「エアコン」のおすすめ商品の比較一覧表
エアコンメーカーを決める際のポイント
エアコン製品は国内で有名なメーカーが数社ありますが、選ぶ際に見分けるポイントがわからない人に向けて着目点をご紹介します。
【1】部屋の広さに対応するものを選ぶ!
エアコンを選ぶときは部屋のサイズに合ったものかどうかをチェックします。メーカーのカタログには「6畳用」「10畳用」などのように対応畳数が書かれているので、それを基準にしてください。
気をつけたいのは木造の建物で、鉄筋コンクリートよりも気密性が劣るので1サイズ大きめのタイプが適しています。
南向きの部屋は太陽が当たりやすいので、実面積より2畳ほど広めタイプを。キッチンはコンロや換気扇を使うので4畳ほど広めタイプが向いています。
【2】機能と予算で選ぶ!
エアコンの機能性はメーカー・製品によって大きく違います。最近では給水しなくても加湿する機能や室外機から外気を取り込んで室内の空気を入れ換える機能などさまざまです。
注目すべきはAI機能で、人間の快適性を読み取って温度・湿度・気流をコントロールしてくれます。
付加機能の多さは値段にも影響するので、必要な機能をチェックしておくことも大事です。エアコンはおもに3つのランクがあるので参考にしてください。
【3】3種類のランクをチェックしよう
エアコンは「スタンダードクラス」「ミドルクラス」「ハイグレードクラス」に分けられます。スタンダードクラスは冷暖房と除湿ができ、基本的機能がついています。
ミドルクラスはスタンダードクラスの機能に自動掃除機能がつき、面倒なフィルターなどの掃除を自動的に行います。ハイグレードクラスはセンサーの精度がすぐれ、特定の場所を強めに冷房したりできます。
使用頻度の高いリビングにはハイグレード、あまり使わない部屋にはスタンダードのような選び方をすると電気代を抑えられます。
【4】消費電力量もチェック!
期間消費電力量とは、1年間で冷房と暖房の期間を定めて、外気温ごとの消費電力を合算したもので、この値が小さいほどエネルギー効率がよくなります。
例えば、期間消費電力量が750kWhで、1kWhあたりの電力量料金を30円で計算すると、
750kWh×30円=22,500円
となり、年間にかかる電気代の目安は22,500円ということがわかります。
エアコンの電気代も節約するためにも最初に購入する際の指標としてご確認ください。
【5】部屋に適したサイズ感を選ぶ!
エアコンのサイズを選ぶ時には、お部屋に対して大きすぎて邪魔にならないか、逆に小さすぎないかも大事ですが、どこに設置して、何人で使用するのか。まで考えることをおすすめします。
大きすぎて電力を無駄に消費するものであったり、広いお部屋なのに小さすぎて全く効かないことがあってはもったいないので丁度よいサイズ感を確認しましょう。
エアコンメーカーおすすめ6社の特徴比較 【AIの進化、自動清掃、省エネ、温度コントロール】
エアコンの機能性や価格帯が選ぶ際の大切な判断材料ですが、満足して使う為にもお部屋の広さに適したものを選びましょう。
重要なポイントとしては、暖房の時は冷房の時より範囲がやや狭くなることです。あなたのお部屋に実際に設置したイメージで選ぶことが大切です。
パナソニック | ダイキン | 三菱 | シャープ | |
畳数の目安 |
冷房:8~12畳 |
冷房:8~12畳 |
冷房:8~12畳 |
冷房:8~12畳 |
消費電力 |
冷房:515W |
冷房:550W |
冷房:580W |
冷房:545W |
主な機能 |
ナノイーX、エネチャージ極上冷暖房、パーシャル制御、エオリアアプリほか |
うるさらX、うるる加湿、さらら除湿、AI快適自動運転、ダイキンスマートリモートコントロールほか |
おまかせA.I.自動、ムーブアイmirA.I+、はずせるフィルターおそうじメカ、よごれんボディほか |
プラズマクラスターNEXT、COCORO AIR、風クリーンシステム、ロングパネル気流制御ほか |
※ここでの各メーカーのスペックは記事内で紹介している製品のものになります
自動清掃の清掃後ホコリも排出!【パナソニック】 カビや花粉、PM2.5、ニオイを抑制し、フィルターは自動清掃!
さまざまなメーカーのなかから、プロの家電販売員・たろっささんが選んだのはパナソニック、ダイキン、三菱、シャープ、富士通ゼネラル、日立。早速、この6メーカーのエアコンを選ぶ際のポイントについて解説します。
また、それぞれのメーカーのおすすめ商品もあわせて紹介するので、参考にしてみてください。
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
パナソニックはなんといってもフィルターの自動清掃が挙げられます。通常、自動清掃といっても掃除でたまったホコリは一箇所に集められるだけなので、いつかはエアコンを開けて捨てなければいけません。
ですが、パナソニックの場合はお掃除ロボットがフィルターの清掃を行なった後、排気と一緒にホコリを排出してくれます。
一度の掃除で耳かき2杯分程度のホコリなので環境への影響もなく、長期間お手入れ不要なのが非常に大きなメリットになっています。

部屋の温度コントロールが得意な【ダイキン】 国内唯一の加湿機能搭載で、冬場の肌カサカサ、のどイガイガを解決
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
世界的な空調メーカーということもあり、部屋の空気を均一に暖めたり冷やしたりするのが非常に得意です。人に風を当てずに素早く目的の温度にすることができるため、エアコンの風が苦手な方や隅々まで空調を行ないたい方にはおすすめです。
また、最上位のモデルは世界初の無給水加湿技術を採用。冬場の困りごとをしっかりと解決してくれるメーカーになっています。

各種センサーで快適さを先読みする【三菱電機】 AIが外気温の変化や室内の変化に合わせて、自動で最適な温度に設定!
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
ムーブアイをはじめとする各種センサーが非常に優秀です。外気温の変化や室温の変化に合わせてこれからの温度の変化を先読みし、長時間使用しても変わらない温度に保ってくれる機能や、暑いと感じている人には涼しく、寒いと感じている人には暖かくと、スポットでの空調を行なってくれるなど、快適に感じられるための機能が盛りだくさん。
また、本体のパーツを取り外せるので、ファンやエアフィルターの掃除もらくらく、自分で清潔にできるのも大きなメリットです。



狭くても安心! 室内機の小さい【富士通ゼネラル】 上に昇った暖気をかくはんし、足元の底冷えを防いでくれる!
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
室内機が小さく、昔の小さいクーラーからの買い替えや狭い場所でも、比較的取りつけしやすいのが大きなメリットです。
上位のモデルになるとデュアルブラスターと呼ばれる温度と速度の違う2種類の気流を発生させ、部屋の温度ムラを素早く解消。冬は足元から暖かく、夏はムラなく涼しく快適に過ごすことができます。
ルーパーも左右で独立しているため、気流がワイドに広がるのも魅力的です。

FUJITSU(富士通ゼネラル)『ノクリアSVシリーズ(AS-SV40K2W)』
きめこまやかな省エネ運転が特徴の【日立】 凍結洗浄技術でカビを寄せ付けず、内部はいつも清潔!
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
日立のエアコンは省エネ性能が高いモデルが多く、比較的電気代がかかりにくいというのがメリットのひとつです。
また、急速冷凍を行なって室内機の内部に霜を発生させ、暖めて一気に溶かして本体を洗浄する凍結洗浄も売りのひとつ。
センサーの能力も高く、ひとりひとりの体感温度を計測してそれぞれが快適な温度になるように、きめこまやかな運転を得意としています。

AI家電の趣!COCORO AIRの【シャープ】 生活リズムやパターン、使用頻度をAIが学習し、どんどん自分好みの運転に!
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
無線LANに接続して運転を行なうと、段々と使用者の生活リズムや使用頻度、生活パターンを学習してその時間最も快適にしてくれるようになる「COCORO AIR」が大きな特徴です。
天気予報を受信し気温や湿度に合わせた運転を行なってくれたり、スマホアプリと連携してフィードバックを行なうことによって、どんどん自分好みの運転を行なうようになっていったりと、次世代のIoT、AI家電という趣が非常に強いです。

その他のエアコンメーカーおすすめ4選 高い機能性の製品も!
ここからは、そのほかのエアコンメーカーの商品をご紹介します。プラズマ空気清浄機機能タイプや設置やお手入れが楽チンなものもあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする エアコンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのエアコンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
災害時に室外機が倒れた時は??
台風や大雨などの災害にも対応できるように室外機もしっかりと固定されていますが、予想以上の規模の風などで倒れたり、ずれたりすることもあります。
もしも、倒れてしまった場合は自分で元に戻そうとするのは間違いです。配管に負担がかかってしまい、破損することで二次災害も起こりえます。業者に連絡をして対応してもらいましょう。
また、室外機が浸水してしまった時には漏電などが起きてしまうことがあるのでそのままの状態で同じように業者に連絡することをおすすめします。
その他のエアコン関連の記事はこちら 【関連記事】
自分の環境に合ったメーカーや商品を選びましょう!
結局どこのメーカーがいいの!? という質問をよくいただきます。今回は6メーカーの主要機種のご紹介をさせていただきましたが、結論から言うとどのメーカーも一長一短。それぞれに得意な分野と不得意な分野があります。
各メーカーの特徴と製品の解説を読みながら、自分の環境に合ったメーカーと商品を選定するようにしましょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。