ヘッドホンスタンドとは? 劣化を防ぐ

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ヘッドホンをスマートに収納できる「ヘッドホンスタンド」。あまり必要性を感じないという方もいらっしゃるかもしれませんが、ヘッドホンを長く愛用するためにも、マストなアイテムです。
ヘッドホンスタンドのメリット・デメリットは?

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ヘッドホンを使わないとき、テーブルなどにそのまま置きっぱなしにしておくと、スペースを取ったり、見栄えがわるいだけでなく、クッション部分の劣化が早まる原因にもなります。
しかし、ヘッドホンスタンドを使えば、すっきりと収納できるだけでなく、劣化も防ぐことができます。
デザイン性の高いヘッドホンスタンドと組み合わせれば、そのまま出しっぱなしにしていても、インテリアとしておしゃれになるでしょう。
唯一と言っていいほどのデメリットは、選び方を間違えるとインテリアに溶け込まず違和感が出てしまうという点です。
ヘッドホンスタンドの種類は2つ! スタンドタイプ or ハンガータイプ
ヘッドホンスタンドは、大きく分けて「スタンドタイプ」と「ハンガータイプ」の2タイプがあります。タイプ別の特徴をチェックしてみましょう。
スタンドタイプ|デスクや寝室のサイドボードで使う
「スタンドタイプ」は仕事場のデスクまわりや、寝室のサイドボードなどに置いて使うタイプです。身近な場所にスマートに収納し、必要なときにさっと手に取ることができます。
形状やカラーの選択肢が多く、おしゃれなヘッドホンスタンドも多く展開されています。
ただし、ハンガータイプと比べると設置スペースが必要になるので、事前に置くスペースを作っておきましょう。
ハンガータイプ|場所を取らずに収納できる
「ハンガータイプ」は棚や天板などに引っ掛けて使います。省スペースで収納できるので、なるべく場所をとらずに収納したい、デスク上のスペースを圧迫したくないという人におすすめです。
ただし、スタンドタイプに比べると、シンプルなデザインが多いのも特徴。ニーズに合わせて選びましょう。
ヘッドホンスタンドの選び方 置く場所にあった形状、サイズ、素材、色で自分好みを探す
ここからは、ヘッドホンスタンドの選び方をご紹介します。ポイントは下記。
【1】サイズ
【2】素材
【3】色
【4】充電できるモデルも
【5】収納できるヘッドホンの数
それぞれ解説しているので参考にしてみてくださいね。
【1】ヘッドホンのサイズに合わせて選ぶ 大き目サイズのヘッドホンは、オメガ型がベター
ヘッドホンスタンドを選ぶ際に、重要なポイントのひとつがサイズです。フック部分の幅をチェックし、ヘッドホンのヘッドバンドより広いものなら問題ありません。
なお、大きめサイズのヘッドホンや特殊なタイプのヘッドホンの場合、ヘッドバンドをなぞるようなオメガ型のものがベター。取り外しのしづらさは若干あるものの、安定感があり、バランスよく収まります。
【2】素材で選ぶ 好みの使用感やルックスを追求!
ヘッドホンスタンドは、素材にも注目して選んでみましょう。金属製・樹脂製・木製タイプなどがあり、素材の種類によって機能面や使用感、見た目のルックスも変わってきます。
それぞれの特徴を比較して選んでみましょう。
▼金属製|シンプルでクールな印象
クールな印象の金属製は、硬質な素材感で折れ曲がったり、割れてしまったりする心配もありません。
気をつけたい点としては、ヘッドホンに傷がつきにくい仕様が施されているか、台座が倒れにくいかは確認しておきましょう。
▼樹脂製|軽量で扱いやすい
樹脂製はスタイリッシュな見た目、軽量で扱いやすいのが特徴。ただし、指紋やキズが目立ちやすいので、マメなお手入れが必要です。
▼木製|ぬくもりのある優しい印象
ぬくもりのある優しい印象を求めるなら、木製のヘッドホンスタンドがいいでしょう。木ならではの温かみが感じられ、ナチュラルなインテリアにもなじみます。
また、ヘッドホンをキズつけにくい、汚れも目立ちにくい、経年変化を楽しめるという点を好むなら、木製のヘッドホンスタンドがおすすめです。
【3】色で選ぶ インテリアに合わせて選べば統一感が出る
デザイン重視の方には、ヘッドホンスタンドのカラー選択もポイントです。インテリアに合わせて選べば、お部屋をよりおしゃれな空間にアップデートしてくれます。
デスクまわりのアイテムに合わせてスタイリッシュにまとめたり、インテリアの差し色としてチョイスしてみたり、好みによって幅広い選択肢があります。ヘッドホンとのコーディネートも合わせてセレクトしたいですね。
【4】ワイヤレスヘッドホンやスマホが充電できるモデルも
ヘッドホンスタンドの中には、ワイヤレスヘッドホンやスマホの充電が可能なモデルもあります。収納しながら充電できるので、充電し忘れて使えない、なんてあるあるを防ぐことができます。
【5】収納できるヘッドホンの数をチェック
基本的に1つのヘッドホンを収納できるタイプが多くありますが、家族や恋人が使っているヘッドホンも収納したいなら、2つ同時にかけられるタイプを選びましょう。複数購入する必要がなく、設置スペースも節約できます。
なお、腕時計やブレスレットといった小物を同時に収納できるタイプもあるので、自分の使い方に合わせて選んでみましょう。
スタンドとヘッドホンの設置面積が広いものを プロの家電販売員がアドバイス
インテリアとしてヘッドホンスタンドを選ぶ際には、デザインがよいものを……という選び方もありますが、機能性を考えるのであればヘッドホンと接する面積が広いものを選ぶのがかなり重要です。
ほとんどのヘッドホンの頭頂部分にはクッションが配置されており、長時間つけても疲れたり痛くなりにくくなっています。
しかし、スタンドのかける部分がこまかいものを長期間使用していると、そのクッション部分に跡がついてしまい、つけ心地がしっくりこなくなる場合も。
広いものを選んでおけば圧が分散され、跡がつきにくくなるためおすすめです。
ヘッドホンスタンドのおすすめ13選 金属製、樹脂製、木製から厳選!
これまでご紹介したヘッドホンスタンドの選び方のポイントをふまえて、プロの家電販売員のたろっささんと編集部で厳選したおすすめ商品をご紹介します。
▼おすすめ9選【スタンドタイプ】
▼おすすめ4選【ハンガータイプ】
気になる商品があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。
▼おすすめ商品の比較一覧表
▼おすすめ9選【スタンドタイプ】
まずは、スタンドタイプのおすすめ商品をご紹介します。
New Bee『ヘッドホンスタンド(NB-Z1)』は、シンプルでスタンダードな形です。ヘッドホンと接する部分がシリコン素材になっているため、ヘッドホンを傷つけにくいのが非常に大きなメリットです。
また、本体の高さが22.5cmというのも絶妙で、ほとんどのヘッドホンをかけておくことが可能な点もとても魅力的。価格もリーズナブルなため、非常におすすめです。

コスパ抜群! 軽量で頑丈なアルミニウム素材
スタンドタイプでも場所を取らない、省スペース設計のコンパクトデザイン。軽量で耐久性にすぐれたアルミニウム素材と、環境に優しいABS・TPU素材を使用したヘッドホンスタンド。
シンプルでスタイリッシュな見た目が、インテリアの邪魔をせずスマートになじみます。
ひとつひとつをていねいに仕上げるこだわりの製法ながら、この価格で手に入る、高コスパなアイテムです。
Audio Technica(オーディオテクニカ)『ヘッドホンスタンド(AT-HPS700)』は、アルミ製の幾何学的な形が特徴。デザイン性が高いだけでなく、曲線がうまくヘッドバンドとイヤーパッドにフィットするように計算されており、型崩れが起こりづらいのが利点。
およそ1kgとどっしり使うことができ、ちょっとの衝撃では倒れたりしないのもヘビーユーザーにはありがたい製品です。

スタイリッシュなオメガ型スタンド
ヘッドホンを美しく飾る、スタイリッシュなデザインが魅力のオメガ型。デスクに置いて、インテリアとしてもクールな印象にまとまるヘッドホンスタンドです。
アルマイト仕上げのアルミニウムを採用。ヘッドホンの劣化を避けるとともに、見た目もおしゃれ。独自の曲線デザインにより、ヘッドバンドとイヤーパッドが違和感なく収まります。
ケーブルラップがついているのもうれしいポイント。
ワイヤレス充電機能を搭載した多機能モデル
ワイヤレスチャージができる2in1のヘッドホンスタンド。Qi対応ワイヤレスチャージ機能搭載で、デスクのスペースをスマートに有効活用できます。置くだけでかんたんに充電ができ、充電中は青いLEDランプの色列になるので、一目で充電ができているか確認が可能です。
軽量ながら頑丈なアルミニウム素材。底部にスリップ防止機能がついているので、ヘッドホンを滑りによる転倒からしっかり守ってくれます。
シンプルで扱いやすいヘッドホンスタンド
台座、ポール、置台のパーツでできたヘッドホンスタンドで、かんたんに組み立て可能です。すっきりしたデザインで、どんな場所にもマッチします。
TPUプラスチックでできた頑丈な台座はやわらかく変形し、あらゆるヘッドホンのヘッドバンドに対応してくれます。底部には4枚のシリコンゴムがついていて、テーブルをキズつけることなく保護し、滑ったり倒れたりする心配もありません。
Wの形状でヘッドホンやゲームコントローラーを収納
掛けやすく取りやすいW型で、最大4つのヘッドホンやゲームコントローラーを収納できるラックです。高さや向きを自由に調節できるので、いろいろなものを収納できます。
低重心設計で底部には滑り止めがついていて、安定性もバッチリ。ポール付近はケーブルをとおせる形状になっていて、ケーブルの傷みやからまりが防げます。
すっきりとしたデザインが魅力
机の奥のコーナーにもぴったり設置できる省スペースタイプのヘッドホンスタンドです。スッキリとしたデザインなので、主張が少なく圧迫感を感じさせません。
また、滑り止めのゴム足付きで、安定感もあり使いやすいアイテム。コンパクトなヘッドホンスタンドをお探しの方にぴったりの商品です。
Razer(レイザー)『Base Station Chroma(RC21-01190100-R3M1)』は、ゲーミングデバイスの醍醐味ともいえる、自由に発光色を変えられるのが魅力です。FPSやMOBAをプレイしている方にはなじみ深い、Razerのロゴの刻印もたまらないですね!
USB2.0ではなく3.0のハブも備えているため、ゲーミング活動をしている方が誰しもぶち当たる、USB端子不足の解消にひと役買ってくれるのも、大きな魅力になっています。

USBハブ付きのユニークなヘッドホンスタンド
ゲーミングデバイスを扱うメーカーとして活躍を続けるRazerのヘッドホンスタンド。底部分が光るユニークなデザインが特徴です。
自分好みのライティングエフェクトを選んだり、1680万色のなかからよく使う色をアレンジし、カラーパレットを作ることも。
USBハブとして活用できるのも魅力。便利な3ポート仕様なのでデバイスの脱着が不要です。
スマホや小物も置ける多機能ヘッドホンスタンド
軽量かつ抜群の安定感があるヘッドホンスタンド。高さもしっかり確保してあるので、大きなヘッドホンの収納にも適しています。
土台部分は小物を収納したり、コードを格納できるボックス形状。スマホスタンドとしても利用でき、多機能な仕様が魅力的です。スマホスタンドとして使用する際に便利な、角度の違った3つの引っ掛かりがついています。実用性に富んだアイテムです。
美しくディスプレイできる多機能ヘッドホンスタンド
シンプルなたたずまいながら、高級感ただようアクリル製ヘッドホンスタンド。おしゃれな曲線美がインテリア性を高めています。
ヘッドホンスタンドとしての機能のみならず、タブレットやスマートフォンスタンドや腕時計の収納ディスプレイにも使える、多機能タイプ。ケーブル収納機能もついているので、デスクまわりをすっきりとまとめられます。
▼おすすめ4選【ハンガータイプ】
続いて、ハンガータイプのおすすめ商品をご紹介します。
デスクに挟んで使える!
デスクに挟むだけで簡単に取り付けられるクランプ式のヘッドホンフックです。フックは、360度回転するので、机の外側・内側のどちらの向きでも設置できます。
また、こちらの商品は、ヘッドバンドを傷付けないようレザー調のソフトクッションも付いています。簡単に使えて、最大38mmまでの天板であればいつでも設置場所を変更できます。
場所を選ばずスマートに収納できるハンガー式
ヘッドホンスタンドの設置スペースに余裕のない方におすすめのハンガータイプ。デスクや棚などに固定して、置き場所を取らず、お気に入りのヘッドホンをスマートに収納できます。
取り付け部分は机の厚みに応じて最大35mmまで調整でき、360°回転可能なので、設置場所を選ばず利便性に富んだ仕様です。
ヘッドバンドをキズつけないレザー調のソフトクッションを採用し、大切なヘッドホンを劣化から守ってくれます。

USBポート付き! 収納力抜群なハンガータイプ
デスクの下にネジで固定するだけで、デッドスペースを有効活用できるコンパクトなヘッドホンハンガーです。3つのUSBポートつきで、ヘッドホンの収納だけでなく、Apple Watchやスマートウォッチもかけておくことができるすぐれもの。
これ1台でヘッドホンスタンドと充電機能を兼ねているので、ワイヤレスヘッドホンの収納スペースとしても適しています。
邪魔にならない伸縮式ヘッドホンホルダー
デスクの側面や壁などに取り付け可能な、壁掛けタイプのヘッドホンホルダーです。ヘッドホンスタンドを置くスペースがない場合でも、場所を選ばずコンパクトに収納できます。
丈夫なステンレススチール素材で、見た目にもクールでおしゃれな印象。伸縮式で、ヘッドホンをかけていないときは縮めておけるので、邪魔にならないのも魅力です。
取り付けはネジや粘着テープでも可能。大型のヘッドホンにも対応できます。
【ランキング】通販サイトの最新人気を参考にする ヘッドホンスタンドの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのヘッドホンスタンドの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【マメ知識】ニトリや100均のバナナスタンドで代用できる!?
ヘッドホンの収納に便利なヘッドホンスタンドですが、実は、バナナスタンドで代用することができるんです!
一般的なヘッドホンスタンドは1,500円前後が相場ですがバナナスタンドであれば1000円ほどで購入できる商品が多いのでコストを抑えたい方におすすめ。
便利で代用できるとは言え、ヘッドホンを収納するために作られているものではないので、付属のフックにかける際、ヘッドバンドが変形し、傷ついてしまう可能性もあります。一時的な代用品としては使えますが、長期使用にはおすすめできないので注意してくださいね。
【関連記事】そのほかの記事も参考に
【まとめ】こだわりのヘッドホンスタンドを手に入れよう
スマートに収納でき、ヘッドホンの劣化を守ったりと、なにかとメリットの多いヘッドホンスタンド。デザイン性や機能面などのレベルも進化した商品が続々と登場しています。実際に足を運んで、ニトリや無印などで購入するのも良し、安い商品で問題なければダイソーなどの100均で購入してもいいでしょう。さまざまなタイプを比較して、お気に入りのヘッドホンスタンドを見つけてみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。