塩辛とは? どんな魅力や栄養があるの?
塩辛は発酵食品のひとつです。生のイカなど食材の身や内臓を塩漬けにすることで、素材そのものが持っている酵素や微生物によって発酵が生じ、塩辛ができます。
そんな塩辛にはたくさんの栄養素が含まれています。塩辛に使う原料にもよりますが、おもにアミノ酸やミネラル・ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンEなどです。
また、塩辛といえばイカの塩辛を思い浮かべる方も多いのでは。そんなイカには、「タウリン」や「コラーゲン」など、健康や美容に役立つ栄養素も含まれています。
塩辛おすすめ14選! いろんな料理にアレンジ!
ここからは、塩辛のおすすめ商品を紹介します。ご飯のお供専門ブログ「おかわりJAPAN」管理人の長船邦彦さんが選んだ商品も紹介します。高級珍味を使ったものから、安い値段で買えるものまでさまざまなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

三幸『サーモン塩辛』は、塩辛の枠を超えて、ご飯のおとも特集でも常に話題の塩辛。塩麹によって引き出されたサーモンの旨味と甘みがおいしいのはもちろん、塩辛特有の生臭さもなくとても食べやすいです。一度食べるとサーモン塩辛のとろけるような食感の虜(とりこ)に。
サーモン好きのための塩辛! 脂のとろみが魅力
こちらはイカではなくサーモンの塩辛です。北欧の極寒の海で育った脂がのったアトランティックサーモンのはらすを使用。さらに塩漬けされたいくらも一緒に入っている贅沢な一品です。
塩麹によって熟成されたサーモンは、脂と身のトロっとした食感で白飯と相性がたまりません。サーモン好きはもちろん、一味違った塩辛を求めている方にもおすすめです。

波座物産『昔ながらの濃厚熟成塩辛』は、商品名の通り「濃厚さ」が魅力の塩辛。しっかり時間をかけて熟成されているので味に深みがあり、とがった塩辛さではなくかどのとれたまろやかな塩辛さで食べやすいのが魅力。本物志向の方におすすめしたい逸品です。
お酒好きの方に! 30日以上熟成させた濃厚な一品
一夜干しした国産の真いかを使い、30~45日ほどかけて熟成させる本格的な製法の塩辛です。熟成期間が長いため、普通の塩辛よりも濃厚で深みがある味わいです。
そのままおつまみにできる濃厚さなので、お酒好きの方におすすめです。着色料や保存料が使われていないので、安心して食べられるのもうれしいですね。
お酒好きの方へのプレゼントに! 受賞歴のある塩辛
北海道の函館近海で取れた生イカを使って作られたこの塩辛は、臭みが少なく食べやすいのが特徴です。お酒のおつまみに、ご飯のおともにと、さまざまな場面で楽しめます。
商品の名前は、昔会社の社長さんがお得意先を回る際にお土産として持っていったことから由来しているそう。その名のとおり贈りものにもおすすめです。
※Amazon・楽天市場は4個入り、Yahoo!ショッピングは1個入りです。
お酒がすすむ!料理の隠し味としても使える
近海でとれた新鮮なカツオの希少な胃や腸を、じっくり塩蔵熟成させた塩辛です。「酒盗(しゅとう)」の名のとおり、お酒がどんどんすすんでしまって困るほど、日本酒のおつまみにぴったりです。
そのまま白いご飯と一緒に食べてもおいしいのですが、オリーブオイルやバターなどと混ぜると絶品のソースにもなり、いろいろな料理のかくし味として使うのもおすすめです。
いかの王様アオリイカを使用!塩辛が苦手な方にも
ねっとりとした独特の弾力がある食感と甘みが強い、いかの王様と呼ばれるアオリイカを使用した塩辛です。創業400年以上の歴史がある小田原の魚商(ぎょしょう)が作った一品。
塩辛が苦手な方にも食べやすい味つけなので、ぜひアツアツの白いご飯と一緒に食べてみてください。アオリイカは熱を加えてもかたくなりにくいので、パスタに入れるのもおすすめです。

数々のロングセラー商品を生み出す桃屋の『いか塩辛』は、コクや塩辛さなど味のバランスがとれた一品。リーズナブルな価格なのに高クオリティーで、コンビニやスーパーでも買えるのも人気の理由。毎日食卓に並ぶご飯のおともだからこそ消費者との距離が近い塩辛です。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトの最新人気ランキングを見る 塩辛の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの塩辛の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
塩辛の選び方 使われている材料や味、食感などに注目!
ひとくちに塩辛といっても、使われる原料はさまざまです。ここからは、美味しい塩辛を選ぶためのポイントを5つご紹介します!
【1】使用されている材料で選ぶ
【2】塩辛の味で選ぶ
【3】イカの塩辛は部位で食感や旨みが違う!
【4】風味付け? 減塩? 自分に合うタイプの商品を選ぶ
【5】原料は生産地から選ぶとおいしさアップ!
それぞれ解説しているので、参考にしてみてくださいね。
【1】使用されている材料で選ぶ
塩辛と聞くとまず多くの人がイメージするのは、イカの塩辛でしょう。しかし、イカ以外の素材で作られた塩辛も豊富にあります。そのなかでも、ここでは塩辛として使われるイカ・タコ・カツオ・ナマコとホヤを紹介します。
定番のねっとり食感の「イカ」
イカの塩辛はほかの原材料を使ったものよりもねっとりした食感が特徴です。さまざまな種類のイカで塩辛を作ることが可能ですが、とくに肉厚でねっとりした食感が強いのがスルメイカを使った塩辛と言われてます。
ほかにも、ヤリイカの塩辛はやわらかくて食べやすいのが特徴で、アオリイカは甘さと弾力があって食べ応えがあります。
歯応え抜群の「タコ」
タコの塩辛はイカに比べて歯ごたえがいいのが特徴で、コリコリとした食感がクセになります。やわらかいものよりもしっかり噛み応えがあるものを選びたい方にはタコがおすすめです。
タコをわさびと一緒に漬け込んでつくった「タコワサ」はお酒のおともにぴったりな居酒屋メニューです。
お酒やご飯に相性抜群の「カツオ」
カツオの塩辛は別名を「酒盗(しゅとう)」といい、その名はお酒のつまみに飲んでいると「あっという間にお酒が進んでしまい、まるで盗まれているかのようにお酒なくなること」からつけられたと言われています。
その名前のとおり、とにかくお酒と相性がいいのでお酒好きの方にはおすすめです。さらに、ご飯のおともとしても優秀なので白飯好きの方にもぜひ味わってほしい一品です。
ちょっと贅沢を味わいたい方は「ナマコ」や「ホヤ」
ナマコの腸を塩漬けし熟成した塩辛は、客人が来たときなどおもてなしの際に出す方もいます。なぜならこれは「コノワタ」と呼ばれ高級珍味とされており、実は日本三大珍味のひとつにも数えられているからです。
また、新鮮なホヤから作られた塩辛はお酒との相性が抜群で、つまみとして好んで食べる人も多いのでお酒好きの方におすすめです。
【2】塩辛の味で選ぶ
塩辛の容器に表示されていることが多いですが、味の種類としておもに甘口・中辛・辛口があります。塩辛はお酒のおつまみのイメージも強いですが、味によってさまざまな食べ方が可能です。食べ方や使い方によって合う味があるので、どの味が合うのかご紹介していきます。
ご飯と一緒に食べるなら「甘口」
甘口は白い炊きたてのご飯と一緒に食べるのにおすすめです。小さなお子さんからお年寄りまで食べやすい味付けになっているのが特徴です。
塩辛のなかでは塩分が控えめと言われています。それでも、食べ過ぎてしまうと塩分の取り過ぎになってしまうことも。塩分に気を付けている方は食べる量を調整してくださいね。
お酒と一緒に食べるなら「辛口」
お酒のおつまみとしておすすめなのは、一番塩気の多い辛口。すっきりとした味わいの日本酒などと一緒に食べても、おいしさを感じることができるでしょう。
同じお酒のなかでもビールや赤ワインと一緒に食べると生臭さが強調されることがあるので、気になる場合はシメに塩辛を入れた料理を食べるのがおすすめです。
調味料として使う方は「中辛」
塩辛はそのまま食べるだけでなく、料理の調味料としても使うことができます。その際に使いやすいのは中辛。
中辛も甘口と同じで塩分が少なめでマイルドな味が特徴。そのため、ほかの料理の味を邪魔しません。とくに、内臓(肝臓)でしっかり味が付け込まれている旨みの多い商品をチョイスするのがおすすめです。
【3】イカの塩辛は部位で食感や旨みが違う!
イカの塩辛の場合、イカのどの部位を使って作るかによって食感や味わいが変わってきます。お店で購入する場合だけではなく、自分で作りたい場合にも参考になりますので、部位別にどんな特徴があるのかを詳しく見ていきましょう。
ねっとり食感を楽しむなら「胴」
イカの胴の部分を使って作る塩辛は、ねっとりとした食感を生み出します。また、皮がむかれたものは生臭さが軽減されたものも多いので、味や香りにこだわりがある方にもおすすめです。
皮がむかれたものは見た目もキレイな塩辛に仕上がっているので、目で見て楽しみたい方は皮がむかれたものを選ぶといいでしょう。
旨みを楽しみたいなら「ゲソ」「耳」「軟骨」
ゲソや耳、軟骨を使ってつくった塩辛は、コリコリとした食感を楽しむことができます。
噛み応えがあるので、噛めば噛むほど旨みがじわっと口のなかに広がります。イカの味をより味わいたいという方におすすめです。
全部楽しみたい方は丸ごとがおすすめ
イカの一部分だけを使ったものではなく、贅沢に丸ごと1匹使って作った塩辛もあります。ゲソや耳などすべてを楽しみたいという方におすすめです。
食感の特徴はイカの部位によっても異なります。丸ごと1匹使っている塩辛は、濃厚な旨みとさまざまな食感を楽しむことができるでしょう。
【4】風味付け? 減塩? 自分に合うタイプの商品を選ぶ
さまざまなタイプの塩辛が販売されているので、ご自身の好みに合ったタイプの商品を選ぶことができます。具体的にはどのようなタイプがあるのか、代表的な塩辛のタイプを3つ紹介します。
独特な味わいが苦手な方は風味付けしているタイプ
塩辛独特の味わいが苦手な方は、肝の量が少ないものを選ぶとよいでしょう。肝の代わりに味噌や醤油などの発酵調味料を使っていたり、味に深みのある塩麹を使ったりなど、さまざまなものが販売されているのでぜひチェックしてみてください。
独特な風味をおさえるために、ゆずや唐辛子で味付けされているタイプの商品もあります。
健康に気を使う方は減塩タイプ
お酒やご飯が進む塩辛ですが、塩分の多さが気になる方も。そんな方におすすめなのが減塩タイプです。塩分が気になる方は、商品のパッケージやメーカーの公式ホームページを確認し、減塩タイプのものを選びましょう。
ただし、塩辛の塩分はもともと保存を長くする目的もあって濃くなっているので、減塩タイプは日持ちしにくくなります。開封したら早めに召し上がってください。
添加物が気になる方は原材料をチェック
ご家庭でお子さんも一緒に食べる場合や添加物が気になる方は、着色料や保存料が使われていない無添加なものを選びましょう。添加物が入っていないので、イカそのものの味を楽しむことができるメリットもあり一石二鳥です。
また、添加物不使用のものだと、肝そのものの味が出やすく旨味も感じやすいので、料理に使うのもおすすめです。
【5】原料は生産地から選ぶとおいしさアップ!
イカの塩辛の生産地で有名なのは、北海道・宮城県・青森県で、どこもイカの漁獲量が多い地域です。とくに北海道はイカの塩辛の生産が約50%を占めています。この3県以外にも、静岡県・兵庫県・長崎県も地元で獲れたイカを使った塩辛作りが盛んです。
イカの産地はイカを新鮮なうちに加工しやすいので、イカの産地の塩辛を選ぶとよりおいしい塩辛と出会えるでしょう。また、珍しい塩辛として神奈川県で麹を加えて発酵させたものや、富山県のイカスミ入りの「黒作り」などもあります。こちらもぜひ試してみてください。
塩辛のアレンジレシピを紹介! じゃがいも、パスタ、チャーハンにも!
塩辛はそのまま食べるだけではありません。いろいろな料理に調味料として使うこともできます。ここでは、塩辛の美味しいアレンジレシピをいくつか紹介します。
塩辛とキャベツのペペロンチーノ
塩辛の代表的なアレンジ方法は、パスタに加える使い方です。塩味がきいているので塩辛だけでも美味しいパスタに仕上がります。
とくにペペロンチーノに使うと、キャベツの食べ応えとニンニクの旨味、そこに塩辛の塩気が合わさってさらに美味しくなりますよ。好みでブロッコリーやアスパラなどを加えるのもおすすめです。
塩辛チャーハン
卵や玉ねぎ、ベーコンやネギなど好みの具材とご飯を炒めて、塩辛を和えるだけで美味しいチャーハンが完成します! 塩辛自体に味が付いているので、ほかに調味料を加える必要がなく便利です。味を整えたい方は、仕上げに胡椒をひとふりするのがおすすめです。
塩辛とジャガイモの炒め物
塩辛はジャガイモとの相性も抜群です。フライパンにバターとニンニクを入れて炒めて、ジャガイモと塩辛を加えます。そのあとしょうゆとブラックペッパーを加えて完成! ニンニクがきいていておつまみにぴったりです。
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美味しい塩辛をお取り寄せしよう!
この記事では、美味しい塩辛の選び方とおすすめの商品を紹介しました。定番のイカの塩辛以外にも、タコやカツオ、ナマコやホヤ、サケなどさまざまな材料が使われた商品が販売されています。塩辛は、どの業務スーパーやコンビニでも買えるとは限りません。「どこで売ってるの?」と思っている方は、通販を利用するのがおすすめ。
塩辛を使ったレシピもいくつか紹介しているので、「食べ切れずに困ってしまった」「そのまま食べるのに飽きた」という方はぜひ試してみてください。
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