スノーボードケースはなぜ必要?

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冬になると雪山やゲレンデでスノーボードを楽しむ人が多くなります。雪山やゲレンデまでは長距離で移動することが多いため、そのままボードを持ち運ぶにはとても不便です。スムーズにボードを持ち運ぶためには、スノーボードケースがあると便利。ボード自体も傷やホコリから守ってくれるので、スノーボードを持っている方やこてから購入する予定の方は必ずケースを購入することをおすすめします。
ボードによってもサイズがさまざまなので、自分が持っているボードのサイズをしっかりと確認した上で選ぶようにしましょう。
スノーボードケースの選び方 持ち運びをラクにする

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それでは、スノーボードケースの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】ケースのタイプで選ぶ
【2】ケースの持ち方で選ぶ
【3】内部の防水仕様もチェック
【4】大きいアウトポケットつきが便利
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ケースのタイプで選ぶ
スノーボードボードケースには、基本的に「ハードケース」タイプと「ソールカバー」タイプの2つがあります。実際に持ち運ぶときのシチュエーションで選ぶのが確実ですが、ハードケースはひとつ押さえておきたいですね。
▼ハードケースタイプは初心者におすすめ
スノーボードケースの基本はやはりハードケースです。使い勝手がいいので、スノボ初心者さんはまずハードケースがおすすめ。スノーボードをそのままいれることができ、ブーツもそのままで収納できるものが多いです。
大きいものを選べばウエアなどを収納できるので、荷物をまとめる手間が省けるのも魅力。スノーボードやケースの中身の保護をしてくれるので車以外での移動が多い人はハードケースを選択肢にいれるのもよいでしょう。飛行機で移動するなら重量制限があることから、重さも注目すべきポイントです。
▼ソールカバータイプは車移動向け
ソールカバータイプは、ボードの裏部分のソールに装着し保護するカバーです。それだけでなく、エッジを保護することで、手やその他のものをキズつけるのを防ぐためのものでもあります(ソールガードとも呼ばれます)。
ほかのケースのようにウエアなどを収納することはできませんが、車でスノボに行くことが多い人には便利です。また、保管する際にも場所を取らず、摩擦からも守ってくれます。
【2】ケースの持ち方で選ぶ
スノーボードケースの持ち方にはいろいろなものがあります。電車なのか車なのか、海外に飛行機で行くのかなど、シチュエーションを想定して選んでみましょう。
▼キャスター(ウィール)つき
海外旅行先でスノーボードをする場合のケースには、大きめでキャスター(ウィール)つきのものがいいでしょう。もちろん国内でも飛行機に乗る場合に都合がいいです。
キャスターがついていれば、重い荷物も運ぶことがかんたん。価格的には通常のタイプよりも高くはなりますが、海外旅行や国内の長期旅行で使えることを考えれば値打ちはあるでしょう。
▼3wayタイプはリュックにもできる
3wayタイプのスノーボードケースはたいてい「手持ち」「ショルダー」「リュック」の3通りの持ち方ができるようになっています。
なかでもリュック機能が実は非常に使える持ち方です。荷物が多いときには、ボードを背負えるのでハンズフリーとなり、ほかの荷物を持つことができます。雪道を歩くときは、ボードを引きずらなくていいですね。
▼車やバス移動ならハンドタイプやショルダータイプを
ボードを持って歩く距離が少ない、車でドアトゥドアな移動の場合は手提げで持つハンドタイプだけでも充分でしょう。
ショルダータイプは、ショルダーバッグの感覚で使えます。もし長い時間肩にかけるとなると肩に負担がかかるので、左右を持ち替えるか、ソフトな肩あてつきのものを選んだほうがいいですね。
【3】内部の防水仕様もチェック
内部の構造も大切です。内側にスノーボードを固定するためのストラップバンドがあるかどうかや、内側が防水加工をされているかも確認しましょう。
使い終わったスノーボードやウェアは濡れたり湿ったりしているものです。内側の生地に防水加工が施されていれば外側に水が浸み出さないでしょう。
【4】大きいアウトポケットつきが便利
スノーボードケースの外側にポケットがついているものがりあります。ポケットの大きさはいろいろですが、小さくてはたいしてものが入りません。大きめのポケットがついているものなら、ゴーグルやグローブなどをわかりやすく入れることができて便利です。
移動手段や収納アイテムに合わせて選びましょう プロスノーボードコーチからのアドバイス
マイボードで滑りに行く場合に必要となるボードケース。多くのメーカーから発売されており、運ぶ方法も2wayや3way、キャスターがついているものまであります。収納するものがボードだけなのか、ブーツやウェアまで収納するのか、用途や移動手段を想定して選んでください。
スノーボードケースおすすめ9選 人気のバートンからコスパのよい商品まで
プロスノーボードコーチの出口 超さんと編集部が選んだ、おすすめのスノーボードケースを紹介します。さまざまなタイプがあるので、使うシーンをイメージして参考にしてくださいね。
3wayなのでその瞬間持ちやすい方法で!
スノーボードやウエア、そのほかの用品までたっぷりと収納できる大容量のスノーボードケース。ショルダー、ハンド、バックパックの3way式なので実際に運んでいる「その瞬間に一番都合がいい持ち方」で使えます。
フルオープン開閉で荷物の出し入れがとてもらくです。スノーボードを固定するストラップバンドが3カ所に配置されていて、内側は全面において衝撃吸収パッドならびに防水仕様ときています。
背負えるカバーで出し入れもラクラク
スノーボードを背負うこともできるタイプのカバーで、大切なボードのソールをしっかり保護。車での移動の際などのエッジによる周囲へのキズも防止してくれるので安心感があります。
伸縮性のあるネオプレーン素材を採用。基本的には50cm以下ならMサイズ、150cm以上ならLサイズでよいでしょう。伸ばして入れるので、使いはじめはきつく感じて入れずらいかもしれませんが、なじめば問題ありません。
複数のボードを収納できる高耐久なバッグ
ひとつのバッグに複数のボードを納めて移動したいなら、ぜひこのタイプを検討してください。複数ボードを無理なく収納できるスペースを確保したスグレモノです。
取外しが可能なショルダーストラップもついており、耐久性にすぐれたシンプル設計となっています。気の合う少人数の仲間でいくときなどに向いているでしょう。
便利な4wayで移動がラクラク!
「キャスター・ショルダー・リュック・手持ち」と4wayで使えるボードケースです。電車や飛行機など、あらゆる場面に対応できるので、移動がラクラク。
ボード、ブーツ、ビンディングに加え、ウエアやアクセサリー類まで収納できるオールインワン。底面にクッションが入っているため、地面に置いたときにボードをしっかり保護します。また、内面は防水生地で、濡れた状態で収納しても外へ水分が染み出してくる心配がありません。
3つのポケットでアイテムを仕分けて収納
手提げ、ショルダー、リュックスタイルに加え、キャスターつきなので転がして移動も可能。荷物量や路面の状況に合わせて4WAYで持ち歩けるケースです。
ボード用のメイン収納のほかに、3つの大容量ポケットを完備。ブーツとウエア類を一緒くたにせず、アイテムごとに分けて収納できます。内装は汚れを落としやすい生地で、お手入れしやすいのも魅力。
個別に収納できるポケットが便利
ボード、ブーツ、ウエアや小物など一式収納できるオールインワンのボードケースです。外側に3つのポケットがあるので、個別に入れられるのが便利。
手持ち・ショルダー・リュックの3wayタイプで移動もラクです。全面にパッドが入っているので生地が丈夫なのもポイント。また、外側の2本のバンドでしっかり固定でき、安定感があります。
効率的な収納が可能なボードケース
サイズが大きく、容量に余裕のあるつくりのため、板、ウェア、ブーツ、ゴーグル、グローブなどの小物まで、まとめて入れることができます。
ハンドタイプのほか、リュックタイプでも使えるので、荷物が多くてもしっかりと背負って運ぶことができます。荷物が多い人や、いつもケースがパンパンになりがちな人に試してほしいケースです。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スノーボードケースの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのスノーボードケースの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
スノーボードケースの捨て方 新しいのに買い換える前に知っておこう
冬のシーズンでしか使うことがないスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツ用品は、長年使っていないとさび付いていたり、痛みが激しくなってしまいます。ボードやスキー板だけではなくスノーボードケースなども劣化してしまうと使えなくなってしまいますよね。そんな使わなくなってしまったスノーボードケースはどのように捨てるのが正しい方法なのでしょうか。
スノーボードケースは燃えるゴミとして処分することができます。自治体によっては資源ゴミとして回収するところもあるので処分する前に確認しておきましょう。
その他にも、ネットオークションやフリマアプリなどに出品する方法もあります。商品の状態が良ければ高値で取引されることもあるので試してみる価値はありそうですよね。
持ち運びやすさか収納力か 自分に合うスノーボードケースを
持ち方の種類やキャスターの有無、内側の仕様やサイドポケットなどさまざまな要素を、自分が使う場面をシミュレーションして選ぶとふさわしいものが見つかるでしょう。あなたがほしいスノーボードケースを選んでみてくださいね。
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京都府舞鶴市生まれ。日本体育大学卒。SIA(日本プロスキー教師協会)教育部技術委員スノーボードデモコーチ。力学に基づいたスノーボード理論を2006年に構築。 著書に「もっとカッコ良く滑るスノーボード」(メイツ出版)、「はじめてでも絶対うまくなるスノーボード」(主婦の友社)、自費出版によるe-book「もっと優雅にカッコ良く滑るスノーボード」(Kindle)などがある。 人の骨格やバランスに応じたレッスン・バインディングのセッティング診断に定評あり。スノーシーズンは主に、神立スノーリゾート(新潟県)で自身のレッスンプログラム「超塾」を開催。夏場は地元舞鶴市にてスクーバダイビングとSUPのガイドをしている。