室内アンテナとは
室内アンテナとは、部屋の中などの室内に設置してテレビが観るためのものです。
室内アンテナを設置するメリットは、アンテナ端子のない部屋に取り付けてテレビを見ることが出来ることです。
室内アンテナの選び方
それでは、室内アンテナの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】タイプ
【2】観たい放送の種類
【3】受信感度の目安
【4】ブースター内蔵がされているか
【5】電波の送信方法
【6】ケーブルの長さ
上記の6つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】タイプをチェック
室内アンテナを選ぶときは、まずアンテナのタイプを決めましょう。
▼室内アンテナ:設置が簡単で使いやすい強電界
自宅のすぐ近くにテレビ塔があるような地域は、電波が強いので通常の室内アンテナでテレビを観ることができます。室内アンテナには「卓上型」の形状があり、工事をしなくてもテレビにケーブルをつなぐだけです。
「卓上型」は棚などに設置して使用するものです。どちらの受信感度もそれほど違いがないので、設置環境や好みによって選ぶことができます。
▼平面タイプ:感度の高い中電界
電波があまり強くない地域に住んでいるのであれば、感度が高い平面タイプを選びましょう。平面タイプの多くは、屋内・屋外兼用です。室内で感度が悪いときは、ベランダなどにも置けます。デザイン性が高いものも市販されており、部屋の雰囲気を壊しにくいのも魅力です。
【2】観たい放送の種類をチェック
建物に共同アンテナがない、屋外用アンテナが設置できないという場合でも、室内アンテナを使えばテレビを見ることができます。
地上デジタル放送の電波はUHFです。UHF対応/地デジ対応と書いてあるものを選びましょう
VHS/UHF/FM対応もありますが、VHFは昔のアナログ放送なので、今は関係ありません。FM対応なら安定した電波でFMラジオを受信可能。
放送衛星や通信衛星からの電波を受信するBS/CS放送の場合は、地デジとは別の専用アンテナを用意する必要があります。
【3】受信感度の目安をチェック
アンテナの受信感度は「動作利得(アンテナ利得)」といい、数字が大きいほど受信しやすいことをあらわします。動作利得はアンテナの素子数が多くなるほど高くなり、中電界地域は14~20、弱電界地域21以上が必要とされます。
利得は大きければ大きいほどもちろん高性能になりますが、アンテナ自身が大型化、高額化するという点も頭に入れておきましょう。
【4】ブースター内蔵がされているかチェック
室内アンテナのなかにはブースターを内蔵したものがあります。これは電圧の増幅器のことで、受信した弱い電波を強くするものです。ブースターを内蔵していれば、居住地域の電波に対してアンテナの性能が追いついていない場合でもテレビがきれいに映ることも。
ブースターは電波をきれいにするのではなく受信した電波を大きくするだけです。ただし受信電波にノイズがある場合は、ノイズまで大きくしてしまうので注意が必要です。
【5】電波の送信方法をチェック
テレビの電波は、水平偏波か垂直偏波のどちらかで送信されています。室内アンテナを選ぶときは、住んでいる地域のテレビ電波の送信方法に合ったものを選んでください。
ただし、室内アンテナは、水平偏波・垂直偏波どちらの方法にも対応しているものが多いので、電波の送信方式についてはあまり気にしなくてもよいでしょう。
【6】ケーブルの長さをチェック
室内アンテナを購入するときは、付属のケーブルの長さを忘れずに確認しましょう。延長ケーブルも売られていますが、購入するとなると出費がかさみます。購入せずに済むのなら、それに越したことはありません。
テレビの近くに設置する場合、1.5~3.0m程度の長さがあればよいでしょう。少し離れた場所に設置するのなら、4.0~5.0mほどのケーブルが付属しているものを選んでください。

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室内アンテナおすすめ9選
先ほど紹介した室内アンテナの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。
壁掛けや屋外設置も可能な薄型高性能アンテナ
強・中電界地域向けの平面UHFアンテナです。受信チャンネルは13~52chで、動作利得は6.5~8.5dB。
付属の室内スタンドは倒れにくく、方向調整機能(左右60度)もあるので、アンテナのセッティングがラクにできます。本体裏の壁掛けフック穴を使用すれば壁の木ネジに掛けることが可能。付属マルチ金具で外のマストやベランダ、外壁などに設置すれば、屋外アンテナとして活用できます。屋外使用では水平/垂直偏波対応ですが、室内使用では垂直偏波受信はできません。
また、UHFブースター機能を内蔵したUDF85Bもあり、動作利得を総合で23~28dBまでアップできるので、中電界地域におすすめです。
コンパクトさが魅力の壁面取付用地デジアンテナ
マスプロ電工の壁面取付用地デジアンテナ「スカイウォーリーミニ」の中でも、スリムなボディが魅力の平面アンテナ。
ボディは耐候性に優れたASA樹脂製で、新構造の防水キャップを採用するなど、屋外への設置もOK。壁だけでなく、マストやベランダにも設置できる取付金具が付属しています。室内用スタンドを使えば、据え置き型としても使用可能です。カラーはウォームホワイトとブラックの2色、シンプルなデザインでじゃまになりません。
受信チャンネルは13~52ch。動作利得は3.2~4.3dB。ブースター内蔵タイプの総合利得は20~26dB。水平偏波用で、強電界地域に向いてます。
ケーブルを接続して置くだけの室内アンテナ
強電界地域で、テレビのそばに置いて気軽に楽しみたい人にオススメの卓上アンテナ。受信チャンネル13〜52chで、地上デジタル放送を受信できます。ローノイズブースターを内蔵したことで受信性能が1.6倍にアップし(US110Aとの比較)、総合利得15〜20dBを実現しました。
重量約0.17kg(本体のみ)、外形寸法はW85×H205×D85mmという小型・軽量さが大きな魅力。ホワイトカラーのボディ、丸みを帯びた独特のデザインで、部屋の雰囲気を壊しません。カラーはブラックも用意されています。
セッティングも工事不要なのでらくらく。出力ケーブルをテレビに接続するだけです。
電波が遮っていない地域におすすめ
テレビコンセントのない場所で、配線工事が不要で地上デジタル放送が楽しめる室内用テレビアンテナ。ブースターを内蔵しているため、増幅器不要で視聴可能です。また、テレビチューナー付きパソコンにも使用できます。
軽量、コンパクトサイズで場所を取らず、カラーもブラック、ホワイトの2色から選べるので、スペースやインテリアの雰囲気に合わせて設置ができます。高機能で手に取りやすい価格のため、コストに不安がある方にもおすすめです。
テレビ端子のない部屋にアンテナを設置したい方へ
外見はとてもスタイリッシュでシンプルなデザインが特徴的です。また、アンテナ面が手のひらサイズで場所を選ばないのもオススメのポイントです。本体を横置きにするか、縦置きにするかで水平・垂直偏波に対応するため、どの地域でも受信することができます。また、UTA2Bのモデルはブースター内蔵型で付属のアダプターをつけることで安定した電波を受信することが可能です。
8色のカラーから選べる地デジ対応アンテナ
通常、アンテナの色は黒か白というのが一般的なものではないでしょうか。しかし、サン電子の地デジ対応アンテナは8色から選ぶことができます。また、ブースターも製品内部に内蔵されているため、コード周りがごちゃごちゃにならずスッキリとコンパクトにまとめられます。ケーブルの先端はストレートプッシュ形金メッキで耐久性にも優れています。
2020年、最新型4K室内アンテナ
置いて使用できる持ち運びタイプの室内アンテナ。設置、設定は不要で、テレビと配線するだけで使用が可能。内部でアンテナを回転させて適当な方向を調節するので、外出先などでも簡単にお好きな番組を無料で楽しめます。また、スマートフォン、タブレット、カーナビテレビなどにも幅広く活躍します。
山や建物、地域の地形などにより、アンテナ受信や画質に影響を受けることがあるため、使用時には周囲の環境を確認するとよいでしょう。
N NEWKOIN『室内 HD テレビ アンテナ』
高性能受信、お好きな番組を快適に
低周波のVHF(170-240Mhz)から高周波のUHF(470-860Mhz) まで、幅広い周波数帯域のテレビ電波に対応。受信ブースター(増幅器)付きのため、電波の状況が悪い地域などでも受信感度を上げられて、ドラマやバラエティなどさまざまな番組の視聴が可能です。
高機能でフラットなデザイン、半透明で光沢のある素材。シンプルなデザインがお好みの方におすすめします。簡単に接続、設置できるので、はじめてアンテナを設置する方でも安心です。
コンパクト設計で様々な置き場所に対応するアンテナ
アンテナというと室内用であったとしても、壁に掛けなければいけないものや貼り付けるタイプなどがあります。このアンテナは特にコンパクトな設計で、壁に掛けなくても背面に付属のスタンドにより自立することができます。 強電界地域での対応になりますが、アンテナ面を工夫することによって電波の受信を安定させることができます。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 室内アンテナの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの室内アンテナの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
室内アンテナで映らないときの対処法
室内アンテナは室外アンテナよりも簡易的なアイテムです。電波の入りやすい強電界であっても、アンテナレベルが弱くテレビが映らなかったりノイズが発生したりすることもあります。映らないからといって室内アンテナが使えないとすぐ諦めてしまう必要はありません。
窓際や開口部のある部屋に移動させてみる、アンテナの設置位置の調整などをすることでテレビが映ることがありますのでまずは試してみてください。
室内アンテナに関連する記事のご紹介! 【関連記事】
設置方法にも注意! もっとも受信しやすい方向を確保
テレビアンテナには特定方向の電波をどれだけ受信するかを示す「指向性」があります。指向性が強い商品は電波塔の方向に向けることで弱い電波でも受信可能。逆に非指向性の商品は広い方角で受信できますが、弱い電波には対応できません。
室内アンテナは電波塔のある方角に正面をきちんと向けることが大切です。方角がわからなければ、部屋の中で位置や方向を変えながらテレビが一番クリアに映る場所を探しましょう。鉄筋コンクリートの建物は木造よりも電波を通しにくいので、なるべく窓の近くに置きます。
また、テレビ放送には水平偏波と垂直偏波という2種類の送信方法があり、片方しか対応しない場合もあるのでご注意を。
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「家電・オーディオ」「パソコン・スマホ」「カメラ・ビデオカメラ」を担当。シンプルでミニマルなガジェットには目がなく、つい散在してしまう。とくに、白無地のガジェットが大好物。ひそかに、折りたたみ式のスマートフォンへ乗り換えを計画中。