えていく方法もあります。
パンツタイプおむつの選び方
ここからは、パンツタイプのおむつの選び方のポイントを解説します。サイズや素材をよくチェックしていきましょう。
子どもの発育と体型に合ったサイズを選ぶ
パンツタイプのおむつにはSサイズ、Mサイズ、Lサイズと同じ商品でもいろいろなサイズがあります。目安体重が書かれていますので、発育状況に応じたサイズを選びましょう。
また、同じサイズでも商品によって大きさが異なります。たとえば同じSサイズのパンツタイプおむつでもメーカーによって小さめ、大きめがあります。そういった場合には、商品レビューや口コミを参考にするのもいいと思いますよ。
さらに同じ体重でも身長が違うなど赤ちゃんや子どもの体型はそれぞれで異なるので、ウエストまわりや足回りのフィット感をチェックしましょう。「漏れやすくないか」「窮屈ではないか」など子供の体型に合わせて選ぶようにしてみてください。
肌にやさしい仕様を選ぶ
パンツタイプのおむつは、赤ちゃんにとっては下着と同じく長時間着用します。肌にやさしい工夫や仕様がほどこされているかもチェックしましょう。
オーガニックコットンなら肌が荒れやすい赤ちゃんも安心
パンツタイプのおむつは、おもに不織布を使用していることが多いです。一方で、オーガニックコットンなどの肌当たりのやさしい素材を使っているものもあります。
おむつかぶれをしやすい、ギャザーのあとがつきやすくかゆがるなど、デリケートな肌の赤ちゃんには、肌にやさしい素材を使っているものを選びましょう。
おむつ表面がふんわり丸みがあると肌あたりがいい
パンツタイプのおむつには、赤ちゃんが快適に履ける、肌当たりをやさしくするための仕様や工夫がほどこされている商品もたくさんあります。
たとえば、おむつの表面がふんわりと丸みのある形状なら、肌を包み込むようなやさしい肌触りが得られます。ほかにも、お腹の部分がのびるためしめつけず、ほどよいフィット感が続くものもあります。
香料・パラベンなど刺激となる成分は無添加を選ぶ
なかには、香料・パラベン・ラテックスが不使用のおむつも販売しています。低刺激にこだわっており、大事な赤ちゃんの肌に極力刺激を与えない素材になっています。
肌が敏感ですぐに荒れてしまう赤ちゃんは試してみてください。
横漏れ・背中漏れ防止仕様のものを選ぶ
おしっこやうんちをしたときに、横漏れや背中漏れを防止するための機能も商品によって異なります。吸収体の仕様や連続使用時間、おしっこサインなど漏れ防止のためにどんな機能があるのかを確認しましょう。
また、おむつのなかの熱や蒸気を逃す構造など、通気性の高い機能があればムレにくくなります。ムレ防止のための機能も見ておきましょう。吸収スピードが速い吸収体を採用している場合、おしっこをしても表面はサラサラ快適な状態が続きます。濡れた感覚がないため、快適に過ごせるでしょう。
動きやすいかギャザーを確認
パンツタイプのおむつへ切り替えるのは、赤ちゃんや子どもがよく動くようになったから、という人が多いです。赤ちゃんや子どもの活発な動きをさまたげないような、フィット感のある商品を選びましょう。
たとえば、足まわりやお腹にあるギャザーがほどよくフィットするタイプなら、おむつがごわつかずに快適に動けます。ギャザーに伸びがあればおむつ替えもラクになるでしょう。
おむつ替えサインが分かるものを選ぶ
パンツタイプのおむつには、おしっこしたら教えてくれるお知らせサインがあるものが多いです。濡れるとおむつにあるサインの色が変わるので、ぱっと見ただけで分かりやすくなっています。
赤ちゃんの様子やにおいで判断するのも大事ですが、お知らせサインがあるおむつを選ぶと便利です。
トイトレ中は濡れた感触が分かりやすいものを選んで
トイレトレーニングを視野に入れたパンツタイプのおむつは、濡れた感覚がわかるようになっています。
不快感によって子どもが自発的におしっこをしたことに気づかせるのが目的だからです。トイトレ中の場合は、このタイプを使用するといいでしょう。
子どもがよろこぶデザインで選ぶのも◎
パンツタイプのおむつは、おむつの表側にデザインがほどこされているものが多いです。なかには、赤ちゃんや子どもの好きなキャラクターを採用しているものもあります。
イヤイヤ期などでおむつを履くのをいやがる場合でも、子どもの好きなキャラクターのものだとすんなり履いてくれることがあります。デザインにも注目してみましょう。
保育士からの購入アドバイス
年齢や目的で重視したいポイントは変わる
たとえば、ハイハイや寝返りが活発になりパンツタイプに切り替えようと考えている人は、ギャザーの伸びを重視するといいでしょう。
ほかにも、背中からうんちが漏れてしまいやすい低月齢児の赤ちゃんに、お腹まわりのギャザーが漏れを防ぐパンツタイプを使う場合は、ギャザーとの摩擦で肌荒れしないようオーガニックコットンが配合されているものなど、できるだけ肌にやさしいもので選びましょう。
パンツタイプのおむつおすすめ11選 サイズや肌触りで選ぼう
選び方を踏まえて、保育士の武田優希さんとママ編集部でパンツタイプのおむつのおすすめ商品を選びました!
肌当たりや通気性のよい工夫がたくさん
花王から発売されている、メリーズのパンツタイプのおむつです。肌当たりのやさしいふわぽこエアリーメッシュを採用し、動いてもおむつがこすれません。
ウェストギャザー部分の通気トンネルやおむつ全面通気性シートなど、おむつの湿気や熱を逃がしてムレない構造になっています。ギャザーは子どもの動きに合わせてやさしくフィットして、快適に過ごせますよ。

人気が高いパンパースシリーズのなかでも『パンパース 卒業パンツ』は、おむつで過ごしながらもトイトレをすすめたい人におすすめです。
濡れた感じでおしっこへの気づきを
そろそろおむつからの卒業を考えるときの選択肢になる、パンツタイプのおむつです。おしっこをしたときにすぐに濡れた感じのする吸収体を採用。子ども自らおしっこが出たことに気づくため、スムーズなトイレトレーニングへのサポートをします。
ムレから守るさらさら風通しライン、モレ防止ギャザーなど快適に過ごせる機能もそろっています。
コスト重視で選ぶなら
パンツタイプのおむつのなかでも、1枚当たりのコストが安く手にしやすい価格の商品がこちら。昼夜問わず、パンツタイプのおむつに切り替えたときなど、コスト重視で選びたいときにぴったりなので、とにかく安いおむつを探している方は要チェック。
おへそまで引きあがるシェイプや、最大12時間(尿量に応じて変動)吸収ジェルによって漏れを防ぎます。おむつの前もうしろも、ドラえもんのデザインがほどこされているのも特徴です。
通気性の高さと大きめサイズが特徴
グーンの従来品よりも通気性がよくなった商品。まっさらさら吸収体がおしっこをすばやく吸収し、さらにメッシュ状の通気シートがおむつのなかのムレをすぐに追い出してくれるので、いつでもさらさらの状態が続きます。
おなかまわりはふわふわでよくのび、ずれないのにしっかりフィット。大きめ体型の赤ちゃんや子どもにも使いやすくなっています。おむつのサイズごとにディズニーキャラクターがかわるから、ママは成長を実感するかも! 好きなキャラクターで子どもと一緒に楽しめますね。
サイズ展開豊富で体型に合わせて使える
ムーニーマンのパンツタイプのおむつです。Sサイズからビッグより大きいサイズ、さらにスーパービッグまで全7種類のサイズ展開があるのが特徴。さらにMサイズははいはい用、たっち用があるため、子どもの体型や発育状態に応じてサイズが選びやすくなっています。
ゴムあとのつきにくいやわらかタッチギャザーや、たっぷりおしっこや夜間も使えるワイド吸収体など、快適に使える仕様も豊富です。

『ナチュラル ムーニーマン』は、体重4kg以上と低月齢から使えるうえ、オーガニックコットン配合で肌にやさしい仕様のおむつです。
デリケートな肌のためのおむつ
オーガニックコットン配合表面シートは香料や合成着色料などを使用しない弱酸性仕様。さらに石油由来油剤、香料などをふくまない3種の植物オイル配合で、ふわふわのやわらかい肌触りが特徴です。デリケートな赤ちゃんや子どもの肌をやさしく包みます。
12時間分の吸収量の吸収体、3D設計のゆるうんちポケットを採用し、おしっこもうんちも漏れにくい構造になっています。
アンパンマンのキャラクターが勢ぞろい
赤ちゃんや子どもに親しみやすい、アンパンマンのキャラクターたちがデザインされたパンツタイプおむつです。サイズごとにデザインが異なり、子どもの成長に応じた絵柄が楽しめるようになっています。
汗をかきやすいお腹まわりに大きな空気のとおり道や、内側のメッシュ構造など通気性の高い構造も魅力。お腹や足などこすれやすい部分には、やわらかい素材が採用されているのもポイントです。
肌へのやさしさを重視したおむつ
外側シートに米国農務省(USDA)の認証を受けたオーガニックコットンを使用している、パンツタイプのおむつです。ほかにも、肌に触れる部分はさとうきび由来の繊維を使ったり、皮膚科医監修のもとでテストをおこなったり、肌へのやさしさを徹底しているのが特徴。
肌へのやさしさで選びたい人に向いています。うさぎや草花など、自然を感じさせるイラストをほどこしたデザインも魅力的です。
のびるベルトで自分で履く楽しみも
パンパースの肌へのいちばんシリーズで、おにいさん、おねえさんらしいデザインが特徴の商品です。かっこいい、かわいいパンツのようなデザインおむつが2種類入っているため、子どもが自分でおむつを選んで履く楽しみも得られます。
おなか部分は2.5倍のびるベルトで、子どもが自分で履きやすいのが特徴。しめつけずフィット感も高く、動きやすくなっています。おしっこを最大4回分、最長12時間使える吸収力も兼ね備えています。
※リンク先は『おにいさん気分パンツ』です。
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大きめ体型の子どもに
体型が大きめの子どもの場合、既存のパンツタイプおむつのサイズでは合わない場合があります。大人と子どものちょうど中間サイズにあたるパンツタイプのおむつがこちらです。
パワフル吸収体がおしっこ3~4回分をしっかり吸収するため、夜のおむつだけ外れないというときも選択肢となります。
また、吸収体には消臭機能もついていますので、気になるにおいもしっかりガードします。
通常のサイズだとどうしても背中漏れしてしまうという方は試してみてくださいね。
夜間のおねしょが気になるときに
トイレトレーニングが完了しても、夜は排泄のコントロールがしにくいため、おねしょをしてしまうこともしばしばあります。夜間のおねしょだけ心配、というときにぴったりのパンツタイプのおむつがこちらです。
通常のグーンシリーズよりも約1.2倍の吸収力で、夜間の多めのおしっこでもすばやく吸収。前側吸収シート、カーブフィットギャザーなどいろいろな寝姿勢でも横漏れを防ぐ構造になっています。
「パンツタイプのおむつ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする パンツタイプのおむつの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのパンツタイプのおむつの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
パンツタイプおむつの替え方 替え方・丸め方を解説!
今までテープタイプのおむつを使っていた方は、パンツタイプのおむつ替えってどうやってやるの?難しいの?めんどくさくないの?と心配になる方も多いのではないでしょうか?
そこで、ここではパンツタイプのおむつの替え方・丸め方について解説します。是非参考にしてみてくださいね。
(1)新しいおむつを準備し、汚れたおむつを脱がせる
■新しいおむつを準備する
だいだいのおむつに「前(まえ)」という表示があります。前後を間違えてしまわないように確認しておきましょう。
■汚れたおむつを脱がせる
パンツをおろして脱がせます。特に、うんちの場合はサイドを破っておむつをひらくと替えやすいでしょう。
(2)汚れをふいて新しいおむつをはかせる
■汚れをしっかりとふく
赤ちゃんの肌はデリケートなので、ていねいにふきとってあげましょう。
■新しいおむつをはかせる
赤ちゃんの脚を片脚ずつおむつに通します。ウエスト部分をおなかまでしっかり引き上げましょう。
(3)ギャザーを整えて汚れたおむつをテープでまとめる
■ギャザーを整える
全体的にずれていないか確認しましょう。左右対称におしりがすっぽりと収まっているのがベスト。
■汚れたおむつを丸める
うんちをトイレに流し、汚れている面を内側にしておむつをくるくると丸めましょう。
パンツタイプのおむつは後ろ側に、テープがついているものが多いです。
パンツタイプのおむつは、テープタイプのおむつに比べて前後を間違いやすいので注意が必要です!スムーズにおむつ替えができると、ママやパパも赤ちゃんも快適に過ごせそうですね。
「おむつ」や「トイレトレーニング」関連グッズはこちら 【関連記事】
パンツタイプのおむつへの切り替えは成長のあかし
保育士の武田優希さんと編集部が、パンツタイプのおむつの選び方とおすすめ商品を紹介しました。
パンツタイプおむつはよく動く赤ちゃんにもさっと履かせられます。また、テープのように動いているときに外れてしまうこともありません。
パンツタイプのおむつへの切り替えタイミングには個人差があります。よく動くようになったということは、赤ちゃんの成長を意味します。
赤ちゃんが元気に動けて、パパママも履かせやすいパンツタイプのおむつを上手に選んで活用してください。
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施設保育士として、被虐待児や発達障害児を含む0〜18歳の幅広い年齢の子どもと多く関わる。またその保護者へ、育児相談だけではない実践的な養育支援を含む生活基盤確立のためのあらゆる支援を行い、後に社会福祉士を取得。 全国転勤族で、帯同に伴う転職で企業主導型保育園や小規模保育園での勤務経験もあり。 保育士人材紹介会社のコラムを執筆担当中。 また転勤族の妻向けのブログを運営し、育児情報を中心に赴任地の様子を発信している。三児の母。