足ふきマット(バスマット)とは?
足ふきマットは、お風呂で濡れた足裏の水分を吸い取ってくれるグッズです。「バスマット」と呼ばれることもあります。足ふきマットを使うことで床が濡れなくなるほか、カビの発生や床の変色を防げるのが大きなメリットです。
また秋冬などの寒い時期は、足元からくる冷えも抑えられるのがうれしいポイント。素材には、珪藻土や綿、化学繊維など、速乾性や吸収性の高いものが使われています。日々使うアイテムなので、用途に合うタイプの製品を選びましょう。
足ふきマットの選び方
足ふきマットを選ぶときのポイントは下記のとおりです。
【1】素材ごとの触り心地や吸水性をチェック
【2】サイズ
【3】無理なくお手入れできるか
使う環境にあったものを選ぶために、ぜひ参考にしてみてください。
【1】素材ごとの触り心地や吸水性をチェック
足ふきマットに使われている素材は、珪藻土(けいそうど)やマイクロファイバー、綿が主流です。
サラサラした感触で、お手入れが簡単な「珪藻土」
珪藻土は吸水、吸湿、揮発(きはつ)にすぐれており、足裏はあっという間にサラッとした感触に。また、洗濯する必要もなく、手入れがかんたんなのもうれしいポイントです。
ただし、焼き物なので、割れてしまうこともあり取り扱いには注意が必要です。
ふわふわで、吸水性と速乾性に優れる「合成繊維」
ふわふわした感触で、心地よい合成繊維の足ふきマットもおすすめ。特に、極細の合成繊維であるマイクロファイバーは、驚きの吸水性と速乾性が魅力。断面はギザギザになっていて、天然繊維よりも吸水速乾性にすぐれているので、洗濯をしてもすぐに乾くのがメリットです。
繊維が細いため、繰り返しの洗濯には弱いという側面もあります。
ガシガシ使える「綿・麻」
昔からある綿素材は、吸水性がよいのに加えて、天然繊維の肌ざわりのよさが特徴。一口にコットンといっても、織り方や加工によって性質が違ってくるので、その点も考慮して選ぶとよいでしょう。
耐久性に優れているので、ゴシゴシ足を拭きたい方にもおすすめですよ。
【2】家族構成に合わせてサイズを選ぶ
家族構成によってお風呂に入る人数が変わるため、足ふきマットのちょうどいいサイズも異なります。どのサイズにしようか迷っているなら、どの家庭でも使いやすい幅60~65cmほどがベターです。
ひとり暮らしにはコンパクトタイプ
ひとり暮らしなら、狭い脱衣所にも置けるコンパクトな幅45~50cmほどでこと足りるでしょう。家族と暮らしているとしても、子どもがおらず、それぞれひとりで入浴する家庭なら小さめサイズもありです。
複数人で使用なら幅の広いマットを
子どもや赤ちゃんがいるなど家族が多く、複数人でお風呂に入るなら幅の広いマットを選びましょう。
大人と子どもが一緒に立てるくらいのスペースが必要なので、幅70cm以上のマットが使いやすいです。幅90cm、100cmといったマットもあり、広々と使えます。
【3】無理なくお手入れできるものを選ぶ
足ふきマットをいつも清潔な状態で使うためには、素材に合った方法でお手入れをするのがポイントです。綿やマイクロファイバーなどの繊維製のマットであれば、マメな洗濯が基本。とくにマイクロファイバーは速乾性にすぐれていて、洗濯をしてもすぐに乾くので扱いやすいかもしれません。
一方、珪藻土マットは洗濯の必要がないので忙しい人向きですが、「汚れてきた」、「水の吸いが悪い」と感じたタイミングで紙やすりでお手入れする必要があります。それぞれのお手入れ方法を把握して、自分が無理なく手入れができるものを選ぶとよいでしょう。
人気の主要メーカーを押さえよう!
ここからは、足ふきマットで人気のメーカーをご紹介します。
左官職人が手掛ける「soil(ソイル)」
soilは、珪藻土を使った足ふきマットが人気の、国内メーカーです。左官職人の技術によって作られた日本製の珪藻土マットは、高い吸水性と滑らかな肌触りが大きな特徴。
足ふきマットは、シンプルでモダンなデザインが魅力で、どの家庭のインテリアにもなじみやすいです。高級感があり、質にこだわって選びたい方にも適しています。
種類が豊富でコスパ重視なら「NITORI(ニトリ)」
家具・インテリアの大手チェーンであるニトリは、国内外に数百店舗と広く展開しています。品質のいい商品がリーズナブルな価格で手に入るのが、人気の理由のひとつ。
バスマットは、珪藻土、低反発ウレタン、化学繊維、綿など、幅広い素材の製品がラインナップしています。速乾・吸収性にすぐれたものや、抗菌防臭機能のあるものなど、幅広い製品から用途に合ったものが見つかるでしょう。
ベーシックで使いやすい「無印良品」
ファッション用品から雑貨類、食品までさまざまな商品を取り扱う、人気の無印良品。
手でループをひとつひとつ巻き上げた、手織りの綿混足ふきマットを取り扱っています。独特のデコボコができて、心地よく足裏に触れるのが魅力。ほかにも、綿・麻混合タイプや、シャリ感のある紙製繊維のマットなど、多彩な質感の商品から選べます。
足ふきマットおすすめ
うえで紹介した足ふきマットの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品をご紹介します。
こちらからすぐチェック!
▼おすすめ8選|サラサラした感触で、お手入れが簡単な「珪藻土」
▼おすすめ4選|ふわふわで、吸水性と速乾性に優れる「合成繊維」
▼おすすめ4選|ガシガシ使える「綿・麻」
▼おすすめ8選|サラサラした感触で、お手入れが簡単な「珪藻土」
吸水性や吸湿性に優れている珪藻土からご紹介していきます。足裏を乗せた瞬間に水分をしっかり吸い取ってくれますよ。割れないよう、気を付けて使うようにしましょう!
人気の珪藻土タイプ
素早く水分を吸収してくれることで人気の珪藻土タイプのバスマットです。濡れてもすぐにさらさらとした肌障りとなるので、常に快適に過ごすことができます。
また、すべりにくくなっている点もメリット。四隅が丸くなっているので素肌で触れてしまっても傷つける心配がないのも嬉しいポイントです。
吸水性に優れる複合素材を使用!
珪藻土とひる石の2つの素材を配合し、吸水性がアップしたアイテムです。薄くて1.5kgと比較的軽量なので、持ち運びやすいのも嬉しいポイント。
皮脂や、シャンプーなどに含まれている界面活性剤、汚れなどで、珪藻土の穴が詰まって、吸水力が落ちてきたら、表面をサンドペーパーで擦ればOKですよ!
機能的な珪藻土バスマット
吸水力と速乾性にこだわった珪藻土タイプのバスマットです。ノンアスベストなので、安心して使用することができるという点もポイント。
表面には、さまざまなパターンが刻まれているので、デザイン的にもとてもオシャレでバスルームのインテリアにこだわりたいという方におすすめです。日本製の高品質な珪藻土バスマットなので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
吸水性と速乾性にこだわるならこれ
珪藻土含有率が高いので、とにかく吸水性、サラサラ感にこだわりたいという人におすすめ。吸水性だけでなく、速乾性にもすぐれているので、何人か使った後でも、サラサラの感触が続くでしょう。
すべり止めシートつきで、安全性も確保。付属品としてサンドペーパーがついているので、気軽にお手入れができて、清潔さをたもつことができます。
驚くほどすぐ乾くバスマット
珪藻土を使っているので、速乾性に優れています。3分後にはマットはクリーンな状態に。
天然素材で、防カビ、防ダニ、消臭もできていつも清潔な状態で使えます。汚れたらさっと水洗いするだけできれいになるので、洗濯の手間が省けます。
滑り止めがついているので、バスルームなど湿気や水気の多い場所でもお年寄りや子どもも安心して使えます。家族が多い家庭でも、使用後常にすぐ乾くので、衛生的に使用できる足ふきマットです。
素早く水分を吸い取って発散
吸湿性・放湿性のある珪藻土を使った足ふきマットです。マットを踏むだけで、風呂あがりの足裏の水分をしっかりと吸い取ってくれます。
吸水後は素早く放湿するので、サラッとした肌触りに戻って快適です。湿っている状態が続かないため、カビ・ダニの発生が抑えられるほか、においの原因になる雑菌も繁殖しにくいでしょう。
滑り止め付きで子どもも使いやすい
珪藻土をメインに、植物繊維や石英砂などの素材も混合して作った足ふきマット。乗った瞬間にサッと足裏の水分を吸収して、10分後にはドライな状態に戻ります。
マットに下に敷く滑り止めシートが付いているため、転倒が防げて子どもや年配の方も利用しやすいでしょう。犬の顔をデザインしており、かわいい足ふきマットをお探しの方におすすめです。
洗剤洗いと天日干しができる!
タイル状の珪藻土で、天日干しにしてもヒビが入りにくく、洗剤洗いも可能。清潔さを長くたもちながら使うことができます。すのこ型のプラスチックフレームを採用しているので、タイルが直接床に触れることなく、通気性も抜群。湿気を効率よく逃がしてくれます。
また、タイルが破損したら、その部分だけ交換することもできますよ。モダンなデザインも魅力のひとつです。
▼おすすめ4選|ふわふわで、吸水性と速乾性に優れる「合成繊維」
合成繊維の中でも、極細の繊維であるマイクロファイバーが特に人気。吸水性と速乾性が高く、毎日洗って使うことができます。
お手頃価格でカラーバリエーションも豊富
ソフトな肌触りのマイクロファイバーバスマット。速乾性にすぐれているので、何人かお風呂に入った後でもサラサラの使い心地で、不快な思いをすることはないでしょう。
洗濯機でまる洗いができるので、こまめにお手入れもでき、衛生面も安心です。カラーバリエーションが豊富なので、洗面所のインテリアコーディネートがしやすいのも魅力。別売りの滑り止め下敷きを併用すると、安全性も高まります。
▼おすすめ4選|ガシガシ使える「綿・麻」
耐久性に優れる綿や麻なら、足裏をガシガシ拭いても問題ありません。天然素材で肌触りがいいですよ。
無印良品『パイル織り バスマット』
「足ふきマット(バスマット)」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 足ふきマット(バスマット)の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの足ふきマット(バスマット)の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
毎日洗う?洗濯の頻度について
足ふきマットを使用後、湿った状態のまま置いておくと、カビ・雑菌が発生して、においも気になってしまいます。使用人数が多いほど、雑菌やカビが発生しやすいので定期的な洗濯が必要です。
洗濯の頻度は、家族の人数にもよりますが、毎日洗濯するのが理想的です。洗濯表示のとおりに洗って天日干しや陰干しできれば、清潔にたもつことができます。
しかし、仕事や育児などで頻繁に洗濯できない方も。その場合は、週に1回は洗濯するようにしましょう。使ったあとはハンガーなどに掛けてしっかり乾かすことも大切です。
足ふきマットのお手入れ方法
ここでは、足ふきマットの適切なお手入れ方法をご紹介します。
ドラム式洗濯機で洗濯はできるの??
ドラム式洗濯機は、たたき洗いをするのが特徴です。足ふきマットを洗うと繊維が劣化しやすいので、ドラム式洗濯機では洗濯できないと表示されている足ふきマットもあります。
ドラム式洗濯機を使用している家庭では、洗濯表示をしっかり確認してから、足ふきマットを選んでください。また、使いたい足ふきマットがドラム式洗濯機に対応していない場合は、手洗いでのお手入れも可能です。畳んだバスマットを洗面器で押し洗いしましょう。
通気性に優れているすのこで干すことがおすすめ!
通気性の高い足ふきマットも多く販売されていますが、雨の日など湿気が多くて乾きにくいときは、すのこを使うと便利です。より風通しがよくなるため、水分がスムーズに蒸発して早く乾きます。
バスマットを乾燥するために折りたためるようになっている製品を使えば、直接足ふきマットを掛けて乾燥させられるので使い勝手がいいです。また、すのこの脚にクッションが付いたタイプは、床がキズつくのを防げます。
マットに関連する記事のご紹介
足ふきマットで足裏をサラッと快適に
お風呂あがりなど、濡れた足裏の水分を吸い取ってくれるのが足ふきマットです。吸水・速乾性にすぐれた珪藻土のマットは、洗濯する手間も省けて使い勝手ばっちり。ほかにも、肌触りがよい綿やふわふわのマイクロファイバー、速乾性のある化学繊維など、多彩な素材が使われています。
モダンなデザインでおしゃれなものや、かわいい動物柄のものなど、デザイン性にこだわった製品も多いので、好みにぴったりのマットが見つかるでしょう。今回ご紹介した選び方やおすすめ商品も参考にしながら、あなたも足ふきマットを活用しましょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
「生活雑貨・日用品」カテゴリー担当。妻と娘が二人で料理をしているのをほほえましく眺めながら、息子と食べる担当になっている30代編集者。あると便利な日用品を買っても使わず、怒られているのは内緒。