デュアルSIMスマホのメリットとは メリットは?
デュアルSIMスマホとは、1台で2枚のSIMカードを使用できるスマホを指します。1枚を大手キャリアにして通話料を下げて1枚を格安スマホにしてデータ通信料を下げる、といった使い方ができます。
ほかにもプライベートと仕事用の電話を2台持ちしなくても済む、国内用SIMと海外用SIMで使い分けると海外に行くときも同じスマホが使える、といったメリットもあります。
デュアルSIMスマートファンの選び方 IT系ライターに聞く
ここからは、デュアルSIMスマートフォンの選び方についてご紹介していきます。ポイントは待ち受け方式やスロットをよくチェックすることです。ぜひデュアルSIMスマートフォン選びの参考にしてください。

Photo by Youssef Sarhan on Unsplash
1台のスマートフォンで2枚のSIMが使える、それがデュアルSIMスマホです。
デュアルSIMスマホの待ち受け方式で選ぶ DSDSとDSDV
デュアルSIMスマホの待ち受け方式には、DSDSやDSSS、DSDVがあります。待ち受け方式の違いをおさえておきましょう。
主流のDSDS対応モデルを選ぶ
iPhone XR/XS/XS Max(2018年秋発売)は、DSDSに対応。※「楽天市場で詳細を見る」を押すと、「iphoneXR」のページが表示されます。
「DSSS」とは「Dual SIM Single Standby(デュアルSIMシングルスタンバイ)」の略語で、どちらか一方のSIMカードしか待ち受け状態にできません。
もうひとつのSIMカードで通話やデータ通信をする場合、都度スマホのSIM設定を切り替えなければいけない手間がかかります。デュアルSIMスマホのメリットを活かせるDSDSモデルを選びましょう。
4G LTEを両方のSIMで使えるDSDVも
「DSDV(Dual SIM Dual VOLTE、デュアルSIMデュアルVOLTE)」のスマホなら、どちらか一方を3G通信にする必要があるDSDSと違い、両方のSIMで4G通信を利用できます。最近はDSDV対応モデルが主流になっています。両方のSIMカードともに4G通信を利用したい場合は、DSDV対応モデルを選びましょう。
データの容量で選ぶ トリプルスロットも
デュアルSIMスマホは機種によってデータ容量が異なります。SDカードを使えるかどうかを踏まえて、データ容量を選びましょう。
SDカード兼用なら本体の容量をチェックする
SIMカードを2枚使うとSDカードでのデータ増設ができないため、じゅうぶんな本体容量のある機種を選ぶ必要があります。写真撮影やアプリの導入など基本的な使い方をするなら32GB、電子書籍などの大きなデータも保存したいときには64GBのものを選びましょう。
データを増設したいならトリプルスロット機種も
トリプルスロット搭載モデル。
トリプルスロットなら2枚のSIMを使いつつ、SDカードで容量の増設も可能です。トリプルスロットに対応している機種はデュアルSIMスマホのなかでも少なくなっていますが、多くのデータを持ち運びたいときには検討してみましょう。
バッテリー消耗対策があるかチェック 電池消耗を抑える機能の有無
バッテリーの消耗が気になるなら、容量の大きいバッテリーを搭載した機種や、バッテリー消耗をおさえる機能がついている機種を選ぶ選択肢もあります。
SIMカードのサイズの違いに注意 対応SIMサイズは大丈夫?
現在利用している回線のSIMカードをデュアルSIMスマホでも使いたい場合には、SIMカードのサイズを事前にチェックするのが重要です。
au系の通話SIMを使うときの2つのポイント 選ぶ機種に注意
au系SIMはdocomoやSoftbank系と通話規格が異なります。au系通話SIMをデュアルSIMスマホで使いたいときのポイントを解説します。
au VoLTEに対応しているDSDV対応機種を選ぶ
au系で提供されている4G LTEを活用した音声通話サービスが「au VoLTE」です。au VoLTEに対応している機種同士だと、高音質でクリアな通話が楽しめます。デュアルSIMスマホは、docomoやSoftbankのVoLTEには対応していても、au VoLTEに対応しているものは少なくなっています。前もって対応しているかどうかをチェックしましょう。
またau系SIMはVoLTEまたは4G LTEが主流のため、両方のSIMとも4G通信が使用できるDSDVを選ぶのも重要です。
3G規格を使うなら対応機種が狭まる
手持ちのSIMを使いたいなどの理由でau系3G通信に対応したデュアルSIMスマホを探す場合、注意が必要です。docomoとSoftbankの3G通信W-CDMAに対応したモデルは多い一方、auの3G通信CDMA2000やCDMA 1X WINに対応したモデルは少なくなっています。
CDMA2000やCDMA 1X WINのau系3D通信サービスは、2022年3月31日でサービス停止が決まりました。デュアルSIMスマホ選びでほかに重視したいポイントがあるなら、乗り換えを検討するのも選択肢のひとつです。
デュアルSIMスマートフォンのおすすめ商品13選 SIMサイズ・ストレージ・バッテリー容量もチェック!
デュアルSIMスマートフォンの選び方のポイントをふまえて、堀井塚 高さんと編集部が厳選したおすすめ商品をご紹介します。
Xiaomi『Redmi 9T 4+64GB』












出典:Amazon
本体サイズ | 162.3×77.3×9.6mm |
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液晶サイズ | 6.53インチ |
重さ | 198g |
SIMサイズ | Nano SIM |
本体ストレージ | 64GB |
バッテリー | - |
OPPO『A73』
















出典:Amazon
本体サイズ | 159×72×7mm |
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液晶サイズ | 6.44インチ |
重さ | 162g |
SIMサイズ | NanoSIM |
本体ストレージ | 64GB |
バッテリー | - |
SHARP 『AQUOS sense4』




















出典:Amazon
本体サイズ | - |
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液晶サイズ | 5.8インチ |
重さ | - |
SIMサイズ | Nano SIM |
本体ストレージ | 64GB |
バッテリー | 4570mAh |

Apple(アップル)『iPhone XR』

出典:楽天市場
本体サイズ | 150.9×75.7×8.3mm |
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液晶サイズ | 6.1インチ |
重さ | 194g |
SIMサイズ | デュアルSIM(nano-SIMとeSIM) |
本体ストレージ | 64GB、128GB |
バッテリー | - |
デュアルSIMに対応したiPhoneは3モデル
2018年秋に発売されたiPhoneの上位3モデル(iPhone XR/XS/XS Max)は、どれもデュアルSIMに対応しています。本体サイズや性能で、好みのものを選ぶといいでしょう。これらのモデルの特徴は、nano simカードスロットに加えて、eSIM(Embedded SIM、組み込み用SIM)と呼ばれる機能を搭載することでDSDSに対応していること。
eSIMでは携帯電話情報を手軽に書き換えることができるため、出張でいろいろな国を訪れる人が現地の通信事業者の回線を利用する場合でも、国ごとにSIMカードを差し替える必要がなくなります。

OPPO(オッポ)『Reno 10x Zoom』

出典:Amazon
本体サイズ | 162.0×77.2×9.3mm |
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液晶サイズ | 6.65インチ |
重さ | 215g |
SIMサイズ | デュアルナノSIMカード |
本体ストレージ | 256GB |
バッテリー | 4065mAh |

モトローラ『moto G7』

出典:Amazon
本体サイズ | 157×75.3×7.92mm |
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液晶サイズ | 6.24インチ |
重さ | 174g |
SIMサイズ | nanoSIM×2 |
本体ストレージ | 64GB |
バッテリー | 3000mAh |

エイスース『ZenFone Live (L1)』

出典:Amazon
本体サイズ | 147.2×71.7×8.1mm |
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液晶サイズ | 5.5インチ |
重さ | 140g |
SIMサイズ | nanoSIM×2 |
本体ストレージ | 32GB |
バッテリー | 3,000mAh |

wiko『Tommy3 Plus』

出典:Amazon
本体サイズ | 147.6×71.3×8.4mm |
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液晶サイズ | 5.45インチ |
重さ | 150g |
SIMサイズ | MicroSIM×2 |
本体ストレージ | 16GB |
バッテリー | 2900mAh |
OPPO(オッポ)『Reno 3A(CPH2013)』














出典:Amazon
本体サイズ | 160.9×74.1×8.2mm |
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液晶サイズ | 6.44インチ |
重さ | 175g |
SIMサイズ | デュアルSIM(nano-SIM×2) |
本体ストレージ | 128GB |
バッテリー | 4025mAh |
ソニー 『Xperia1 II(XQ-AT42)』










































出典:Amazon
本体サイズ | 166×72×79mm |
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液晶サイズ | 6.5インチ |
重さ | 181g |
SIMサイズ | デュアルSIM(nano-SIM×2) |
本体ストレージ | 256GB |
バッテリー | 4000mAh |
Google 『Pixel 4a 』

出典:Amazon
本体サイズ | 144×69.4×82mm |
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液晶サイズ | 5.8インチ |
重さ | 143g |
SIMサイズ | デュアルSIM(nano-SIM・eSIM) |
本体ストレージ | 128GB |
バッテリー | 3140mAh |
Xiaomi(シャオミ)『Redmi Note 9S』














出典:Amazon
本体サイズ | 165.75×76.68×8.8mm |
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液晶サイズ | 6.67インチ |
重さ | 209g |
SIMサイズ | デュアルSIM(nano-SIM×2) + microSD |
本体ストレージ | 128G |
バッテリー | 5020mAh |
ASUS(エイスース)『Zenfone Max Pro M2』














出典:Amazon
本体サイズ | 170×90×66mm |
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液晶サイズ | 6.3型ワイド |
重さ | 400 g |
SIMサイズ | デュアルSIM(nano-SIM×2)+ microSD |
本体ストレージ | 64GB |
バッテリー | 5000mAh |
「デュアルSIMスマホ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする デュアルSIMスマホの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのデュアルSIMスマホの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
格安SIM・SIMフリースマホに関するそのほかの商品情報 【関連記事】
対応している通信事業者に注意 DSDS対応モデルの購入を検討している方へ
フリーライター&エディター
デュアルSIMスマホの古いモデルのなかには、KDDI(au)の通信網に対応していないものがあります。DSDV対応のモデルなら、そのリスクは避けられますが、DSDS対応のモデルを購入する際は対応している通信事業者を確認しましょう。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2021/04/01 コンテンツ追加・修正のため記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 名原広雄)
新聞記者、ゲームライター、パソコン系ライター、雑誌・書籍の編集者、Web編集者など出版系全般に関わり、企画・執筆・編集・校正までをこなす「校了請負人」を自称。 IT関連はもちろん、金融関連、経済関連、医療関連、ラノベ、乙女ゲー攻略本まで幅広く対応する。 家族は息子1人とスマートスピーカー6台。 好きなエヴァンゲリオンは初号機。 行ってみたい場所は仮面舞踏会。 座右の銘は「愚直」「悪党の最期なんて、そんなもんだろ」。