アウトドア用と普段使い用と分けるメリット
登山やキャンプ、バーベキューといった野外のアクティビティでは、財布が濡れたり汚れたりする可能性があります。また、普段使いの財布は得てして防水加工や軽量性といったものが考慮されていない場合があり、決して使い勝手がいいとはいえません。また、紛失するリスクも高まります。
アウトドア用財布の選び方
キャンプライターの中山一弘さんにお話をうかがい、アウトドア用の財布を選ぶポイントについてご紹介していきます。
耐久性のある素材を選ぶ
アウトドア用の財布は防水性もさることながら、素材の耐久性もなくてはなりません。おすすめは、「リップストップ」という綿やポリエステルなどにナイロンの繊維を格子状に入れて強度を上げた生地を使ったもの。この生地は耐久性が高いうえに低コストです。
防水・撥水性能で選ぶ
アウトドア用の財布を選ぶなら、コンパクトサイズで重さ100g以下のものを選びましょう。また、普段のように頻繁に使用するものではないので、必ずしもヒップポケットに入れる必要はありません。したがって、普段では使いづらい三つ折りの財布や多めの小銭が入るものも便利でしょう。とはいえ、大きすぎは厳禁。また、水辺のアクティビティでは、防水性能も必須です。
軽量・コンパクトなものを選ぶ
ストラップリング&ネックストラップ付きが便利
アウトドアで財布を使用するとなくしやすいものです。そのため、ストラップリングやネックストラップが付いたものだと、首からぶら下げたりベルトループに取り付けることができ、万一のときも安心です。
収納力は必要最小限におさえる
たとえば縦走登山などでは、行動中に必要なのは山小屋で支払うための現金と、運転免許証や健康保険証くらいです。
北アルプスなどの人気エリアではクレジットカードが使えるところも一部ありますが、基本は現金決済です。ただ、行き帰りの交通費などのために、交通系の電子マネーやクレジットカードもあるとよいでしょう。
つまり、ふだん持ち歩いているお店のポイントカードの束や、複数の銀行カード・クレジットカードなどはいらないことが多いのです。
これらを考えれば、アウトドア用財布に求められる収納力も最小限であることがわかります。登山やハイキングでは、神社などでお賽銭(さいせん)をあげたりすることもあるので、小銭も少し入るタイプだと便利です。
アウトドア用財布おすすめ10選 モンベル、パタゴニア、グレゴリー、コロンビアなど人気ブランド厳選!
ここまで紹介した選び方のポイントをふまえ、キャンプライターの中山一弘さんと編集部が厳選したアウトドア用財布のおすすめをご紹介します。

ポーターの定番モデル! ふだん使いでも違和感なし
長く人気のブランド「ポーター」の定番モデルで、普段から使っているという人も多いかもしれません。
このタンカーシリーズは、なんと1983年発売という伝統のシリーズですが、フライトジャケットをモチーフにしたオリジナル生地を変わらず使い続け、アウトドアにも最適な丈夫で軽いものになっています。
この商品はこまかいアップデートが施された最新モデルで、オリジナルカラーの「セージグリーン」で初代モデルを復元するなど、昔からのファンにもおすすめできるものです。
金属ファスナーの持ち手にいたるまでこだわったパーツが使われ、上質なウォレットになっています。

コンパクトでポケットに入れる派にもおすすめ
面ファスナーを使った三つ折りタイプですが、金属ファスナーなどの金属部品が使われていないので、ゴチャつくことがありません。
札入れとカード収納部はすっきりしていますが、大きく立体的に開くコインケースが便利で使いやすいと思います。
野外フェスなどでも、ジーンズなどのポケットに余裕をもって入るサイズなのでストレスがありません。じゅうぶんな品質を持ちながら、コスパが非常によいのでおすすめです。
カラーも現行モデルでは6色から選べますが、意外にほかでは少ないホワイトがあるのもポイントです。また通販サイトでは、仕入れた時期によってデザインの異なるモデルが混在しているので、お気に入りを探すのも楽しいでしょう。


片手でオープン可能で日常でも使いやすい
二つ折りを閉じる面ファスナー部分が斜めにカットされたデザインが特徴的ですが、これは片手でさっとオープンできるという「QUICK FLAPコンセプト」が実現されたものです。
SとMの2サイズ展開で、一般的な用途ならMサイズが使いやすいでしょう。三つ折りSサイズはかなり小さいので収納力も最低限になりますが、それでもカード3枚は収納でき、トレランなど1gでも軽くしたいユーザーに向けたものといえます。
Mサイズの場合は、カードは最大6枚収納できるのでじゅうぶんです。メッシュのコインポケットが外側にあるので、飲み物を買ったりお賽銭をあげるときなどもサッとできます。カラーもカモフラ柄など5色から選べます。

水濡れに強く水上スポーツや突然の雨でも安心
丈夫な1000デニールの素材で擦り切れなどへの耐摩耗性が高く、長く安心して使えるモデルです。水濡れにも強いので、どんなアウトドア環境にもマッチするでしょう。ふたつある札入れの片方はファスナーで閉じられるので、アイデア次第でお金だけではなく薬など必要なものを安全に持ち運ぶためにも使えます。
ノース・フェイスらしい色づかいに大きなロゴで、カラバリは8種類あります。コインポケットも大きく開くので、買い物でまごつくこともありません。しっかりしている素材ですが、重さは75gに抑えられているのもポイントです。
日常でも不自由なく使えるモデルとして、おすすめできるものです。
「アウトドア用財布」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする アウトドア用財布の売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのアウトドア用財布の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
アウトドア用財布に関するそのほかの商品情報 【関連記事】
工夫次第でオリジナルのアウトドア用財布も作れる
アウトドア用財布に決まりはないので、「軽くて丈夫」を基準にいろいろ探してみてください。
極端なことをいうと、トレランなど1gでも軽くすることを重視する人のなかには、食品保存用のファスナーつきポリ袋を愛用する人もいます。軽くて防水性も抜群なので、見てくれは別として最適ともいえるのです。
さすがにそこまではということもあるでしょうから、ネットで検索してあれこれ探すのも楽しいものです。100均などにも意外に使えるものもあるので、自分がどんなアウトドア環境に出かけるのかを想像しながら、最適なアウトドア用財布選びをしてみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。 ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。 今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。 キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。