コーヒースプーンの魅力 おいしいコーヒーをつくるための道具
コーヒースプーンとは、スコップのようにコーヒーの粉をすくうだけで計量できるコーヒー軽量スプーンのこと。コーヒーの好みや用途に合わせた商品が多く、計量できるグラム数や大きさも商品ごとに変わります。
時間がないときでもさっと計量できるので安定したコーヒーの味を楽しみたい人はもちろん、気分に合わせて濃さを調節したい人にもおすすめです。お気に入りのコーヒー豆と合わせれば、より充実したコーヒータイムが楽しめますよ。
コーヒースプーンの選び方 素材や容量などに注目!
自分の好みや用途に合わせてコーヒースプーンを選ぶことで、コーヒーのおいしさも気分も変わりやすくなります。まずはコーヒースプーンの選び方をご紹介しますので、自分にピッタリのコーヒースプーンを選んでみてください。
ポイントは下記の通り。
【1】1杯あたりの容量
【2】目盛り
【3】素材
【4】用途に合わせた特徴
【5】デザイン
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】1杯あたりの容量で選ぶ
コーヒースプーンは商品によって1杯あたりの容量が変わります。自分に合った容量のコーヒースプーンを選ぶことで、好みの味に仕上げやすくなるのがメリットです。
コーヒーの粉およそ10gが一般的な量といわれていますが、濃いめの味が好きな人もいれば、うすめの味のほうが好きだという人もいます。自分が好きなコーヒーの味はだいたい何gなのか把握し、それに合わせてコーヒースプーンを選んでみましょう。
【2】目盛りがあるか確認
目盛りがついているものを選びましょう。自分好みの味のコーヒーの粉の分量がわかっても、目盛りがなければ計量が難しいですよね。
より自分好みの味を楽しむためにも、目盛りがついているものを選ぶと便利です。お客さんがきたときでも、一般的な分量を計ってコーヒーを出せるのでおすすめですよ。
【3】素材で選ぶ
コーヒースプーンはステンレス製のものから木製・銅製のものまでさまざまな素材のものがあります。素材によってデザインが変わるのはもちろん使い勝手も違うので、自分が使いやすい素材のものを選びましょう。
サビに強くお手入れがカンタンな「ステンレス製」
ステンレス製のコーヒースプーンはサビに強いので、カンタンなお手入れでキレイな状態をたもちやすいのが特徴。耐久性も高く、長持ちしやすい素材です。
ほかの素材に比べて少し価格が高めなのと、少々重量もありますが、コーヒースプーン自体が小さいのでそれほど気にならない範囲でおさまるでしょう。
ナチュラルで温かみのある「木製」
木製のコーヒースプーンはナチュラルで温かみのある雰囲気が特徴。おしゃれなデザインのものが多く販売されており、選択肢が多いのもメリットです。
天然素材なので個体によって微妙にサイズ感が違ってくる場合がありますが、微妙な容量まで気にしていなければそこまで深く考える必要はないでしょう。木目の模様によって雰囲気がガラッと変わったり、使い続けるうちに味が出てきたりするのも楽しみのひとつです。
使えば使うほど味わいがでる「銅製」
銅製のコーヒースプーンは時間が経つほど色が変化していく特徴があり、使えば使うほど味わいがでてきます。
長い歴史のある喫茶店で銅製のコーヒースプーンが使われていることもあり、レトロで情緒ある雰囲気を楽しみやすいのもポイントです。買ったときの新品状態を維持したいという人には不向きかもしれませんが、自分だけのコーヒースプーンを育てたい人にはおすすめです。
おしゃれで食洗機でも洗える「陶器製」
陶器製のコーヒースプーンは見た目やデザインにもこだわりたいという人におすすめです。おしゃれな商品が多いだけではなく、食洗機でも洗えるので手軽に使いやすいのもメリットです。
落としてしまうと割れたり欠けたりすることがあるので少し注意は必要ですが、さまざまなデザインがあるので自分だけのこだわりのコーヒースプーンが見つかりやすいでしょう。
【4】用途に合わせた特徴で選ぶ
コーヒースプーンは用途に合わせて選ぶのも重要なポイントです。たとえば、コーヒーをキャニスターなどに詰め替えて使う場合と、袋のままで使う場合では求めるものも変わります。
どのように使うことが多いかチェックして、あなたの生活スタイルにあったコーヒースプーンを選びましょう。
キャニスターに入れて使用するなら柄が短いもの
キャニスターにコーヒーの粉を移して使う場合は、柄が短いものを選ぶといいでしょう。コーヒーの粉が計りやすく、キャニスターのふたを閉めても邪魔になりにくくなります。
ただし短すぎるものを選ぶと、コーヒーの粉が減ったとき底に届きにくくなる一面も。避けたい場合はキャニスターの高さと比べて少し短めのものを選んでみてください。
袋のまま使うなら柄がクリップ状になっているもの
詰め替えるのが面倒くさいなどの理由で袋のまま使いたい場合は、柄の長いものや柄がクリップ状になっているものを選ぶと、使い勝手がよく便利です。
もし柄がクリップ状のものを購入する場合は、柄の長さと閉じたいコーヒー袋の幅をしっかり比較しておきましょう。仮止めのような封でよければ短くても問題ありませんが、湿気を防ぎたい場合は柄の長さも重要です。
【5】デザインで選ぶ
使い勝手も大切なポイントですが、自分の好きなデザインで選ぶのも同じくらい重要です。使っていて便利でも、デザインを見るたびにガッカリするものはなるべく避けておきましょう。
使うほど味わいが出る銅製、ぬくもりのある木製など、自分好みのデザインのコーヒースプーンを選べば気分も上がりやすくなります。せっかくのコーヒータイム、雰囲気もぜひ楽しんでください。
【プロのアドバイス】自分のコーヒースタイルに合わせて選ぶ
コーヒー好きの人なら、お気に入りのメジャースプーンでおいしい1杯をいれたいですよね。スプーンを選ぶときには、まず自分の「コーヒースタイル」を考えてみましょう。
毎朝のコーヒーを欠かせない人には使いやすくオーソドックスなステンレス製を。ゆったりとコーヒータイムを楽しみたいなら温かみのある木製はいかがでしょうか。
豆からこだわるコーヒー通の人なら、銅製スプーンでバリスタ気分を味わうのもいいですね。
コーヒースプーンがおすすめのメーカー 人気メーカーの特徴をご紹介!
コーヒースプーン選びに迷ったら人気ブランドやメーカーの特徴から探すのもおすすめです。今回は、人気メーカーのうちハリオとカリタについてご紹介します。
HARIO(ハリオ)|世界のバリスタから愛されるガラスメーカー
ハリオは、東京都に本社を置く耐熱ガラスメーカーで、コーヒー用品を豊富に取り揃えています。中でも円錐状のドリッパー「V60」は、世界中から支持を得ているバリスタ御用達のシリーズです。
V60シリーズにはコーヒースプーンもあり、ステンレス製のほか銅製や木製、セラミックの商品などラインナップが充実しています。
Kalita(カリタ)|充実したコーヒーグッズを販売
カリタは、東京都生まれのコーヒー機器総合メーカーです。コーヒーメーカーやコーヒーミルなどコーヒーを美味しく飲むためのアイテムが揃っています。中には、日本各地の上質な素材や技術とコラボしたメイドインジャパンシリーズもあります。
カリタのコーヒースプーン(コーヒーメジャー)は、材質や形状、デザインがさまざま。利用シーンに合わせた最適な商品が見つかるでしょう。
コーヒースプーンおすすめ22選 幅広くピックアップ!
ここからは選び方のポイントをふまえて、フードコーディネーターと編集部がおすすめのコーヒースプーンをご紹介します。使い勝手がいいものからコスパのいいものまで、幅広くご紹介するのでぜひ参考にしてみてくださいね。
▼コーヒースプーンおすすめ6選【ステンレス製】
まずはステンレス製のコーヒースプーンからご紹介します。ステンレス製はサビに強くお手入れしやすいのが魅力。スタンダードタイプのコーヒースプーンを見ていきましょう。

金属加工技術で世界的な品質基準をクリアした新潟県燕市の「Made in TSUBAME」の刻印が輝くスプーン。シンプルなストレートライン、手なじみのよさは、初心者からプロまで幅広くおすすめです。
職人さんの思いがつまった一品! マットな仕上がり
こちらは世界的な金属加工技術を駆使して作り上げたコーヒースプーン。ステンレスにマット加工がされているので、シンプルながらも渋い雰囲気を出しています。
黒の見た目も洗練されていてかっこよく、職人さんの思いがつまったクールな一品。柄が短いのでキャニスターと合わせて使いやすく、収納しやすいのもポイントです。
マットブラックにツバメのワンポイントがおしゃれ!
金属加工の街、新潟県燕市で作られるシンプルで美しい質感のコーヒースプーン。ツヤを消したマットブラックのカラーに持ち手のなだらかな曲線が特徴で、スタイリッシュで高級感があります。
ワンポイントで刻印されたツバメのアイコンもおしゃれ。ツバメシリーズのコーヒーキャニスターにはコーヒースプーンをかけられるフックが付いているので、気になる方は一緒に購入するのがおすすめです。
おしゃれなローズゴールドの計量スプーン
美しいローズゴールド仕上げのスプーン。持ち手はクルミ木製で滑らかに持つことができ、デザイン性にも優れています。
また、ステンレス製で耐久性があるので長く使えます。
コーヒー以外にも砂糖やスパイスなど、ほかの調味料にも最適です。
クリップ付きの長めスプーン
コーヒー豆を袋のまま保管したい方におすすめのクリップ付きコーヒースプーン。買ってきた袋の口をクリップで挟み、閉じて保管することができます。
アンティークな風合いのあるゴールドカラーがおしゃれで、ステンレス製なので丈夫で長持ちします。
大さじ一杯分の軽量ができるので、コーヒー以外にも、小麦粉など粉類の袋を留めておきたいときに便利です。
コーヒー豆もカンタンに計れる! 本格派の人に
こちらは1杯10gの豆が計れるコーヒースプーンで、豆から挽くことが多い本格派の人におすすめです。全体の長さは12センチほど。保存容器にもしまっておきやすいサイズ感となっています。
オールステンレス製でつくられているので、もちろんサビつきにくく長く使いやすいです。形もシンプルで洗いやすいので、清潔に管理しやすいのもうれしいですね。
▼コーヒースプーンすすめ4選【木製】
次にフードコーディネーターと編集部が選ぶ、木製のコーヒースプーンをご紹介します。温かみのあるデザインはどこか心をホッとさせてくれるようなやさしさが感じられますよ。
木目によって変わる雰囲気も魅力的。あなただけのスプーンをみつけてください。

コーヒーをゆっくり味わいたいときに心をなごませてくれる木製スプーン。自然の色と落ち着いた風合い、温かみのある手ざわりはくつろぎのコーヒータイムへと導いてくれます。ナチュラル派の人にぴったりです。
天然木の削り出しで世界にひとつだけのスプーン
職人がひとつひとつていねいに天然の木を削り出して作った逸品です。短い柄が特徴で、そのままキャニスターに入れても使いやすくなっています。コーヒースプーンのなかでも高級品に入りますが、手にとればそれだけの価値があることがわかります。
商品ごとに違う木目模様が美しく、使い続けるうちに愛着がわいてきます。同じものはひとつとしてない、特別なコーヒースプーンをぜひお楽しみください。
カフェタイムがやさしい木のぬくもりで癒しの時間に
丸みを帯びたかわいらしい形のコーヒーメジャースプーン。天然木で作られているので、見た目や手触りでもやさしい木のぬくもりを感じることができます。
同じ素材で作られたキャニスターも販売しているので、セットで購入すればデザインの統一ができます。まるで森のなかでコーヒーを淹れるようなナチュラル感を感じたい人におすすめです。
自分好みに調整! 目盛りつきで3パターン計量可
コーヒー粉すりきり12gが計れるコーヒーメジャースプーンです。そのほか8g・10gと目盛りがついているので、1杯分のコーヒーの粉を計るのに便利。自分好みの濃さにコーヒー粉を調節できます。
木の持ち手に刻印されたロゴもさりげなくておしゃれ。コーヒーの淹れ方にこだわりをもっている人や、これからコーヒーを本格的に楽しみたい人におすすめです。
丸みがあって持ちやすいハンドル
職人によりひとつひとつ手作りされているコーヒーメジャースプーンです。丸みがあって持ちやすいハンドルが特徴。和洋どちらの食卓にもなじみやすいデザインなので、キッチンや食卓の雰囲気に左右されにくいのも魅力のひとつです。
また、スプーン1杯で10gを計ることができます。ちょうどスプーン1杯でコーヒー1杯分なのでひとり暮らしの人にもおすすめの商品です。
▼コーヒースプーンおすすめ3選【銅製】
次に銅製のコーヒースプーンをご紹介します。使い続けるうちに酸化して、徐々に深みのある赤褐色へと色が変化するのが銅の特徴です。
それでは、フードコーディネーターと編集部がおすすめする、銅製のコーヒースプーンを見ていきましょう。

美しく輝く銅の上質感と、ほどよい重量感が魅力です。持ち手をフックにかけるとキッチンインテリアとして楽しめるのもポイント。よい道具を長く使いたいという人におすすめです。
▼コーヒースプーンおすすめ4選【陶器製】
陶器製のコーヒースプーンをご紹介していきます。おしゃれなデザインのものが多くあるので、きっと気になるコーヒースプーンが見つかるでしょう。
【番外編】砂糖やミルクを混ぜるコーヒースプーン5選
ここでは、番外編としてカフェタイムがいっそう楽しくなるようなコーヒースプーンをご紹介していきます。スタイリッシュで上品なものからふだん使いにもぴったりなものまで厳選しました。あなた好みの商品を探してみてください。
「コーヒースプーン」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする コーヒースプーンの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのコーヒースプーンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
コーヒースプーンはどこで売っている? お試しに買ってみたいなら100均も!
コーヒースプーンは無印やカルディ、ニトリ、100均のダイソーやセリア、キャンドゥなどで購入が可能です。
とりあえず使ってみたいなら100均で、本格的なものが欲しいなら無印やカルディ、コーヒー専門店の通販をチェックしてみましょう。
キャニスターやドリッパーなどプロが厳選紹介! コーヒーを楽しむための道具
こだわりのコーヒースプーンと出会えますように もっと素敵なコーヒータイムを
おすすめのコーヒースプーンをご紹介しました。コーヒースプーンを選ぶときにはデザインだけではなく、用途に合わせて選ぶことも大切です。
ご紹介した選び方やおすすめの商品を参考に、自分にあったコーヒースプーンを選んでみてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
日本フードコーディネーター協会常任理事。 2000年よりフードコーディネーターとしての仕事をスタート。 商品開発、レシピ開発、スタイリング・撮影、食イベントの企画運営、講演会講師、料理教室講師など、食に関する業務に広く携わり、「食の楽しさと大切さ」を伝えています。 新しいもの、便利なものを取り入れながら、古き良きもの、伝統的な食文化も重んじるのが私のスタイル。 ここでは、豊かなフードライフスタイルの実現に役立つ提案を行っていきたいと思っています。