日本酒セラーとは? 味と香りにこだわる日本酒好き注目!
日本酒セラーとは、日本酒を適切な温度で保存するための冷蔵庫のようなケースのことです。ワインセラーと同様に、お酒をおいしくたもつために必須なものといえます。日本酒の一升瓶は冷蔵庫に入らず、ついつい常温で保存しがちになりますが、温度変化に弱い日本酒はすぐに味が変わってしまいます。
最近は、自宅でも日本酒を最高の環境で保管できるよう、家庭用の日本酒セラーが販売されています。日本酒セラーがあれば、飲みかけの日本酒でも適温で保存することができるので、味や香りをキープできます。
飲みたいときにおいしい日本酒がすぐ飲めるので、日本酒好きの方は注目してみる価値ありですよ。
日本酒セラーの選び方 設定温度やサイズ感が重要!
日本酒セラーを選ぶポイントとして、庫内サイズや設定温度、保存方法(置き方)などがあげられます。ポイントごとに詳しく解説していきますので参考にしてみてください。
庫内の設定温度で選ぶ
日本酒セラー選びにおいて一番大切なのは、日本酒セラー庫内の設定温度です。5~15℃の範囲で設定ができるものであれば、生酒や生貯蔵酒などは大体保存ができます。逆に醸造酒などであれば15~20℃程度の保存ができるものを選ぶと香りを長期間楽しめます。
▼生酒は5℃以下の低温保存必須
日本酒の中には常温保存できるものもありますが、開封後は基本的に低温保存がよいとされています。日本酒の中でも「火入れ」と呼ばれる殺菌処理をしていない「生酒」などは冷蔵保存が必須。温度を5℃以下に下げることで開封していても2~3年は味が落ちず、おいしい状態をキープできます。
日本酒は0度前後で低温保存できるのが理想なので、品質を長くたもつためには5℃以下の低温が設定できる日本酒セラーを選ぶようにしましょう。また、種類によって適切な温度が違うので、庫内が仕切られていて個別に温度管理できるものがおすすめです。
▼熟成酒をつくるなら温度設定管理ができるタイプを!
庫内が仕切られているタイプの日本酒セラーだと、お酒ごとに温度管理ができるのでおすすめです。
日本酒の種類によって熟成させるための保管温度が変わります。本醸造、純米酒は基本的に常温保存で構いませんが、28℃を超える場合はセラーなどで保管する必要があります。吟醸酒は5℃以下の低温で1年ほど寝かせたあと、15~18℃でさらに熟成させます。
保存できる本数からサイズを選ぶ
日本酒は一升瓶の大きいサイズから小さいサイズまであります。家庭用の日本酒セラーを探しているかたはそこまで大きいサイズは必要ないでしょう。自宅の設置スペースとのバランスも考えながらサイズ選びをしましょう。
▼12本まで保存できる小型サイズ
8本まで保存できる小型サイズの日本酒セラーは、コンパクトに設計されているので保存できる本数は限られています。その代わり設置場所があまり取れないお家にもおくことができます。
▼15本から30本まで保存できる中型サイズ
15本から30本保存できる中型サイズは、大きなお家やお店など日本酒セラーをおくスペースをある程度確保できる人におすすめの日本酒セラーです。本数がたくさん保管でき、なかで仕切られ別々に温度管理ができるタイプを選べば2パターンの日本酒を楽しむことができます。
▼30本以上保存できる大型サイズ
30本以上保存できる大型サイズの日本酒セラーは、日本酒だけでなく、ワインやビールなども収納できます。たくさんのお酒を保存できる分、設置スペースが広く必要になりますので、専用の部屋が用意できる、電気代もまったく気にしないというある程度生活に余裕のある人におすすめです。
味と香りの変化を防ぐ冷却方式もチェック
日本酒セラーの冷却方法は一般的に「コンプレッサー式」「ペルチェ式」などがあります。早速違いを見ていきましょう!
▼省エネで温度が変化しづらい「コンプレッサー式」
モーターで動かす「コンプレッサー式」の日本酒セラーは省エネで扉の開閉でも温度が変化しにくくなっています。冷却能力や温度管理のしやすさに優れているのが特徴です。
ただし、この冷却方法は駆動音や振動が気になることもあるので注意が必要です。寝室など静かな場所に日本酒セラーを置こうと思っている場合は検討したほうがよいでしょう。
▼軽量で音や振動が少なくリーズナブルな「ペルチェ式」
電子制御による「ペルチェ式」は、軽量で音や振動が少ないのが特徴です。本体価格もリーズナブルな傾向があり、手に入れやすいタイプです。小さめの冷蔵庫や冷凍庫にも使われている冷却方法です。
冷却力がそれほど高くないというデメリットはあるものの、音が静かなので寝室に置くならペルチェ式がおすすめです。
紫外線対策がきちんとされているかも忘れずに
日本酒セラーを選ぶときに忘れてはいけないのが、紫外線に注意することです。紫外線は直射日光だけでなく、蛍光灯の光にも含まれています。紫外線は日本酒の味が落ちる大きな原因です。
見た目重視でガラスの日本酒セラーを選ぶときは、紫外線対策されているかどうか確認しておくことが大切です。また、庫内の電球もLEDライトになっているなど配慮されているか確認するようにしましょう。
部屋になじむおしゃれなデザインを選ぶ
家具になじむ日本酒セラーを選ぶことで、おしゃれなインテリアに見せることも可能です。お部屋のカラーや雰囲気に合わせてデザインを検討すれば、紫外線から日本酒を守れるタイプのものも選びやすくなるでしょう。
日本酒セラーのおすすめ商品
それでは、日本酒セラーのおすすめ商品をご紹介いたします。
▼おすすめ4選|小型サイズ
▼おすすめ2選|中型サイズ
▼おすすめ2選|業務用大型サイズ
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ4選|小型サイズ
日本酒が8本程度入る、小さいサイズの日本酒セラーのおすすめ商品を紹介します。
振動の少ないペルチェ式
コンパクトでスタイリッシュなセラーです。温度が一目でわかるデジタル表示。ワインの種類に合わせ、8℃~18℃の間で温度を設定できるため、日本酒の保存にも向いています。
扉の外側のスイッチで中の様子を見ることができます。
スリムなデザインで庫内は広々! LEDライトつき
元々はワイン保存のためにつくられたものですが、日本酒の保存にも向いているワインセラー。扉が透明でなかが見えるおしゃれなデザインです。また、インテリアライトつきなので扉を開けることなく中身を確認することができます。扉の開閉による温度変化をおさえることができます。
タッチパネル式で温度設定もカンタンにでき、一目で確認できるデジタル庫内温度表示もついています。ワイヤー棚なのでビンが転がることなく、しっかりとホールドしてくれます。
たっぷり収納! らくらく運べるキャスターつき
庫内サイズが100Lのたっぷり収納ができるにも関わらず、キャスターがついているので移動もラクラク。庫内がよく見える前面ガラス仕様で、温度調節の範囲も0~10℃と日本酒保存にぴったりです。
上段と下段に分けることで12本の一升瓶を収納することが可能です。小さな居酒屋などでも使用されているので業務使用もできる高性能な冷蔵ショーケース。縦置きで日本酒を保管できるので、品質を保っておいしい日本酒を楽しむことができます。

一升瓶、四合瓶、小瓶と様々なサイズのボトルが縦置きで収納できるのも、他のセラーにはない特徴です。最適な日本酒保存の温度管理を実現したこちらは、日本酒愛好家には理想的な製品といえるでしょう。
マイナス10℃から設定可能な日本酒専用セラー
日本酒の保存に適切なマイナス5度の貯蔵温度管理を家庭用で実現した、日本酒の保管のために作られた希少な日本酒専用セラー。温度管理はマイナス10℃~プラス10℃の間で5段階の温度調整が可能なので、熟成させて楽しむタイプの日本酒にもおすすめです。
一升瓶を開けてしまった後も長期保存が可能で、複数の日本酒をおいしく楽しむことができます。縦置き保存も可能で、リビングでの使用も考慮したおしゃれなデザイン。ワインセラーのようにガラス扉にしないことで紫外線から日本酒を守ります。
▼おすすめ2選|中型サイズ
日本酒が20本程度入る、中型サイズの日本酒セラーのおすすめ商品を紹介します。

セラー専門のメーカーならではの、日本酒の保存を配慮した温度・湿度管理の技術や紫外線対策の工夫が詰まった製品。安心の技術・品質に加え、どんなインテリアにも合うシックなデザインもおすすめポイントです。
0℃にできる冷却性能! 高い断熱性のあるガラス扉
ワインセラーを多く作っているさくら製作所は、コンパクトなのに収納ワイン本数は22本と大容量。冷却パワーも大きなセラーに負けない性能で、設定した温度のどおりに庫内の温度を一定にできます。
長期間の保存はもちろん、飲みごろの適温で保管することもできます。また、ガラス扉の紫外線カット率は99%の遮熱対策ガラスを採用し、棚を取り外すことで一升瓶を縦置きで保存することもできます。温度設定を0℃まで下げることもできるハイスペックなワインセラーなので、日本酒セラーとしてももってこいです。
大容量なのに省エネ! スライド棚が使いやすい
庫内サイズが93Lの大容量のセラーです。コンパクトボディのなかに長期熟成を実現するフルスペックを搭載し、パワフルかつ省エネ効率の高い冷却方式を採用しています。ガラス扉なので中がよく見え、引き出し式のスライド棚で使いやすくなっています。
温度設定は5~20℃で、上段と下段で別々に温度変更が可能。もちろん棚を取り外せるので、一升瓶のサイズに合わせた高さで保管することができます。
▼おすすめ2選|業務用大型サイズ
日本酒が30本以上入る、大型サイズの日本酒セラーのおすすめ商品を紹介します。
設定温度は0~22℃! 低温保存も熟成もOK
インテリア性と完璧な温度管理を両立したワインセラーです。3重ガラスドアのうち2枚が断熱ガラスなので断熱性の高い扉になっています。温度管理の難しい日本酒でも、このワインセラーなら液体温度が安定して品質をたもつことができます。
日本酒保管にも適した制御技術を搭載していて、一般的な冷蔵庫よりも低い0℃をキープ。冷却力を維持したまま静音化まで実現できる、高度な技術が採用されています。
庫内温度を上下で設定可! 紫外線カットガラス採用
ワインセラーのなかでは珍しい2段のセパレート式。上段と下段を別々に温度設定が可能なので、低温保存も熟成保存も同時にできます。庫内の内容積は78Lでワインだと32本も収納でき、ラックを取り外すことで一升瓶も収納可能になります。
紫外線から守るUVカットペアハーフミラーガラスを装備しており、シンプルなデザインなのに、実用性のあるセラーです。環境に優しいペルチェ冷却方式で、振動や音もなく使い勝手のよい商品です。庫内をやさしい光で照らすLED照明つきなので暗い場所でも見やすくなっています。
「日本酒セラー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 日本酒セラーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での日本酒セラーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
日本酒セラーに関するQ&A よくある質問
日本酒セラーで保存するメリットとは?

日本酒セラーで保存するメリットは、種類に応じた細かな温度調節や0度前後の低温冷蔵が可能なことです。
日本酒は常温と冷蔵どちらで保存するのがよい?

開封後は要冷蔵です。未開封でも、常温で保存すると熟成の度合いが早く進むため、冷蔵で保管したほうがよいでしょう。
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適切な温度管理がキモ
日本酒は適切な温度で保管してあげることでおいしさを保つことができ、さらに熟成させることでよりおいしい日本酒を楽しむことができます。
設置場所を考えなくてはいけない大きさもありますが、デザイン性も充実しているのでインテリアのひとつとしても馴染みやすいです。自宅で日本酒を適切に保管するには、一般家庭用の冷蔵庫ではなく、ぜひ日本酒セラーを使用してみてください。常温や冷蔵庫で保存するよりも、おいしい日本酒を味わうことができるでしょう。
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