「ぬか床」のおすすめ商品の比較一覧表
市販のぬか床でおいしいぬか漬けを作ろう!
通常、自分でぬか床を作る場合は、数週間〜1カ月の準備期間が必要ですが、市販のぬか床を使うと、届いたその日からぬか漬けを楽しむことができます。
わかりやすい説明書や専用の容器がついたぬか床もあるので、気軽にチャレンジしてみましょう。冷蔵庫保管に対応しているぬか床も多く、早ければ野菜を漬けてから半日でぬか漬けが完成します。
ぬか床の選び方 お手入れ方法や原材料に注目!
では、使い勝手のよいぬか床はどのように選べばよいのでしょうか? 選び方の6つのポイントをおさえておきましょう! 容量や使いやすさをよくチェックすることが大切です。料理ライター・山田由紀子さんにアドバイスもいただきましたので、ぜひぬか床選びの参考にしてください。
【1】人数に合った量
【2】種類
【3】手入れのしやすさ
【4】価格
【5】好みの味
【6】化学調味料の有無
【7】説明書やアフターサポート
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】人数に合った量を選ぶ
1~2人で使うなら1kg、3~4人なら内容量2kg前後のぬか床が適しています。タッパーに入れて冷蔵庫で保管する場合は、多くても2kg前後のぬか床を選びましょう。
常温保管する場合は2kg以上でも問題ありませんが、毎日かき混ぜるなどの手間がかかります。はじめてぬか床を購入する方は、手軽な冷蔵庫保管に対応している1kg前後のぬか床がおすすめです。
【2】米ぬかの種類で選ぶ
米ぬかにはスーパーでも見かけることのできる炒りぬかと、本格的にぬか床の作成からはじめるための生ぬかの2つがあります、それぞれの特徴をみてみましょう。
本格的なぬか漬けは「生ぬか」
生ぬかは、あまりスーパーではおいていないぬかです。生のため非常に傷みやすいため、スーパーで扱うことが難しく、手に入れられるのはお米の専門店です。
生のため、含まれている菌も豊富で、短時間でぬか床を完成させることができます。ぬか本来の味を楽しむことができます。
管理が手軽な「炒りぬか」
炒りぬかは読んで字のごとく、ぬかに火をいれることで、虫がつきにくくなっていたり、日持ちするようにできています。
スーパーでも手に入れることができ、生ぬかに比べると、日を入れていることで菌が死滅しているため、ぬか床が完成するまでには時間がかかります。生ぬかより、ぬか臭さが少ない
【3】手入れのしやすいタイプから選ぶ
毎日のお手入れのしやすさも重要です。とくにぬか床初心者の方は、できるだけ手入れがかんたんなぬか床を選びましょう。
届いてすぐ使えるぬか床を選ぶ
すでに数カ月間発酵・熟成させてあるぬか床は、届いたその日からぬか漬け作りが楽しめます。捨て漬けなどの調整も不要なので、そのまま野菜を漬け込むだけ。
きゅうりなら半日、そのほかの野菜でも1~3日程度でおいしいぬか漬けに仕上がります。専用の容器や袋がついているタイプは、野菜以外になにも用意する必要がないので、初心者の方にもおすすめです。
管理が手軽なぬか床もある!
ぬか床をかき混ぜる頻度は商品によって異なるので、管理方法もチェックしておきましょう。通常、常温保管するタイプは1日1~2回のかき混ぜが必要ですが、冷蔵保管タイプなら3日~週に1度のかき混ぜで管理できます。
できるだけ管理の手間を省きたいという方は、冷蔵庫に保管できるぬか床を選びましょう。本格的な味にこだわりたい方は、常温保存タイプがおすすめです。
【4】ぬか床の価格で選ぶ
ぬか床は価格によって、含まれる成分や量などに差がでます。ぬか床の価格の選び方をみてみましょう。
安全性が気になる方は高価なぬか床
高価なぬか床は、無農薬無添加素材のものが多いです。また米ぬか以外にもほかの食品や調味料で調整している分、金額が上乗せされています。小さなお子さんがいて、食品の安全性が気になるかたは、高価でも、無添加のぬか床のほうが安心して食べられますね。
安価なぬか床はシンプルなものが多い
安価なものが体に悪いということではありません。安価な理由はいくつかありますが、まずそもそも量が少なければ安く買うことができます。一人暮らし用のぬか床はやはり安価です。
またそのほかの理由としては、成分がぬか床のみで、他の食品や調味料などが調整されていないシンプルなものは価格が抑えられています。
【5】仕上げたい味わいに合う原材料を選ぶ
ぬか床選びでは、各商品の原材料にも注目です。ぬかの材料によって、ぬか漬けの味わいは変わります。旨みをアップさせたいなら、米麹が加えられている商品を選んでみましょう。
風味をよくしたいという方は、みかんの皮が配合されているぬか床を選んでみてください。トウガラシや果物の皮、出汁などを加えて独自に調合された商品もあります。
【6】化学調味料を使っているかチェック
おいしいぬか漬けを楽しみたいなら、原材料の質にもこだわりたいところです。人工的なものを使っていないほど、素材本来の旨みが楽しめます。
国産の有機米だけを使っているぬか床や、添加物を使用していないぬか床など、原材料にこだわっている商品も少なくありません。化学調味料の使用もあわせてチェックしたいところです。
【7】説明書やアフターサポートがあると便利
商品によってかき混ぜの頻度や使い方が違うので、わかりやすい説明書やQ&Aのしおりがついているものを選ぶと便利です。
毎日の管理方法などが詳しく記載されている説明書があれば、初心者の方でも気軽に本格的なぬか漬け作りが楽しめるでしょう。メールでのサポートにも対応している商品もあるので、上手に作れるかどうか心配な方はチェックしてみてください。
料理ライターのアドバイス
初心者はすぐに使える&冷蔵庫保存タイプを選ぼう
ぬか床の「米ぬか」に含まれるビタミンB群やミネラルなどは、漬け込んだ野菜に浸透するので、栄養面でとてもよい影響があります。季節の野菜やあまり野菜を漬けこむことで、おいしくて栄養のあるぬか漬けを手軽に食べられ、野菜不足の解消にもなりますよ。
初心者の方は、すぐに使えるぬか床セットや、お手入れがかんたんな冷蔵庫保存できるタイプのものを選んで、ぬか漬けをはじめてみてはいかがですか?
ぬか床のおすすめランキングTOP5 料理ライター厳選
ここからは、市販のおすすめのぬか床を料理ライター・山田由紀子さんに、1~5位までおすすめ順にランキング付けをしてもらいました。
ぜひ参考に、好みの味わいが楽しめるぬか床選びに役立ててください。

100%国産原料を使った長期熟成発酵で、うま味と酸味のバランスのよい漬物専門店の味が再現できます。
専用容器と説明書もついたスターターセット
漬物屋の知識と技術を駆使して、180日間以上熟成させたぬか床です。素材の味が楽しめるおいしいぬか漬けが1回目から作れます。
原料はすべて国産を使用、添加物は使われていません。ぬか床専用の容器と使い方がよくわかる説明書が付属しているため、初心者でも届いたその日から、本格的なぬか漬けを作ることができます。

少量のチャックつき袋入りで、まずはちょっと試してみたい方にぴったり。無農薬でぬか床も食べられるのも魅力。
ぬかまで食べられるこだわりのおいいさ
質の高いこしひかりの米ぬかを熟成させた、こだわりのぬか床です。農薬を使わず栽培した米なので、ぬかを洗い流さず、そのまま食べることができます。味わい深いぬか漬けができる14種類の香味材料入りです。
詳しい説明書とレシピ本がついていますが、それでもわからないという方は「ぬか漬けマイスター」が電話でていねいにサポートしてくれます。

ぬか床を持っている方が足して使うのにおすすめ。自家製ぬか漬けのおいしさアップに役立ちます。
補充用のぬかもついたこだわりのぬか床
米麹の旨みを活かした熟成ぬか床です。毎日のかき混ぜと、常温、冷蔵保存の繰り返しで、味わいを変えることができます。補充用のぬかがついているので、じっくりとぬか床を育てることも可能です。
手間をかけてでも味にこだわりたいという方も、こちらの商品をチェックしてみてください。国産の原料にこだわっているため、化学調味料などの添加物は使用していません。
サポート充実の冷蔵庫専用タイプ
お手入れの手間がかからない冷蔵庫専用のぬか床です。チャック式なので、野菜を切って入れるだけでおいしいぬか漬けができあがります。また、かき混ぜは3日に1度程度でかまいません。
漬け方や管理方法が記載された全16ページのガイドブックや、メールサポートがついているので、はじめての方でも手軽にぬか漬けが作れます。
初心者でもかんたんにぬか漬けができる
野菜を入れるだけでぬか漬けができるかんたんぬか床です。乳酸菌の力に注目した発酵ぬか床なので、週に1度前後のかき混ぜでもおいしさをキープできます。
パッケージがそのまま容器になる自立式。置き場所に困らず手入れもかんたんなので、はじめて自宅でのぬか漬けにチャレンジするという方にもぴったりです。化学調味料などは一切使われていません。
ぬか床のおすすめ10選【編集部厳選】 初心者向けやお手入れ簡単なタイプを!
編集部が厳選したぬか床のおすすめ商品を紹介します。
おふくろの味を再現したこだわりのぬか床
野菜を入れて漬けるだけのお手軽ぬか床です。「おふくろの味」を再現するため、1品1品手作りでていねいに仕上げてられています。
原材料はすべて国産で、添加物は一切使用していません。水は備長炭で寝かせてから使用するというこだわりです。冷蔵庫に収まるコンパクトなタッパー容器と、はじめてでもおいしいぬか漬けができる説明書が付属しています。
きゅうりのぬか漬けなら最短半日で完成
農薬の使用量を75%削減し、化学肥料の使用量も半分以下にして栽培された米を原材料に使っています。唐辛子や塩、昆布などが調合されているので、捨て漬けや熟成をさせる手間はかかりません。
野菜を入れたら1日1回混ぜるだけ。きゅうりなら半日から1日、大根や人参は1~3日で完成します。すぐに使える専用容器つきです。
旨みを引き出す麹菌が決め手
米ぬかを麹化させて旨みを引き出したぬか床です。酵母菌と乳酸菌を発酵熟成させてあるため、野菜を漬けるだけでおいしいぬか漬けができあがります。
発酵熟成させた塩分入りの補充用「ぬか」も発売されているので、長く愛用したいという方にも適しているでしょう。冷蔵庫での保存がかんたんなタッパー式の容器も付属しています。
冷蔵庫でかんたんに漬かる低温発酵
ひと晩でおいしいぬか漬けができあがる低温発酵のぬか床です。届いたその日から手間なくぬか漬けを楽しむことができます。
毎日のぬか床管理がかんたんな冷蔵庫内保管タイプ。しっかりと漬かるように米麹と米ぬかを独自配合してあるので、捨て漬も不要です。失敗しにくいぬか床を探している初心者の方にも適しているでしょう。
樽に入った本格ぬか床
かき混ぜやすい樽型の容器に入ったぬか床です。乳酸菌と酵母が生きた「生」タイプなので、調味漬けとは違う本格的なぬか漬けが楽しめます。
いちどに多くの野菜を漬けたいという方にぴったりの大容量タイプ。はじめは塩分をなじませるために2~3回の捨て漬けが必要ですが、使い方とQ&Aのしおりがついているので難しくありません。
手軽に長く使える冷蔵庫内保管タイプ
野菜を入れてから冷蔵庫で数時間漬けるだけの、かんたんぬか漬けキットです。専用容器と説明書がついているので、届いた日からヘルシーなぬか漬けが味わえます。
漬けていないときのかき混ぜは3日から週に1度だけ。塩とぬかを足して手入れをすれば、何度でも繰り返して使えます。なお、ぬか床の原材料は有機米で、添加物は使われていません。
ぬか床初心者向け! リーズナブルな価格も魅力
富澤商店が販売する、スタンド袋入りのぬか床です。チャック式なので、容器がなくてもかんたんにぬか漬けを作ることができます。価格もリーズナブルなので、ぬか床使ってぬか漬けづくりをはじめてみようと思っている初心者の方にぴったりです。
約100gの野菜の漬け込みで、4~5回使えるのもポイント。ぬか床が水っぽくなってきたら、買い替えどきのサインです。
フルーティーな香り! 天然酵母で栄養たっぷり
この商品は、ぬか床と専用パックがついた商品。届いてからすぐに野菜を漬け込むことができます。かんたんに作ることができるので、ぬか床初心者はもちろんお子さんと一緒に作ることももできますよ。
原材料は国産にこだわり、いりぬか、塩、昆布、椎茸、唐辛子をブレンドした特製のぬか。伊豆天城産の天然酵母と静岡みかんを1年かけて発酵・熟成し、フルーティーに仕上げています。さらに付属の天然酵母をプラスすることで、栄養価もアップ!
国産原材料にこだわった、添加物不使用のぬか床
100%国産の原料を使って作られたぬか床です。添加物は不使用なので、添加物が気になる方にもおすすめ。チャック式の袋なので、容器を別途用意せずにぬか漬けを作ることができます。作ったあとはそのまま冷蔵庫で保管できるのもうれしいですね。
ぬか漬けを作る前に、まずぬかのなかにある脱酸素剤と大きい昆布を取り出します。そのあとぬかに湯冷まし水を加えて、袋ごともんでよくなじませてください。
無印のぬか床! チャック式で便利
無印良品の『発酵ぬか床』。無印良品らしいシンプルなデザインのパックがよいですね。こちらの商品は、あらかじめ発酵させたぬか床なので、すぐに野菜を漬け込むことができます。
毎日かき混ぜる必要もなく、チャック式なので別で容器を用意する必要もありません。ぬか床初心者の方におすすめの商品です。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ぬか床の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのぬか床の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
美味しいぬか床の作り方
ぬか床を美味しくするためには、準備が必要です。ぬか床に水、塩、唐辛子、昆布など出汁になるものをまぜましょう。次に食材を入れるのですが、発酵を促すために、捨て漬け野菜として、大根、キャベツ、ニンジンなどの水分のある野菜をいれます。ぬか床ができあがるまでには毎日かき混ぜながら、1週間ほどたったら完成です。
ぬか床に入れると美味しくなるものもご紹介すると、おすすめ野菜の定番は、きゅうり、大根、白菜。ほかにも面白い組み合わせとしては、豆腐をぬか漬けにすると、チーズのような濃厚な味わいになると評判です。なんでも浸ければいいということではなく、納豆やヨーグルトなどは、同じ発酵食品でも入れてはいけないものですので注意してください。
ぬか床の保存容器の選び方も知っておこう
ぬか床は、野菜を漬けたあとの管理も重要です。チャック付きの袋でも保管は可能ですが、できれば耐久性が高くしっかり密閉できる容器に移し替えて保管しましょう。
容器の種類は、密閉性の高いものはもちろん、おしゃれなガラス製やホーロー製などさまざま。自分にとって使いやすい機能やデザインの容器を選んでみてください。かき混ぜハンドルつきの本格的な容器や、ぬか床の管理に欠かせない「水抜き」ができる 2重底の容器もあります。
漬物の関連商品はこちら
初心者でも手軽にぬか漬けが楽しめる!
はじめから自分でぬか床を作るのはなかなか難しいですが、市販されている商品を選べば、初心者でもかんたんに本格的なぬか漬けを楽しむことができます。発酵・熟成させる手間もかからず、すぐに使えるのもうれしいポイントです。
保管や毎日のお手入れも難しくないので、気軽にぬか漬け作りにチャレンジしてみましょう。この記事で紹介した選び方や厳選商品を参考にして、使いやすく自分好みのぬか漬けが作れるぬか床を選んでみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
栄養・健康関連のコラム執筆やレシピ作成、栄養監修、食生活アドバイスなどを中心に活動するフリーランス管理栄養士。 短大卒業後、栄養士として給食会社で社員食堂や寮の献立作成、給食管理を行う。その後、病院で栄養管理、栄養指導、調理などの業務に従事。在職中に管理栄養士免許を取得。 出産を機にフリーに転向し、保健センターなどで栄養指導・食事相談を行うほか、料理教室や発酵食づくりのワークショップを主催。