サークルカッターとは? 簡単にキレイな円が作れる!
サークルカッターとは、ふだん使っているカッターやはさみではなかなか上手に切ることができない「円」を切り抜くことに特化したカッターです。
サークルカッターの原理はコンパスと同じ。コンパスの鉛筆がついている部分をカッターに置き換え、円心を固定し、それを中心に弧を描くことで、かんたんにきれいな曲線の円を切り抜くことができます。オフィスや家庭にあると便利ですよ。
サークルカッターの選び方 円のサイズや使いやすさをチェック!
サークルカッターは種類が豊富。ここからはサークルカッターの選び方をご紹介します。ポイントは下記。
【1】素材に合わせてタイプを選ぶ
【2】円のサイズに合わせて選ぶ
【3】使いやすさで選ぶ
上記のポイントを押えることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】切りたい素材に合わせてタイプを選ぶ
サークルカッターは、切りたい素材によりタイプが異なります。それぞれに適したタイプを使用することで、キレイにスムーズに切れるので素材に合ったものを選びましょう。
普通タイプ|薄い紙がスムーズに切れる!
サークルカッターで切り抜く素材として、普通紙やビニール、フィルムなどがまず挙げられますが、ほとんどが薄いタイプのものです。
素材が薄ければ、普通タイプのサークルカッターで問題なくきれいに切れるでしょう。基本的に、紙や工作用紙には普通タイプがおすすめです。
厚物対応タイプ|ダンボールなどの厚みがある紙に!
少し厚めのダンボールや薄目のベニヤ板を切りたいときは、厚紙用のサークルカッターを使います。
なかには硬く切れ味が鋭い「黒刃」を取り付けられる商品もあり、厚みのある素材もよりラクに切り抜くことができます。
布・革専用タイプ|くるみボタンを作る時にもおすすめ
布や革といった素材を切ろうとすると、動いてしまうので普通タイプできれいに切り取るのは困難です。
刃が丸い特殊な刃になっている「布・革専用タイプ」であれば、スムーズに切断することができます。
くるみボタンを作りたいときや手芸に便利なアイテムです。
【2】切りたい円のサイズに合わせて選ぶ
小さい円を切り抜くことができても、大きなサイズになると幅が足りないサークルカッターがあります。その逆に、直径1~2cmの小さい円は切ることができない大きいサイズ用のものもあります。
このように、サークルカッターは、商品によって切り抜くことのできるサイズの直径幅が異なってくるため、用途や目的に合わせて選びましょう。
【3】使いやすさで選ぶ
円を切り抜くのは、直線にカッターナイフを入れるのとは違う難しさも。そのため、使いやすさや目盛りの有無、針の見やすさなども選ぶポイントになります。
針や目盛りの見やすさ
正確なサイズの円を切り抜きたければ、目盛りがはっきり確認できるものを選びましょう。円心がずれると自分が求めるものとは違う大きさの円になってしまったり、形がゆがんでしまったりします。
そうした失敗を避けるためには、円心の針の位置がしっかり見えるものを選ぶことも大切です。
持ちやすさ
サークルカッターはたいへん便利なツールですが、手首や指先を上手に使わないときれいな円形の穴を切り抜けないこともあります。そのため、持ち手の部分にあたるハンドルの持ちやすさも重要なポイントとなります。
雑貨アーティストからのアドバイス
あればとても便利なサークルカッター。直径1mmの小さな円から直径30cmほどの大きな円までくりぬけるので、とくにDIYやハンドメイドが好きな方にはおすすめです。
商品や素材、使い方によっては刃で下のものを傷つけてしまう場合もあるので、下敷き用のカッティングマットなども用意した方が安心ですよ。
サークルカッターおすすめ11選 雑貨アーティストと編集部が選ぶ!
ここからは、おすすめのサークルカッターを紹介していきます。
作りたいもののなかには切り抜いた円にピン穴がないほうがいいな、というものもあるでしょう。NT『薄物円切りカッター クリア(iC-1500P)』はピンと押さえの2方法を選んで使えるので、作品の用途に合わせて使い分けができてとても便利です。

ピン穴を開けずにカットできる
切り抜いた円を使いたい場合、中心に穴が開いていると困る場合もありますよね。この商品は真ん中の部分がちょうど画びょうを反対にした状態になっており、ピン穴を開けずに円をカットすることができます。また、ピンキャップを外せば穴を開けて使うこともできますよ。
薄手の素材に使用することができ、直径2cmほどのかなり小さい円を切り抜くことも可能。ピン穴を開けずに切り取りたい人に向いています。
OLFA『円切りカッターL型(90B)』は薄手のベニヤやダンボール、厚手のしっかりした紙も切ることができる便利な商品です。ハンドメイドやDIYが好きな方や、幼稚園や保育園などの教室の飾りつけなどにも役立ち、創作の幅が広がります。

薄手のベニヤ板やダンボールもカット可能
工作用のカッターナイフを取りつけたようなサークルカッターです。カットする刃が大きく頑丈で、ダンボールや薄手のベニヤ板などをカットすることができます。円の中心のハンドル部分を押さえることで、ブレずに切ることが可能。
カッターの持ち手部分をしっかりつかめるので、少し厚みのある素材を切り抜きたい人におすすめです。
ピン穴を開けずに布をきれいに切り取れる
刃を押さえる部分が刃の真上ではなく外側にあり、力を加えやすいように丸いボタンのような形をしています。普通のカッター刃でなく、丸刃がついているので、切っているときに布がよれにくいのが特徴です。
円心部分が針ではなく平らなので、ピン穴が開きません。ヨーヨーキルトやくるみボタンといった手芸に重宝しそうなサークルカッターです。
額装にぴったり! 斜め45度でマット紙を切り抜く
写真や絵画を丸く額装する際にぴったりのサークルカッターです。切るものの厚みに合わせて刃が調節でき、切る際に45度の傾斜をつけて切っていくので、額装処理にもってこいのアイテムです。
また、楕円形にも切ることができるのもうれしいですね。ご自身で撮った写真や描いた絵を飾りたいという方にもおすすめです。
各種素材&厚さ8mmまで対応したサークルカッター
ベニヤ板からカーペット、段ボールに化粧板ボードまで対応。直径9.5〜61cmで厚さは8mmまで、ベニヤ板は3mmまで切断可能です。また、厚いものを切るサークルカッターだと刃こぼれや刃のトラブルがありますが、この商品は替え刃が10枚ついているのでうれしいですね。
工作からDIYまで対応できるので、工芸や日曜大工が趣味という方におすすめです。
金属タイプで使わないときは脚を収納できる
すぐに壊れてしまわないか心配になるプラスチック製とは違い、耐久性のある金属製タイプなので、割れたりゆがんだりする心配がありません。円心の部分の針をカッターナイフに取り替えると、平行切りとしても利用できます。
脚を収納できる構造になっています。使った後は、1本の棒のようにできるのでコンパクトです。
替え刃を本体に収納できる
中心出しのグリップ部分が大きめでしっかりしたサークルカッター。刃厚が1mmあるため、ダンボールやベニヤ板、クロスやボードなど、比較的厚みのある素材に向いています。替え刃をグリップのなかに収納でき、刃が折れた場合でも、すぐ取り替えられる仕様です。
直径4〜21cmまでのカットが可能で、比較的大きめの円を切り抜きたいときに使えます。
DRAPAS『パンチコンパス(05913)』は細かい円パーツを必要とするペーパークラフトやプラモデル、アクセサリーなどの製作をする方におすすめです。替え刃に普通のカッターの刃を使えるのも◎。

手のひらに収まるコンパクトサイズ
はさみや普通のカッターでは切り取ることが難しい、小さい円をカットしたい方におすすめ。直径1.5mmほどの円でもカットできるコンパス型カッターです。シンプルな作りで、使い方もかんたん。
替え刃に普通のカッター刃を使うことができるので、刃の交換に困ることもないでしょう。手のなかに収まるほどのコンパクトサイズで、収納に場所を取りません。
円心ホルダープレートつきで円心に穴が開かない
目盛りが大きく見やすいため、切り取りたい円の大きさのサイズをかんたんに決めることができます。刃は特殊な形をしていますが、替え刃が5枚ついているので安心です。
切り取った円を利用したいときは、ラバーマットつきの円心ホルダープレートを使います。円心の針をその上に置いてサークルカッターを回せば、穴のない円を切り抜くことができますよ。
持ちやすい大きなハンドルつき
厚さ1mmの折れにくい刃がついていて、ベニヤ板やダンボールなどの素材でもきれいにカット可能。円心の針は太めで、中心が動かないようにしっかり固定させることができます。フロアシートやカーペットなどの切り抜きにも使えますよ。
ハンドルを回すことで円を切り抜きます。力を入れやすい大きなハンドルなので、力に自信のない方にも使いやすいカッターです。
布に小さな円でも開けられるラチェット機能つき
直径22cmの少し大きめの円も切り抜くことができるサークルカッターです。通常、カッターの持ち手部分は刃の上に固定されていますが、このカッターでは持ち手の位置を変更することが可能。円心の針がずれて、うまく切れないときに位置を調整すると、カッターが安定します。
ラチェットを少し戻して、またねじるという動きを繰り返すと、小さな円を上手に切ることができます。
「サークルカッター」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする サークルカッターの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのサークルカッターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】この記事をご覧の方におすすめ! 工作やDIYにおすすめの他のカッター記事も
サークルカッターできれいに円を切り取ろう! 欲しいアイテムは見つかった?
ここまでサークルカッターについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?素材や円の大きさ、針や目盛りの見やすさ、持ちやすさなどが選ぶポイントとなります。
ぜひこの記事を参考に、使用用途にあったアイテムを見つけてくださいね。
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雑貨アーティスト・暮らしのリネン研究家・コピーライター。そして時にカメラマンやスタイリスト、ライターとして、広告や雑誌、テレビやWebなど様々なメディアのニーズに応えるクリエイター。世界のリネンを巡る旅をライフワークに、リネンの歴史や現在のリネン産業についても造詣を深める。NHK『美の壷』のテーマ「麻」に出演。雑貨アーティストとして企業との商品開発や保育士・幼稚園教諭のための雑誌にも携わり、小学生の雑貨教室、母親のための雑貨教室、リネンの教室など、雑貨を通して暮らしを楽しむ活動も行っている。またワイヤーワークや木工、ソーイングなど様々な素材の作品をメディアやワークショップを通して発表するなど、多岐に渡って活動中。『アトリエ ペルメル』主宰。