フットレストとは? 人気の理由と必要性
座り姿勢に疲れを感じたときに役立つフットレスト。フットレストとは、いわゆる足を乗せる台、足置き台です。
いくつか種類がありますが、据え置き型のフットレストは、デスクワークの方向けのアイテム。机の下やテーブルの下など足元に置いておくと、足が疲れたときや足のむくみを感じたときに、さっと足を乗せられます。自家用車に乗せておいてもいいでしょう。
一方、携帯性にすぐれたフットレストは、飛行機や夜行バス、新幹線など出張や旅行の移動時などに適しています。使わないときはコンパクトになり、使うときもすぐに広げたり空気を入れたりして使用可能。座ったまま同じ姿勢で長時間移動するときに、足を伸ばして体勢を変えることができます。
フットレストの選び方
足を乗せることで疲れを軽減させる「フットレスト」。オフィスや長距離移動、テレワークや自宅でのひとときなど、幅広いシーンで活躍します。この記事では、整理収納アドバイザー・鈴木久美子さんに取材のもと、フットレストの選び方をご紹介します。商品の購入前に、ポイントをおさえておきましょう!ポイントは下記4点。
【1】用途に合わせてタイプを選ぶ
【2】使い勝手や収納性も考えてサイズを選ぶ
【3】機能面にも着目して選ぶ
【4】かたさやクッション性もポイント
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
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【1】用途に合わせてタイプを選ぶ
ひと口にフットレストといっても、床置きタイプ、エアークッションタイプ、ハンモックタイプ、オットマンタイプなどさまざまな種類があります。
それぞれの特徴を踏まえて、用途や使用シーンにあわせて選びましょう。
床置きタイプ|オフィスや自宅に据え置きして使いやすい
定番である床置きタイプは、デスク下や車に置いておくと役立つアイテム。角度調節が可能なものや、折りたたみが可能なものなど、幅広く展開されています。
折りたたみ式フットレストは、オフィスだけでなく旅行や出張など、長時間の移動があるときにも便利です。荷物をたくさん持っていてもささっと片手で広げることができ、組み立てもシンプルなので使いやすいでしょう。
折りたたみタイプ|携帯性が高く旅行などに便利
コンパクトに折りたたんで収納できる、折りたたみタイプのフットレストもあります。バッグに入れて持ち運びができるので、旅行グッズとして備えていると便利です。
三角形に広げて使う商品が多く、組み立て不要で使いたいときに広げるだけという手軽さも魅力。使用頻度は多くないけれど、移動用のフットレストが欲しいという人におすすめです。
エアークッションタイプ|コンパクトになり持ち運びに便利
やわらかくてクッション性があるので、ゆったりとした使用感を求める方におすすめ。空気を入れてふくらませて使用するので、使わないときはコンパクトに収納できます。軽量なので、旅行時などの持ち運びにも便利。
専用の空気入れが付いていたり、ボタンを押すだけで空気が入ったりするものなど、商品により空気の入れ方が異なるので購入前にチェックしておきましょう。
ハンモック・吊り下げタイプ|新幹線や飛行機で使うのにピッタリ
新幹線内や飛行機内での使用に適しているのがハンモック・吊り下げタイプのフットレストです。ハンモックのような仕組みで、紐で固定して使用します。紐の長さを調節することで、高さを自由に変えられるのもメリット。
収納時にはスリムに持ち運びできる形のものが多いので、カバンのなかに入れておいても場所を取りません。
チェアー・オットマンタイプ|自宅のインテリアにもなる
ソファーやチェアとセットになっていることが多いチェアータイプのフットレスト(オットマン)。なかにはセット販売だけではなく、単品で販売しているブランドもあります。
インテリア性にすぐれた商品が多く、移動や持ち運びをせず部屋のなかで使用する場合にぴったりです。ふだん使用する椅子の高さにあっているか、また高さ調節ができるかもチェックしておきましょう。
【2】使い勝手や収納性も考えてサイズを選ぶ
フットレストの大きさは商品によってさまざまで、足のサイズが大きい人は場合によってはサイズが合わないことも。らくに使えるサイズかどうかをチェックすることが大切です。
また、使うときだけでなく収納性もチェック。つねに出しっぱなしであればそこまで気にする必要はありませんが、床置きタイプやオットマンタイプは収納できる場所があるかも考えながらサイズを選びましょう。
【3】機能面にも着目して選ぶ
フットレストを選ぶときは、機能面にも着目してみてください。
「高さ調節」や「角度調節」ができるとより快適
高さや角度が自由に調節できるフットレストであれば、自分の座り姿勢や足の長さに合わせて快適に使えます。
角度調節できるもののなかには、角度が数段階に固定されているものと、無段階で調節できるものの2種類があります。無段階で調節できるものの方が自由度が高く、足で簡単に角度操作ができるので楽ですが、その分安定感は劣ります。どちらも一長一短なので、好みにあわせて選びましょう。
「収納付き」なら小物類をまとめられる
デスクワークで使いたい人におすすめなのが、収納付きのフットレスト。蓋付きで開けると収納ボックスのようになっており、小物類や靴、バッグなどを入れておけます。
とくにデスク周りにものが多い場合は、使わない小物を足元に収納しておけるとスッキリします。
「あたため機能付き」は足先の冷えが気になるときにぴったり
フットレストのなかには熱源で足元を温めるあたため機能が付いた商品もあり、冬など寒い季節や足先、指先の冷えが気になる方におすすめです。
足をクッションに入れるタイプ、ヒーターの上に足を置いて温めるタイプなどさまざまな種類があります。
【4】かたさやクッション性もポイント
フィットレストを選ぶ際には、素材のかたさにも注目してください。とくにデスクワークや長距離移動などで長時間使用する場合は、ある程度かための素材がおすすめです。やわらかすぎると足が安定せず、逆に疲れやすくなります。
リラックスモードの場合は、少しやわらかめを選ぶと◎。クッションや空気で膨らむ素材は、足にあたる部分もやわらかいのでより心地よく感じます。
用途に合わせて選ぶと、より効果が期待できます。
フットレスト|オフィス・自宅用おすすめ13選
ここからは、おすすめのフットレストを「オフィス・自宅用」と「バス・新幹線・飛行機用」に分けて紹介していきます!
まずはデスク下に据え置きして使うのに便利なフットレストをご紹介。オフィスや自宅での仕事中、足が疲れてしまう人はチェックしてみてください。
ワンランク上のゲーミング仕様オットマン
ゲームをする人用に設計された、ゲーミングオットマンです。コンピューターゲームは長時間続ける方が多いので、オットマンを使用すれば快適にゲームを続行することができるでしょう。
座面は足を開いて乗せたときにも余裕があるサイズ感で、座面の高さはやや低めに設定してあり調節も可能です。また、足の動きにあわせて左右に回転する座面はゲーミング仕様ならではのつくり。ゆったり使えるので、リラックスできます。
シーンに合わせて使い方自由自在!足置きクッション
前後を異なる設計にすることで、リバーシブルで使えるフットレストです。通常時はなだらかな面に足を置いて使用し、高さが欲しいときには向きを反対にして使用します。なだらかな面も、足を置く位置によって微妙な角度調節が可能です。
シンプルでお部屋になじむおしゃれなデザインも魅力。ナチュラルなファブリック素材のチャコールグレーとカプチーノブラウン、高級感のあるPUレザー素材のブラックから選べます。
デスクワーク向けにつくられた硬めのフットレスト
デスクワークをする人向けにつくられたフットレストで、足の形にフィットするカーブが特徴。足が沈み込みすぎない硬めの低反発ウレタンで、安定して足を支えてくれます。
また、幅43cmという大きめサイズなので、足が大きい人にもおすすめ。オフィスチェアの足元に置いてちょうどよい高さも魅力です。
柔道整復師が監修した疲れにくいフットレスト
デスクに向かって仕事をするとき、足裏を置けるように設計されたフットレストです。
骨格の専門家である柔道整復師が監修し、フットレストの硬さや角度、高さを長時間のデスクワークでも疲れにくいように設計されています。
また、上下を反対にすることで高め・低めを選べて、お仕事モードとリラックスモードを切り替えられます。
高さ・角度が変えられるフットレスト
両足をサポートできるように大きめサイズにつくられたフットレストです。足をそろえて乗せることにより、正しい姿勢を維持できます。
高さ・角度が調節できるため、小柄な女性が足置きとして使ったり、長時間におよぶデスクワークの疲労を軽減するために使ったりすることが可能です。テレワークにもぴったり。
組み立て済みなので、すぐに使用を開始できる点もポイントです。
靴を収納することもできる便利フットレスト
横幅46cmでゆったりと足をおくことができ、ゆるやかな傾斜が心地よいフットレスト。ふたを開けると収納スペースとなっており、オフィスで使う場合には、履き替えた靴や書類などを収納することもできます。
表面はファブリック仕上げなので、素足でも気持ちよく使えます。底面には滑り止めのアジャスターがついており、車内でのフットレストとしても使用できます。
4段階で高さを調節してリフレッシュ!
4段階の角度調節ができる据え置きタイプ。デスクワークで靴を脱いで足を休めたいというときに役立ちます。幅45cm、奥行き35cmのゆったり設計でリフレッシュできるでしょう。
軽くて頑丈なABS樹脂を使用しており、本体の脚部分には滑りにくいゴムを配置。しっかりとした安定感があり、ノンストレスで使えます。
滑り止め加工でズレにくい
北欧発のおしゃれなブランド、イケアのフットレストです。シンプルなABS樹脂製で、汚れても水拭きでお手入れできるので土足のままでも使いやすいでしょう。
表面に滑り止め加工がされていて、底面にもゴムが付いていてズレにくい仕様。足で台の角度調節もできます。
多目的に使えるスツール
多目的に使えるフットレストです。フットレストとして使えることはもちろんですが、耐荷重が150kgあるため、高いところにあるものをとるときの踏み台としても使用できます。
また、ちょっとしたベンチとしても使えますし、フットレストのなかは収納スペースにもなっているので便利です。使用しないときには折りたためるので、場所をとることもありません。
生地やカラーを選べるおしゃれなオットマン
日本製のフットレストです。フットレストとして使用する以外にも、ソファーと組み合わせればサイドテーブルとして、急な来客のときはイスとしても使えるなど、汎用性の高さもポイントです。
水の汚れに強いPVCレザーをはじめ3種類の生地と17色のカラーバリエーションがあるので、自分の部屋にあったフットレストが見つけられるでしょう。
耐荷重量90kgで頑丈なフットレスト
耐荷重量90kgで床にキズをつけにくいしっかりとしたフットレストなので、体格のいい方にも適したアイテム。樹脂製のゴムを使用しており、雑音も防いでくれます。
ギターの足台としても使用でき、使用したあとはコンパクトにたためるため、ギターケースにも収納が可能です。臨時的に椅子としても使用することができます。
仕事、くつろぎタイムと多様に使えるフットレスト
多目的に使えるフットレストです。机で仕事をするときはデスクの下に置いて足置きに。くつろぎタイムのときには小さなソファーに早変わり。寝るときは足の下に置いて足枕として使えます。このほかにも、椅子の背もたれと背中の間において姿勢を正すといった使い方もできます。
本体は硬めの高反発、表面はベルベット地で作られているので、適度な硬さと触り心地を両立させています。
6段階の調節でベストフィット
足をのせる天板は床高さ20.5cmから8cmまで6段階で調節可能です。これによりひとりひとりの体型にジャストフィットする位置に天板を調節できます。また、フットレストが床の上でずれにくいように加工がされています。
天板のサイズは大きく、男性の足でも余裕があります。靴を脱いで少しリラックスして仕事するときにも使えます。天板には心地よいフェルト素材が加工されていますので、肌触りもいいです。
フットレスト|バス・新幹線・飛行機用おすすめ4選
続いて、車や飛行機、新幹線、バスなど移動時に使いやすいフットレストを紹介します。
持ち運びがラクだから職場でも在宅勤務でも使える
世界中を飛び回る旅行の専門家と一緒に考えられたフットレスト。収納時はB5サイズまでコンパクトになるため、持ち運びがラクにでき旅行のおともにも適しています。
移動中はパッと広げるだけで、足置きが完成。脱いだ靴は「足座楽」のなかに収納することも可能です。旅行だけでなく、職場や在宅勤務のパソコン作業でも役立つでしょう。
折りたたみ式でトラベルにぴったり!
使うときはぱっと広げるだけで手軽に使用できる、折りたたみ式のフットレストです。足をのせる部分には、従来品の2倍のクッション材を入れることでより快適に使えるよう工夫されています。フットレストを広げたら、小さめの靴であれば内側にしまうことも可能です。
収納ポーチ付きで、折りたたむと厚み約4.5cmとコンパクト。持ち運びにもかさばりません。
ハンモック型でコンパクトに持ち運び可能&高コスパ
コンパクトで軽いので、持ち運びにもかさばることがないハンモック型。コストパフォーマンスが高いフットレストです。旅行する際などの移動時に荷物が多い人におすすめ。
取り付け方は前の机や椅子に、ひっかけるだけで、長さの調節も可能なので、自身の体に合わせて使用できます。
低反発で太ももやふくらはぎをリラックス
太ももやふくらはぎ、膝あたりで挟むことができる低反発のフットレスト。足枕や抱き枕としても使用でき、長距離移動の際に持っていきたいリラックスグッズです。
バンドがついているので、寝ている時間もフットレストから足が離れることがありません。カバーは洗濯できるので、清潔に長く使い続けられますよ。
「フットレスト」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする フットレストの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのフットレストの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
番外編|あわせて使いたいマッサージグッズも!
足の疲れを感じたときには、フットマッサージャーでケアするのもおすすめです。
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この記事では、フットレストの選び方とおすすめ人気商品をご紹介しました。床置き型や、吊り下げ型など、さまざまな形状のものがあるので、使用シーンに合わせて選びましょう。
空気を入れて使用するタイプは、空気の入れ方や抜き方が商品によって違いがあるため、手軽に使用できるかどうかもしっかりチェックしてくださいね。
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