お取り寄せできる漬物選び方 ふだん食べられない高級品も!
ご飯のお供マニアの長船邦彦さんへの取材をもとに、お取り寄せできる漬物の選び方を紹介します。ポイントは以下です。
【1】味わい方に合わせて地域の名産を選ぶ
【2】旬の食材を使った漬物を選ぼう
【3】ギフトならいろいろな味を楽しめるセット商品を
【4】賞味期限をチェック
【5】食品添加物無添加や化学調味料不使用にも注目
【6】漬物グランプリで受賞歴のある漬物を選ぼう
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】味わい方に合わせて地域の名産を選ぶ
日本は各地域に名産品があります。本来は、その地方へ行かなければ食べられませんが、お取り寄せなら自宅でも食べることが可能です。漬物はその土地の味があるので、お取り寄せして味わってみてください。
箸休めにはさっぱり味の名産品を
漬物にはいろいろな味があります。箸休めなどで味わいたい方に贈る場合は、さっぱりとした漬物を選んでください。たとえば京漬物の「柴漬け」「すぐき」などは喜ばれます。
京都の漬物は塩漬けのあっさり味が特徴なので、漬物が苦手な方にも贈れるでしょう。おもてなしとしてもふさわしく、和食だけでなく洋食にも合います。
酒の肴なら濃い味の名産品を
お酒が好きな方へ贈るのなら、濃いめの漬物が喜ばれます。酒粕でつけ込んだ「奈良漬け」や味噌の風味が魅力の「味噌漬け」は、日本酒だけでなくビールにもぴったり。
秋田名産の「いぶりがっこ」はワインとの相性がよく、洋酒ファンに向いています。チーズと合わせて楽しんだり、アレンジしてもおいしくいただけます。
酒の肴として贈るなら、濃いめのしょっぱい味わいの漬物にしてください。
お茶漬けなら酸味のある名産品を
漬物はお茶漬けに欠かせないアイテムです。
梅風味の漬物や京漬物の「千枚漬け」など酸味のある漬物はお茶漬けによく合うでしょう。また、甘酢を使用した「さくら大根」や東京名物の「べったら漬け」などちょっぴり甘めの漬物もお茶漬けとの相性抜群です。
甘めの漬物は塩分が少なめに作られているので、ヘルシー志向の方にも喜ばれます。
アレンジできる名産品も
漬物はそのままいただけますが、料理にアレンジすると食べ方の幅が広がります。パスタやチャーハンに刻んで入れたり、煮物にするなど工夫次第です。
信州名物の「野沢菜漬け」や吸収名物の「高菜漬け」などはアレンジにぴったり。とくに唐辛子入りの高菜漬けは、カプサイシンが摂取できるのでヘルシーな漬物といわれ、食欲がないときに向いています。
【2】旬の食材を使った漬物を選ぼう
北は北海道、南は沖縄県まで気候や風土が異なれば、地域によって漬物の味や材料も異なってきます。各地域で季節ごとにいろいろな漬物が販売されているので、旬なものを使った漬物を選んでみるのも1つの選択肢です。
夏場の旬の漬物といえば水ナスやキュウリなどの浅漬け、冬場の旬の漬物は大根や野沢菜があげられます。旬の時期にしか食べることのできない漬物を選ぶと、より楽しみが広がります。
【3】ギフトならいろいろな味を楽しめるセット商品を
お取り寄せの漬物をギフトとして選ぶ場合は、ひとつの商品よりも少しずついろいろな漬物を味わえるセット商品がふさわしいでしょう。漬物の好みは人それぞれですので、さまざまな味わいを楽しめる詰め合わせが適しています。
相手の好みがわかっているときは、好きな物を贈るのが基本です。セット商品なら、新しい味覚の発見につながる可能性もあります。
【4】賞味期限をチェック
お取り寄せに限らず、食べものを選ぶときは賞味期限をチェックしてから選んでください。漬物は発酵食品ですが賞味期限があります。短いものは1週間、長いものは半年ぐらいと商品によって幅があるのが特徴。
また、食べきれるかどうかも考える必要があります。セット商品なら小分けになっているので、無駄なく食べるには適しているでしょう。
【5】食品添加物無添加や化学調味料不使用にも注目
ときには食品添加物無添加や化学調味料不使用の、昔ながらの製法による漬物をチョイスしましょう。自然由来の乳酸発酵による自然の酸味と、引き立てられた野菜のうま味。かみしめるたびに、じわりじわりとおいしさがこみあげてきます。
保存料を使っていない分、開封してから冷蔵庫に寝かせておくと味の変化が大きいです。「酸味が増した」「味がまろやかになった」など発酵によって日々変化する味を楽しめるでしょう。
また、保存料に頼ることなく保存期間を長くするため、塩を多めに使うことで塩辛さが増しているものもあるので、よりご飯が進みますよ。
【6】漬物グランプリで受賞歴のある漬物を選ぼう
「どんなお漬物を食べたらいいのかまったくわからない」という方は、まず漬物グランプリでの受賞歴に注目してみてください。
年々消費量が減少している漬物。とくに、若者の漬物離れが進んでいるといわれています。そんな苦境に立つ漬物業界を盛り上げるために毎年開催されているのが、全日本漬物協同組合連合会が主催する「漬物グランプリ」。
この大会では、日本一美味しい漬物が選ばれます。「漬物グランプリ」で受賞歴のある漬物は、厳選なる審査を経て選ばれたものだけあっておいしいのはもちろん、漬物をあまり食べたことがない初心者の方にとっても食べやすいものが多いです。
お取り寄せでおすすめの漬物10選 人気の京都や滋賀、秋田など
うえで紹介したお取り寄せの漬物の選び方のポイントをふまえて、ご飯のお供マニアの長船邦彦さんと編集部で選んだおすすめ商品をご紹介します。

ピリ辛さと小刻みな食感がクセになる
滋賀県の伝統野菜「日野菜」を主体にきゅうり、青トマト、青唐辛子、青しそをこまかく刻んで混ぜ合わせた漬物。「日野菜」は細長い根と葉からなるカブの一種で、根を漬けて食べられていました。
『まぜちゃい菜』は、シャキシャキとした心地よい歯ごたえに、青唐辛子のさわやかな辛みとほのかな酸味がおいしいです。のせるだけでなく、白ご飯と混ぜることでより味がなじんでよりおいしくなります。
第4回漬物グランプリで見事グランプリを獲得した、実績も抜群の漬物です。

甘すぎない、上質な甘酸っぱさが魅力!
塩辛さや酸味が特徴の漬物がある一方で、甘い漬物もはずせません。山口県岩国市の漬物メーカー「うまもん」の『甘酢白たくあん』は、塩辛さはなく、自然の乳酸発酵によるさわやかな風味とまろやかな甘酢のたくあんです。国産の原料にこだわり、自然発酵から生まれる風味とコクが魅力の一品。甘いといっても、口のなかにくどくど残る甘さではなく、さっぱりした後味のよい甘みなので、あっという間に1本食べきれます。
甘さの理由は、まろやかな米酢とあっさりとした砂糖(ザラメ)で漬け込み、さらに上下を入れ替え漬け込む3度漬けがおこなわれているから。手間ひまかけて作られている漬物です。

甘さ控えめ、燻した香りが食欲をそそるお漬物!
秋田県を代表する漬物といえば、いぶりがっこ。雪国の秋田県では、漬物にする大根が凍らないように囲炉裏(いろり)のうえにつるし、燻(いぶ)ったものをぬか漬にしていました。それがいぶりがっこの起源。
数あるいぶりがっこのなかで、安藤醸造の『いぶり麹たくあん』は砂糖は一切使わず、麹の甘みのみ。甘さがひかえめなので、塩気と燻(いぶ)した香りがダイレクトに伝わってくるいぶりがっこです。食品添加物や化学調味料も一切不使用。クリームチーズをのせるとワインのおつまみにも向きます。

一度食べたら止まらない! 辛党必食のお漬物
きゅうりのポリポリ食感、醤油のコク、そして激辛さ。正直なところ、小さいお子さんに食べさせるのには向いていません。それくらい辛い一品です。
辛党な大人には、ぜひ食べてほしい漬物。『呑んべえ漬』という商品名が、まさにすべてをあらわしています。一度口にすると、辛さゆえにお酒がとまらなくなるといわれていますが、辛いだけが魅力であれば、ここまでおすすめはしません。『吞んべえ漬』は醤油の製造を手掛けるメーカーが作っている漬物なので、醤油のコクも秀逸。ご飯のお供に、お酒のつまみに、と大活躍です。
【番外編】漬物を手作りするのもおすすめ
続いて、番外編として自宅で簡単にぬか漬けが作れる商品をご紹介します。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする お取り寄せの漬物の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのお取り寄せの漬物の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
自分の好みを見つけよう! ご飯のお供マニアからのアドバイス
漬物という食べ物は、とくにその人の生まれ育った地域の味であったり、食べ慣れている味で好みが大きくわかれます。インターネット上の商品に対する口コミ評価だけでなく、実際にいろいろな漬物を食べて、自分に合う漬物をみつけてください。
気にいった味の漬物があれば、同じメーカーの複数の種類を試すのもいいですし、同地域のメーカーの商品を購入するのもいいでしょう。最近では、少量で購入できる小分けタイプのものが多数あります。ぜひ、さまざまな漬物を食べ比べて自分好みをみつけてみてくださいね。
そのほかの漬物に関連する記事はこちら 【関連記事】
美味しい漬物を取り寄せよう!
お取り寄せでおすすめの漬物をご紹介しました。
漬物はスーパーなどで手軽に購入することができますが、時にはテレビで話題になっているお店や有名店などの漬物をお取り寄せし、いつもの食卓に彩りを与えてみるのもおすすめです。
お取り寄せする際は、賞味期限に注意が必要です。ぜひ、美味しい漬物を選んでみてくださいね。
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日本各地の美味しいご飯のお供を紹介するおかわりJAPAN。 今まで食べたご飯のお供は1,000種類以上、北は北海道から南は沖縄まで、ふりかけ・漬物・塩辛・佃煮・キムチなどさまざまなジャンルのつい「おかわり!!」と言いたくなるご飯のお供の魅力をお伝えします。 ご飯のお供マニアとしてテレビや雑誌などのメディアに出演も多数。