ジグヘッドとは シーバスやアジングの仕掛けに!
ジグヘッドとは、オモリとハリ(フック)がセットになっているものです。バスフィッシングやライトソルトフィッシングで利用するソフトルアー「ワーム」を付けるためのもので、アジングやメバリングに欠かせないアイテムです。
ジグヘッドの選び方 気になるサイズや重さ、種類は?
それでは、ジグヘッドの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】ヘッドの形状で得意な動きがわかる
【2】ジグヘッドの重さは狙う水深で決める
【3】ワームのアクションに合わせてフックの軸の長さを決める
【4】フック形状は魚の活性に合わせて
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ヘッドの形状で得意な動きがわかる
ジグヘッドのオモリ部分はおもに「ラウンド型(丸型)」「円柱型」「矢じり型」の3種類の形状にわけることができます。この形状によって動き方がかわってくるので特徴を把握しておくようにしましょう。
▼ラウンド型(丸型)ジグヘッド:オールラウンドな動きに
ジグヘッドのなかでもっとも一般的な形状です。丸形のラウンドタイプは自然に沈下していくのでフォールの釣りが得意です。また、表層をただ巻きで泳がせることにも利用できるので、オールラウンドに対応できるジグヘッドです。
▼円柱型ジグヘッド:一定層をキープしたいなら
円柱型のヘッドはスイミングが得意なので一定層をキープしながら泳がせることができるのが特徴です。シンプルな円柱というよりかは、くぼみがついていたり、側面が平らになっていたりと、ひと工夫されたモデルが主流です。
フォールさせる時間に応じて狙いたいタナを使い分けることができるので、底面から徐々に狙う層を上げていき、魚がいるタナを見つけていきましょう。
▼矢じり型ジグヘッド:ダートアクションなら
先がとがった矢じり型はダートアクションに向いています。水の抵抗を受け、フォール時やリトリープ時に大きなアクションをして魚の目を引きます。また、丸形より着底時の姿勢が安定しやすいことから、根がかりしづらいといった特徴もあります。
リトリープ時に、一定層をキープするものや、よりはげしいダートアクションをするものもありますので、いくつか持っておくと安心でしょう。
【2】ジグヘッドの重さは狙う水深で決める
ジグヘッドは1g前後を利用するのが一般的です。重さはキャストやフォールにも影響してきます。軽いものと重いものでどのような違いがあるのでしょうか。
▼軽いジグヘッド:表層狙いなら
軽いジグヘッドは、フォールスピードを遅くさせたり、表層をゆっくり泳がせたいときに利用します。軽いということは、水流に流されやすく、低層を狙うのは難しいので注意が必要です。
また、キャストする際も飛距離がでませんので、強風の時やロングキャストしたい時には不向きでしょう。
▼重いジグヘッド:中層から底面狙いなら
1g以上の重いジグヘッドは、中層を狙ったり、ボトム付近の魚を狙ったりするのにおすすめです。
また、表層の早引きに反応がいいこともあります。軽量ジグヘッドだと水面を飛び出してしまうことがあります。その場合は表層狙いでも重いジグヘッドを使って、高速でも一定層をキープしやすいようにしましょう。臨機応変に重さを使い分ければ釣果アップが期待できます。
【3】ワームのアクションに合わせてフックの軸の長さを決める
ジグヘッドのフックには「ショートシャンク」と「ロングシャンク」の2種類があります。
▼ショートシャンク:リフト&フォールなど縦の動きにいい
ショートシャンクはソフトルアーがよく動くので、リフト&フォールなどの縦の動きに向いています。
▼ロングシャンク:リトリープなど横の動きにいい
ロングシャンクはソフトルアーが余計な動きをしないので横方向の動きがよくなります。リトリープするならロングシャンクがおすすめです。ジグヘッドで出したい動きに合わせて軸の長さを決めると効果的です。
【4】フック形状は魚の活性に合わせて
ライトソルトゲーム用のジグヘッドフックには、「オープンゲイブ」「ストレートゲイブ」「クローズゲイブ」があります。
▼オープンゲイブ:アジングを楽しむなら
オープンゲイブは、ハリ先が軸に対して平行ではなく、外側にオープンになっている形状のフックです。アジング用のジグヘッドに多く採用さています。魚がリグを吸い込んで吐き出す際に、ひっかかりやすい形状になっているのが特徴です。フォーリングの釣りを楽しみたいときにおすすめです。
▼ストレートゲイブ:オールランドで広く楽しみたいなら
ストレートゲイブは、ハリ先が軸に対して平行になっている形状のフックです。ノーマルゲイブとも呼ばれ、アジングのほかメバリングのジグヘッドにも多く採用されています。ワームの動きをじゃましにくいので、オールランドな釣りに適しています。
▼クローズゲイブ:あまりにバレる日なら
あまりにバレる日はばらしにくいクローズゲイブを使うこともあります。状況に応じて使い分けましょう。
ジグヘッドのおすすめ13選 アジング、メバリング、シーバスに!
うえで紹介したジグヘッドの選び方のポイントをふまえて、釣りライターの中山一弘さんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。
アタリを逃さないアジングに最適なフック
表面加工テクノロジー「サクサス」を採用したライトSWゲーム用ジグヘッド。表面が滑らかで針が鋭いため、アジが吸い込んだ瞬間に、ポイントがそのまま上あごを貫通するオートマチックフッキングが発生しやすいのが特徴。また、その針の鋭さは高強度のスーパーソフトマテリアル製のワームも貫くことができる。アジング掛け釣法に最適なジグヘッドです。
シーバスにおすすめのジグヘッド
ハリの表面にフッ素系特殊プレーティング加工を施すことで、刺さり性能は従来の塗装ハリに比べて最大40%(平均約20%)アップ(自社調べ)。今まで合わせきれなかった小さなアタリや、掛け損ねていたアタリも逃さずキャッチ。今までのハリと一味も二味も違う「サクッと刺さる」感覚は、一度体感すると忘れがたいものとなるジグヘッドです。

スイミングで使いやすい
引きの釣りに強い円柱タイプのジグヘッドです。手返しよく釣るには一定の層を引くのがコツですが、このジグヘッドはその動きを再現しやすいです。つまり、投げてカウントダウンしてゆっくり巻いていれば釣れるので、アジングの基礎を覚えるのに最適です。
若干ですが、ポイントが内側を向いたクローズタイプなので、アジがバレにくいのもいいですね。
ロックフィッシュ専用設計のジグヘッド
ベイトフィッシュを意識したスイミングでの使用はもちろん、ズル引きやボトムバンプといった甲殻類を演出する釣りにもマッチ。釣り鐘型の独自のヘッド形状と、楕円形のラインアイが、ロックフィッシュゲームにつきものの根掛かりを大幅に低減してくれます。カサゴ、メバル、ソイ、アイナメ、ハタなどのロックフィッシュに適しています。
ブラックバス釣りの淡水からソルトゲームまで
ブラックバス釣りはもちろん、ディープエリアに群れるイワシやアジ、ロックフィッシュ、ヒラメやマゴチといったサーフに生息するフラットフィッシュを攻略するために開発されたのがスイミングテンヤです。釣り方は、同じアコギアのソフトルアーを装着し、リーリング中心に誘うのがシンプルかつ効果的です。
アジング・メバリング初心者にもうれしいコスパ
アジング・メバリングに適し、比較的低価格で購入できるジグヘッドです。根掛かりなどが多い場所では消耗品となりやすいジグヘッドだけに、コストパフォーマンスに優れいているのはうれしいポイントです。気軽に試したい初心者にはおすすめのジグヘッドです。

ライトソルトゲームの定番モデル
円柱タイプのヘッドにロングシャンク、ストレートフックと、横方向の釣りに絶大な効果があるジグヘッド『アジ弾丸(だま)』です。ソフトルアーがズレにくいのは確かですが、シャンクが長い分若干装着は難しいかもしれません。明るいところでゆっくりセットしておくとよいですよ。
また、『〇〇弾丸』シリーズでおなじみのヘッドカットによる軽量化ができるので、「ジグヘッドを軽くしたい!」というときに先端を折るだけですぐに対応できます。ジグヘッドを信じて釣り続けられる製品ですね。

浮き上がりを抑えてくれるラウンドタイプ
ラウンドタイプのジグヘッドとショートシャンクを組み合わせたジグヘッドです。
縦の釣りが得意ですが、スイミングでも浮き上がりにくいよう前面上部をカットして、面で水を受けるにようにしています。このおかげで、誘ってよし、引いてよしの扱いやすいジグヘッドに仕上がっています。これからアジングをはじめる人にもやさしいジグヘッドですね。

切れのよいダートが持ち味
水切れのよさそうなヘッド形状そのまま、ダートアクションを決めやすいジグヘッドです。
下方に重心を作っているのでフォールの姿勢もよく、ダートで見せてフォールで食わせるといった積極的な攻め方ができます。ややオープンゲイブ気味にセッティングされたフックも効果的でショートバイトでも乗せやすいと思います。ルアーアクションを覚えるのにぴったりのジグヘッドですよ。

キラメキでアジを刺激
ランドヘッドといってよい形状ですが、ダイアモンドカットをすることで光を反射しやすくしているのが特長です。実際、アジはキラキラしたものに興味を示すことが多いので、魚の習性も利用できるところがおもしろいです。
オープンゲイブになっていますから、アジの口に掛かりやすく、フックアップがしやすい点も見逃せないポイントです。よく釣れるジグヘッドなので、安心しておすすめできます。
「ジグヘッド」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ジグヘッドの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのジグヘッドの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ジグヘッドは軽いものから順に使い分ける 釣りライターから釣り方のアドバイス
ジグヘッドの重さは、狙う水深に合わせるのが普通です。0.3gでボトム付近はとても狙いづらいですから、軽いものから順に表層、中層、ボトム付近と重くするように使い分けましょう。どうしてもボトム付近にいるアジが軽量ジグヘッドでないと釣れなさそうなときは、スプリットショットにして狙うとよいです。
ジグヘッドとあわせてワームやロッドもチェック アジング、メバリングにおすすめ
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青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。 ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。 今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。 キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。