冷蔵庫の容量の目安
冷蔵庫の容量の目安を決めるのは使用する人数が大事なポイントです。
【目安となる計算式】
70L×人数+100L(備蓄容量)+70L(予備容量)
上記の式が一般的な冷蔵庫の容量を図る式となります。
当てはめると、
1人用......240L
2人用......310L
3人用......380L
4人用......450L
5人用......520L
となります。
もちろん、中高生のお子さんがいる家庭や外食が多めの家庭など、家族構成によって誤差はありますが、基本は上記の計算で問題ないので、ピッタリの容量の目安を想像しておきましょう。
大きいサイズの冷蔵庫やもっと色んな種類の冷蔵庫を探したいという人は、▼こちらの記事がおすすめです。
スリム冷蔵庫の選び方
それでは、スリム冷蔵庫の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】高さ・奥行き
【2】デザイン
【3】ドアの開き方
【4】省エネ性能・年間消費電力量
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】高さ・奥行きで最大容量をチェック
スリムな冷蔵庫となってくると、幅が広いものと比べて容量が小さくなりがちです。そうすると限られたスペースに食材を詰めなければならず、備蓄が多い方は少し苦労をするかもしれません。
そうならないために、幅がスリムでも高さや奥行きが大きめのものを選ぶことにより、まとめ買いが多いご家庭も容量不足を解消できます。設置スペースのなかでも最大容量のものを考えるとよいでしょう。
【2】デザインで選ぶ
スリムな冷蔵庫というのはキッチン全体を引き締まらせ、スタイリッシュに見せるのに非常によいアクセントになります。
ひとり暮らしで自炊をあまりしない方など、冷蔵庫の使用頻度が高くなく、とにかくキッチンをおしゃれに見せたいという場合は、形や見た目を重視したモデルを選択するとよいでしょう。
一方で使用頻度が高く、機能性を求めるという方は少し大きめでも使いやすいものを選ぶほうが後々ラクです。
【3】ドアの開き方をチェック
冷蔵庫にはおもに左開きと右開き、観音開きがあります。実際に冷蔵庫を設置する場所や利き手、キッチンでの動線などを考慮しつつ、どれが開きやすいか選びましょう。
たとえば、部屋の角部分に設置する場合、壁がある方向と冷蔵庫のドアの開く方向が同じだと壁にドアがぶつかってしまって全開できないことがあります。左側に壁があるなら右開きを、右側に壁があるなら左開きの冷蔵庫を選ぶようにしましょう。
引っ越し前に冷蔵庫などの生活家電を先に購入しておきたいときや、転勤や引っ越しなどで部屋の間取りが変わってしまう可能性があるときは、両開き・観音開きの冷蔵庫を選びましょう。両開きはドアが1枚ですが左右どちら側からも開けられる冷蔵庫。観音開きはフレンチタイプとも呼ばれ、2枚ドアが中央から左右に開くタイプ。スペースに限りがある場所でも開きやすい特徴があります。
【4】省エネ性能・年間消費電力量をチェック
ほとんどすべての冷蔵庫には年間消費電力量が示されており、これを計算することで年間の大体の電気代を調べることが可能。
1kWhを主要電力会社の平均27円とすると計算式は「27(円)× 年間消費電力量(kWh)」となります。
たとえば年間308kWhと消費電力量が書かれている場合は、27×308でおよそ年間8,316円という計算に。この数値が少ないほうがもちろん電気代はかかりづらくなります。年間消費電力量も気にするようにしましょう。
家電のプロからのアドバイス
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
搬入経路の確認も忘れないようにしましょう
近年の冷蔵庫は熱効率や放熱技術が上がってきており、冷蔵庫と壁の隙間が狭くても大丈夫になってきています。
設置をする際の目安ですが、横は5mm、背面はピッタリ、上部は10cm程度の空きがあれば問題なく使用することができるでしょう。つまり幅は冷蔵庫の幅+1cm程度あれば大体設置するのには困りません。
ただ、搬入も考えると少し話は変わってきます。搬入の場合は冷蔵庫の大きさ+5~10cm程度が理想です。これ以上狭くなってしまうとぶつけてしまったり、無理に入れて家の壁にキズをつけたりする可能性も出てきます。
搬入経路も考慮して冷蔵庫を選ぶようにしましょう。
スリム冷蔵庫おすすめモデル
それでは、おすすめの小型テレビをご紹介いたします。
▼おすすめ2選|一人暮らし向け
▼おすすめ1選|ふたり暮らし向け
▼おすすめ2選|ファミリー3~5人家族向け
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ商品の比較一覧表
▼おすすめ2選|一人暮らし向け
上記でご説明した「70L×人数+100L(備蓄容量)+70L(予備容量)」の計算式だと、一人暮らし用の冷蔵庫で目安となるのは240L。
一人暮らし用の冷蔵庫をプロの家電販売員のたろっささんに選んでもらいました。
▼おすすめ1選|ふたり暮らし向け
上記でご説明した「70L×人数+100L(備蓄容量)+70L(予備容量)」の計算式によると、ふたり暮らし用の冷蔵庫で目安となるのは310L。
ふたり暮らし用の冷蔵庫をプロの家電販売員のたろっささんに選んでもらいました。
▼おすすめ2選|ファミリー3~5人家族向け
上記でご説明した「70L×人数+100L(備蓄容量)+70L(予備容量)」の計算式によると、3~5人の場合のファミリー用の冷蔵庫で目安となるのは380L~520L。
ファミリー用の冷蔵庫をプロの家電販売員のたろっささんに選んでもらいました。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 冷蔵庫の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの冷蔵庫の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
まとめ
本記事では、スリムな冷蔵庫の選び方やおすすめ商品を紹介しましたが、いかがでしたか?
【目安となる計算式】
70L×人数+100L(備蓄容量)+70L(予備容量)
上記を前提に、スリム冷蔵庫を選ぶときのポイントは5つ。
●高さ・奥行きで最大容量をチェック
●使用頻度をチェック
●省エネ性能をチェック
●ドアの開き方をチェック
●自宅やマンションに入るかどうかチェック
冷蔵庫は、一度買うと簡単に買い換えられるものではありません。自分の気に入ったデザインだけで決めるのではなく、ライフスタイルにあわせた機能性も十分に検討し、納得して購入してください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。