座布団の必要性
長時間座るときは、体の負担を軽減するために骨盤を立てて座る必要があります。しかし、座面がやわらかすぎると骨盤を立てた状態をたもつことが難しく、疲れや肩こり、腰痛を発症するおそれも。
そこで、座布団を活用することで、正しい姿勢をキープできます。また、最近はカバーのデザインも豊富になっているため、おしゃれなインテリアとして置くこともできます。
■座布団の形状・種類
まずは、座布団のタイプ別にそれぞれの特徴を紹介します。用途や置く場所によって、適した座布団を選びましょう。
▼長方形|昔ながらの和座布団、和室や床に
和室や床に置く座布団を探している人は、スタンダードな長方形タイプがおすすめ。座り心地のよいクッション性の高さ(適度な弾力性)で選ぶことがポイント。さらに、来客用なら肌触りなどにも注目しましょう。
サイズは、家庭用なら55×59cm、来客用なら59×63cmが適しています。足を崩しても、座布団から足がはみ出ないサイズを目安に選びましょう。
▼正方形|オフィス・自宅の椅子の上や車のシートに
正方形タイプはコンパクトサイズが多いため、イスや車の運転座席の上に置いて使うのが一般的です。使用するイスの座面に適したサイズを選べば座り心地もよくなります。
薄手のフラットなものは、オフィスのデスクチェアにも置きやすいです。厚みのあるタイプなら、ひとり暮らしで床に座ることが多い人におすすめ。クッション代わりに使用することもできます。
▼円形|おしゃれなデザインが豊富、リビングのフローリングで
長方形タイプの座布団は、昔ながらの古風なイメージが強く、なかなか洋室にマッチしないですよね。
円形の座布団なら、洋風の部屋やインテリアにもなじみやすく取り入れやすいですよ。また、デザインやカバーもおしゃれなものが多く、部屋の雰囲気にあわせて選べます。
▼長座布団|子供のお昼寝用、床や車の後部シートなどに
お昼寝など横になりたいときには長座布団タイプが重宝します。フローリングの直に寝るよりも圧倒的に寝心地がよくなるだけでなく、商品によっては半分だけ折り曲げて枕にできるなどさまざまな使い方ができます。また長座布団は、普通の座布団より座ってもずれにくく、座り心地も良好です。
また、車の後部座席に敷いてもよいでしょう。車で使用する場合は、汚れやすいので、洗えるアイテムを選ぶと清潔な状態をたもてます。
▼U字型・ドーナツ型|正しい姿勢をキープして疲れにくい高機能タイプ
椅子の上に置く座布団を探している人は、高機能タイプを選びましょう。高機能タイプとは、骨盤を正しい位置にキープできるようサポートしたり、腰痛軽減が期待できたりするタイプ、痔の悪化を防ぐタイプなどです。
最近は、長時間デスクワークする人のために開発された座布団も多く発売されています。椅子の上に置くことを考えている人は、これらの機能に注目しましょう。
座布団の選び方
ここからは、座布団の選び方をチェックしていきましょう。自分の使い方にぴったりの座布団を選ぶために参考にしてみてください。ポイントは下記の3つ。
【1】素材
【2】サイズ
【3】洗えるか
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】素材をチェック
次は、座布団に使われているクッション素材をご紹介します。
▼木綿やポリエステル|座り心地がいい
木綿やポリエステルは座布団でよく採用されているクッション素材です。木綿は復元力や弾力性があり、座ったときの安定感がある一方、価格が高めです。
ポリエステルは復元力や弾力性が少ないですが、価格は手ごろです。量販店などで販売されているアイテムに多く見られます。また『反毛わた』というポリエステル素材を使った製品もあり、こちらは分厚くて弾力性があるので、飲食店や寺院などでも使用されています。
▼低反発ウレタン|体の動きに合わせてフィット
低反発のウレタン素材は力を加えるとゆっくり沈んでゆっくり戻る特徴があります。そのため、体圧分散作用にすぐれた素材として医療用や介護用のクッション素材としても採用されることが多いです。
体の動きに合わせて変化するため、肩こりや疲れの軽減が期待できます。低反発フォームや低反発ウレタンフォーム、軟式ウレタンフォームなどと表記されています。
▼高反発ウレタン|体が沈み込むのを防ぐ
高反発のウレタン素材は、密度が高く粘りがあることが特徴です。高い反発力と高い弾力性で、体が沈み込みすぎるのを防ぐ性質があります。
そのため、医療用マットやソファー、マッサージベッドにも採用されている素材です。歪みが少なく通気性もあるため、デスクワークや車椅子で長時間座る場合もへたりにくいです。
▼正反発(等反発)フォーム|適度なフィット感
正反発フォームとは、沈む力と戻ろうとする力が同じ比率という特徴をもっています。たとえば、正反発フォームの上に10kgの重りを置くと、10kgの力で内側から押し返そうと働きます。
この特徴により、正反発フォームの座布団に座ると体重を均等に分散してくれるため、血行不良、お尻の圧迫感の軽減につながります。正反発フォームは、「ラテックスフォーム」という名称で表記されていることが多いです。
【2】サイズをチェック
椅子などの上に置くのか、フローリングや畳の上に直接置くのかで、サイズを選んでいきましょう。一般的な和座布団のサイズは、50~60cm角ぐらい、大判サイズで60~70cm角ぐらいなので、それらのサイズを参考にしてみてください。
椅子のうえに置く場合には、座面より少し小さめのサイズを選ぶと座った時に座布団がずれにくく座ることができます。
【3】洗えるかどうかチェック
座布団を購入するときは、カバーが洗えるタイプなのかを確認しましょう。座布団は使い方や使う場所によって汚れやすいアイテムです。カバーが洗えると定期的に洗濯できるので、つねに清潔な状態がたもてます。
また、なかには丸洗いできるクッション素材もあります。「中身も洗ってキレイにしたい!」と思う人は、洗えるクッション素材なのかも購入前にチェックしてください。
エキスパートのアドバイス
座布団カバーでいっそうおしゃれに
足や腰の疲れを軽減する役割だけでなく、和室のマナーでも重要なのが座布団です。昔は貴族が使っていたことから、お客さまを敬い、もてなすためのアイテムになりました。
今でもお客さまが来る前に上座などに配置したり、裏表や向きを確認したり、くつろげる場所にします。
座布団カバーも種類が多く、ウレタン素材の座布団もあります。部屋の雰囲気にぴったり合うものを選ぶのがおすすめです。
座布団のおすすめ商品16選
それでは、座布団のおすすめ商品をご紹介いたします。
▼【長方形】はこちら
▼【正方形】はこちら
▼【円形】はこちら
▼【長座布団】はこちら
▼【U字型・ドーナツ型】はこちら
▼【商品の比較一覧表】はこちら
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼【長方形】
正反発フォームの携帯座布団
正反発のラテックスフォームをクッション素材に採用したアイテム。折りたたんで手軽に持ち運びできる仕様になっています。運転時やスポーツ観戦、セミナーなど、外で長時間座るときの座布団として重宝するでしょう。
また、折りたたむと枕として使用も可能なので、寝転んで休憩するときや運転時の首元をサポートするときにも使えます。
水に浮いたような座り心地の座布団
クッション素材にサーモプラスチック・エラストマーという、弾力性が高いゴムの素材を採用しています。その素材をハニカムゲル構造(六角形)に成形することで、体圧分散を実現。
座り心地もよく長時間座ってもお尻が痛くなりにくい座布団に仕上がっています。自宅の椅子にはもちろん、長時間座ることの多いオフィス利用にも向いています。また、ハニカムゲル構造はダブル仕様なので、蒸れにくくへたりにくい特徴ももっています。
▼【正方形】
モダンな雰囲気で和室と洋室どちらにも合う
古来より日本で多用されたきたサイズの座布団です。サイズが約59×63cmなので大きめで来客用としても使えます。ポリエステルを一色でカラーリングしているため、モダンな雰囲気があり和室や洋室どちらにも合います。
なかのクッション素材はポリエステルわたですが、たっぷり詰め込まれているためボリューム感もじゅうぶんです。
シンプルな和柄デザインで使いやすい
側生地も充填物も綿100%でやさしい肌触りの座布団です。カラーはネイビーとウグイスの2色。落ち着いた色合いで和室と相性が良いデザインです。カバーをつけずにそのままでも使える柄なので購入してすぐに使えます。
丸洗いできるクッション素材
特殊樹脂繊維を3D構造にして、鳥の巣のように成形したクッション素材を採用。かためなので体が安定して疲れにくく、体圧を効率よく分散してくれます。長時間座ってもお尻が痛くなりにくいです。80,000回の圧縮テストをクリアしているので、耐久性も備わっているアイテム。毎日、長時間座るオフィスの椅子の上において使いたい商品です。
カバーを取り外しして洗濯ができます。また、クッション素材も樹脂製なので、丸ごと水洗いも可能です。
2層構造の座布団が2枚セットになった商品
上部が低反発、下部が高反発のウレタンフォームを重ねた2層構造の座布団です。低反発はゆっくりと沈んで体を支え、高反発が適度な硬さで沈み込みすぎるのを防ぎます。
好みによって低反発と高反発をひっくり返して使い分けすることも可能。2個セットになっているので、座布団の重ね使いも可能。カバーは取り外して洗濯することができます。
水を弾いて湿気を防ぐカバーを採用
高反発のウレタンフォームを採用した座布団で、反発力と弾力性が強く座り心地は固め、お尻の沈み込みすぎを防ぎます。車椅子のシートにも収まるサイズ。
また、透湿防水カバーがセットになっているため、水を弾きながら湿気を逃してくれます。このアイテムはカバーとクッション素材をどちらも洗うことができるので、つねに清潔な状態をキープできます。
家庭用や来客用に適した座布団
クッション素材に綿90%、ポリエステル10%を採用した座布団です。側面のカバーは麻の葉を幾何学模様でデザインしており、和室の雰囲気ともマッチしやすいですね。
サイズが一般的な座布団と同じ55×59cmなので、家庭用のアイテムとしても適しています。5枚組のセット商品のため、人数が多い家庭や来客用として用意しておくといいでしょう。
正反発のクッション素材でできた座布団
正反発の天然ラテックスフォームを採用した座布団です。沈み込む力と反発する力が同等のため、正しい姿勢をうながしてくれます。また、衝撃や振動を吸収しながら、長時間同じ姿勢による体の負担も軽減。
さらに、こちらのアイテムは復元力にすぐれた天然ゴム素材でへたりにくく、自然の抗菌性も備えています。40×40cmの大きさなので椅子の上や車の座席にも置いて使用できます。
▼【円形】
丸や四角のシンプルモダンな座布団
和室、洋室どちらにもマッチするシンプルでモダンな座布団です。ひとり暮らしのワンルームにもおすすめ。なかのクッションは低反発のウレタン素材を採用しています。
厚さが16cmまたは17cmあるため、底付き感がなく座り心地も良好で、床にじかに座るよりもお尻の負担を減らすことが可能です。また、カバーは取り外して洗えるため、定期的にお手入れして清潔さをたもつこともできます。
2種類のウレタンを使った座布団
低反発と高反発の2層構造になった座布団です。上部の低反発ウレタンがゆっくり沈み込んで体圧を均等に分散し、下部の高反発ウレタンの弾力性でしっかりと体を支えてくれます。
高さが約5cmなので座布団によって目線が高くなりすぎることがなく、座卓との相性もいいです。また、椅子の上に置いて座ってもパソコン操作時の目線の高さに影響が出づらく、デスクワーク時にも重宝するでしょう。
▼【長座布団】
オールシーズン使えるカバーリング
サイズが70×180cmの長座布団で、大人が寝転がるときに適した大きさです。カバーが裏と表で異なっていることが特徴。片面はパイル素材でサラサラ、もう片面はボア素材で体を温めてくれます。座り心地、寝心地とも良好です。
季節によって肌に触れる面を変えることでオールシーズン使うことが可能。さらに、カバーは着脱式なので洗濯機で洗うことができます。
高反発ウレタン7cmだから圧倒的ボリューム
中材の高反発ウレタンが気持ちいい長座布団です。圧倒的ボリュームでへたりにくく耐久性が高いのが特徴。カバーは外して洗うことができるので、いつでも清潔に使えます。カバーの柄・カラーバリエーションが豊富なので、自分好みのものがきっと見つかるはずです。
▼【U字型・ドーナツ型】
長時間椅子に座る人に適した座布団
オフィスでのデスクワークや運転を長時間行う人のために開発された座布団です。特殊な形状によりお尻を乗せると背筋がスッと伸ばしやすくなっています。
また、尾てい骨の圧力分散のためにデザインされたU字型構造は、圧迫感を軽減してムレも防ぎます。通気性のメッシュカバーの裏面は滑り止めがついているので、作業中にズレる心配もありません。
整骨院の院長が監修したアイテム
整骨院の院長が監修した、立体ダブル形状座面によって腰椎対策できる座布団です。なかのクッション素材は竹炭配合低反発ウレタンを採用し、お尻や太ももをしっかりキャッチしてくれます。
前部突起が自然に足を広げて骨盤を立ちやすいようにサポートし、後部突起は背筋を伸ばして自然に骨盤が立つようにサポートしてくれるので、猫背に悩んでいる方にもおすすめ。カバーも取り外して洗濯可能です。
コンパクトにたたんで持ち運びしやすい
このアイテムは、四つ折りにしてたたむとコンパクトに持ち運びができます。車の運転席や車椅子のシート、外出先のベンチに座布団がほしいときも活躍。
なかのクッション素材はウレタンフォームとシリコーン樹脂のふたつを採用。より負荷がかかる後ろ側を3層構造にすることで、体圧を分散して腰の負担を軽減してくれます。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 座布団の売れ筋をチェック
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※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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お気に入りの座布団を見つけましょう
座布団の選び方とおすすめの商品を紹介しました。座布団はなかのクッション素材によって、座り心地やサポートする機能が異なります。また、和室や床、椅子の上など、どの場所で使うかによって適したサイズを選んでくださいね。
今回紹介したおすすめ商品も参考にして、ぜひお気に入りの座布団を見つけましょう。
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