アーモンドオイルってどんなオイル?
『アーモンドオイル』とは、アーモンドの種子を圧搾して採ったオイルから不純物を取り除いたもの。精製されたアーモンドオイルは食用油にも使われますが、一般的にはキャリアオイルとしてお肌や髪、爪のケアなど美容目的として使われています。サラッとしていてクセがなく、美容目的として使える植物オイルのなかでもかなり使いやすいオイルです。
肌になじみやすいオレイン酸が豊富に含まれており、肌をやわらかくなめらかに整えてくれる作用があります。刺激が少ないので敏感肌や赤ちゃん、日焼け後の肌にも使うことができます。
アーモンドオイルの使い道とは? 顔につけても大丈夫…?
アーモンドオイルは、スキンケア、ボディケア、ヘアケア、ネイルケアと幅広い部位で使うことができます。保湿目的だけでなく、クレンジングとして使ったり髪の毛のスタイリングの仕上げに使ったりと使い道も多岐にわたる万能オイルです!
お肌に使えるアーモンドオイルの種類とは?
アーモンドオイルには「スイート」と「ビター」の2種類がありますが、オイルには一般的にスイートアーモンドが使われています。その理由は、ほとんどが人間の皮脂の成分と似た成分で出来ているため低刺激で肌に優しいことにあります。
絶対にアレルギーを起こさないというわけではありませんが、基本的には刺激に弱い敏感肌の人や赤ちゃんでも使うことができます。
ただし、ナッツアレルギーのある方はまれにアレルギー反応を起こしてしまうこともありますので、肌に少量つけて様子をみてみるなど注意が必要です。
アーモンドオイルのうれしい効果3選 毛穴や髪の毛に良い成分も!
そんなアーモンドオイルですが、具体的にはどのような美容効果があるのでしょうか? ここからは、アーモンドオイルの美容効果と活用方法について解説していきます。
【1】肌をやわらかくする「エモリエント効果」がある
アーモンドオイルには「オレイン酸」という成分が豊富に含まれています。この「オレイン酸」は、私たちの皮脂を構成している脂肪酸の代表成分で、美肌には必須の成分です。お風呂上りに、全身またはカサつく部分に塗るとお肌を保湿することができます。
「オレイン酸」には肌をやわらかくする「エモリエント効果(※)」があるので、体のマッサージや保湿はもちろん、ひじやひざ、かかとなど硬くなりやすい部分に重点的に塗るのもおすすめです。
もともと私たち自身の肌に存在する成分なので、肌なじみがよくスーッとお肌の角質層まで浸透してくれます。
(※)エモリエント効果とは、肌の水分の蒸発を防いでうるおいを保ち、肌をやわらかくする皮膚作用のこと。
【2】「抗酸化作用」でエイジングケアにも期待大
さらに、アーモンドオイルに豊富に含まれている「オレイン酸」や「ビタミンE」には高い抗酸化作用があります。抗酸化力が期待できるので、エイジングケアにもおすすめ。抗酸化作用にはさまざまなメリットがありますが、たとえば日焼け後に大量の活性酸素が作られた肌を老化させないように働きかけてくれます。
そのほかの植物オイルは酸化しやすいものもあり、開封したらなるべく早く使い切らなければなりません。アーモンドオイルなら酸化しにくいので、ある程度長期間使用できる点もキャリアオイルとして使いやすいポイントです。
また、ほかの酸化しやすいオイル(イブニングプリムローズオイルやローズヒップオイル、グレープシードオイルなど)に混ぜて使うと酸化しにくくなるので、オイルを長持ちさせることができるんです!
【3】日焼け後の紫外線ケアにも最適◎
「ビタミンE」には皮膚の新陳代謝を高め、メラニン色素の育成を抑える働きも。紫外線によるダメージを受けた肌を修復してくれるので、シミやそばかすができないように予防する効果も期待できるでしょう。
髪にも肌にも使うことが出来るので夏場に紫外線をたっぷり浴びた日にはアーモンドオイルでケアしましょう。
アーモンドオイルのすすめ9選
前述したように、肌に使う場合は「ビターアーモンドオイル」よりも低刺激の「スイートアーモンドオイル」を選ぶようにしましょう。
ここからは、おすすめのスイートアーモンドオイルをご紹介! オーガニックの高品質オイルからリーズナブルなオイルまで幅広く紹介しているので自分に合ったオイルを見つけてみて下さい。

一つは常備しておきたいコスパ良しのボディオイル
473mlとアメリカンサイズな大容量でも1000円ほどとリーズナブルな価格で購入できるところが魅力です。ただオーガニックではないので、顔のスキンケアとしてではなく体の保湿やマッサージに使うのがおすすめ。
お気に入りの精油を混ぜてマッサージしたり、乾燥する時期にはたっぷり体に塗り込んで保湿ケアに使いましょう。ただ、こちらのオイルはとても軽いのマッサージをする際には肌の摩擦が起きないように注意しましょう。
乾燥や年齢による肌のトラブルを解決するスキンケア
アーモンドの種子から搾ったオイルを化粧用に精製したアーモンド油のみのオイルです。
使いやすいポンプタイプで、お風呂上りなどのかさついたお肌を滑らかにしてくれます。手、足、顔すべてにお使いいただけます。

豊富なサイズ展開! お手頃価格で使いやすいオイル
肌になじみが良くしっとりとした使用感のオイルです。アロマテラピーマッサージオイルとして最もよく使われるベースオイルの一つ。
3種類のサイズがあるので、大容量で使いたい方も初心者で少量から使いたい方にもおすすめ。

徹底した品質と持続可能な商品!日焼け後の肌にも◎
イギリス発のオーガニックナチュラルブランド「Meadows(メドウズ)」。オーガニックの植物オイルは人気商品で、オーガニックコスメ好きの方からも人気のブランドです。
オーガニック栽培で育てられたスウィートアーモンドの栄養成分を損なうことなく低温圧搾で搾油したオイル。イギリスの認証機関「ソイルアソシエーション」オーガニック認定を受けた高品質のオイルで、原料もサステナビリティ(持続可能)なものを使用し、現地での雇用を生み出す、動物実験を行わないなど商品の質以外にも徹底しています。
50ml、100ml、250mlのサイズが揃っているので自分の用途に合わせて選ぶことが出来ます。メドウズのアーモンドオイルはもちろん顔にも安心して使うことが出来ます。

妊娠線予防で多くのママに支持されるオイル
オーガニックのヘアケアやスキンケア用品を作っている「spa hinoki(スパヒノキ)」オーガニックコスメの認証機関「エコサート」の認証を受けており、低温圧搾法で絞ったオイルを、そのまま未精製でボトルへ。
質が良く、マイルドな使い心地なので、妊娠中のママさんが会陰マッサージ(妊婦自身が取り組むセルフケア)や妊娠線の予防に使っている方も多いようです。
大容量でリーズナブル! 手作りコスメの材料として
キャリアオイルの専門店「マカダミ屋」のオイルは、合成化学成分は一切使わず天然成分100%。ただしオーガニックではないので、気になる方はボディケアに使うのがおすすめです。

少量サイズも人気!お手頃価格で高コスパ
現地スペインで低温圧搾法で絞られた後に日本で精製されており品質管理もしっかりとされています。小さいサイズで軽いので、旅行に持っていくのにも負担になりません。

オレイン酸が豊富!徹底した品質管理で安心のオイル
とにかく徹底した品質管理をするのがプラナロムの特徴です。植物オイルの品質の良いものを扱っており必ず商品にはキャリアオイル分析表が表示され、有害物質が含まれていないことが表記されています。
プラナロムのアーモンドオイルは特にオレイン酸の含有量が多いので、肌がごわつくという方にぴったり。ヒジやヒザ、かかとのケアにもおすすめです!
オレイン酸80%配合!顔、髪すべてOK!
アロマテラピーのキャリアオイル、ベースオイルとして使えるアーモンドオイルです。
オレイン酸80%近くも含むため、その効果により、 乾燥肌にも良いとされています。化粧水のあとの保湿オイルやクレンジングオイルとして使うこともできます。
「アーモンドオイル」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする アーモンドオイルの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのアーモンドオイルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
アーモンドオイルの効果的な使い方
髪の毛から顔と体まで、全身に使うことが出来るアーモンドオイルはその用途もさまざま!
お決まりの使い方から、意外と知られていない使い方も! 実際に使っているおすすめの方法を紹介していくので、ぜひ参考にしてみて下さい。
スキンケアの最初 or 最後に使う おすすめの使い方1.
オーガニックや無添加のアーモンドオイルはスキンケアとして顔に使うのがおすすめです。
いくつか方法があるのですが、1つめが「ブースター」として化粧水の前に使う方法です。肌をやわらかくして後から入れる化粧水をぐんぐん入れ込んでくれます。2つめの方法は、いつものスキンケアの最後に使う方法。水分が蒸発しないようにアーモンドオイルでフタをすることで保湿の効果を高めてくれます。
メイクのクレンジングとして使う おすすめの使い方2.
低刺激で肌に優しいアーモンドオイルはクレンジングとしても使うことができます。天然成分100%の植物オイルは、界面活性剤など肌に負担にかかるものがふくまれていません。お肌のマッサージをするように肌の汚れをオイルに浮かせ、ぬるま湯でゆっくり洗い流しましょう。
ただし、ウォータープルーフのマスカラなどは落ちにくいこともあるので専用のリムーバーで落としておきましょう。
頭皮のマッサージや髪のスタイリングにも おすすめの使い方3.
アーモンドオイルには、健康な髪に必須のビタミンEやオメガ脂肪酸が豊富に含まれています。そのため、頭皮マッサージとして使うのもおすすめです。
しっかりと頭皮に浸透させてマッサージすれば、血行がよくなります! また、軽いテクスチャーなのでパサつく髪を抑えるためのスタイリング剤としても使えます。
アーモンドオイルを使うときの注意点
アーモンドオイルを使うときに気を付けなければいけない注意点を解説します。これをみれば、明日からのスキンケアにアーモンドオイルを取り入れやすくなるでしょう。
ニキビができやすい人は使用を控えて
アーモンドオイルというくらいなので、成分は植物性の油脂です。脂性肌でニキビがぽつぽつできやすい人はアーモンドオイルを顔に塗ると逆効果になります。乾燥肌からくるニキビにも様子を見ながら使うことをおすすめします。
ナッツアレルギーの人は使用NG
アーモンドオイルはアーモンドの種子から採取された油脂のため、ナッツアレルギーの人とは相性がよくありません。外用のボディオイルとして使わないほうがいいでしょう。
食用のアーモンドオイルは肌に塗らない
アーモンドいるには食用とスキンケア用の2種類があります。基本的にはラベルに食用と記載されていますが、万が一不明な場合はきちんと調べてから購入するようにしましょう。食用のアーモンドオイルは酸化しやすく、肌に塗ると荒れてしまったり、ターンオーバーが乱れる可能性があります。
効果的なアーモンドオイルを試してみて
顔のスキンケアとして使いたい場合はオーガニックのアーモンドオイルを、ボディケアとして沢山使いたい場合はリーズナブルで大容量のオイルがおすすめです。「価格」「オーガニックか否か」「精製/未精製」を確認しながら、ご自身の用途に合ったアーモンドオイルを選んでくださいね。
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アルガンオイルに出会ってからオーガニックコスメにどっぷりハマり「オーガニックコスメアドバイザー」の資格を取得。カナダに1年、ドイツを中心としたヨーロッパでの生活を1年経験。海外に根付く自然療法に感動してから、ハーブやフラワーエッセンス、オーガニックコスメについて勉強中。自身のオーガニックコスメブログで日々情報を発信しています。