「きな粉」のおすすめ商品の比較一覧表
まずはきな粉の基礎知識を覚えておこう!
おすすめのきな粉をご紹介する前に、きな粉に関する基本情報を知っておきましょう!
きな粉は炒った「大豆」を粉にしたもの
きな粉は、大豆から作られた食品です。作り方は、大豆を炒ってから、粉砕して粉状になったらできあがり。味をよくする目的で、大豆の皮や胚軸を取り除く場合もあります。
炒ることによって大豆独特のくさみがなくなり、香ばしい風味に仕上がっているのが特徴です。焙煎加減によって、黄色から褐色まで色合いの幅があるほか、青大豆から作られたものは「青きな粉」、「うぐいすきな粉」と呼ばれています。
きな粉に含まれる「栄養成分」
きな粉は大豆を丸ごと粉にしているため、大豆に含まれる栄養成分が、ほぼそのまま残っています。たとえばイソフラボンは、丈夫な骨を作るために役立つとされている成分。また、大豆オリゴ糖は、お腹の環境に関わる、ビフィズス菌を増やします。
そのほかにも、大豆たんぱく質や食物繊維など、さまざまな栄養成分が含まれているので、きな粉を摂取することは、体調管理にも役立ちます。
きな粉の選び方 産地や成分にも注目!
ここからは、きな粉を選ぶときのポイントをご紹介します。これまで深く考えずにきな粉を選んでいたのであれば、この情報をもとに、理想のきな粉を選ぶためのポイントを押さえておきましょう。
大豆の産地で選ぶ
きな粉の原料は大豆です。大豆は国産と外国産のものがありますが、安心という点ではやはり国産の素材を使ったきな粉は人気が高いですね。購入の際には、原料の大豆が遺伝子組み換えでないか、更にこだわる方はオーガニックであるかなどを知りたいのではないでしょうか。この場合はパッケージや公式サイトなどを確認するとよいでしょう。
一方で、毎日きな粉を食べたい、たくさん使いたいという理由で、比較的価格が安い外国産を選ぶ方もいるようです。
容量・パッケージで選ぶ
きな粉のパッケージには、チャック式の袋入り、大袋入り、使い切りサイズの小袋入りなどがあります。チャック式は保存しやすさがメリット。大袋入りは大容量でリーズナブルなものが多いのですが、密閉できる容器に移し替える必要があります。
小袋入りはいつも新鮮な風味のものを味わえるのが魅力的です。用途や使い切れる量を考えて選びましょう。
製造方法や食感の違いで選ぶ
きな粉は大豆を炒って挽き、粉末状にしたものです。加熱することで大豆の臭みがぬけ、香ばしくなります。商品パッケージなどに「全粒」と記載があるものは、大豆の皮がついたまま粉末にしたものです。大豆を丸ごと食べられるため、栄養価が高くなります。
一方、大豆の皮をむいて作ったタイプは、舌ざわりがよいといわれています。また、大豆を長時間かけて炒った深煎りタイプのものは、色が濃く香ばしい味わいが特徴です。
豆の種類で選ぶ
きな粉の原料である大豆の種類は、「黄大豆」「青大豆」「黒大豆」に大別されます。一般的なきな粉は、黄大豆を使用した黄褐色のものです。お餅にかけたり、牛乳やヨーグルトに混ぜたり、あらゆる用途に使いやすい種類です。
青大豆を原料にしたきな粉は淡緑色をしており、「青きな粉」や「うぐいすきな粉」などと呼ばれます。うぐいす餅はもちろん、おはぎやくず餅などにも使われるので、目にしたことがある方もいるでしょう。
黒大豆のきな粉は黄大豆のものより甘みが強く、収穫量が少ないため高価になります。
ブレンドされているもので選ぶ
きな粉は商品によって原材料がさまざま。きな粉を使ったレシピやお菓子など活用する用途によって選び方も変わるので使用するシーンや好みを確認してみましょう。
「きな粉のみ」は香りを楽しみたい方に
純粋な大豆の香ばしさを味わいたいときは、大豆100%のものを選びましょう。パッケージに「きな粉」という言葉が記載されていても、100%ではない場合もあります。
特徴的な食感を売りにした商品や大豆以外の素材を組み合わせてつくられた商品など、最近では「きな粉関連商品」が豊富にあるので、原材料の表示を必ず確認しておくといいですね。
食べやすさなら「ブレンドきな粉」を
大豆のみが使われたきな粉が食べにくいと感じる場合は大豆のみではなく、オリゴ糖・黒糖・黒ごま・アーモンドなど、さまざまなものがブレンドされたタイプを選んでみましょう。大豆100%のきな粉よりも、比較的食べやすく感じるので、少しずつきな粉の味わいを楽しめます。
きな粉のおすすめ15選 お菓子や離乳食などのレシピにも使える!
これまでに紹介したきな粉の選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品など、さまざまな商品をご紹介します。





通販サイトの最新人気ランキングを参考にする きな粉の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのきな粉の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
きな粉のカロリーをチェック ダイエット中の方は注目!
ヘルシーで栄養豊富なきな粉。カロリーをチェックしていきましょう。
カロリーは100gあたり450kcal前後
「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」によると、きな粉(全粒大豆/黄大豆)のエネルギー(カロリー)は100gあたり450kcal。
これは砂糖などが含まれていないきな粉のカロリーになります。商品ごとにカロリーは異なるので、気になる方はチェックしてみてください。
例えば…
オーサワ『国内産有機きな粉』は、100gあたり427kcal
真誠『とろけるきなこ』は100gあたり417kcal(ごまパウダー、黒糖、麦芽糖入り)
きな粉ドリンクに入れるなら+34kcalほど きな粉牛乳やきな粉豆乳のカロリーは?
きな粉の大さじ1杯あたりの重さは約7.5g。カロリーに換算すると34kcalほどになります。
大さじ1杯を入れてきな粉牛乳やきな粉豆乳にして飲むならば、豆乳や牛乳のカロリーに+34kcalで計算してみてください。
【手作りきな粉豆乳ドリンクのカロリー例】
調製豆乳(100mlあたり59kcal)150mlに大さじ1のきな粉(34kcal)を入れると、約122kcal。
とても美味しいですが、1杯で約122kcalだと比較的カロリーは高めでしょうか。カロリーがやや低い無調整豆乳や、低脂肪牛乳などを使うともう少しカロリーを抑えられます。
1日の摂取量を意識して取り入れよう 美容と健康におすすめ◎
便秘気味であったり、肌荒れが気になったりと健康面が気になる方におすすめなのが「きな粉」です。記事の冒頭でもご紹介した通り、大豆にはコレステロールを低下させる大豆サポニン、ホルモンバランスを整える大豆イソフラボン、腸内を整える大豆オリゴ糖が含まれています。女性にうれしい美容効果や健康維持に役立つ成分が豊富なので一日にたくさん食べたいと思ってしまいますよね。
しかし、一日の理想的な摂取量は大さじ1杯~2杯ほどの約50mg前後。大豆イソフラボンは過剰に摂取すると女性ホルモンのバランスが崩れてしまうことがありますので、摂取量の目安を意識して毎日の食事に取り入れるようにしましょう!
きな粉を使ったレシピのヒント集 おすすめの食べ方をご紹介!
『きなこが決め手の絶品レシピ』(淡交社)
きな粉を使ったハンバーグやから揚げ、コロッケ、つくねなどのメインのおかずレシピや、野菜の和え物や煮物、サラダ、味噌汁やスープなど、お料理のレシピなどが豊富なきな粉のレシピ本。おやつやドリンク、常備菜やドレッシングにきな粉を取り入れるレシピもありますよ!
>> Amazonで詳細を見る栄養豊富なきな粉は、飲み物、おかず、おやつなどさまざまに使っておいしくいただけます。レシピに使うヒント、きな粉の活用術をご紹介します。
【お菓子作りに】
クッキーやパウンドケーキ、フィナンシェを作るときの生地にきな粉を混ぜる
ロールケーキの生地やクリームにきな粉を混ぜる
【おかず】
カレーの隠し味にきな粉を入れる(まろやかになってコクがアップ!)
●きな粉を日常的に料理やお菓子作りに取り入れたい、きな粉レシピのレパートリーを増やしたいという方には、きな粉のレシピ本もおすすめです!
素材や用途に注意して自分にぴったりの【きな粉】を選ぼう!
料理・お菓子研究家の佐々木ちひろさんへの取材をもとに、きな粉の選び方とおすすめ商品をご紹介しました。きな粉はメーカーによってもきめの細かさやうまみが微妙に異なります。さらに、健康にいいと言われるゴマ・黒糖など、ほかの素材を混ぜ合わせたタイプの商品も数多く発売されています。用途に合わせて、こうした商品も活用してみると、身近に取り入れやすいかもしれません。
この記事でご紹介したきな粉はもちろんのこと、まずはぜひ一度自分で口にしてみて、自分にぴったりのきな粉を見つけてみましょう。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
学生時代に栄養学を学び、製菓会社・食品会社のフードコーディネーターを経て独立する。 現在は書籍・WEB・企業などのレシピ考案やフードスタイリングを中心に活動する。 美味しい料理を作るため食材選びからこだわり、普段から居心地のよいキッチン作りや、効率よく仕事をするため機能性に優れた調理道具えらびを心がけている。