ベビークリームで赤ちゃんを乾燥から守ろう オイルやローションのいいとこ取り!
赤ちゃん用の保湿剤は、オイルやローション、クリームとさまざまな種類があります。ベビーオイルは、水分の蒸発を防いで保湿する役割があり、ベビーローションは乾燥している肌に、化粧水のような役割を果たしてくれます。
ベビークリームは、オイルとローションのいいとこ取りで、水分を補給して保湿をしてくれるうれしい商品。保湿剤選びに悩んだら、まずはベビークリームを試してみてください。
ベビークリームの選び方
ここからは、ベビークリームの選び方をご紹介していきます。赤ちゃんにぴったりのベビークリームを選ぶために参考にしてみてくださいね。
うれしい保湿成分「植物性オイル」が配合されているかチェック
ベビークリームを購入するときは、成分表示をチェックしてみましょう。入っているとうれしい保湿成分としては、シアバター、ホホバオイル、オリーブ果実油などの植物性オイルが代表的です。
成分表示は、医薬部外品を除いて成分表のはじめに記載されているものほど配合量が多いので、参考にしましょう。
あせも予防には「アラントイン」「グリチルリチン酸2K」を
赤ちゃんのあせもが気になるという方は、「アラントイン」や「グリチルリチン酸2K」が配合されているベビークリームを選んでください。
「アラントイン」は、皮膚保護剤としてニキビ治療薬や軟膏などの医薬品・化粧品に使われている成分です。「グリチルリチン酸2K」は、ニキビや肌荒れのケアに使われる成分であり、医薬品・化粧品・日用品など幅広く使用されています。
ただし、これらの成分は厚生労働省から承認を受けた医薬部外品に配合されている成分なので、購入の際には商品の分類もチェックしましょう。
赤ちゃんには無香料・無着色がベター
一般的に懸念されている成分には、香料・着色料・パラベン・アルコール・精油などがあります。
赤ちゃんの肌に使用するベビークリームは、無香料・無着色のシンプルな成分構成のものを選ぶことが大切です。
塗る場所に合わせて種類を選ぶ
ベビークリームは、商品によって全身用・顔用・お尻用と使用部位がこまかく分かれているものもあります。購入する際には、使用部位を考えて選びましょう。
「全身用」なら広範囲に使える
ベビークリームを赤ちゃんの全身に使いたいという方は、全身用のベビークリームを購入しましょう。全身用をひとつ持っていれば、顔・身体・手足・おしりなどをまとめて保湿することができます。
ただし、赤ちゃんによっては、顔などのデリケートな部分に使うと成分が強すぎる場合も。はじめて使うときは、慎重に使うように心がけてください。もし、赤ちゃんの敏感肌が気になる方は、全身用は身体だけに使うことをおすすめします。
「顔用」ならデリケートな肌でも安心
顔のなかでも頬は乾燥しやすいので、保湿ケアはとくにかかせません。ベビークリームを赤ちゃんの顔に塗るときは、顔用のものを購入しましょう。肌に優しい成分が使われているので、デリケートな肌でも使用できます。
ただし、いくら肌に優しい成分だとしても、目や唇などの敏感な部分には塗らないようにしてください。赤ちゃんによっては顔を思い切り動かしたり暴れたりすることがあるので、気をつけて塗ってあげましょう。
おむつかぶれには「お尻用」を選ぶ
一日中おむつをつけている赤ちゃんのお尻は、とても蒸れやすく肌荒れしやすい部位です。お尻まわりが真っ赤になる前に、しっかりとお尻用のベビークリームでケアしてあげましょう。お尻用のベビークリームは、デリケートなところにも使えるようにやさしい成分が使われています。
あまりにもおむつかぶれが酷いようであれば、有効成分が配合されているものを使用してもよいでしょう。ただし、症状によっては皮膚科でしっかりと診てもらってください。
使う回数も考えて内容量を確認する
ベビークリームは購入したら、できるかぎりワンシーズンで使い切るのがベスト。赤ちゃんに合った成分のものを選ぶためにも、最初は少量タイプからはじめてみてください。
商品ごとにさまざまな内容量がありますが、ひとつあたり60g前後のものであれば、ちょうどよいでしょう。少量タイプのものを1本用意しておけば、持ち運びにも便利なので、外出先や旅行先でも使えます。
使い勝手を考えて容器のタイプを選ぶ
ベビークリームはさまざまな容器のタイプがあります。チューブタイプやポンプタイプ、クリームジャータイプやボトルタイプなど、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
チューブタイプ|持ち運びやすいから外出先でも使える
チューブタイプのベビークリームは、定番で使いやすい形状をしているので、容器タイプに迷ったらチューブタイプを選べば間違いありません。量の調節がしやすく、出したい分だけ使えてとても便利です。
また、チューブタイプは、重いテクスチャのベビークリームが多いので、しっとりしているタイプが好みという方に向いています。
ポンプタイプ|片手でもサッとお世話できる
ポンプタイプのベビークリームは、片手で手軽に使うことができるのが特徴的。また、最後まで衛生的に使うことができます。クリームを取り出すために、蓋やキャップをあける手間がないので、忙しいママにぴったり。
ボトルタイプ|サラッとしたテクスチャーでたっぷり使える
ボトルタイプのベビークリームは、チューブタイプやポンプタイプなどと比べると、さらっとしたテクスチャのものが多い特徴があります。また、片手でかんたんに開閉することができて、手軽にサッと使えます。
一度にたくさんの量を取り出すことができるので、クリームジャータイプ同様、赤ちゃんの全身にベビークリームを使いたいときに便利です。
クリームジャータイプ|コスパの高い大容量パッケージ
クリームジャータイプのベビークリームは、大容量タイプが多く販売されているので、コスパのよいベビークリームを探している方向けです。蓋をあければ片手で使うことができて、一度にたくさんの量が取れるのが特徴的。
赤ちゃんの全身にベビークリームを使いたい方や、頻繁にベビークリームを使うときにとても便利です。さまざまな商品が売られているので、商品も選びやすいでしょう。
ベビークリームおすすめ16選
ここからは、ベビークリームのおすすめ商品を紹介します。ドラッグストアやスーパーでも買える定番商品から、おしゃれな海外製品まで幅広くピックアップしているので、ぜひ参考にしてくださいね。

ベビークリームを清潔に保管でき、片手でもワンタッチで便利に使いたい場合には、ママ&キッズ『ベビーミルキークリーム』。
伸びがよく毎日使いやすい
中身が空気に触れないように作られた、ワンタッチと逆止弁チューブの二重構造になった容器入りのベビークリームです。
お母さんの胎内にいる環境をお手本にしている、伸びのいいテクスチャーが特徴。
保湿成分は胎脂に近く、うるおい成分は羊水にも含まれているアミノ酸を8種類配合しています。カサつく部分には重ね塗りするとよいでしょう。
カサカサが気になるお肌に
「アトピタ」は、乾燥やかゆみをくり返す赤ちゃんの肌を考えてつくられたスキンケアシリースです。こちらのベビークリームは、保湿力が高くしっとりしていて、デリケートな赤ちゃんの肌を守ってくれます。
また、紫外線吸収剤を含まず、紫外線反射微粒子パウダーを配合。赤ちゃんを日差しからも守る、全身に使えるクリームです。
赤ちゃんの肌にうれしい成分を高配合
低温抽出したナチュラル馬油のベビークリームです。オーガニックパルマローザから抽出した、ピュア植物オイルもバランスよく配合。
無着色、無香料、防腐剤が入っておらず、万が一赤ちゃんがなめてしまっても問題ない食用の成分で作られています。
やさしくなじんでベタつきにくい手触り。デリケートな赤ちゃんの肌はもちろん、お母さんの乳頭ケアにもぴったりです。ほのかにオーガニックパルマローザの香りがします。
デリケートな赤ちゃんの肌を守るベビークリーム
ピジョン独自の保湿成分である「フィルベビーEX」が配合された、デリケートな赤ちゃんのためのベビークリーム。無添加・弱酸性・低刺激で24時間赤ちゃんを乾燥から守ります。
フィルベビーシリーズは、ベビークリーム以外にもボディーソープやベビーミルクローションがありますので、セットでそろえてしっかりと赤ちゃんの肌を守りましょう。
大人も一緒に使えるベビークリーム
オーガニックラベンダーとカモミールのほのかな香りで、使いごこちが軽やかなエルバビーバのベビークリーム。カサカサが気になる赤ちゃんの肌に使えば、しっかりと潤いを与えてくれます。
テクスチャーがべたつきにくく、1年中使いやすいのが特徴的。大人の気になる乾燥肌・敏感肌にも使用できるので、家族全員でまとめてケアしたい方にピッタリです!
クリームなのにのびがよくサラッとした使い心地
和光堂の「ミルふわ」シリーズは、赤ちゃんのデリケートなお肌のことを考えたスキンケアシリーズ。ボディソープやローションなどさまざまな商品がありますが、こちらのクリームは、お顔や手などとくにカサカサしやすい部分に使うのがおすすめです。
保湿成分をリッチに配合し、しっとりした肌ざわりへと導きます。
天然の植物油で作られたベビークリーム
パックスナチュロンの製品は、肌のことを考えて天然植物油が主原料。石油由来である合成界面活性剤や防腐剤、合成着色料、合成香料は使われていません。ワンタッチキャップで出しやすく、ベタつかず伸びがいい手触りです。
配合されているマカデミアナッツ油は、人の皮脂に近いパルミトレイン酸を多く含んでいて、肌なじみがいいです。

アロベビー『ベビークリーム』は、おむつかぶれの初期段階で使えるなど便利でおすすめです。
国産のオーガニックベビークリーム!
余計なものを使っていないので、おしりまわりのケアにぴったり。白浮きせずに肌にスッとなじみます。世界的なオーガニック基準のエコサート認証を取得。シリコンやパラベンは使われていません。
99%以上が天然由来の成分だから、赤ちゃんのデリケートな肌にも適しています。シアバターもたっぷり配合。伸びがよく赤ちゃんもママパパも心地よく使えます。

乾燥が気になる顔にも全身にも使えて、とくに乾燥する秋冬時期に使いたい場合には、花王 メリーズ『ベビークリーム』。
赤ちゃんの肌研究から作られたクリーム
オムツでおなじみのメリーズから生まれた高保湿ベビークリームです。肌のうるおいをたもつ保湿成分配合で、赤ちゃんの肌を刺激から守ります。
カサつきが気になる口まわりやほっぺにも使えて、しっとりうるおいます。
無香料、無着色、アルコールフリーで、弱酸性のやさしい作り。低刺激で、アレルギーテスト済みです。
やわらかいクリームが赤ちゃんの肌を包み込む
ベビー製品以外にも、キッチンやランドリー製品など100種類以上の製品を手掛けているエコストア。自然原料だけで作った、ナチュラルトータルケアブランドです。
ベビーモイスチャライザーは、やさしいラベンダーの香りが特徴的であり、やわらかいクリームがしっかりと赤ちゃんの肌を守ります。生後6カ月以降からを推奨していますので、ご利用の際には月齢に気を付けてください。
0歳から使える薬用モイストクリーム
保湿成分の「セラミド」・「ヒアルロン酸」が配合されている、0歳から使える薬用モイストクリームです。入浴後や乾燥している時期に気になる赤ちゃんの乾燥も、しっかりと保湿できます。
家族全員で使うことができるタイプなので、乾燥が気になるママもしっとりすべすべの肌に。持ち運びにも便利なチューブタイプなので、外出時や旅行時に活躍します。
※こちらの商品は「医薬部外品」です。
赤ちゃんの胎脂に似た保湿成分を配合!
日本製のベビークリームです。生まれたての赤ちゃんを守る胎脂に近い、イソステアリン酸コレステリルとセラミド2による「ピジョンベビーリピッド」という保湿配合しています。
伸びがいい手触りで、乾燥しがちな肌を守ってくれます。弱酸性で無着色、無香料、パラベンフリーで新生児から使えます。
しっとりうるおう高保湿のベビークリーム
天然由来の保湿成分であるシアバターを15%配合した、コクのある手触り。乾燥しやすい口まわりやほっぺもしっかり保湿します。小麦やはちみつ、落花生などに由来する化粧品原料は使われていません。
シリコン、合成香料、合成着色料、パラベンなども使わずに製造。皮フパッチテスト済みです。オレンジとカモミールが心地よく香ります。
トラブルが起こりやすい部分に
オムツがこすれたり蒸れたりして、肌悩みが起こりやすいおしりや汗ばみやすい部位に使いたいベビークリームがこちら。サラサラの手触りで、汗をかきやすい背中や首まわりのケアにも使用可能です。
環境と資源に配慮したものづくりをしているヴェレダの製品で、安心して使えますね。
オーガニックカモミール配合
特定原材料等27品目に由来する成分を一切使用しないことにこだわったベビークリームです。石油系界面活性剤やシリコン 、アルコール、動物性原料、合成香料 、パラベンなども使われていません。
ハーブの女王といわれるオーガニックカモミールを配合。デリケートな肌にうるおいをあたえます。91.5%が天然由来成分で、伸びがよくベタつきにくい手触りです。
「ベビークリーム」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ベビークリームの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのベビークリームの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ベビークリームの塗り方
赤ちゃんの保湿の仕方は、まずベビーローションを塗り、そのあとにベビークリームを塗るとよいです。ベビーローションで補給したうるおいのうえから、油分の多いベビークリームを重ねて保湿します。
また、ベビークリームを塗るときは、手のひらにとってたっぷりと塗ってあげましょう。朝とお風呂あがりなど、1日2~3回保湿してあげるといいですね。
ベビークリームに関するQ&A
ベビークリームはいつからいつまで使う?
市販されているベビークリームは、「対象年齢0カ月~」や「新生児から使える」とされているものがほとんどです。
そのため、生まれてからすぐに使いはじめることができますよ。生まれたての赤ちゃんの肌は、まだバリア機能も未熟でデリケート。乾燥もしやすいため、しっかりと保湿してあげる必要があります。
また、ベビークリームを使用するのに「いつまで」という決まりはありません。肌にやさしくつくられているので、大人でも使用できますよ。肌のことを考えると、保湿は大人になっても続ける必要があります。
ベビークリームは1日に何回塗る?タイミングは?
赤ちゃんによって肌の乾燥のしやすさには個人差があります。なので、1日何回塗らなければならないという決まりはありません。
赤ちゃんの肌の状況を確認して適宜塗るようにしましょう。ベビークリームは保湿が目的としているため、カサカサしていて「肌が乾燥しているな」と感じたときに塗るのがおすすめです。
お風呂あがりなどのタイミングで、身体の汚れを落とした清潔な状態で塗るのが効果的です。
秋冬の乾燥しやすい季節や、乾燥肌の赤ちゃんの場合は、こまめに肌の状態をチェックしてクリームを塗ってあげましょう。おむつ替えや着替えタイミングでチェックする習慣をつけておくと、乾燥が悪化する前に気づきやすくなりますよ。
「オーガニック」という表記には要注意?
ベビークリームには、「オーガニック」と記載されている商品もありますが、日本では化粧品の「オーガニック」についての明確な規定はありません。オーガニック成分を少しでも入っていれば「オーガニック」とうたえてしまうのです。そのため、ベビークリームに含まれる精油の種類によっては、「オーガニック」でも赤ちゃんの肌に刺激になるおそれも。
「オーガニック」だから肌に優しいと決めつけずに、成分表示はしっかりと確認することが大切です。
そのほかのベビー用品に関連する記事はこちら 【関連記事】
ベビークリームで赤ちゃんのお肌をケア!
赤ちゃんのデリケートな肌は乾燥しやすくて肌トラブルを引き起こすことも。しっかり保湿してあげることが大切です。この記事でご紹介したベビークリームは、うるおい補給にぴったりなスキンケアアイテム。
刺激に敏感な赤ちゃんには低刺激のもの、ベタつきが苦手な場合は伸びがいいタイプなど、赤ちゃんに合うものを選びましょう。
看護師兼ライターのゆみ かおるさんが教えてくれたアドバイスをご参考に、赤ちゃんにぴったりなベビークリームを見つけてください。
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