「耐熱接着剤」のおすすめ商品の比較一覧表
耐熱接着剤の選び方 100℃・300℃・500℃・1,000℃
作業効率をよくする耐熱接着剤の選び方を紹介します。ポイントは以下です。
【1】耐熱温度
【2】硬化時間
【3】接着する素材
【4】耐衝撃性
【5】多用途タイプ
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】接着物に合う耐熱温度を選ぶ
耐熱接着剤なので、当然耐熱温度が重要。自分がなにを接着するかをしっかりと考えて選ぶようにしましょう。
電化製品なら100℃の耐熱温度で十分
家電製品を補修するなら、100〜200℃の耐熱温度で大丈夫。さらに、補修部分を触ってみて熱くないのであれば、100℃で十分でしょう。
なお、火傷のおそれがあるので、確認は手袋を着用するなどの注意を怠らないでください。
オイルランプやバーナーなど炎を使用するものには、300℃〜500℃対応が必要
炎に近い部分の接着なら、200℃では不十分です。たとえば、バーナーの補修をするのであれば、300~500℃の耐熱温度が必要になります。
そのほか、高温部分のネジを固定する際にもこれくらいの耐熱性があると安心です。
マフラーの補修には500℃以上が望ましい
長時間熱せられる部分の補修にも使えるものがあります。たとえば、バイクのマフラーの場合、長い時間高温の状態になります。
このような部品の補修を自分でしたいと思ったときには、500℃以上に耐えられる接着剤が必要です。
直接火が触れるものには1000℃以上の耐熱温度が必要
バーベキューコンロに使用する際、補修箇所に火が直接あたることもあるでしょう。ここで、耐熱が低い製品を選んでしまうと、たいへん危険です。
バーベキュー中にコンロの接着部分が壊れてしまうことのないよう、1000℃以上のしっかりとした耐熱性があるものにしましょう。
【2】硬化する時間で選ぶ
作業によっては、速く固まったほうがいい場合と、ゆっくりと時間をかける必要がある場合があります。ここでは速乾性があるものと、硬化時間が長いものをみていきましょう。
すぐ次の作業に移りたいなら速乾性が大事
こまかい部分を迅速に接着して次の作業にうつりたいとき、速乾性があるものを選ぶのがポイント。補修部分の耐熱性を確保したうえで、速乾性のものを選びましょう。
丁寧な作業には硬化時間が長いタイプを
ていねいな作業を要する場合、すぐに乾いてしまうと修復や製作に失敗してしまいます。そこで、硬化時間が長いものを選ぶようにしましょう。
なお、硬化時間については製品パッケージなどに表記があるので、事前に確認するようにしましょう。
【3】接着する素材で選ぶ
耐熱温度や乾燥時間以外にも、耐熱接着剤は注目すべき点があります。より効果的に接着させるためにも重要な要素ですので、しっかり確認しておくようにしましょう。
屋外のものを接着するなら、耐寒性や耐水性があるものを
補修をしたい対象が屋外にある場合など、注目したいのが耐寒性や耐水性。とくに寒冷地などで氷点下まで気温が下がると、耐寒性は重要です。
使用時の高熱にも耐え、真冬の厳寒にも耐える、幅広い温度への対応が必要です。
隙間を埋めるなら、エポキシ系やシリコン系で粘着性の高いものを
スキマを補修するとき、液ダレするものを選んでしまうと、穴をしっかりとふさぐことができません。そこで、エポキシ系のように粘性が高いものを選ぶのが重要です。スキマを埋めた後など、盛り上がりが気になるかもしれませんが、ヤスリで磨けば問題ありません。
【4】振動がある場所の接着なら耐衝撃性も重要
バイクや車は揺れも大きいもの。バイクのマフラーや車のエンジンまわりを直すなら、補修に使う接着剤は耐衝撃性も有しているものを選ぶようにしましょう。
【5】多用途のものなら異なるもの同士の接着も可能
異なる素材同士を接着したけど、なかなかうまくいかない、そんな経験はないでしょうか。金属とプラスチックは相性が悪く、接着が難しいです。
そんなときは多用途のタイプを選べば、しっかりと接着でき安心です。
耐熱接着剤のおすすめ11選 人気のセメダインなど!

セメダイン『スーパーXゴールド』


























出典:Amazon

セメダイン『エポキシパテ 耐熱用』














出典:Amazon
キジマ『GRIP-IT』

出典:Amazon
セメダイン『耐火パテ』










出典:Amazon
家庭化学工業『耐熱パテセメント系』








出典:Amazon
ITWパフォーマンスポリマーズ&フルイズジャパン『Devcon S-6』






出典:Amazon
セメダイン『水中エポキシ』






出典:Amazon
スリーエム『スコッチウェルド ねじ緩み止め嫌気性接着剤』

出典:Amazon
コニシ『ボンド 耐熱ハケ塗りHG』

出典:Amazon
ヘンケル『LOCTITE480』






出典:Amazon
呉工業『ゴリラグルー クリア』














出典:Amazon
そのほかの接着剤のおすすめもチェック! 【関連記事】
耐熱接着剤で修理の幅が広がる!
ここまで11種類の耐熱接着剤を紹介しました。
耐熱接着剤は、耐熱温度に応じて商品の種類も分かれています。選ぶ際にはこの耐熱温度のみならず、硬化までの時間や機能性に注目するのがポイントです。
これを参考にあなたがほしい耐熱接着剤を選んでみてくださいね。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。 予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。 幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。