「犬用ドライブボックス」のおすすめ商品の比較一覧表
ドライブボックスとは? 使うメリットを紹介 愛犬の安全確保や車酔い防止にも!
犬用ドライブボックス(ドライブベッド)とは、車のシートに取り付けることで、愛犬の体を固定できるボックス型シートのことを指します。犬を連れて車を運転するときに飼い主さんと犬の安全を守るために開発されたアイテムで、いわば愛犬のシートベルトのような役目を担います。
大きなメリットとしては以下4つ。
・愛犬による事故や怪我のリスクを防げる
・安定感があるため愛犬の車酔い防止になる
・飼い主と愛犬がコミュニケーションをとりながらドライブを楽しめる
・車内に毛が飛び散らない
とくに、助手席の犬が突然運転中の飼い主さんの膝に乗ってきたり、足元に飛び降りたりするのはたいへん危険です。そうならないためにも、必ずドライブボックスを使用して愛犬が車内で自由に動き回るのを防ぎましょう。
犬用ドライブボックスの選び方 ドッグライフカウンセラーに聞いた!
ドッグライフカウンセラーの土井晴人さんに、犬用ドライブボックス(ドライブベッド)を選ぶポイントを教えてもらいました。
愛犬の大きさにあったサイズを選ぶ
ドライブボックスは小型犬向けのものが多く、中型犬、大型犬向けのものを探す場合は必ず商品のサイズや仕様を確認してください。
商品によっては、小型犬向けのドライブボックスなのにゴールデン・レトリーバーの子犬がモデルとして乗っていて、その写真のイメージだけで買ってあとで後悔したという大型犬の飼い主さんも…。ドライブボックスの商品ページに掲載されているモデル犬は、あくまでもイメージとしてとらえましょう。
また、足の短いダックスフンドやウエルシュコーギーなどの短足犬種はボックスの高さがあまり高くないものを選ぶといいでしょう。ほかの犬種でちょうどいい高さのものだと、ボックスのなかに顔が埋もれてしまい、せっかくのドライブの楽しさが半減してしまうかもしれません。
飛び出し防止リードなど、安全面と快適性をチェック
ドライブボックスは、安全面と快適性の両面で選ぶことが大切です。具体的には、下記のようなポイントをチェックするといいでしょう。
【安全面のチェック項目】
・ある程度高さがあること
・飛び出し防止のリードがついていること
【快適性のチェック項目】
・体の向きを変えられる余裕があるもの
・カーブのとき、その遠心力に負けないよう踏ん張れるもの(ボックスの床が滑りにくいもの)
・犬がリラックスしてボックスのふちに「顎のせ」をしても痛くない素材や構造になっているもの
お手入れのしやすさをチェック
ドライブボックスを頻繁に使う場合、必然的にお手入れの頻度も多くなります。汚れてしまった場合もサッと水で洗えると便利ですよね。また、換毛期に抜け毛が多い犬種の場合は、掃除がしやすい生地のものを選びましょう。
ここでは、お手入れに関するチェックポイントを紹介します。
「水洗い可能」や「洗濯機対応」が便利
愛犬が粗相してしまったとき、車酔いして吐いてしまったときなど、ドライブボックスが汚れた際には水洗いができると便利です。なかには、洗濯機に対応していて丸洗いができるものもあるので、チェックしてみてください。
「防水・撥水加工」があると汚れもサッとふき取れる
毎回水洗いするのも大変です。防水・撥水加工が施されたドライブボックスであれば、水をはじくので、愛犬が粗相してしまった場合もサッとふき取るだけできれいに。手軽にお手入れしやすいのがメリットです。
トイレシーツが取り付け可能か確認を
ボックスのなかにトイレシートを敷けるものもあります。ただし、トイレシートの裏面はナイロンでできているものが多いので、ボックスに敷くときに滑りがち。犬が動いたときにシートがズレないよう、両面テープで固定するなどの工夫が必要です。両面テープが貼れる素材を選ぶといいでしょう。
なかには、トイレシーツが固定できる商品もあるのでチェックしてみるといいでしょう。
キャリーなど多用途に使えると便利
ドライブボックスのなかには、広げてドライブシートに、ふたをしてクレートやキャリーとして使えるなど、多機能な商品もあります。
いくつかのアイテムを使い分ける必要がないので、持ち運ぶ際などにひとつあると便利でしょう。
おしゃれなデザインにも着目
とくに小型犬用のドライブボックスは、おしゃれでかわいい商品も多数販売されています。愛犬とのおでかけがより楽しくなるような、機能面だけでなく見た目にもこだわったお気に入りを見つけましょう!
犬用ドライブボックスのおすすめ6選 外が見える! 揺れないので車酔い対策にも!
ここからは、ドッグライフカウンセラーの土井晴人さんと編集部が選ぶおすすめの犬用ドライブボックス(ドライブベッド)をご紹介。安全に使えるうえ、安い値段で買いやすい商品もあるのでぜひチェックしてみてください。

耐荷重11kgまで。超小型犬2匹にも対応!
ラタン柄がプリントされていてピクニック気分を演出する、小型犬用のドライブボックス。ヘッドレストにストラップをかけるタイプです。ストラップは長さを調整でき、ドライブボックスを座席よりも少し高い位置に吊り下げることが可能ですので、外の景色を眺めるのが好きな犬に適しています。
また、ヘッドレストに吊り下げるストラップはドライブボックスの後方のみについていて、犬がドライブボックスのなかで体の向きを変えても体が紐にからまることがないので安心です。そして、ボックスのふちにクッションが入っているので「顎のせ」が好きな犬にもおすすめします。

中型犬、大型犬におすすめのドライブシート
後部座席を全面に使うシートタイプのもので、中型犬、大型犬におすすめです。ファスナーを閉じてボックスタイプにすれば、車の横揺れの際、犬のよだれなどでドアが汚れることはありません。
運転席側のシートは、メッシュが入っているので運転席や助手席から犬の様子を見ることができ、家族みんなで帰省するときなどの長距離ドライブに適しています。
裏生地は滑り止めが入っていて、犬が動いてもシートがズレる心配はなさそうです。また、ドアを開けたときに乗り降りがらくにできる構造になっていますが、「マテ」、「ヨシ」などのコマンドでしつけができていない犬は、ドアを開けたときに飛び出す可能性があるのでご注意ください。

通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 犬用ドライブボックスの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの犬用ドライブボックスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ドッグライフカウンセラーからのアドバイス
ペット・ケア・アドバイザー、ドッグライフカウンセラー
車から離れるときは愛犬を安心させる努力を
ドライブボックスのなかに、飼い主さんのニオイがついたハンカチやタオルを入れることをおすすめします。たとえば道の駅や高速道路のサービスエリアで飼い主さんがトイレ休憩で車から離れるとき、飼い主さんのニオイのついたアイテムがそばにあると犬の不安が少しやわらぐはず。
犬は群れを重要視することからか、飼い主さんがいなくなると不安になって鳴いて騒ぐことがあります。そういう場合は決して叱らずに、「トイレだからすぐに戻るからね」とやさしく話しかけ、戻ってきたときに鳴きやんでいたら留守番ができたことを褒めてあげてください。
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1962年金沢市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。 愛犬ブラッキー(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)が5才のときに尿路結石症を患ったことがきっかけでペット・ケア・アドバイザー(愛玩動物飼養管理士)1級資格を取得(2000年)。 コラムやラジオでのペット・ケア・アドバイスのほか、駒澤大学総合教育研究部日本文化部門で「非言語コミュニケーション」の非常勤講師(授業終了)を務め、小型犬向けの犬のしつけ教室では11年間で約1,000匹の犬のしつけに携わる。 先代犬ブラッキーが12才のとき変形性脊椎症にかかり下半身不随状態に。 その後、2年半の完全介護生活を送り犬の介護の厳しさを経験(2007年 永眠)。 2010年よりトイ・プードルの小夏と暮らす。 2014年、ドッグライフカウンセラーの資格を取得。 犬のしつけは犬を自分に服従させたり制御して調教するのではなく、犬の意識を育てて考えるチカラを身につけさせることが大切と痛感。 座右の銘は「意識が変われば 景色が変わる」