エッグスタンドの選び方 使いやすさ、デザイン、高級感など
生活コラムニストのももせ いづみさんに取材をして、エッグスタンドの選び方のポイントを教えていただきました。使い方やデザインをよくチェックすることが大切です。ぜひエッグスタンド選びの参考にしてください。
卵がしっかり安定する素材と形状を選ぶ
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エッグスタンドには陶器や磁器、木製やスチールなどの金属製、プラスチック製のものなどさまざまな素材のものがあります。
エッグスタンドのおもな用途は、半熟玉子を乗せ、上部の殻を割ってスプーンですくって食べるために使う食器です。途中で倒れたり卵が動いたりしてしまわないよう、卵がしっかりと安定するデザインで、ある程度の重量があり倒れにくいものを選ぶことが大切。
このため、本記事では軽量のスチールやプラスチック製のもの、卵が安定しづらいデザインはセレクトからはずしています。エッグスタンドには変わったデザインのものも多くありますが、日常使い用にはじめて選ぶなら、まずは安定感を重視して選びましょう。
収納とお手入れのしやすさにも注目
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家族分をそろえるなら、収納のしやすさも重要です。3個以上そろえるなら、スタッキングできるタイプがおすすめ。あらかじめ重ねて収納することを前提にデザインされているものもあります。
エッグスタンドに直接触れるのはたまごの殻の部分ですが、実際には黄身が付着したり、トーストを食べた手で触って意外と汚れてしまったりするもの。複雑な形状だと汚れもたまりやすいので、洗いやすく、お手入れがしやすい素材とデザインを選ぶようにしましょう。
子ども用には興味をひくデザインを選ぶ
子どもが使うエッグスタンドを探しているときには、子どもがよろこんでゆで卵を食べられるように、興味のあるデザインのものを選びましょう。
また、小さい子どもの場合ゆで卵を食べるのが難しいことがあります。できるだけ倒れにくい、安定した形状のものを選びましょう。落としたり、投げたりする可能性がある場合は、シリコンやプラスチックなど落としても壊れない材質のものを選ぶのも重要です。
ギフト用には高級感のあるものを選ぶ
エッグスタンドは必需品ではないため、わざわざ購入する人は少ないでしょう。そのため、贈りものとしても選ばれています。
贈りものとしてエッグスタンドを選ぶなら、なかなか家庭用では購入できない高級感あふれるものを選ぶとよいでしょう。また、ゆで卵を入れる用途以外で使えるエッグスタンドもあります。いろいろな用途で使えるものを選ぶのもよいでしょう。
使用頻度によっては、汎用性のある形を選ぶ 生活コラムニストからのアドバイス
生活コラムニスト
エッグスタンドはとても便利な食器ですが、ゆでたまごが毎日食卓には登場しないという家庭もあるはず。この場合は、さまざまな用途で活用してみましょう。
たとえば、ジャムを小分けにして入れたり、少量の調味料やソース類を入れる容器として使ったりしても便利。ほかにもナッツやチョコレートを入れてお酒のおともにしたり、小さなスイーツを入れたり、コーヒーシュガーを小分けにしてティータイムにも。
ジャムやソース類を入れるならボウル型の小ぶりで実用的なデザインが使いやすいですし、おつまみやシュガー入れにはちょっと変わったデザインも楽しそうです。ぜひいろいろ活用してみてください。
エッグスタンドのおすすめ13選 ガラス製や木製、おしゃれな北欧風やアンティーク調のものまで
ここまで紹介したエッグスタンドの選び方のポイントをふまえて、生活コラムニストのももせ いづみさんに選んでもらったおすすめ商品、編集部で選んだ商品を紹介します。

安定感あり! 定番スタイルのエッグスタンド
真っ白い陶器製の業務用エッグスタンド。海外のホテルの朝食などでよく目にする定番スタイルのデザインで、これひとつあるだけで、朝食の風景がしっかりと決まります。足の部分がしっかりと安定しており、適度な重量もあってしっかりと自立します。
カップ部分と足の部分のつなぎ目がゆるやかなので、この部分に汚れがたまる心配がなく、洗いやすいのも助かりますね。基本のエッグスタンドをそろえるなら、まずは価格も手ごろなこちらがおすすめ。
ただし、スタッキングはできませんので、並べて収納してください。ちょっとしたグラスにもできるデザインですので、リキュールなどをちょっとだけいただきたいときにも使えますね。
ルクルーゼらしいカラフルな色展開に注目
ギフトにも人気のルクルーゼのエッグスタンド。ルクルーゼらしいビタミンカラーだけではなく、淡いカラーもそろっています。
スタンド部分には、ルクルーゼのロゴ入り! いくつか色違いを揃えてキッチンを彩りましょう。

スタッキングできるストウブのエッグスタンド
フランスの鋳物ほうろう鍋の老舗、ストウブが作ったエッグスタンドです。ストウブファンにはたまらない、ロゴ入りのしっかりと重量のあるデザイン。重ねて収納することを前提に作られたデザインですので、しっかりと安定して食器棚に収まります。
こちらの商品は-20~300℃まで対応するセラミック製なので、冷凍庫でもオーブンでも使用可能。幅4.9 ×高さ3.5cmとある程度の大きさがありますので、エッグスタンド以外でも、たとえば生卵を入れてこのままココットを作ったり、小さなカップケーキなどのスイーツを作ることも可能。小さくてもストウブブランドの安心感。とってもおすすめですよ。

風合いの素敵なにわとりモチーフのエッグスタンド
ヨーロッパの素朴な陶器の風合いの、にわとりの形をしたエッグスタンドですが、実は岐阜県の土岐市で作られています。信楽焼の土を使って高温で焼き上げた丈夫な陶器製。日本製のエッグスタンドをお探しの方におすすめです。
温かみのある色と風合いで、ゆで卵を乗せると、にわとりがやさしくたまごを包み込んでくれているようで、おもわず気持ちがほっこりしてしまいます。かわいらしいデザインながら、実用性にもすぐれており、食器洗い機や電子レンジでの使用も可能。おそろいのデザインのお皿やマグカップもあるので、シリーズでそろえてみるのも素敵ですね。

シンプルで美しいエッグスタンド
北欧デザインの代名詞ともいえるイッタラも、エッグスタンドをいくつか作っています。そのなかでもとくにおすすめしたいのが、ジャスパー・モリソンによる、ダイニングコレクション「Raami(ラーミ)」シリーズのこのエッグカップ。
内側のくぼみに卵を入れ、外側にはスプーンや塩を置いたり、卵の殻を入れることもできます。この形のエッグスタンドはいくつかのブランドから出ていますが、極限まで装飾を排しているのに、卵を置いたときの全体のバランスがなんとも美しい商品。食卓での存在感もピカイチでおすすめです。

英国王室御用達ブランドのエレガントな一品
エッグスタンドは、ウエッジウッドやジノリなど陶磁器の有名ブランドでも作られています。ただ、小さなエッグスタンドとはいえ、かなりのお値段になってしまうことも多く、気軽に手が出ないと感じることも多いはず。そんな方には、本格的な英国式朝食のエレガントな風情をしっかりと演出してくれる、英国王室御用達のスポード社のエッグスタンドはいかがでしょうか。
藍の色が美しいこのブルーイタリアンのシリーズは、約200年前から愛され続けている永遠のベストセラー。お値段も手ごろで求めやすく、ひとつ持っているだけでテーブルの風景がキリッと引き締まります。ジャムや砂糖を小分けして、ティータイムでも素敵に使えます。

遊び心満載のかわいいエッグスタンド
何かひとつ、遊び心のあるエッグスタンドを選びたいと多くの商品を吟味して、選んだのがこちらのハンナターナーのエッグスタンド。スリランカの職人さんがひとつひとつ手作業で作っています。フラミンゴ、クジャク、オオハシ、猫などの動物をモチーフにしたエッグスタンドで、どれもかわいいながらおしゃれで大人っぽい質感で、インテリアとしての存在感もあります。
毎日ハードに使うのには向いていませんが、パッケージも素敵なのでプレゼントにもおすすめです。エッグスタンドとして使わないときは、アクセサリー入れなどのインテリアとして活躍してくれそうです。

かたゆで卵派の方におすすめのユーモアのある一品
こちらはちょっと変わり種のエッグスタンド。オランダ生まれの「エッグピロー」というこちらの商品は、ふわふわとした枕のような素材に卵を立てて使います。こちらは、半熟の殻の上部を割ってスプーンで食べるスタイルではなく、かたゆででいただくことが多い方におすすめ。
殻つきのままかたゆで卵をお皿に乗せると、ころころ転がって収まりが悪い。かといってエッグスタンドに立てても、結局手で殻を剥いて食べるのであまり必要性を感じない。そんなとき、こんなエッグピローがひとつあると、卵を安定して置いておくことができますし、ちょっとユーモアもあって楽しいですね。
4色セットなので、並べて置いておくだけでも食卓がぱっと明るくなりそうです。
お土産にも喜ばれること間違いなし
富士山のデザインがかわいらしいこちらのエッグスタンドは、柔らかな樹脂製なので優しく卵を包み込みます。また、テーブル上からも滑り落ちにくいので卵を入れていてうっかり!ということもありません。富士山のデザインではありますが、カラーバリエーションが豊富なのでエッグスタンド以外にも、小物入れや爪楊枝いれなどにも使うことができるのもポイントです!
ドットが華やかなエッグスタンド
英国のキッチンやライフスタイルをコンセプトにしている英国発のブランドなので、エッグスタンドもまるでアフタヌーンティーが似合いそうな上品で華やかなデザインをしています。
自然環境に配慮した活動にも力を入れている会社なので、物づくりへのこだわりも感じられます。また、こちらの柄は一つ一つ手書きでペイントされたものなので、全く同じものは存在しないという特別感も素敵ですね。
エッグスタンド以外にも使用用途多数!
もともとはガラス製品メーカーとしてフィンランドで生まれた同ブランドは、自然や森をコンセプトにしており、あたたかく優しいデザインが特徴的です。こちらのエッグスタンドは、小さなカップ型をしているため、他にもお猪口やディップ入れ、お薬入れなど食卓のあらゆる場面で雰囲気を華やかにします。エッグスタンドデビューや贈り物にはもってこいのアイテムです。
名前を入れて最高の贈り物に!
きざむ社は、木製の製品に名前を入れるサービスもしている会社です。こちらのエッグスタンドは、ロックカップとしても使えるので卵を食べない時は、おしゃれにお酒を楽しむことができます。木製なので非常に手触りが良く、倒れてもだるまのように自力で立ち上がるので便利かつ縁起の良い点が贈り物にも最適です。
美しくて丈夫なステンレス製
海外のイースターなどでよく目にしたことのあるような形状のエッグスタンドは、ステンレス製なので落としても割れる心配や、錆びてしまう心配がない優れものです。また、4個セットで販売しているので統一感もあって食卓がスタイリッシュに決まります。凹凸がないシンプルなデザインなので、卵も安全に入れることができ、お子さんと一緒に食卓の準備をしている際も安心です。
「エッグスタンド」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする エッグスタンドの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのエッグスタンドの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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選ぶポイントは使用頻度にある! 100均で買えるけれどもこだわってみる
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「名探偵ポワロ」のドラマや映画には、朝食の半熟卵の大きさやゆで時間に執拗(しつよう)にこだわるというシーンがよく出てきます。エッグスタンドに立てた卵の殻をスプーンで割って、仰々しくいただく姿をご覧になった人も多いのでは。
一方で、ふだんはほとんど半熟卵を食べないという人もいます。エッグスタンドは、ないと困るという食器ではありませんが、必要な人にとってはとても大事なもの。こだわりたい人は徹底的にこだわって、長く使える上質なものを選びましょう。
使用頻度が多くない人は、汎用性の高いものを選び、調味料や砂糖、スイーツなどにおおいに活用してみてください。思いがけず便利なことに驚くはずです。
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暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。 日々の暮らしから生まれるコラム、忙しくてもゆるりと楽しく暮らすためのアイデア、時短レシピ、生き方のアドバイスは男女問わず幅広い世代から支持を集めている。 新商品や話題の家電、生活用品などのヒット予測、使用分析にも強い。「願い事手帖の作り方」「スープジャーレシピ」など著書多数。