スモークサーモンの選び方 子どもから大人までみんな大好き!
料理研究家の松本葉子さんにスモークサーモンを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
使われている魚の種類をチェックする ポイント1

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スモーク「サーモン」という名称と色合いから、スモークサーモンの原材料イコール「鮭」と思われがちですが、実は使われている魚種は1種類ではありません。
例えば、いくつかのスモークサーモンの原材料を見比べてみると、「紅鮭」「ノルウェーサーモントラウト」「アトランティックサーモントラウト」「時鮭」「キングサーモン」など、さまざまな魚種名が書かれていて驚いてしまうかも。
原料となる魚種によって価格も違いますが、それぞれ味の個性とおいしさがあるので、魚種でスモークサーモンを選ぶというのもおすすめです。
「スモーク」の方法や強さなどもポイント ポイント2
「スモークサーモン」という名称ですが、すべての商品が燻製して作られているわけではありません。スモークサーモンの中には「燻液」と呼ばれる液を使って燻製風味をつけているものもあります。
そして、燻製して作られているスモークサーモンも、ほとんど生に近いお刺身風のものから、しっかり燻製をかけた水分量の少ないものまでさまざまな種類があります。
できれば製造者や販売元のwebサイトなどで、どのように製造されているかをチェックしてみるといいでしょう。「○○のチップでスモークした」「生に近い食感に仕上げている」といった特徴をチェックすることも、好みのスモークサーモンをみつけるためのポイントです。
盛り付け方や使う料理によって形状をチョイス ポイント3

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スモークサーモンはさまざまな使い方ができる食品です。そのままオードブルとして、またサラダやサンドイッチに、あるいはピッツァやパスタなどの具材として熱を加えてもおいしく食べられます。
そのため、使い方によって形状を選ぶのもいいでしょう。例えば、切り身の形を活かして盛りつけたり、バラの花を形作ったり、手まり寿司を作ったりする時には、なるべく形の整ったものを選ぶと使いやすくておすすめです。
サラダやパスタなどに小さく切って使う場合は、「切り落とし」として通常品より安価で販売されているふぞろいのもので十分ですよ。
スモークサーモンの部位とサイズにも着目! ここもチェック!
スモークサーモンを選ぶときに、ほかに知っておくといいポイントをご紹介します。

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1.使われている部位で選ぶ
魚は部位によって味わいが異なるので、使い方に合わせて部位から選ぶといいでしょう。例えばサラダにする場合とおつまみに出す場合では、適した部位が変わってきます。どんな料理を作るかによって部位を選びましょう。
背身|脂が少なく引き締まっている
身がしっかりしているのが「背身」の特徴です。カットしやすいので、マリネやカルパッチョなどのオードブルに適しています。盛りつけやすいので、おもてなし料理に使うといいでしょう。
ハラス|脂がたっぷり
ハラスは鮭の胸びれや周りにある部位のことで、マグロでいえば大トロや中トロにあたります。脂がのったコクと旨味を好む方にぴったりです。炙るだけでも十分においしさを感じられます。
2.サイズから選ぶ

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スモークサーモンを選ぶときはどのサイズにしたらいいか迷ってしまうことも。風味や鮮度が落ちることから再冷凍しないようにすすめられているので、使い切れるサイズを選ぶことが大切です。
ゲストが集まるパーティーなどに使う場合は、少ない量だと見栄えが劣る可能性も。人数に適した徳用サイズにするなど、目的に合わせてサイズから選ぶようにしましょう。
少量使いにぴったりな食べきりサイズ
スモークサーモンを少しだけ使いたいときは大きなサイズだと余ってしまうのが悩みどころ。そこで便利なのが、小分けになった使い切りサイズのスモークサーモンです。50gなどの少量パックは、アボカドサーモン丼などのちょっとしたメニューにも適しています。
料理研究家からのアドバイス スモークサーモンの選び方に迷ったら?
すこし贅沢かな?と思う品を選ぶのがおすすめ
日本ではオードブルやサラダに用いられることが多いスモークサーモンですが、フランスではフォアグラ、生牡蠣と並んで大晦日に欠かせないごちそうの1つ。つまり上質のスモークサーモンは、それだけでぜいたくな一品料理になるのです。
つい、料理の彩りや酒のおつまみとして考えがちなスモークサーモンですが、原材料の鮭の種類、製造法、添加物の有無なども吟味して選ぶのがおすすめ。
たった1切でも満足感が高いスモークサーモンに出会える可能性大です!
スモークサーモンおすすめ4選 皮付き半身、ワインにも合うなど
ここまで紹介した、スモークサーモンの選び方のポイントをふまえて、料理研究家の松本葉子さんに選んでもらったおすすめ商品をご紹介します。

極めてグレードの高い切り落とし
那須の燻製工房で、着色料、保存料、化学調味料不使用で作られているスモークサーモンです。原料はチリ産のプレミアムグレードのシルバーサーモン。ヒッコリーのチップで燻製してあります。
コショウ、ナツメグ、カイエンペッパーといった香辛料の使い方が絶妙。隠し味に魚醤を用いていることもあり、低塩ながら味に深みがあるのが特長です。
こちらはスライス時に割れたものや切れ端などを集めたもので、お手頃価格ですが品質は正規品と同じ。バラ凍結なので1切ずつ取り出せるので使いやすく、いろいろな料理に重宝しますよ。
ノルウェー産の脂が程よくのったスモークサーモン
00gずつ小分けされた3枚セットで使いやすいタイプのスモークサーモンです。自然豊かなノルウェーのアトランティックサーモンなので程よい脂が美味しく、マリネやカナッペとの相性が抜群。加工から冷凍まで現地で行っているため、鮮度の高いサーモンを手軽にご自宅で味わうことができます。

使いやすくワインにもぴったり
ノルウェー産サーモントラウトに白ワインで風味付けしてから、桜のチップでスモークしてあります。サーモントラウトは比較的脂が強めの鮭ですが、ワインを使っていることでしつこさを感じさせない仕上がりになっています。やや厚めのスライスなので食べ応えも十分です。
燻製香や塩味が強すぎず、誰にでも好まれるマイルドな味わいであることや、1パックが食べきりサイズになっていることからも、使い勝手のいいスモークサーモンとしておすすめできます。
部位ごとの食べ比べができる無添加スモークサーモン
こちらは、ホテルでも提供されている業務用のスモークサーモンです。原料にこだわり、色や身の質、脂を吟味して厳選しています。燻製の達人によって冷燻法で5〜8日かけて作られる味わいは格別。
800〜900gもある半身のスモークサーモンを背、腹、尾と3つの部位に分割しているので、部位ごとに味の違いを楽しめます。形が整っている背部分はオードブルにぴったり。脂の乗った腹部分は炙って食べても! 塩気がある尾部分はサラダやトッピングに向いています。
「スモークサーモン」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スモークサーモンの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのスモークサーモンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
スモークサーモンを使ったアレンジレシピをご紹介 サンドウィッチやカナッペなど!
記事最後に、スモークサーモンを使ったアレンジレシピをご紹介します。簡単に作れて美味しいレシピを厳選したので、パーティや晩酌のお供などの参考にしてくださいね!
クリームチーズとスモークサーモンのカナッペ
スモークサーモンとクリームチーズは相性ピッタリ!手軽に作れるのに本当に美味しいのがこのレシピの魅力です。フィンガーフードなのでイベントやパーティでも喜ばれること間違いなし!クリームチーズの白とスモークサーモンのオレンジが鮮やかで華やかな仕上がりになりますよ。
■作り方■
①スモークサーモン、クリームチーズ、バゲット、ハーブを用意しましょう
②バゲットをトーストしてカリっと仕上げる
③常温に戻したクリームチーズを滑らかになるまで混ぜ、バゲットに塗る
④クリームチーズを塗ったバゲットにスモークサーモンを乗せる
⑤お好みでイタリアンパセリやローズマリーなどのハーブを飾り完成!
スモークサーモンのサンドウィッチ

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スモークサーモン玉ねぎや黒胡椒とも相性がいいので、サンドウィッチにして食べるのもおすすめです。ソースにマヨネーズとマスタード、そして黒胡椒を使っているのでお酒にも合う大人のサンドウィッチです。ビールとの相性抜群!おつまみサンドウィッチとしてどうぞ。
■作り方■
※マヨネーズとマスタードを混ぜ合わせソースを作る
①全粒粉パン、玉ねぎ、レタス、ピクルス、スモークサーモンを用意
②全粒粉パンはスライスし、軽くトースト
③玉ねぎは薄くスライスし、レタスは食べやすいサイズにちぎっておく
④パンの上にレタス、スモークサーモン、玉ねぎの順に乗せ、ソースと胡椒をかける
⑤お皿に盛り付け、お好みでピクルスを添えて完成!
そのほかのサーモン(鮭)関連の記事はこちら 【関連記事】
おいしいスモークサーモンを選ぼう! 原材料や燻製製法をチェックして
料理研究家の松本葉子さんの取材をもとに、スモークサーモンの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。スモークサーモンは、調理がかんたんでお酒のおつまみにもぴったりです。エキスパートの松本葉子さんが教えてくれた原材料や燻製製法をご参考に、お好みのスモークサーモンを選びましょう。
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紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。 また、毎日のように取り寄せる食品・調理関連品の中から厳選した「価値あるお取り寄せ情報」を限定読者に発信していたが、近くブログとして公開予定。