ちくわの選び方 種類や産地、原材料をチェック!
まずは、ちくわの選び方をおさえておきましょう。産地や原材料をよくチェックすることが大切です。
管理栄養士の横川仁美さんにもアドバイスをいただきましたので、ぜひちくわ選びの参考にしてください。
【1】ちくわの種類で選ぶ
ちくわを選ぶときは、種類にもこだわってみましょう。それぞれの特徴を紹介します。
煮物にぴったりな味しみのよい「焼きちくわ」
「ぼたん模様」と呼ばれる独特の焼き目がある焼きちくわは、煮ものなどの煮込み料理にぴったり。煮ものにしたときに皮が煮汁をたっぷり含むため、ジューシーな食感になります。煮込んでもかたくなりにくく、煮汁に魚の旨みがしっかり出るのも煮ものに適している理由です。
ぼたん模様の焼きちくわの原材料は、おもにスケトウダラやアジ、アブラツノザメやヨシキリザメなど。昔は冷凍して出荷されていましたが、最近は冷蔵品として出荷され店頭に並んでいます。
サラダや和えものにはソフトな「生ちくわ」を
やわらかい生ちくわは、和えものやサラダにするのにぴったりです。ほそくて短く、プリッとした食感が楽しめます。原材料はスケトウダラやグチ、イトヨリダイなどです。
そのままでもおいしく食べられるので、火を通さずに食べる和えものやサラダ、なかにきゅうりやチーズを詰めたおつまみなどにアレンジするとよいでしょう。
お酒のお供や子どものおやつには「おつまみ系ちくわ」
そのままおやつやおつまみとして食べるなら、チーズが入っているものや原材料にこだわっているものなどを選んでみましょう。とくにチーズちくわはポピュラーです。
ちくわは、魚のすり身を使って作るためタンパク質やカルシウムが豊富に含まれているのもポイント。お酒のおつまみとしてだけでなく、お子様のおやつにもぜひ食べてもらいたい食材です。
【2】ちくわの産地と特徴で選ぶ
全国各地には、ユニークなご当地ちくわもたくさんあります。ちくわを選ぶときは、産地や特徴にも注目してみましょう。
徳島名物|青竹を使って作る「竹ちくわ」
徳島県で作られている竹ちくわは、青竹にすり身を巻き、こんがりと焼いたちくわです。青竹を使うことで竹のさわやかな香りがすり身に移ります。
オーソドックスな食べ方は、竹つきのまま丸かじり。青竹の香りも相まって、一般的なちくわにはない趣が感じられます。徳島では、すだちをしぼって食べるのがポピュラーです。
鳥取名物|豆腐が入った「とうふちくわ」
鳥取県のとうふちくわは、豆腐が入ったヘルシーなちくわです。作られはじめたのは江戸時代で、当時貴重とされていた魚肉の代わりに豆腐を使ったのがはじまりといわれています。
高級な魚のすり身と安く手に入る豆腐と、でんぷんを混ぜたものを蒸して作ったとうふちくわは、一般的なちくわよりもやわらかく、淡白な味が特徴です。
島根名物|トビウオを練りこんである「野焼きちくわ」
野焼きちくわは、古くから出雲地方で作られているちくわです。アゴ(とびうお)を棒に巻きつけて焼いた「アゴ野焼き」というちくわが有名で、古くは屋外で炙り焼きにしたことから「野焼き」という名前がつけられたといわれています。アゴを使わずに作った焼きちくわは、「野焼き」といいます。
皮はかためで、しっかりとした食感が特徴です。わさび醤油をつけて食べるほか、お吸いものの具などにも利用されます。
【3】パッケージの食品表示を確認しよう
ちくわの素材にこだわる方は、商品の食品表示を確認して、気になる添加物などが入っていないかをチェックしましょう!
保存料などの添加物が入っているか確認
ちくわのなかには添加物を使っているものもあります。添加物には「ソルビン酸」などの保存料のほか合成着色料や化学調味料などがあるので、気になる人は商品の食品表示をチェックして添加物が使用されていないものを選ぶとよいでしょう。
ただし、保存料が使われていない商品は日持ちがしないので、早めに食べきるようにしてください。
でんぷんの種類も要チェック!
添加物の有無だけでなく、どんなでんぷんが使われているのか、でんぷんの種類もチェックしましょう。
ちくわによく使われるでんぷんは、天然由来のでんぷんと人工的に作られた加工でんぷんの2つがあります。加工されたでんぷんは添加物として扱われるので、気になる人はこちらもチェックしましょう。
ちくわのおすすめ12選 チーズやきゅうりを入れておいしく食べよう!
ここからは「ちくわ」のおすすめ商品をご紹介します。地方に行かないとなかなか食べられないご当地ちくわも紹介しますので、ぜひちくわ選びの参考にしてください。

鈴廣かまぼこ『百年ちくわ』は魚だけでなく塩、水までこだわった逸品で、お客様のおもてなしにぴったりです。直火焼きの特有の香ばしさやシャキシャキした皮が喜ばれることでしょう。
素材本来の味が楽しめる伝統のちくわ
合成着色料や化学調味料、保存料を使わずに作られた焼きちくわです。魚本来の弾力や風味が味わえます。
主原料は海で獲れた天然の魚、塩は魚のうまみを引き出す塩、水はミネラルをほどよく含む地下水「箱根百年水」と原材料にこだわっている逸品です。
そのままおやつやおつまみとして食べるのはもちろん、和えものや煮ものなど幅広い料理に使えます。

かろや商店『とうふちくわ』は、豆腐と魚のすり身をあわせた商品。豆腐の割合が多く、豆腐好きの方も食べてみるのはおすすめです。
ふんわりソフトなとうふ竹輪
合成保存料を使わずに作ったとうふ竹輪です。淡白な味とやわらかな食感の秘密は材料の配合比率。豆腐7に対して魚のすり身3のバランスが独特の食感を生んでいます。
手でちぎってそのまま食べるのはもちろん、わさび醤油や生姜醤油をつけて食べてもおいしいです。炒めものにしてもおいしいので、ぜひ試してみてください。

谷商店『竹ちくわ』は、その名のとおり竹付きのちくわでほのかな竹の香りが味わえます。焼きたてを竹つきのままかじるのもおもしろいでしょう。
青竹の風味がさわやか!
徳島県小松島市で作られている竹ちくわです。天然の青竹を使って作られており、かじるとさわやかな青竹の香りがします。食感はしっかりとしており、竹がついたままかじって食べるのが地元流。お好みですだちをしぼってもおいしいです。
もちろん竹を外して普通のちくわとしても使えます。スライスして和えものやサラダにしたり、ぶつ切りにして天ぷらにしたりするなど、ぜひいろいろな楽しみ方で味わってみてください。
魚の風味を活かしたちくわ
さまざまな種類のかまぼこやちくわなどを販売する、堀川の『別撰5本ちくわ』。卵や小麦、乳は使用しておらず、遠火でじっくり焼き上げた商品です。魚の風味を楽しめるので、煮物や酢の物、炒め物など幅広い料理に使えて便利!
ほかにも、塩分を50%かっとした減塩タイプの焼きちくわや、ソフトな口当たりの『新選4本ちくわ』も販売されているので、好みで選べるのもうれしいポイントです。
原材料にこだわった小ぶりなちくわ
小ぶりで食べやすいオーソドックスなちくわです。原材料にこだわって作られており、新鮮な魚のタンパク質がたっぷり含まれています。
煮ものや炒めものにするだけでなく、そのままわさび醤油などをつけて食べるのもよいちくわです。生でも食べられるので、お子さまのおやつやお酒のおつまみにもぴったり。ぜひプリッとした食感を楽しんでください。
食べきりサイズの本格焼きちくわ
山口県下関市で作られている、食べきりサイズの本格焼きちくわです。これまでに水産庁長官賞など多数の賞を受賞しています。
食べやすいサイズなので、おやつやおつまみにぴったり。賞味期限は冷蔵で7日間です。よりおいしく食べたいのなら、500Wの電子レンジで20秒ほど温めてみましょう。焼きたての味に近づきます。
わさび醤油とよく合う香り豊かな逸品
アゴ(飛魚)とたらのすり身を使って作られた野焼きちくわです。香ばしく焼き上げた表面が、なかの魚の風味をギュッと閉じ込めて逃がしません。板かまぼこのような弾力のある食感が特徴です。
1cm程度の厚さにスライスしたちくわをそのままはもちろん、わさびやわさび醤油を少しつけてもおいしく食べられます。賞味期限は冷蔵で11日間です。
ソフトな食感で風味が豊か
新鮮な生えそを使って作られたソフトな食感のちくわです。肉厚で歯ごたえがよく、素材本来の豊かな風味が感じられます。ソルビン酸などの保存料が使われていないのもポイントです。
にぎりちくわのおいしさを楽しむなら、ぜひそのまま味わってみましょう。黄金色に焼き上げられた皮の香ばしさとほどよい弾力が感じられます。
タラ100%で香ばしい!
タラのすり身を100%使って作られた香ばしいちくわです。肉厚で食べ応えがあるだけでなく、溝が刻んでありちぎりやすいのでおつまみにぴったり。でんぷんを使っていないので、タラらしいプリッとした食感が楽しめます。
そのままちぎっておやつやおつまみとして食べるのはもちろん、磯部揚げなどにアレンジしてもおいしいちくわです。
おつまみにぴったりのチーズちくわ
常温で120日日持ちする、おやつやおつまみにぴったりのチーズちくわです。ちくわのなかに、コクのあるチェダーチーズが入っています。
使っている魚肉は、タラやイトヨリダイ、キントキダイなどのもの。魚肉の旨みとチーズの組み合わせは、ビールはもちろんワインや日本酒など合わせるお酒を選びません。「おつまみにあと1品ほしい」というときに重宝するちくわです。
香り・味わい豊かな大きめちくわ
エソを主原料にした大きめのちくわです。一般的なちくわよりも歯ごたえがあり、香りや味わいも豊かなのが特徴。魚本来のうまみを引き出すため、あえて甘くない塩味に仕上げられています。ちくわの甘さが苦手な人は、ぜひ一度試してみてください。
添加物などは一切使用していないのもポイント。原材料や製法にこだわっているため、1日に焼ける量が限られているちくわです。
おかずにも!しなやかな食感の太ちくわ
こちらのちくわは、生でもおいしく食べることができるものですので、ちくわをそのまま1本丸かじりしたい方やお酒のおつまみにもぴったりです。
また、お子様のおやつにも最適で、調理をする以外にもちくわ本来の味をそのまま楽しむことができる商品です。
「ちくわ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ちくわの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのちくわの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ちくわのアレンジレシピも紹介! 磯部揚げやナムルにも!
ちくわは、そのままスライスしてわさび醤油などで食べるだけでなく、アレンジを加えてもおいしく楽しめます。ここでは、ちくわを使ったかんたんアレンジメニュー例を紹介します。
ちくわの磯部揚げ
青のりを混ぜた衣をつけて揚げる「磯部揚げ」は、手軽に作れるちくわの定番レシピです。おいしく作るポイントは、少なめの油で、カラッとするまで揚げること。使う油の量が少ないので、深めのフライパンなどでも調理できます。
手早く作れるので、夕飯のおかずやおつまみはもちろん、お弁当のおかずにもぴったりです。チーズ入りのちくわの磯部揚げもおいしいですよ。
ちくわとこんにゃくの中華風炒め
ちくわというと煮ものや揚げもののイメージが強いですが、こんにゃくと一緒に中華風の炒めものにしてもおいしいです。タレは水・みりん・酒・しょうゆ・豆板醤を混ぜて作りましょう。
塩もみしたこんにゃくとひと口大に切ったちくわをごま油で炒め、タレをからめて白ごまを振れば完成です。ピリ辛の味つけでごはんが進みます。
ちくわときゅうりのナムル
あと1品ほしい! というときに重宝するメニューが「ちくわときゅうりのナムル」です。食べやすい大きさに切ったちくわときゅうり、にんじんを鶏ガラスープの素とごま油で和えるだけなので、あっという間に作れます。
使う調味料は2つだけとシンプルですが、ちくわに強いうまみがあるので、もの足りなさは感じません。夕飯の副菜やおつまみにぴったりです。
そのほかのお弁当のおかずに関連する記事はこちら 【関連記事】
あと1品ほしいときにはちくわを上手に使おう!
ちくわはそのまま食べるだけでなく、「あと1品おかずがほしい!」というときにも重宝する食材です。ご当地色の強いユニークなちくわもあるので、たまには取り寄せて味わってみましょう。
ちくわ選びに困ったときは、横川さんが教えてくださったポイントや記事中で紹介した商品を参考にしてみてくださいね。おいしいちくわを購入して、お弁当や食卓のおかずを手軽に増やしましょう。
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