赤ちゃん用虫除けスプレーって必要? 赤ちゃんを虫から守る!
虫の多い季節やアウトドアシーンを赤ちゃんと一緒に過ごすとき、気になるのが虫さされです。大人が使用する虫除けグッズには、赤ちゃんには使用できない成分が配合されているものもあります。かならず、赤ちゃん用の虫除けを用意しておきましょう。
赤ちゃん用の虫除けグッズを用意しておけば、赤ちゃんへの虫対策をしながら外での散歩やアウトドアを楽しめるようになりますよ! 置くタイプ、吊るすタイプなど、屋内の虫対策が可能な商品もあります。
赤ちゃん用虫除けグッズの選び方 虫除けタイプや配合成分をチェック!
「虫除けグッズ」は肌に直接塗るものだけではありません。肌が弱いお子さんや、赤ちゃんが虫除けを塗らせてくれない! というときには、動きまわる赤ちゃんでも嫌がらずつけられるシールタイプやベビーカーなどに吊り下げるだけの商品も。ここでは選び方を詳しく解説していきます!
使用場所や目的に合わせてタイプを選ぶ
赤ちゃん用虫除けには「ミスト・スプレータイプ」「ジェルタイプ」「シールタイプ」「吊り下げタイプ」「置き型タイプ」の5タイプがあります。それぞれの特徴を解説します。
服の上からも虫よけできる「ミスト・スプレータイプ」
定番のミスト・スプレータイプの虫除けは、手を汚さずにシュッと吹きつければいいので便利! 肌だけではなく、衣類や帽子にも噴霧できるのが特徴です。
ただし、はじめて虫除けを使用する赤ちゃんは噴霧に驚いてしまうことも。また、こまかいスプレー状になるため、顔近くで噴霧すると吸い込みやすくなります。月齢が低い赤ちゃんに使用する際は、親御さんの手に吹きつけてから肌に塗ってあげるといいでしょう。
直接肌に塗るなら「ジェルタイプ」
ジェルタイプの虫除けは、肌に直接伸ばして使用します。水分量が多く、ほどよいとろみがあるので肌に均一に伸ばしやすいのが特徴です。またスプレーと違い、虫除け剤が舞い散らないのもメリット。吸い込みが気になる方はこちらのタイプを選びましょう。
ただし、ジェルタイプのため、服や衣類には塗ることはできません。あくまで肌のみに使用してくださいね。
貼るだけの「シールタイプ」
シールタイプは、衣類や帽子、肌など貼りつけられるものならほぼ何でも貼って使うことができます。そのため、赤ちゃんのデリケートな肌に虫除け剤を直接塗るのに抵抗がある方におすすめです。
商品によりますが、貼りつけてから数時間使用できます。おしゃれなものからキャラクターがデザインされたものなどバリエーションも豊富です。
窓やベビーカーに付けるだけの「吊り下げタイプ」
吊り下げタイプの虫除けは、窓や玄関などに吊り下げるものと、虫除け剤が染み込んだカートリッジをファンで拡散する電池式があります。どちらも赤ちゃんの肌や衣類に直接触れるものではなく、赤ちゃんがいるエリアに虫が侵入してこないように使用します。
ただし吊り下げタイプの場合、化学成分が配合されているものもあります。赤ちゃんに直接触れるものではなくても吸い込みが気になる方は、天然由来の成分で作られた吊り下げタイプの虫除けを選びましょう。
室内の虫除けにおすすめの「置き型タイプ」
置き型タイプの虫除けは、お部屋でもしっかりと虫対策をしたい場合におすすめです。空気が流れやすい窓近くの家具や玄関に置いて使います。いかにも虫除けというデザインではなく、インテリア性にすぐれた商品もあるのでチェックしてみましょう。
また、置き型タイプには吊り下げても使える2WAY仕様の商品もあります。赤ちゃんが置いているものに触れるようになったら、吊り下げればいいので便利です。
赤ちゃんに使える虫除け成分かチェック
赤ちゃんのために虫除けグッズを選ぶなら、赤ちゃんに使ってもよい成分が配合されたものを選ぶのがポイント。イカリジンや天然成分について解説します。
小さな赤ちゃんにも使いやすい「イカリジン」
イカリジンとは2015年に日本で使用が承認された虫除け成分です。蚊やブユ、アブ、マダニ除けに使われています。
使用するにあたり、年齢や回数の制限がないことから赤ちゃん向けの虫除けグッズにも使われている成分です。においも少なく、衣類への噴霧も可能です。
赤ちゃんの肌にも優しい「オーガニック成分」
赤ちゃん用の虫除けで、化学成分が配合されたものはできるだけ避けたいという方は天然成分で作られたものを選びましょう。虫除けに使われている天然成分にはシトロネラをはじめ、レモングラスやティーツリーなどがあります。天然精油のやさしい香りにリラックスできます。
ただし、天然成分だからといってすべて赤ちゃんに使えるというわけではありません。はじめて使うときは、赤くなったりぶつぶつがでたりしないか確認をしてから使いましょう。
対象年齢や使用可能な回数をチェック
虫除けグッズは、商品によって対象年齢・月齢と1日あたりの使用回数が決まっています。赤ちゃん用として使いたい虫除けグッズを探しているなら、まずいつから使えるか、対象年齢や対象月齢をチェックしましょう。とくに天然成分が主成分のものでも、肌への刺激を考慮して3歳未満の子どもには使えないものもあります。
ディートを含む虫除けは、6カ月未満の赤ちゃんには使用できません。ディートを含む場合は保護者の監督のもとで6カ月以上2歳未満は1日1回、2歳以上12歳未満は1日1~3回までの使用と決められているので使用する際は十分に注意するようにしましょう。
また、1日あたりの使用回数をチェックして使用するシーンに合ったものを選ぶのも重要です。
赤ちゃんにとって使い心地のいいものを選ぶ
赤ちゃんに使う虫除けグッズだからこそ、使い心地のよいものを選ぶのも重要です。さらっとした塗り心地や着け心地でべたつかないものなら、汗を多くかく赤ちゃんも快適に使えます。
虫が嫌がる香りを使ったアイテムも多くみられますが、商品によって香りの強さはさまざま。香りの強い虫除けグッズは赤ちゃんが不快に思ってしまうこともあります。香りがやさしいものや、無香性のものを選ぶことも大切です。赤ちゃんが喜びそうなものをいくつか用意して使ってみるといいでしょう。
赤ちゃん用虫除け【スプレータイプ】おすすめ7選 人気のスキンベープやオーガニックも!
ここまで紹介した赤ちゃん用虫除け・虫対策グッズの選び方をふまえて、市販のおすすめ商品をスプレー、ジェル、シールなどタイプ別に紹介します! 対象年齢のほか、効果持続時間や使用回数なども比較しながら選んでみましょう。
赤ちゃん用虫除け【ジェルタイプ】おすすめ3選 敏感肌の子供の肌に優しい!
次に、肌に直接塗るジェルタイプの赤ちゃん用虫除け・虫対策グッズを紹介します。
赤ちゃん用虫除け【シールタイプ】おすすめ3選 服や肌に貼るだけ! 子供が喜ぶキャラクターも!
次に、肌に直接塗らずに使えるシールタイプの赤ちゃん用虫除け・虫対策グッズを紹介します。
赤ちゃん用虫除け【吊り下げタイプ】おすすめ3選 ベビーカーや網戸に吊るすだけでお手軽!
次に、吊り下げタイプの赤ちゃん用虫除け・虫対策グッズを紹介します。設置したい場所にあったものを探してみてください。
ベビーカー装着で赤ちゃんを守るつり下げタイプ
電池式のファンモーターで薬剤を拡散、手軽につり下げられて持ち運びにも便利な商品です。赤ちゃんがベビーカーでお昼寝をするときなどは、とくに体温が高くなり寝汗をかくことも。知らないうちに虫さされが増えていることが多いものです。そんなときは足もとにこちらをつり下げておくだけで、ベビーカーを包み込むように効果を発揮してくれそうです。
ほかの商品と比べると、持続効果がとても高いのも特長のひとつ。1日6時間の使用で20日使えます。季節のはじまりに用意しておくと安心です。時期により、限定品で赤ちゃんが喜びそうなキャラクターものも販売されているため、要チェックです!
赤ちゃん用虫除け【置き型タイプ】おすすめ3選 屋内・室内の虫よけに!
次に、お部屋で使いやすい置き型タイプの赤ちゃん用虫除け・虫対策グッズを紹介します。
「赤ちゃん用虫除けグッズ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 赤ちゃん用虫除けグッズの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの赤ちゃん用虫除けグッズの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
赤ちゃん用虫除けを使用する際の注意点 日焼け止めと併用したいときはどうする?
赤ちゃん用虫除けグッズを使うときの注意点を解説します。
塗る順番は「日焼け止めのあと」がおすすめ
日焼け止めと虫除けグッズを併用するときは、先に日焼け止めを塗ってから虫除けグッズを使ってください。あとに日焼け止めをあとに塗ると虫除け剤に含まれる成分が揮発せず、虫除けができません。併用時には塗る順番に注意しましょう。
赤ちゃんや子供におすすめの日焼け止めはこちらの記事で紹介しています。
服にスプレーするときは、生地の素材に注意を
虫除けスプレーのなかには、服に使用できるものがあります。1カ所に集中するとシミになるので、衣服にスプレーする際は全体にスプレーしましょう。
素材によっては、スプレーの成分で変色を起こすものもあるので注意が必要。しかし、レーヨンや絹などの水に弱い繊維、水洗い不可の表示のある服などは、使う前にいったん目立たない部分にスプレーしてみましょう。シミや変色などの変化があった場合は、使用しないほうが無難です。
虫除けグッズの併用の際は、成分に注意して
虫除けグッズにはさまざまなタイプがあり、肌に直接に塗ったり、衣類に噴霧したりなど組み合わせて使用すればより虫対策ができるのでは? と考えるママやパパもいるでしょう。しかし配合成分によっては成分の相性がよくないこともあるので併用しても大丈夫か、注意書きはないか商品情報をチェックしてください。
赤ちゃん用虫除けグッズの使い方に関するQ&A
赤ちゃん用の虫除けスプレーを使い方について、よくある質問とその回答を紹介します! 正しく使うためにも参考にしてみてください。
日焼け止めと虫除けの両方塗りたいときはどうしたらいい?
肌のバリア機能は保湿することで高まります。そのため、日焼け止めや虫除けを塗る前にしっかりと保湿してあげることが大切です。そのあとに日焼け止めをなじませてから、虫除けを塗ってあげましょう。
虫除けスプレーを先に使うとあとから重ねる日焼け止めにより虫除けスプレーの薬剤の濃度が低くなってしまいます。最後に塗ることでしっかりと対策することができます。
赤ちゃんへの正しい虫除けスプレーの塗り方は?
腕や脚にスプレーしたら、ムラにならないように手でなじませます。顔や首などは薬剤を手にとって、指を使ってなじませてください。このときに目や口の周りには塗らないよう注意しましょう。香りをイヤがる様子が見られたら、無香性の虫除けを選んでみてください。
赤ちゃんに虫除けスプレーを選ぶときは飛び散りの少ない「ノンガスタイプ」がおすすめです。成長したら広範囲に塗れるガスを使用した「エアゾールタイプ」を選ぶとよいでしょう。
どのくらいの頻度で赤ちゃんに塗りなおせばいい?
虫除けは商品によって使用回数や塗りなおす目安を記載しているものもあります。ないものについては2~3時間を目安に塗りなおしてください。
ただし、ディート配合の虫除けは生後6カ月以上2歳未満は1日1回、2歳以上12歳未満は1日1~3回までと年齢に応じて使用回数に制限があるので、必ず使用回数を確認しておきましょう。
チャイルドボディセラピストからのアドバイス
㈱リングベリー代表・ママライター、チャイルドボディセラピスト
さまざまなタイプを併用して、効果を高めて
赤ちゃんの虫さされは、ただかゆみが出るだけでなく、ときに悪化してとびひなどの感染症を起こしてしまう可能性もあるものです。スプレーやクリームを塗るだけではどうしても落ちてしまい、効果が丸一日続かないことも多いため、シールやブレスレットタイプなどと併用して使うことで効果を高めましょう。
大切な赤ちゃんが使うものなので、いつも以上に成分表示をよくチェックして商品選びをすると安心です。赤ちゃんが喜びそうなキャラクターや色を選べば、楽しんでアウトドア対策ができるでしょう。
室内での赤ちゃんの虫対策に便利なグッズはこちら 関連記事
デリケートな赤ちゃんを、虫やホコリなどから守ってくれるベビー蚊帳も便利です。
虫除けグッズは赤ちゃんとの生活に合わせて選ぼう
赤ちゃん用虫除けグッズは肌に直接塗るものから、衣類などに貼りつけるものまでタイプや形状がさまざま。使いやすいタイプを選ぶのはもちろん、赤ちゃんに使用できない成分が含まれていないか、配合成分に着目して選ぶことも大切です。
また日焼け止めと併用するときは日焼け止めを先に塗るなど、注意してほしい点もあります。いつからいつまで使えるか不安な場合も、対象年齢など商品情報をよく確認してください。
どのような虫除けグッズを選べばいいのかわからない方は、この記事で紹介した赤ちゃん用虫除けグッズの選び方やおすすめ商品を参考にして、ぜひ使用シーンに合った虫除けグッズを見つけてくださいね。
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学生時代より教育・保育の現場でアルバイト・ボランティア経験を積み、大学卒業後は大手化粧品会社にて総合職勤務するも長男の出産を機に退職。 その後ブログ執筆歴15年とこれまでの知識を活かし、ライターとしてWebを中心に毎月5つ以上のメディアでレギュラーとして主婦・ママ向け記事、美容・ファッション記事、保育企業でのコラムを執筆する。 女性や子どもが「知っていたらもう少しだけ幸せになれるような+αの情報」を伝えるべく、日々情報発信中。 2018年 株式会社RingBerryを設立。チャイルドボディセラピスト1級・第一種幼稚園教諭免許を取得している。