ベビー用マグカップとは?
ベビー用マグカップは、赤ちゃん用の取っ手が付いたカップのこと。ストローマグやベビーマグ、トレーニングマグとも呼ばれています。飲み口は哺乳瓶、スパウト、ストローなどがあり、最終的にコップ飲みができるようになる練習に役立つアイテムです。
赤ちゃんにとって「ストローで飲み物を吸う」ということはなかなか理解が難しいもの。うまく吸うことができなかったり、むせてしまったりすることもありますが、徐々にコツをつかんでいくまでゆっくり見守ってあげてくださいね。ベビーマグをうまく使いこなせるようになってくると、自宅ではもちろんお出かけのときも活躍してくれます。
いつからいつまで使う?
使い始める明確な時期は決まっていませんが、一般的には離乳食がはじまる生後5カ月~生後6カ月ごろからベビー用マグを使い始める方が多いです。
使い始め同様、いつまでに卒業するという決まりもありません。1歳や2歳まで使う人も多く、コップで飲むことに慣れたら水筒に移行させてもよいでしょう。
離乳食の始まりから終わりまで使っていました
ストローが付いていて、フタがしまるタイプのマグを6カ月~1歳頃まで使用していました。ちょうど、離乳食を始めてから終わるまでの期間です。1歳になると保育園もはじまり、ふつうのコップに移行しました。最初はママがコップを持ってサポートしていましたが、徐々に慣れてひとりでコップのみできるようになりました。(Mさん/3歳女の子)
ベビー用マグカップの選び方
ここからは、ベビー用マグカップの選び方をご紹介します。飲みやすい赤ちゃん用マグカップを選んでくださいね。
飲み口のタイプで選ぶ
ベビー用マグの飲み口のタイプは4種類。ストローやコップのほかに、哺乳瓶タイプ、スパウトタイプがあります。赤ちゃんの月齢と成長速度に合わせて、使いやすいタイプを選びましょう。
ニップルタイプ|離乳食をはじめる前の赤ちゃんに
ミルクを飲むときに使う哺乳瓶のようなマグ。コップにニップル(乳首)がついたタイプです。ミルク以外のものも飲ませたいときなどに使えます。3カ月から使用可能など、月齢が低い乳児期の赤ちゃんが使えるアイテムです。
飲むトレーニングを早めにはじめたい人は、ハンドルを持って飲むことを覚えて、スパウトタイプやストロータイプに移行するのがよいでしょう。
スパウトタイプ|まだストローでじょうずに飲めない赤ちゃんに
まだストローがうまく使えない赤ちゃん向けの「スパウトタイプ」。マグを傾ければ飲むことができます。飲み口はストローよりも太く、哺乳瓶のニップル(乳首)よりもややかための素材が使われています。
また、飲み口の穴が小さいのも特徴。赤ちゃんがむせたりしないように作られています。哺乳瓶との違いに戸惑う赤ちゃんには、やわらかい素材のものを選ぶようにしましょう。
ストロータイプ|生後8カ月頃からはストローに挑戦して
マグに赤ちゃん用ストローがついた「ストロータイプ」。飲み口の素材はやわらかいものからかたい素材まで、さまざまあります。赤ちゃんがノンストレスで吸うには、やわらかい素材のほうが口当たりがよいでしょう。
吸う力が弱くてなかなか飲めない赤ちゃんや、まだ「飲む」ことを理解していない赤ちゃんには、まわりの大人がサポートしたいところ。ふたを軽く押せば液体がストローから出てくるタイプのものがおすすめです。
コップタイプ|マグに慣れた1歳頃から
マグに慣れてきたら、いよいよコップ飲みです。赤ちゃんが倒してしまっても、中身がこぼれにくいつくりが多い「コップタイプ」。360°どこからでも飲めるマグや、ふたをして流量調整しながら飲めるものなど、赤ちゃんが使いやすいつくりになっています。
また、部品が少なく、お手入れがかんたん。洗う手間も少なくなるので、らくになります。
用途に合わせて容量を決めよう
ベビー用マグの容量もさまざま。200ml用のものが多いですが、低月齢の赤ちゃんで、もう少し小さいサイズを探している場合には150mlのマグもあります。
長時間の外出やこまめに水分補給が必要なときには、300ml用のものだとじゅうぶんです。自宅や外出先など、どこで使うことが多いのかを考えながら容量を決めるとよいでしょう。
赤ちゃんが持ちやすいハンドルの形を選ぼう
ベビー用マグはハンドルつきのものだと、赤ちゃんが持ちやすいので便利です。低月齢の赤ちゃんには両手で持てるハンドルつきがよいでしょう。
成長してマグに慣れてくると、片手のみのハンドルやハンドルがないタイプのものでもスムーズにマグを持つことができます。月齢やマグの慣れ具合などを考慮しながら、赤ちゃんが使いやすいものを選びましょう。
素材や保温効果・保冷効果で選ぶ
ベビー用マグには、プラスチック製と真空断熱素材のどちらかが多く使われます。プラスチック製は軽量なのが特徴。赤ちゃんが持ちやすく、落としても割れてケガをする心配がありません。煮沸や電子レンジでの消毒ができるものが多く、衛生的です。
真空断熱素材は魔法瓶構造で保温、保冷ができるのが特徴。外出時も適温で飲めるので便利です。プラスチック製よりも重さがあるので、使う季節などを工夫して使いましょう。
漏れにくいかどうかチェックして
赤ちゃんはマグを倒してしまったり、投げてしまったりすることが多いので、中身が漏れにくいつくりになっているものを選びましょう。漏れる液体が少量で済むので、片づけがらくになります。
とくに外出時に使う場合は、パッキンがきちんとついているか、ふたがしっかり閉じているかを確認してください。バッグのなかなどでマグが横になったときに漏れてしまう心配がなくなります。
お手入れのしやすさも大切
ベビー用マグは、洗いやすいかどうかも大切。離乳食がはじまりミルク以外のものを飲むようになれば、マグを毎日使うことになるので洗い方が簡単なものが便利です。ふたの取り外しが可能か、それぞれのパーツを分けて洗えるかなどを確認しましょう。
また、煮沸消毒や電子レンジ消毒ができるもの、食洗機対応のものだと日々のお手入れがラクです。別売りでストローやパッキンが購入できるかどうかもポイント。麦茶の茶渋などの汚れが取れないときに、パーツだけ新しいものに買い替えられるので便利です。
ベビー用マグカップおすすめ15選 人気のリッチェルやコンビなど! おしゃれなデザインも
ここからは、ベビー用マグカップのおすすめ商品をご紹介します。使い方に合うものを選んでくださいね。
唇で挟みやすい飲み口のマグ
マグの飲み口が斜めになっているので、赤ちゃんの舌の位置が自然なまま飲むことができます。逆さにしても中身がこぼれにくい仕組みもうれしいポイント。赤ちゃんが倒してしまっても、片づけがらくになります。
カラーは3色展開。鮮やかなカラーとシンプルなデザインが魅力です。さらに、ふたも付属しているので衛生的。持ち運びにも便利なアイテムです。
パーツを付け替えて成長段階にあわせて使える
スパウトタイプ、ストロータイプ、コップタイプの3種類の飲み口がセットになっていて、これひとつで成長にあわせてステップアップができる商品。出産祝いなどのプレゼントにもおすすめです。
コップ飲み練習の成長段階にあわせて買いなおす必要がなく、パーツを付け替えるだけでOKなのがうれしいですね。食洗機や煮沸・薬液・電子レンジ消毒にも対応しています。
軽量でキズつきにくいかわいいデザインのマグ
シリコン製のキャップをつければ360ºどこからでも飲めるマグ。飲み終わると飲み口が閉じる仕組みなので、中身が漏れにくいのも魅力。コップ飲みのトレーニングをはじめる赤ちゃん向けのアイテムです。カップは軽くて丈夫な素材を使用。
ぶつけたり落としてしまったりしても、キズがつきにくいので便利です。赤ちゃんが楽しく飲めるかわいいデザインもうれしいポイント。自宅や外出時に使うのが楽しみになります。
独自構造でこぼれないマグカップ
赤ちゃんがカップをくわえるとスリットが開き、飲みものが出るというコンビの独自構造。逆さにしてもこぼれることがなく、不意に倒してしまっても安心なので、初めてのコップ飲み練習にぴったりです。
飲み口とパッキンが一体化した形状で、洗いやすく付け忘れの心配もありません。安心の日本製もうれしいポイントです。
クロスカットされた飲み口で飲む量を調節しやすい
まだ吸う力が弱く、ストローでうまく飲めない赤ちゃん向けのアイテムです。飲み口はクロスカットされているので、飲む量を調節しやすいのが特徴。赤ちゃんがむせたりせずに「飲む」ことを覚えられます。
底部にも赤ちゃんにやさしい設計が魅力。滑りにくい材質が使われているので、倒れにくく、中身がこぼれるのを防ぎます。
ディズニーのミニ―がかわいい保冷専用マグ
持ち運びに便利な魔法瓶構造のマグ。保冷専用で長時間冷たさを保ち、結露しないつくりになっています。ワンタッチでふたが開くので使いやすいのも魅力。
さらに、前面にはミニーとチップ&デール、後面にはデイジーがプリントされたかわいいデザイン。子どもだけでなくディズニーが好きな大人も喜ぶアイテムです。赤ちゃんが握りやすいハンドルは取り外し可能なので、成長しても長い期間使えます。
折りたためるからおでかけに便利!
ハンドルを折りたたみすることができ、おでかけの際に便利なストローボトル。開閉が簡単で、漏れにくい設計になっているのもポイントです。やわらかく飲みやすいストローを採用しています。
カラーはアクアブルー、ミルキーストロベリー、トロピカルイエローの3色。ポップでかわいいカラーリングで、気分も上がるでしょう。
大人気! 漏れにくいリッチェルのベビーマグ
ミッフィーの絵柄とパステルカラーがおしゃれな、リッチェルのベビーマグです。使用時期目安は生後7カ月からで、容量は200mlと320mlを選べます。ガラスのような透明感がありながら、軽くて持ちやすいのが特徴。
独自の圧抜き弁構造で、中身が漏れにくい仕様になっています。パーツが少なく、食洗機や煮沸消毒も可能なのでお手入れがかんたん。忙しいママやパパにはうれしいですね。
やわらかいシリコン素材のストローマグ
アニマル柄のストローマグ。ストローの素材はやわらかく口にやさしいシリコンを使用。斜めについたストローは口に運びやすく、赤ちゃんが使いやすいアイテムです。
マグに入れた飲みものを最後まで飲み切れるように、チューブが「くの字型」になっているのも魅力。少量でもスムーズに吸うことができます。パーツはすべてわけることができ、食洗機での洗浄も可能なので、洗う手間が少なくなるのも便利です。
マグを持つことを覚えたい赤ちゃん向けアイテム
低月齢の赤ちゃんが自分でマグを持って飲むサポートをする「マグマグベビー」。飲み口は、哺乳瓶で使われているニップル(乳首)を使用。赤ちゃんが違和感なく飲むことができます。
ハンドルが斜めについているのもうれしいポイント。スムーズに口へ運ぶことができます。パーツが少なく、煮沸・電子レンジ・薬液での消毒が可能なので、かんたんに洗えるのも魅力です。
滑り止めつきのハンドルが握りやすいマグ
スターが散りばめられたシンプルなデザインがかわいいアイテムです。ハンドルは成長に合わせて取り外し可能。滑り止めつきなので、赤ちゃんが握りやすく便利です。
飲みものの漏れを防ぐ中蓋や外出時に役立つフードが付属しているのもうれしいポイント。衛生的にマグを使うことができます。飲み口の素材はシリコンを使用。赤ちゃんの歯茎にやさしく、ノンストレスで飲みものを口にできます。
赤ちゃんの口にフィットするアーモンド型の飲み口
コロンとした形がかわいいストローマグ。ストローの内部にV字の弁がついているのが特徴。逆さにしたり倒したりしても、中身が逆流しにくくこぼれる心配が減ります。
飲み口は赤ちゃんの口に馴染みやすいアーモンド型。スムーズに飲み物を吸うことができます。ハンドルは取り外しが可能。赤ちゃんの成長に合わせて長期間使えそうなアイテムです。
外出時などに活躍する大きめサイズ340ml
こちらの商品は340mlと大きめなので、保育園や長時間の外出時などに活躍します。ハンドルはついていませんが、アニマル柄のボディグリップはシリコン製。やわらかいので手にフィットして持ちやすいです。
ふたはワンタッチで開閉するので便利。しっかりとふたが閉まるので、カバンのなかで横に倒れても中身が漏れる心配がありません。
飲み口サポートで少しずつ飲む練習が可能
アンパンマンがプリントされた小さめのマグです。取り外し可能な「飲み口サポート」が付属していて、2段階で飲む練習が可能。最初は飲み口サポートをつけて、少量ずつ飲む練習を。慣れてきたら、取り外してコップに直接口をつけて飲みましょう。
煮沸、薬液での消毒が可能で、食洗機でも洗浄できるのでお手入れがかんたん。電子レンジも使用可能で、飲みものを温めなおすこともできて便利なアイテムです。
ストッパーつきで中身がこぼれにくいマグ
ストローに慣れてきた赤ちゃんの次のステップとして活躍する「あんしんマグ」。コップの扱いに慣れていない赤ちゃんが、逆さにしてしまったり倒してしまったりしても中身がこぼれにくい仕組みになっています。
また、コップの飲み口に小さな穴があり、飲みものが出すぎのないのも安心ですね。赤ちゃんがむせる心配がありません。さらに、ふたも付属しているので、衛生的に使うことができます。
「ベビー 用 マグ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ベビー用マグの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのベビー用マグの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
助産師からのアドバイス
使いやすさとお手入れのしやすさがポイント
ベビー用マグは、赤ちゃんが飲みやすくこぼれないデザインのものがおすすめです。大きすぎず重すぎないもので、持ち手がついていると飲みやすいでしょう。お茶を入れていると茶渋や水垢がつきやすいため、手入れがかんたんなものを選んでください。
飲み口は赤ちゃんに合わせて、スパウトやストロータイプのものがあります。スパウトは慣れると使用期間が短いため、ストローにつけ替えができると長く使用できますね。
ほかの赤ちゃん用・子ども用アイテムも! 【関連記事】
赤ちゃんもパパママも使いやすいものを
いかがでしたか。ベビー用マグの選び方とおすすめアイテムについて、ご紹介させていただきました。いろいろなメーカーから機能的なベビー用マグが展開されています。
さまざまなサイズや特徴があり、デザインも豊富だからこそ、パパママと赤ちゃんが使用するシーンや使いやすさに合わせたものを選ぶことがポイントです。ご紹介した選び方を参考に、ぜひ、お気に入りのベビー用マグを見つけて楽しく「飲む」練習をしてください。
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看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務していました。助産師の仕事が大好きで、25年以上この仕事をしています。 青年海外協力隊でアフリカに赴任した後、国際保健医療を学ぶために大学院に進学し、修了しました。親御さん方へのアドバイスを充実させたいと思い、保育士資格も取得して役立てています。 現在、シンガポールに住み2人の子どもを育てつつ、現地の産婦人科に勤務して日本人の妊産婦さん方に関わっています。 インターネットでエミリオット助産院を開設し、妊娠や出産、産後の様々な相談に応じています。