「絶縁テープ」のおすすめ商品の比較一覧表
絶縁テープとはどんな商品? 電気配線の補修や結束に使える
絶縁テープは電線やコードなどの補修に使われるテープで、家庭にある電化製品から屋外まで幅広く使用できます。テープにはさまざまな機能があり、衝撃性が高いタイプや耐水性が高いタイプがあるので、水まわりにも使えて便利です。絶縁テープは、はがれてむき出しになっている部分を補修するので、感電を防ぐのに有効です。
絶縁テープの選び方 安全性、シーン、べたつきがあるか、使用する場所、カラーバリエーション
絶縁テープの選び方のポイントは以下です。
【1】使いたいシーンに合わせて素材を選ぶ
【2】安全性が高いテープを選ぶ
【3】接着した後はベタつきがないか
【4】使用する場所はどこなのか
【5】コードによって色分けできるカラフルタイプ
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】使いたいシーンに合わせて素材を選ぶ
使いたいシーンに合わせてテープを選ぶようにしてください。ポリ塩化ビニル系のテープはさまざまなシーンで使用できます。ほかにも、狭い場所で使えるアセテート系、ガラスクロス系、耐熱性に強いテープなどがあります。
さまざまな場面で使えるポリ塩化ビニル系
ポリ塩化ビニル系のテープは、ホームセンターなどでよく見かけるタイプの絶縁テープ。このテープはどんな家電製品のコードにも使用できるので、家庭にひとつあればいろいろな場面で使用できます。伸縮性に富んでいる素材なので、多少引っ張りながら貼りつけられるのも便利なポイントです。
狭い場所や高所で使えるアセテート系
アセテート系はガムテープのように手で切って使用できるので、ハサミを使用する必要がありません。テープさえあれば、どこにでも使えるので便利です。ポリ塩化ビニル系のテープに比べて少し高価になりますが、仕事などで使うのに適しています。
耐熱性、耐摩耗性に強いガラスクロス系
強度があり耐熱性にすぐれているガラスクロス系は、温度が高い電線の保持に使用できます。温度が高い電線は感電しやすく危険ですが、ガラスクロス系の絶縁テープを使用すれば、耐熱性の高いマスキング材になるので便利です。
耐水性に強いタイプのテープ
水まわりにあるコードなどは、水に濡れると感電や漏電の可能性が高まるので危険です。絶縁テープを選ぶ際は、耐水性があるかを確認してください。素材は関係なく、商品によって防水かどうかが記載されており、購入する時点で耐水性が高い絶縁テープなのかを確認できます。
【2】安全性が高いテープを選ぶ
まずは、安全性が高い絶縁テープを選んでください。安全性を重視するために、許容電圧の広いものや厚みがあるテープ、高電圧部の温度変化による劣化などに強いテープを選ぶよう気をつけなければなりません。
許容電圧について確認する
どれぐらいの温度までなら耐えられるのか、許容電圧を調べることが大切。電化製品によって電圧の大きさは違います。電圧が大きい製品に許容電圧が小さいテープを使うと、電線が保護されずに溶けてしまう可能性も。そのため、許容電圧の表示を必ず確認するようにしましょう。
また、電線の絶縁部分をカバーしたり、電気工事用に使用する場合は、許容電圧が高くないと使えません。高電圧部に使用する際には、工業用などで販売されているものを購入するようにしましょう。
厚みがあるものほど安心して使える
厚みがあるテープは感電のおそれが低くなるので、安全性が高いです。厚みがあれば補強部分を触っても危険性が低いので、使いやすいでしょう。
高圧熱源部分に使用するときの耐熱性や温度変化による劣化
高圧熱源部分に接着することで、テープが変化を起こすことがあります。場合によっては溶けてしまったり、ちぎれてしまったりすることもあるので、耐熱性が高いかを確認しましょう。
【3】接着した後はベタつきがないか
接着後のベタつきが多いと、コードを触るたびに手が汚れるのでたいへんです。そのため、あまりベタつかないタイプのテープを選ぶようにしましょう。アクリル系とシリコン系はベタつきが少ないので、使いやすくて便利です。
【4】使用する場所はどこなのか
家のなかにある電化製品だけでなく、屋外にあるものに絶縁テープを使う機会もありますよね。たとえば照明など屋外で使用する製品のコードを補修するときは、紫外線に対して耐性のあるものや、耐候性や耐水性があるものを選ぶといいでしょう。
【5】コードによって色分けできるカラフルタイプ
絶縁テープのなかには、いくつかの色がセットで入っているタイプのものがあります。
コードによってテープで色分けができるようになり、判断がしやすくなる
絶縁テープおすすめ5選 耐熱性や耐水性も考慮
絶縁テープのおすすめ商品をご紹介します。それぞれのテープの特徴もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
3M『スコッチ 電気絶縁用ビニルテープ 117』は、80℃までの耐熱で、家電製品のコード修復などに向いている商品。よく伸びる素材で、凹凸のある場所にも巻くことができ、コードに使用する際にもしっかりと伸ばして巻くことで強度も出ます。ご家庭で使用する程度でしたら、こちらの商品がおすすめです。

よく伸びるので凸凹面にも使える
両面テープや梱包用のテープなども扱っている3Mの絶縁テープです。よく伸びる素材でできているので、接着した際になじみやすく、隙間なく貼れます。
連続使用温度は80度までなので、家庭内の電化製品用として購入するのがいいでしょう。厚さは0.2mmと薄いため、電圧が高い製品には使用しないほうがいいかもしれません。
Nitto『アセテート布粘着テープ No.5』は、20mとたっぷり使える容量重視の絶縁テープ。カラーは黒なので、黒いコードの修復などでも目立ちません。トランス、コイルなどの巻き止めにもおすすめな商品です。

長さ20mでたっぷり使える
長さが20mあり、たっぷり使用できる絶縁テープ。アクリル系の素材で、接着力が強いのでよく貼りつきます。さらに幅が19mmと太めなので、何度か巻くだけでカバーできるのも使いやすいポイントです。
このテープはA種相当(105℃)の電気絶縁に適しているアセテート布タイプ。温度が高くなる電化製品に使うことができ、屋外での使用も可能です。
耐熱性にすぐれている
アクリル系の絶縁テープで、耐熱性に非常にすぐれている商品。ー40~250度の温度に使用できるので、電圧の低い電化製品から高いものまで使えます。屋内に限らず野外での使用も可能なので、使いやすい商品といえるでしょう。
おもな用途としては、家電、変圧器、車載ハーネス結束用、トランスやコイルの巻き止め、外装用など。家庭内の電化製品に限らず幅広く使えるので、ひとつあればどこにでも使えて便利です。
高熱でも使用できるテープ
高熱に耐えられる絶縁テープで、高電圧な商品に使用できて便利です。材質はポリイミドフィルムやシリコーン粘着剤で、幅が10mm。細めのテープなので、こまかい部分から幅のある部分まで使用できます。
耐熱性だけでなく耐水性にもすぐれています。耐水性のテープは水まわりの電化製品に使用できるので、万が一水に濡れても感電する危険性が低くなります。
酸耐性とアルカリ耐性がある
酸耐性やアルカリ耐性があるので、幅広い電化製品に使用できて便利な絶縁テープ。摩擦力も高いので、多少引っ張りながら貼っても問題ありません。
短期耐温が300℃なので高電圧商品に使うことができ、長期耐温度は250℃と高い温度でも耐えてくれます。長時間作用するので、長く使う電化製品にも安心して使用できますよ。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 絶縁テープの売れ筋をチェック
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※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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使用する場所と安全性をきちんと確認 DIYクリエイターがアドバイス
絶縁テープを選ぶ際には、耐熱はどれほどか、耐水性はあるのかなど、使用する場所によって選択する絶縁テープを決めるようにしましょう。電線に使用する場合、安全性をしっかりと確認するようにしてください。
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「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。 予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。 幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。