おすすめ商品の比較一覧表
カスタネットの選び方 音楽ライターがおすすめする
それでは、カスタネットの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】種類・形状で選ぶ
【2】素材で選ぶ
【3】サイズは手の大きさにあわせて選ぶ
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】種類・形状で選ぶ
カスタネットは形状に応じて「丸型」「貝殻型」「柄付きタイプ」の3種類のタイプに大きく分けることができます。それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
▼丸型:小学校でおなじみの定番カスタネット
カスタネットといえば、多くの人が思い浮かべるのが赤と青に色分けされた子ども用の「丸型」のものでしょう。片手で持って叩けば音が出る簡単な仕組みなので、教育用にも使われていて、子どもが音楽に親しんだりリズムを身につけたりするのに最適です。
▼貝殻型:フラメンコなど本格的な演奏に
クラシックのオーケストラやフラメンコで使われるのがこの「貝殻型」です。音程の異なる1組を両手に持って複雑なリズムを鳴らせるのが特徴。
通常は閉じた状態なのできちんと技術を身につけないと鳴らせませんが、慣れればドラマチックな演奏ができるようになります。本格的な演奏をしたいなら貝殻型を使いましょう。
▼柄付きタイプ:扱いやすく種類が豊富
貝殻型のカスタネットに柄が付いたものが「柄付きタイプ」です。手や脚に打ち付けて鳴らすこのカスタネットは、初心者でも演奏しやすいのが特徴です。
なお、貝殻型の練習に最適なコンサートカスタネットや、子どもでも扱いやすいスティックカスタネット、振るだけで音が鳴るフラッパーカスタネットなど、さらに種類が分かれています。
▼スタンドタイプ:パーカッション奏者向き
卓上に置いたり、スタンドにマウントして利用するカスタネットが「スタンドタイプ」です。これはさまざまな楽器を並べてプレイするパーカッション奏者向きになります。
【2】素材で選ぶ
カスタネットに使用される素材はおもに「木製」と「樹脂製」です。それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
▼木製:深みのある音が特徴
木製のカスタネットは見た目の雰囲気がよく、音には深みがあって響きもよいので、あたたかい音で演奏したい人や複数人数でカスタネットを演奏する人にも向いています。ただし、希少な高級木材を使ったものは値段も高価です。
▼樹脂製:抜けのよい音が特徴
樹脂製のカスタネットは湿気などの影響を受けにくく、スティックなどで叩いても破損しにくいなどの特徴があり長期間使えます。また、木製より音の抜けがよいのでほかの楽器がたくさんあってもしっかり聞こえてきます。バンドで使うなどの場合は樹脂製をおすすめします。
【3】サイズは手の大きさにあわせて選ぶ
カスタネットにも色々なサイズがあります。サイズが大きいほど音量も大きく音程が低くなり、コンパクトなものは音量が小さく高い音になりますが、演奏のしやすさを考えると、音よりも自分の手の大きさに合わせることのほうが重要です。
できれば一度は店頭などで手に取って、しっくりくるサイズかどうかを確認しておきましょう。
また、カスタネットのサイズは、5号、6号というように号数で表されることがありますが、メーカーによって同じ号数でもサイズが異なることがあるので注意してください。
カスタネットのおすすめ10選 音楽ライターが厳選!
ここまで紹介したカスタネットの選び方のポイントをふまえて、音楽ライターの田澤 仁さんと編集部がおすすめする商品を紹介します。



低価格ながら本格派のフラメンコスタイル
日本カスタネット協会公認というこのモデル、低価格ながら本格的なフラメンコスタイルに仕上がっているので、誰にでもおすすめできる製品です。材質はフィブラ樹脂で、従来の木製やプラスチック製に比べて耐久性が高く、長い間使い続けることができます。
高度な演奏に対応できるよう、プロのカスタネット奏者をアドバイザーに迎えて開発したというだけあって、音の抜けはよいし、音量も十分。これからフラメンコを始めようという人はもちろん、ブラスバンドやラテンバンドのパーカッション奏者にもおすすめです。ブラックのほか、レッドやグリーンのカラーバリエーションもラインナップされています。


通販サイトの最新人気ランキングを参考にする カスタネットの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのカスタネットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
カスタネットに関するQ&A よくある質問
カスタネットの持ち方を教えてください。

ハンドカスタカスタネットを左手で表にして持ちます。右手の人差指、また中指を 中央のくぼみにつけて、離さないようにして打ちます。
カスタネットの語源・由来を教えてください。

スペイン語で「栗の実」を意味する「カスターニャ(castana)」が語源といわれています。大昔、栗の木で作っていたという話や、栗の形に似ているからということが由来とされています。
音楽ライターからのアドバイス メンテナンスや演奏環境にも注意
音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター
カスタネットの2枚の板を結びつけるひもは、消耗品です。演奏中にゆるんだり切れたりしないよう普段からチェックし、劣化したら迷わず交換してください。メーカー純正の交換用ひもが用意されている場合もあるし、その他にもいろいろな製品があるので、いくつか試して自分の奏法に合ったものを見つけてください。
また、カスタネットは意外に大きな音がするので、自宅での練習を躊躇(ちゅうちょ)している人もいるかもしれません。そんな場合は、カスタネット用の消音パッドで音を小さくすることができます。これにも打面のみを覆うタイプ、全体を覆うタイプなどさまざまなタイプがあるので、家でも気兼ねなく練習したい人はチェックしてみてください。
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使い方にあわせて最適なカスタネットを選びましょう
これまでカスタネットの選び方とおすすめの商品を紹介してきました。
小学校で定番のカスタネットだけでなく、フラメンコといった大人の趣味にも活用できるものまで種類はさまざま。お子さんの誕生日プレゼントとしてもよいかもしれません。
バリエーション豊富なカスタネットのなかから、あなたにぴったりのカスタネットを見つけてみてください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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90年代にプロドラマーとして活動、その後、音楽ライターとして書籍、雑誌などの執筆を行なっている。 DTM、PCオーディオ関連の著書、DTMソフト、シンセサイザーの日本語マニュアル制作など多数。 Webでは2007年~2009年までサイトAll Aboutで「ロック」のガイドを務めたほか、音楽情報サイトBARKSでは国内外の数多くの有名アーティストのインタビュー、ライブ取材などを行なっている。 得意分野はAOR、ハードロック、フュージョン、80年代。