赤ちゃんにベビーオイルは必要?
ベビーオイルとは、おもに赤ちゃんの肌の保湿に使うアイテムのこと。赤ちゃんは、生後3~4カ月になると皮脂の分泌量が減ってしまうため、乾燥による肌トラブルが起こりやすい状態です。オイルやローションなどで保湿してあげましょう。
赤ちゃんのお肌はバリア機能が未熟で非常にデリケートですが、ベビーオイルはそんなデリケートな肌にも使用できるほど、マイルドな成分が特徴です。お風呂上りの保湿はもちろん、綿棒にオイルをしみ込ませて耳やおへその掃除にも活用できたりと、さまざまな用途でマルチに使えます。手頃な値段で購入できる商品も多いため、継続しやすいのも人気の理由です。
ベビーオイルの選び方
まずは、ベビーオイルの選び方をご紹介します。注目したい成分や、赤ちゃんに使いやすいパッケージについて解説しているので、購入前にぜひ参考にしてくださいね。
成分表示を確認しよう
ベビーオイルを選ぶときにまずチェックしたいのが成分表示です。成分表示は、配合量が多い順に記載されているので、購入前に確認してみましょう。
《注目したい成分》
◆ミネラルオイル
◆スクワランオイル
◆ホホバオイル
などは、さらさらとしたテクスチャーで赤ちゃんの肌に伸ばしやすく、保水性も高いのが特徴です。原料になにが入っているのかを丁寧に説明しているメーカーからベビーオイルを選ぶのも、ひとつの方法です。
目的や使用感で「オイルの種類」を選ぶ
赤ちゃんのデリケートな肌に使用するベビーオイル。どんな成分が入っているのか知ったうえで、使う目的に合わせて選びましょう。ここではベビーオイルに使われている原料について紹介します。
ミネラルオイル|外部刺激から肌を守るなら
ミネラルオイルとは鉱物油のことで、石油由来のオイルです。ワセリンやパラフィンも石油を原料としています。精製技術が進歩したことで、不純物のない安定したミネラルオイルが生産されています。
その特徴は、肌に浸透しないで膜をつくること。肌の表面に膜をつくるので、摩擦など外部の刺激からダメージを受けた部分を守ることができます。
赤ちゃんのおへそや鼻の掃除にオイルを使いたいなら、このタイプがおすすめ。
動物性オイル|保湿力や肌なじみの良さなら
動物性オイルは、その名のとおり動物から抽出されたオイルのこと。サメ由来のスクワランや、馬由来の馬油などがこの動物性オイルです。
保湿力が高く肌なじみがよいのが特徴で、ほかのオイルとブレンドして保湿成分として使われたり、100%動物性オイルとして販売されたりしています。
植物性オイル|ベビーマッサージや会陰マッサージに
植物の種や実から抽出された、さらっと軽いオイルが植物性オイル。ベビーマッサージや産後の会陰マッサージによく使用され、オリーブ、ホホバ、アルガン、ツバキ、ヒマワリ種子、アボガドやナッツ類のオイルなどが代表的です。
アロマオイルのベースオイルまたはキャリアオイルとは、植物を抽出した精製オイルのこと。未精製オイルよりも精製オイルのほうが刺激や香りが少なく酸化しにくいのが特徴です。さらっとした感触でベタつかず、自然な香りを楽しめるので赤ちゃんもママも心地よい気分になりそうです。
ブレンドオイル|人気のカレンデュラなど
ベビーオイルの成分表示を見ると、複数のオイルをブレンドしているものがあります。赤ちゃんの肌をすこやかにたもつために、それぞれのオイルの特性を生かしたブレンドを選んでみましょう。
肌を保湿しやわらげてくれるオレイン酸を含むヒマワリ種子油やプルーン種子油、肌を整えてくれるカレンデュラオイルなど、必要に応じて選んでみてください。
低刺激で無香料のベビーオイルがおすすめ
できるだけ香りがなく、ベタベタとしない使い心地のオイルを選びましょう。香りが保湿剤と混ざったり、とくに月齢の低い赤ちゃんは、オイルの香りを嫌がったりすることがあります。
赤ちゃんの肌に少量のベビーオイルをつけてみて、合うかどうかを確認してから使いましょう。
ポンプ式なら片手でもプッシュしやすい
ベビーオイルにはさまざまな容器のものが販売されていますが、片手でプッシュできるボトルだと赤ちゃんのケアをしやすいです。
ただし、あまりにも容量が多いものを買ってしまうと、時間経過とともにオイルが酸化してしまうこともあります。赤ちゃんには劣化したベビーオイルは使えないので、鮮度が高いうちに使いきれる少ない容量のベビーオイルを選ぶこともポイントです。
ベビーオイルおすすめランキング9選 定番人気のジョンソンから海外の隠れ人気商品まで!
ここからは、助産師が厳選したベビーオイルのおすすめランキングをご紹介! ドラックストアやスーパーで買える定番商品から、出産祝いにも人気の海外製品まで幅広い商品がランクアップしています。
『カレンデュラオイル』は、人の皮脂に近いオリーブオイルなどが配合され、赤ちゃんにやさしい植物性オイルです。
助産師と開発し全国の産婦人科でも導入されたオイル
赤ちゃんのおしりまわりや、産前の会陰マッサージや乳頭ケアにも使えるよう開発されたカレンデュラオイル。オーガニックカレンデュラハーブを使った浸出油が、やさしく保護してくれます。
人の皮脂に近く、肌のバリア機能を助けるオリーブオイル、高い保湿力なのにベタつかないライスオイルを配合しています。家族みんなで使えるのがうれしいですね。

『ジョンソンベビーオイル』はミネラルオイルがおもな原料で、低刺激で肌にやさしく作られています。
ベビー用スキンケア用品世界売上ナンバーワン
ベビ用スキンケア用品では世界的に知られるブランド、「ジョンソンベビー」。生まれたその日から使用できる、ミネラルオイルベースのベビーオイルです。
おしりまわりで重宝するオイルで、こびりついた汚れも簡単にふきとりできます。ダメージを受けた赤ちゃんの肌を刺激からしっかり保護し、家族みんなのスキンケア用品としても使える便利なオイルです。
肌の保湿やベビーマッサージ、鼻や耳のお掃除に
オイルの酸化を防ぐ天然ビタミンEを配合した、さらっと肌なじみのよいベビーオイル。マカデミアナッツオイルには、パルミトオレイン酸が豊富に含まれています。パルミトオレイン酸は赤ちゃんの皮脂にも含まれているので、赤ちゃんのスキンケアにピッタリ。
おしりまわりや頬や鼻など、乾燥しやすい赤ちゃんの肌をしっかり保護してくれます。
ドイツ生まれで世界中で愛されているフレイオイル
バリア機能として働く角質層が大人の半分程度しかない、デリケートな赤ちゃんのために開発された、天然ビタミンE配合のベビーオイル。ベビーマッサージ用にも使えます。
セラミド成分を含みバリア機能を高める天然ヒマワリオイルや、保湿力の高いオーツ麦オイルなどをブレンドした植物性オイルです。
ヒツジの毛から取ったウールグリース、ラノリン配合
お母さんと赤ちゃんのコミュニケーションのために開発された、ベビーマッサージ用オイル。よくのびるので、はじめてのベビーマッサージにも使いやすいテクスチャです。
人の皮脂とよく似た働きをする保湿力の高いラノリンやホホバオイルをはじめ、肌をやわらかく保つオリーブオイル、植物性スクワランを配合。ベビーマッサージをして赤ちゃんとスキンシップを楽しみましょう。
天然オメガ3・6・9成分を含むエミューオイル使用
人の皮脂成分のバランスにとても近いエミューオイルは、とても肌なじみがよく角質層まで浸透しやすいのが特徴です。
エミューの雫は、日本で低温でていねいにろ過精製し、品質は変わらずにおいをおさえサラサラな触感を実現。デリケートな0歳の赤ちゃんの、乾燥しがちな肌をしっかり保湿してくれます。
こぼれにくく取り出しやすいプッシュ式ノズルを採用
オーガニックコスメティック認証(ECOCERT)取得済みの日本産ベビーオイル 。フランス産のオーガニック真正ラベンダーを使用しており、ほのかな甘いさわやか香りです。
世界各地から厳選したオーガニック植物性オイルを配合し、赤ちゃんの肌の乾燥を防ぎしっとり保湿してくれます。ベビーマッサージ用オイルとしてピッタリです。
有機農法を取り入れたこだわりの製品づくり
「太陽の花嫁」という別名をもつ、明るいオレンジ色が印象的な花、カレンドラ(カレンデュラ)が主成分のベビーオイル。
軽い触り心地で肌にスッとなじみ、乾燥などの外的刺激からデリケートな肌を保護。赤ちゃんのおむつかぶれを防ぐため、おむつを交換するときの汚れ落としや、保湿やベビーマッサージ用にと幅広く使えます。
ニュージーランド生まれのエコストア・ベビーオイル
厳選された植物性オイルをブレンドし、ラベンダーとゼラニウムの香りを加えたベビーオイル。すっと肌なじみのいいオイルで、肌をしっとりやわらかに保ってくれます。
ベビーマッサージはもちろん、妊娠中や産後のボディケアにも使え、ほのかな甘い香りのオイルです。赤ちゃんへの使用は、生後6カ月以上経ってからがよいでしょう。
ベビーオイル【プチプラ&高コスパ】5選
ここからは編集部厳選のプチプラ、高コスパのベビーオイルを紹介します。プチプラでも安心して使えるものをセレクト!
赤ちゃんの肌を一番に考えたベビークリアオイル
◆赤ちゃん本来の肌に近い成分で肌のバリア機能を整える
◆高い保湿力により乾燥しがちなお風呂あがりにも肌ケアしやすい
◆動物由来の原料不使用! 植物由来の無添加で赤ちゃんのお肌でも安心
◆皮膚科医による皮膚刺激性テスト済みで安全性の高いベービーオイル
◆鼻や耳、おへそのお手入れにも使用できる
環境にやさしいハトムギ成分配合したベビーオイル
◆低刺激のミネラルオイル使用で新生児の赤ちゃんでも安心して活用できる
◆使われている成分はタンパク質やビタミンなどの栄養が豊富
◆肌のキメを整えて乾燥を防いでくれる
◆高い保湿効果によりお肌に潤いをたっぷり与えてくれる
◆無香料無着床! 0歳の赤ちゃんから家族みんなで使える
低刺激なミネラルオイル使用のベビーオイル
◆無香料・無着色・低刺激オイルで敏感な赤ちゃんの肌でも毎日使用できる
◆保湿成分のヒアルロン酸とEXセラミド配合で肌を乾燥から守りなめらかにする
◆サラリと伸びて塗りごこちがいいからお風呂あがりのお手入れに最適
◆300mlの大容量で全身にたっぷり使用できるベビーオイル
◆ミネラルオイル使用だから耳そうじで使用すれば肌との摩擦を軽減できる
植物由来保湿成分100%のベビーオイル
◆上質な成分シアバター配合も手に入れやすく使いつづけられる価格帯にこだわった商品
◆お腹まわりやおへそのケア、毎日のベビーマッサージにもぴったり
◆全身ケアしながらオレンジとカモミールの香りでさらに癒される
◆伸びがよくすばやく肌に浸透するので、こまめに肌ケアをしてあげやすい
◆プッシュタイプだから出す量を調整して使って!
精製ツバキ油100%の安全性の高いベビーオイル
◆天然の植物成分だから肌ケアしたあと赤ちゃんがおしゃぶりしても安心
◆保湿力・保護力だけでなく酸化しにくく乾きにくい特徴をもつ
◆皮膚科医の要望にこたえて開発されたベビーオイル
◆アレルギーテスト済だから赤ちゃんやデリケートな肌もちのママも一緒に使える
◆皮膚と同じ成分を多く含むツバキオイルは肌に自然となじむ
「ベビーオイル」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ベビーオイルの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのベビーオイルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
赤ちゃんへの「ベビーオイル」の使い方 頭皮ケアやおむつ替えにも使える!
ベビーオイルは、頭皮から足先まで全身に使える便利なベビーケアグッズのひとつ。沐浴や入浴をして清潔になった全身の肌に、ベビーオイルを塗って、しっかり保湿してあげる用途のほか、赤ちゃんの頭皮ケアやおむつ替え時にこびりついたうんちを見つけたら、ベビーオイルを染み込ませたガーゼやコットンで、優しくふき取ってケアしてあげる際にも役立ちます。
耳や鼻の掃除をするときも、ベビーオイルを浸したベビー用綿棒を使うことで肌に刺激に与えずに、優しく汚れを取ってあげることも! 赤ちゃんの身体の保湿だけではなくさまざまな用途で使えるベビーオイルは産前に用意しておくと安心ですよ。
ベビーオイルに関するQ&A
ベビーオイルのデメリットは?
鉱物油を使っているベビーオイルは、肌の表面をコーティングしうるおいを閉じ込めるため、肌には浸透せず、肌内部までは保湿できないのがデメリットと言えるでしょう。
吸着性が強いため、継続して使用していると毛穴詰まりが起こりやすくなります。その結果肌荒れの原因になる可能性も。肌トラブルがある場合は注意が必要なので、用途に合わせて使用方法や使用頻度を考えて使うようにしましょう。
赤ちゃんの保湿、塗る量やタイミングは?
ベビーオイルなどの保湿剤は、お風呂上りになるべく早く塗ってあげるとベストです。できれば、5分以内を目安に塗ってあげましょう。
塗る量は、肌にツヤが出て、ティッシュペーパーがくっつくくらいを目安にしてください。
保湿ケアをするのは冬だけでいい?
保湿ケアときくと、乾燥しがちな秋や冬を連想するかもしれませんが、保湿ケアは1年をとおして続けてあげることが大切です。
夏は冷房、冬は暖房機器での乾燥もあるので、乾燥しやすい時期には塗る量や回数を増やして調整してあげましょう。
ベビーオイルを使うときの注意点は?
すぐれた原料のベビーオイルでも、赤ちゃんの肌に合うかどうかはわからないもの。赤ちゃんの顔やカラダに使う前に、家族で使用感をチェックすると安心です。
家族に問題がでなければ、赤ちゃんのやわらかい腕の内側でパッチテストをしましょう。清潔な肌のうえに10円玉程度の大きさを塗って1日程度経過を観察。異常がなければ入浴のあとに同じようにベビーオイルを塗ってもう1日観察し、湿疹などでなければ赤ちゃんの全身に使ってみてくださいね。
そのほかおすすめのベビー衛生グッズはこちら
デリケートな赤ちゃんの肌を守ろう!
ダメージを受けた肌を保護するのか、保湿したいのか、マッサージをしたいのか、目的によってベビーオイルを選ぶことが大切です。赤ちゃんの肌はとても乾燥しやすいうえに、自分の汗、涙、よだれによる刺激で肌がダメージを受けやすいです。
また、ベビーマッサージは赤ちゃんの幸福感を高めてくれます。スキンシップを深めるためにもベビーオイルは欠かせません。ぜひ赤ちゃんの状態にピッタリ合うベビーオイルを見つけてみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。