お食事エプロンの選び方

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お食事エプロンとは、赤ちゃんがごはんを食べこぼしても服を汚さないよう、食事の際に使うエプロン。おもに離乳食がはじまる生後5~6カ月ころに用意し、ひとりでこぼさず上手に食べれるようになるまで使用します。
種類が豊富にありますが、月齢に合わせて選ぶのがポイント。ここではママライターのSATOさんに、お食事エプロンの選び方を教えてもらいました。
用途に合わせて種類を選ぶ
お食事エプロンには、袖がない「ノーマルタイプ」と、袖を覆う形の「長袖タイプ」があります。
スタイタイプ|着脱させやすく、洗いやすく乾きやすい
スタイタイプは、袖がないお食事エプロン。サッと着脱ができ、お手入れもしやすいのが特徴です。日常使いや、保育園などでひんぱんに使う方はこのタイプが使いやすいです。
長袖タイプ(スモック)|上半身を覆ってくれる安心形状
長袖タイプは、上半身全体を覆ってくれるので、ノーマルタイプよりもカバー力が高いです。離乳食で手づかみ食べがはじまった時期や、まだ上手に食べられなくてこぼしてしまう時期に重宝します。
洋服のように着せなくてはいけないので、多少着脱に手間がかかる点がデメリット。保育園用などでは、着脱の手間から「袖なし」を指定される場合もあります。
月齢に合わせて素材を選ぶ
ひと口にお食事エプロンといっても素材はいろいろ。月齢とともに増えていく食べこぼしには、適した素材で対策をしましょう! まずはそれぞれの特徴や違いをチェックしてみてください。
離乳食デビューには「布製」
布製は離乳食のスタート時期におすすめです。肌触りがよくスタイと同じ感覚で着けられるので、食事に慣れていない赤ちゃんでも安心して使えます。
離乳食に慣れてきたら「ポリエステル製」
ポリエステル製は、離乳食に慣れてきたころにおすすめです。食べる量が多くなると食べこぼしも多くなるので、防水性が高いポリエステル製を着けると服が汚れずにすみます。
自分で食べる頃には「プラスチック・シリコン製」
プラスチックやシリコンといった素材は、自分で食べるようになるころにおすすめ。汚れを弾き防水性も高いので、カレーライスやスパゲッティーなど服につくと落ちにくいメニューでも安心して食べてもらうことができます。
食べ方に合わせて使いやすい形状を選ぶ
お食事エプロンには、スタイタイプ、スモック形、ポケット付きがあります。
手づかみ食べの時期は、料理に手をのばしたときに袖について汚れることが多いので、袖までカバーしてくれるスモック形がおすすめです。
手づかみやスプーンを使って子どもが自分で食べるようになったら、ポケットがついているエプロンを選びましょう。食べこぼしをキャッチしてくれるので、テーブル下の汚れが少なく済みます。
お出かけには「折りたたみ」や「使い捨て」を
お出かけの際は、外出先に気軽に持っていけるポリエステル製や紙製のエプロンがおすすめ。軽くて小さく折りたためるので荷物が多くても無理なく持ち運べます。
紙製は食事が終わったあとに捨てるだけでいいので洗う手間も省けます。子どもがエプロンを引っ張って破れることがあるので、2~3枚持っておくと安心ですよ。
洗い方やお手入れ方法もチェック
お食事エプロンは、素材によって洗濯機や食洗機がNGのものがあります。表面が溶けてしまったり破れてしまったりとエプロンが使えなくなってしまう可能性があるので、洗濯表示マークや仕様をチェックしてください。
保育園にお食事エプロンを持っていく必要があるご家庭は、手洗いのものだと洗濯に手間がかかるので、洗濯機で丸洗いできるものを選ぶと便利です。
お食事エプロンのおすすめ11選 保育園にも! おしゃれなシリコン製も厳選!
ここまで紹介した選び方のポイントをふまえ、ママライターのSATOさんと編集部で選んだおすすめの商品を紹介します。

肌にやさしいモスリン素材のスナップビブ
子育て世代から人気の高い、ニューヨーク発のおくるみブランド「エイデンアンドアネイ」のスナップビブは、食事にも使える万能スタイです。
モスリンコットンは肌触りがやさしく、洗えば洗うほどやわらかくなります。
また、3段式のスナップボタンは子どもの成長に合わせて首元のサイズを変えられるので、長い間使えますよ。
かわいいデザインが多く、モチーフ違いの3枚セットというのも、おしゃれ好きなママパパにはうれしいですね。
ムーミンの仲間たちがたくさん!
北欧風のデザインのなかに、ムーミンやミイなどのおなじみのキャラクターがさりげなく描かれています。色使いもおしゃれなので、お出かけにもぴったりですね
撥水加工やポケット、首回りのサイズ調節など、欲しい機能はそろっているので安心。洗濯可能なので、お外遊びでも汚れを気にせず遊ばせることができます。

まるでドレスのようなお食事エプロン
出産祝いギフトとして人気が高い「マールマール」。このブランドのお食事エプロンは、なんといってもデザイン性の高さが魅力的。
ドレスのようなデザインだから、結婚式などのフォーマルなシーンでも、雰囲気を損なわずに着用できます。
男の子向けには、ギャルソンボーイ(給仕)のようなデザインもありますよ。ポリエステル製なので、水分をはじきお食事エプロンとしての機能もバッチリです。

デザイン豊富なスモック形エプロン
アメリカで長年愛されている「バンキンス」のスモック形お食事エプロンは、楽しいデザインが豊富です。袖口をゴムでしぼっているので、袖がまくれて服が汚れる心配がありません。
また、留め具が面ファスナーなので着脱もかんたんです。
食事だけでなく、お絵かきや粘土遊び、砂場遊びなどいろいろなシーンで使えるのもうれしいポイント。洗濯機で丸洗いもできますよ。

子どもの体にぴったりフィット!
「食事をしているうちに、エプロンが横にずれて結局汚れてしまう……」とお困りの方には、ベビービョルンのお食事エプロンがおすすめ。
ポイントは、首まわりのネックレス。サイズが細かく調節できるうえ、肌触りがよいので子どももいやがりません。
さらに、子どもの丸いお腹にフィットする形状なので、横ずれを防止して食べこぼしをしっかりキャッチしてくれます。

にぎやかなデザインで食事も楽しい!
メイクマイデイのお食事エプロンは、食事が楽しくなるようなデザインが多いので、選ぶ楽しさがあります。
ネックレスや蝶ネクタイ、ウエスタン風、アニマルフェイスなど、子どもが自分から着けたくなるようなデザインばかりです。
デザインのパーツは、エプロンと一体になっているので、取れて誤飲につながる心配もありません。
また、ポケットまでやわらかい素材なので、くるくると巻いて収納できるので持ち運びにも便利です。

ウエットスーツと同じ素材だから防水性はバッチリ!
ウエットスーツの素材「ネオプレン」を使用したお食事エプロンで、とっても優秀な素材です。
食べこぼしや飲みこぼしを徹底ガードする吸水性と、長期間使ってもくたびれない耐久性にすぐれています。
また、洗ってもすぐに乾くため、使用頻度が高くても安心です。軽くてやわらかいので、着け心地もよく、丸めて持ち運びがラクなのもうれしいですね。

バッククロス仕様で横ずれ防止
スタイやお食事エプロンは、赤ちゃんが動くとずれてしまうのが難点。
しかし、「ファムベリー」のスタイなら、背中のストラップがクロスして体に固定されるので、どんなに動いても横ずれする心配がありません。
裏面に防水加工が施されているうえに、衣服が隠れるほど大判なのでお食事エプロンとしても優秀です。

お食事エプロンとスタイの2wayで使える!
『ベビーレーベル 油が落ちるエプロン』のメリットは、2wayで使える使い勝手のよさ。
食べこぼしをキャッチするポケットが取り外せるから、離乳食が始まる前でもスタイとして使うことができます。
また、油汚れが落ちやすいネオノックス加工が採用されているので、お手入れもラクチンです。かわいいデザインだけでなく、機能性も備えた商品です。

お出かけにも! 洗濯いらずの使い捨てエプロン
外出先で気軽に使うなら、こちらの商品がおすすめ。紙製エプロンは、首元がシワになって肌にチクチクと触れるのでいやがる子もいます。
しかし、ピジョンの紙製エプロンは首元がシワになりにくい工夫をしているため、そのような心配もいりません。
エプロンの表面には、防水加工が施されているので、ソースや飲み物をこぼしても安心ですね。
天使の羽のデザインがかわいい!
2002年に東京で生まれたブランド、エンジェルデプトの商品です。胸元にある天使の羽のデザインがかわいらしいですね。
バリエーションとして、デビルの羽をイメージしたデザインもあります。
撥水加工がされたナイロン製で、ポケットもあるので食べこぼしをしても安心。長袖タイプで、袖回りと首回りのサイズ調整が可能です。
お食事エプロンおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする お食事エプロンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのお食事エプロンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
お食事エプロンに関するQ&A
お食事エプロンはいつからいつまで使える?
お食事エプロンは、おもに離乳食がはじまる生後5~6カ月ころに用意し、ひとりでこぼさず上手に食べれるようになるまで使用します。個人差がありますが、2歳~3歳のあいだに卒業する子供が多いようです。
人気の長袖エプロンはどんなときに便利?
長袖タイプは、上半身全体を覆ってくれるので、スタイタイプよりもカバー力が高いです。離乳食で手づかみ食べがはじまった時期や、まだ上手に食べられなくてこぼしてしまう時期に重宝します。
長袖だからといって、夏には使えないというわけではありません。長袖といっても生地が薄手なので、通年使うことができます。
お食事エプロンは何枚必要?
お食事エプロンは、食事の回数分使うことになります。そのため、毎回洗ってしっかりと乾かせば、1枚でも回すことができます。そうはいっても、洗って乾かすのも手間と時間がかかるので、2枚~3枚は持っておくと便利です。
また、保育園では1日に3枚~5枚(おやつの回数も入れて)持ち物リストに入っていることがあります。
ベビー用食事グッズのおすすめはこちら 関連記事
離乳食がはじまる前に用意しておくとGood
この記事では、お食事エプロンの選び方とおすすめ商品を紹介しました。離乳食がはじまると、毎日のように使うお食事エプロン。お手入れのしやすさを重視しつつ、せっかくならかわいいおしゃれなデザインの商品を選べるGood!
保育園で使う場合、おうちで使う場合、外食で使う場合と、使用シーンによって選ぶタイプが変わってくるので、選び方にも注目してくださいね。
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某玩具店店長として長年勤務し、キッズやベビーに関するアイテムを数多く取り扱う。 長女の出産を機に育児グッズに興味をもち、気になるものはすべて購入し実践する。 その体験談をほかのママたちにも役立ててほしいという思いから、思いきってライターに転身。 現在は、育児に関する雑誌やWEB媒体等で活動。 執筆活動を行いながら、女児と男児の子育てに奮闘中。