「パイ皿」のおすすめ商品の比較一覧表
パイ作りにパイ皿は必要?
パイを作るときにパイ皿は必要なのでしょうか。グラタン皿などで代用したり型を使わないで作ったり、専用のパイ皿がなければパイが焼けないというわけでありません。
しかし、見た目にこだわってキレイに焼いたり本格的にお菓子作りをしたいなら、専用のパイ皿があるとさらにお料理が楽しくなります。熱が通りやすい素材のものなど機能的なメリットもあるので、焼くときの失敗が少なくなります。
パイ皿の選び方
まずはパイ皿の選び方をチェックしていきましょう。ポイントは下記の2つ。
【1】素材
【2】作りたいサイズ
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。
またお菓子教室の講師・hana_soraさんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりのパイ皿を選ぶために参考にしてみてくださいね。
【1】使い勝手にあわせて「素材」を選ぶ
まずはじめにチェックしたいのは素材です。さまざまな素材があり、素材ごとに仕上がりが変わります。それぞれの特徴を抑えましょう。
アルミ|火が通りやすく、初心者にもおすすめ
アルミのパイ皿は熱が通りやすくパイが上手に焼けるので、初心者向けです。冷めやすくもあるため、焼けたパイ生地にフルーツやカスタードなど乗せたい場合も待ち時間が少なくてすみます。また、アルミは軽いのでオーブンへの出し入れもかんたんにできます。
デメリットとしては衝撃に弱いことです。落とすと壊れたり変形したりしてしまうので、取り扱いにはじゅうぶん注意する必要があります。
ステンレス|冷蔵庫でそのまま冷やせる! さびにくく手入れがラク
ステンレス製のパイ皿は熱伝導率が低く、加えて丈夫でサビに強いという特徴があります。冷蔵庫で冷やして仕上げるアップルパイなどを作るときに便利です。
生地が型から外れにくいというデメリットはあるものの、熱伝導率が低い分、焼き加減を見ながら時間の調節ができます。割れることはないので収納しやすく、汚れもつきにくいので洗うのもかんたんです。
ブリキ|キレイな焼き目がつく! 使うほど馴染みがよくなる!
ブリキのパイ皿は熱が伝わりやすくこんがりとした焼き目をつけやすいということが特徴です。また、ブリキは油がしみこみやすいという特徴があるので、油がなじみやすくパイの型離れがよいというのもメリットです。価格も良心的です。
一方、デメリットはサビやキズがつきやすいところです。お手入れをせずに長期間放置すると湿気でサビてしまうこともあります。使いはじめる前に空焚きが必要なので注意しましょう。
ガラス|多用途に使えて見た目もおしゃれ
耐熱ガラスのパイ皿は、パイに限らずさまざまな料理に使えるのが魅力です。大きいものはかなり重たいですが、においや色がつきにくく手入れも楽です。洗うときも洗剤とスポンジでかんたんに汚れを落とすことができます。
一方、熱伝導率はどうしても金属製のものより劣るため、焼き加減の調節を考えながら焼くことが必要です。
陶器|グラタンなど料理からティラミスなどのスイーツまで!
陶器製のパイ皿は、なんといっても出来上がりの見栄えがよいです。普通の食器と同じ感覚で型から外さなくても食卓に出せるのが魅力のひとつです。耐熱ガラス同様、熱が伝わりにくい特徴はありますが、熱いまま食べたいミートパイなどを作るときに便利なパイ皿です。
パイ生地がパイ皿にくっつきやすく、多少重みも気になるところがデメリットです。
使い捨て素材|熱伝導性が高い! そのまま捨てられるからギフトにもおすすめ
バレンタインなどパイを誰かにプレゼントするときや、パーティに持っていくなら、使い捨てタイプがおすすめです。使い捨てタイプはアルミ製のものがほとんどで、熱伝導率も高いのが特徴です。使い捨てであっても使いやすさに遜色はありません!
パイ以外にも、ピザやキッシュなど、さまざまな用途で使えます。リーズナブルな価格も魅力的。100均や無印、ニトリでもゲットできるようです!
【2】基本は18cm。作りたいサイズを選ぶ!
通販でパイ皿を見つけて購入したら意外に小さかった、なんてこともあるかもしれません。パイ皿はサイズも大事なチェックポイントです。9cm程度のミニサイズから定番の18cm、大人数のホームパーティーで重宝しそうな24cmの大皿など、サイズが豊富に展開されています。
定番の18cmはおおよそ6~8人分のサイズと覚えておきましょう。少ない人数や当日に食べきりたいのであれば、12~15cm(2~6人分)サイズがおすすめ。9cmのパイ皿は小さなお菓子やギフトにも使えます。
【*サイズの参考表*】
1~2人向け:9cm(3号)
2~4人向け:12cm(4号)
4~6人向け:15cm(5号)
6~8人向け:18cm(6号)
8~10人向け:21cm(7号)
10~12人向け:24cm(8号)
お菓子教室の講師からの購入アドバイス
ティーインストラクター/パティシエ/オーガニックアドバイザー
どんなものを作るかで素材やサイズを選びましょう
パイ皿はいろいろな素材やサイズがあるので、作るものによって適した種類を選ぶと仕上がりもよくなります。
たとえば、生地にしっかり焼き色をつけたいときは熱伝導のよいアルミ製やブリキ製、フルーツタルトなど水分の多いものを作るときは丈夫でサビに強いステンレス製がおすすめです。耐熱ガラスや陶器製のパイ皿は、そのまま食卓にだしても見栄えするのでおもてなしのときにもぴったりです。
パイ皿のおすすめ13選 おしゃれな陶器や使い勝手のいいスチールなど!
ここからは、お菓子教室の講師・hana_soraさんと編集部が選んだおすすめのパイ皿をご紹介していきます。それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
ティーインストラクター/パティシエ/オーガニックアドバイザー
富士ホーローのパイ皿は、熱伝導のいいアルミ製の表面をフッ素加工しているので、きれいな焼き色がつきお手入れもしやすいです。

ティーインストラクター/パティシエ/オーガニックアドバイザー
タイガークラウンのパイ皿は、パイを取り出しやすい底抜けタイプなので、慣れない初心者の方にもおすすめです。

ティーインストラクター/パティシエ/オーガニックアドバイザー
お料理に使うときは、におい移りが少ないストウブのパイ皿がイチ押し。見た目も美しく、焼き立てをそのまま食卓に並べればテーブルも華やぎます。

遠藤商事 アルキュイジーヌ 『楕円型パイ皿 』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする パイ皿の売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのパイ皿の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
パイ皿はタルト皿などで代用できるの? 買う必要はない…?

Photo by Debby Hudson on Unsplash
ガラスや陶器は冷やしておいしいパイづくりに使えます。
パイ皿と似た形状のものとして、タルト皿があります。パイを焼くときのお皿はタルト皿でも代用できますが、注意しておきたいのが「素材」です。タルト皿はおもに金属でできていますが、パイ皿は金属やガラス、陶器などさまざまな素材でできており、実はそれぞれの素材で特性が違います。
オールマイティーに使いたい方は金属製のパイ皿が便利。また、ガラスや陶器のパイ皿は熱が伝わりにくい特徴があるので、カスタードクリームを詰めて冷やすタイプのパイ作りに向いています。
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自家製の本格的なパイを作ってみよう!
自宅でパイを作るときに活躍するパイ皿の選び方とおすすめのパイ皿を14選紹介しました。自宅でパイを作れると、できたてサクサクのおいしいパイを食べることができます。
また、陶器製のパイ皿などは贈り物としても喜ばれそうです。ぜひ好みのパイ皿を選んで、パイ作りを楽しんでみてください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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フランス菓子からマクロビ菓子まで、みんなが幸せになれるお菓子を作るフリーランスのパティシエ。 日本紅茶協会認定ティーインストラクターとして紅茶の講師活動もしています。 お菓子の美味しさや紅茶の奥深さを伝えるべく、ライターとして活躍中。 一児のママでもあり、オーガニック食品にも精通しています。