タオルハンガーの選び方 洗面所や浴室、キッチンやトイレに!

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まずは、タオルハンガーの選び方をご紹介します。ポイントは下記のとおり!
【1】サイズ
【2】取り付け方法
【3】素材
【4】タオルを掛けられる枚数
【5】耐久性
【6】機能性
それではひとつずつ見ていきましょう。
【1】タオルのサイズにあわせて選ぶ
タオルハンガーにどのような大きさのタオルをかけるのかによって、必要な幅が変わってきます。
タオルハンガーを購入する際には、まずどこでどんな大きさのタオルをかけておきたいのかを決めましょう。
ハンガーを設置する場所によって、自立式なのか、壁つけなのかも変わってきます。
また、狭いランドリーやキッチンで使いやすい場所にタオルをかけるために、サイズと取りつけ方法はしっかり吟味(ぎんみ)しましょう!
そのうえで清潔感のあるお好みのデザインのタオルハンガーを選ぶとよいでしょう。
フェイスタオル|幅35cm以上のサイズを
キッチンやトイレなど、水回りに1枚あると便利なフェイスタオル。フェイスタオルのサイズはおおよそ長さ80×横34cmです。
よって、フェイスタオルをかけるタオルハンガーは35cm以上のものがいいでしょう。キッチンではフェイスタオル以外にも、布巾などを使いますが、それらは35cm未満の横幅がほとんどなので、これを基準に考えるとちょうどよいサイズのタオルハンガーを決めることができるでしょう。
バスタオル|幅60cm以上のサイズを
バスタオルは、通常サイズでは横幅60cm程度、大きいサイズとなると横幅90cm程度になります。
バスタオルを掛けるタオルハンガーを購入するときは、通常のタオル以上にサイズの確認が重要です。とくにお風呂あがりに体を拭くためのタオルなので、幅の狭いハンガーであればタオルがなかなか乾きづらく、使うときに気持ち悪い思いをすることになります。きちんと乾かすためにも、幅のじゅうぶんなものを選びましょう。
【2】取り付け方法で選ぶ
タオルハンガーの取りつけ方法としては、「壁掛けタイプ」「吸盤タイプ」「フックタイプ」「マグネットタイプ」「スタンドタイプ」などが主流です。それぞれの特徴をみていきましょう。
タオルハンガーを設置したい場所は、洗面所や脱衣所、トイレ、キッチンなど、おもに水まわりと呼ばれる場所でしょう。
そもそも水まわりは広いスペースがある場所ではないことが多いので、省スペースでタオルがかけられることがポイントです。
床置きタイプであれば、壁に立てかけるタイプや、使わないときに折りたためるものを。
壁に取りつけるタイプは、出っ張りが少なくハンガーのポールが細めでシンプルなものがおすすめです。
壁掛けタイプ|ネジなどで取りつけ可能
壁掛け(壁付け)タイプであれば、タオルハンガーをしっかりとネジなどで固定するためタオルハンガー自体が落ちることはほとんどありません。一方で、ネジなどで固定すると壁に穴が空いてしまうのがデメリットです。
インテリア性の高いおしゃれな商品も発売されているため、部屋の雰囲気に合う商品を探しやすいでしょう。
吸盤タイプ|洗面所や浴室におすすめ
吸盤で取り付けられるタイプのタオルハンガーは、浴室のようなつるっとしたタイルのうえでも手軽に取り付けることができ便利です。
一方、取り付け場所によっては取り付け自体困難だったり、吸着が弱くすぐ落下してしまったりということもあります。また、タオルが重すぎる場合や水を吸っていても重さに耐えられずに落ちてしまうこともあります。なるべく吸着力のあるものを選ぶ必要があります。
フックタイプ|扉にカンタンに取り付けられる
フック式のタオルハンガーは、棚の引き出しなどに引っ掛けるだけで取りつけができ、かんたんに設置できます。
フックで引っ掛けているため落ちる心配はあまりありませんが、設置箇所がフックを掛けられる場所に限られてしまうというデメリットもあります。また、引っ掛ける場所が分厚いと、取りつけできない可能性もあるので注意が必要です。
マグネットタイプ|穴を開けずに取り付け可能
マグネット式は、磁石で食器棚の扉などにくっつけるだけで設置ができます。大切な家具や壁にキズをつける心配がないため、賃貸の方も安心ですね。
一方、磁石でくっつけるが故に、設置場所はスチールなどの磁石が使える場所のみになります。磁石が付く冷蔵庫や洗濯機などに使えます。事前に設置場所がきちんと磁石の使用可能かどうか確認しておきましょう。
スタンドタイプ|安定感があり自立する
自立式のタオルハンガーもあります。バスタオルなど重量のあるタオルなどは設置するタイプではなく自立式のほうが安定感があります。
バスタオルを掛けていないときは洗濯物を干すのにも使えて便利ですよ。しかし、置く場所が必要になるため、横幅だけでなく奥行や高さも確認し、設置場所における大きさか確認しておきましょう。
【3】素材の特徴で選ぶ
使用シーンに合った素材を選ぶことも大切です。タオルハンガーに多いのはプラスチックや金属製のもの。
プラスチック製タオルハンガーは、軽くて移動しやすいので、使い勝手に優れています。お値段もリーズナブルですが、耐久性に欠けるのが難点です。
一方のステンレスやアルミなどの金属製タオルハンガーは、耐久性に優れていて長持ちするのが特徴。紫外線や錆びに強いので、屋外でも洗面所など水回りでの使用にも便利です。
【4】タオルを掛けられる枚数もチェック
家族の人数や1日に何回洗濯を行なうかによってもタオルを干す量は変わってくるでしょう。タオルハンガーを選ぶときは、一度に干す量を考えて選ぶ必要があります。
洗濯頻度が多かったり、家族が多い家庭だったりする場合は、一度に多くの枚数を掛けることができるタオルハンガーを選ぶ必要があります。一方、一人暮らしの場合は、コンパクトなタイプでもいいでしょう。
【5】耐久性があるものを選ぶ
最近は100均などでも売られているタオルハンガーですが、濡れたタオルは予想以上に重くなります。かけられる枚数によっても異なりますが、長く使えるものを探している方は、少し値段があがってもステンレス製など耐久性の良いものを選ぶようにしましょう。
【6】機能性をチェック!
タオルハンガーを使う時に、あると便利な機能についてもチェックしておきましょう!
折りたたみ・伸縮タイプ|狭いスペースでも使える
折りたたみタイプのタオルハンガーは、使わない時にコンパクトにたためるのがメリット。スペースが限られているときでも小さくして収納できるので便利です。
また、伸縮タイプのタオルハンガーも省スペースで使えるのでおすすめ。必要な時だけ伸ばして使えます。
キャスター付き|好きな場所に移動できる
スタンドタイプのタオルハンガーなら、キャスター付きのものがおすすめ。洗面所でタオルをハンガーにかけてから、日の当たる場所へラクラク移動することができます。
そのほかにも、掃除をしたいときや隠しておきたいときに、タオルをかけた重い状態でも移動しやすいので便利です。
乾かしやすい工夫|効率的に早く乾かせる
バスタオルなど大きめのタオルなら、タオルをピンと張って乾かせるように伸縮できるタイプがおすすめ。
また、いちどにたくさん干したいときは、タオルとタオルの間にスキマができるものを選びましょう。バーが太いものや、重ならないように高さ違いになっているものがおすすめです。
タオルハンガーおすすめ14選 おしゃれなデザインや折りたたみできるタイプも
ここからは、タオルハンガーのおすすめ商品をご紹介します。
▼タオルハンガーおすすめ7選【1枚用】
まずは、手を拭く用など一枚分のタオルをかけるのにぴったりなおすすめタオルハンガーをご紹介します。
タカラスタンダードのキッチンの専用タオルリング
タカラスタンダードのキッチンの引き手に設置できるタイプのタオルハンガーです。値段もリーズナブルです。設置の際もネジで締めつけ固定するため落ちる心配もありません。
ステンレス製でシンプルなデザインなので、キッチンでも違和感なく使うことができるでしょう。
引っかけるだけのかんたんタオルハンガー
扉に引っかけて使うシンプルな構造のタオルハンガー。壁にハンガーを取りつけられないようなご家庭でも、キッチンのシンクや洗面台の扉などにかけるだけで設置完了。ネジ止めや組み立ても一切不要です。水まわりでさっと手が届く場所にタオルをかけられるようになります。素材はスチールなので、軽くて丈夫。
タオルを引っかける部分にはラバーの滑り止めがついているので、手をふくときにタオルがずり落ちなくて便利です。とにかくかんたんに取りつけたいという方におすすめ。
シンプルモダンな吸盤タイプのタオルバー
高級ホテルのサニタリーに使われていそうな、洗練されたタオルハンガー。それでいて、吸盤で壁面に取り付けられるシンプルな構造です。壁に穴が開けられない場所で重宝します。でこぼこのないプラスチック・ガラス・タイル・鏡などに取りつけられるほか、キッチンなら冷蔵庫、ランドリーなら洗濯機などにもかんたんにくっつけることが可能。
幅が40cmあるので、フェイスタオルを広げた状態で引っかけるのにぴったりです。壁にキズをつけたくない方や、機能面とデザイン性両方にこだわりたい方によいでしょう。
無垢材の棚とアイアンの風合いがマッチしたハンガー
天然無垢のオーク材の棚と味わい深いアイアンで作られた、デザイン性の高いタオルハンガーです。
ビスで固定するタイプのため、しっかりと固定することができます。また固定した場所で棚のうえに花を飾ったり物を置けたりできるのも、うれしいポイントです。棚の色も3種類から選ぶことができ、設置したい部屋の雰囲気でチョイスできます。
小さくても耐荷重1kg!
このタオル掛けの特徴は、なんといっても強力なネオジム磁石が使用されている点です。支持部は小さいのですが、耐荷重は1kgもあります。また、取付部が稼働式のため、洗濯機や冷蔵庫などの曲面でも取りつけられるのもうれしいポイントです。
ホーローの流し台や木壁などには設置できませんが、磁石のつくところの設置であれば力を発揮するでしょう。
マグネットで取り付けられる伸縮ハンガー
取りつけたいスペースやタオルの大きさに合わせて、幅を伸縮できるタオルハンガー。取りつけは強力マグネットなので、洗濯機や冷蔵庫などのスチール製品にかんたんにくっつけることができます。付属の補助板を使えば、スチール製品以外にも取り付け可能。シンプルなデザインなので、幅を変えていくつか並べて使うのもいいでしょう。
タオル以外にも、バススリッパやゴム手袋を干しておくのにも使えて便利です。直置きするスペースがない方や、ハンガーの幅をフレキシブルに使用したい方におすすめ。
コンパクトに折りたたみできるハンガー
一見よくあるハンガーのようですが、実は関節がついているので折り曲げることができます。バスタオルにも対応している大きめサイズなので、使わない時はコンパクトに折りたたんで収納できるのが嬉しいですね。
オールステンレスなので耐久性が高いのもポイント。濡れたタオルをかけてもサビにくく、日光に当てて外干ししても劣化しにくいので長持ちします。
▼タオルハンガーおすすめ7選【たくさん干せる】
続いては、バスタオルなど、洗濯したタオルを一度にたくさん干せるおすすめタオルハンガーをご紹介します。
使用しないときはスリムに収納できる!
洗面所にタオルハンガーを設置できるスペースがない!と悩んでいる方におすすめしたいアイテムです。
洗濯機の側面に挟み込むだけで、カンタンに取り付けることができるマグネット式。難しい組み立てや取り付けがないので安心ですね。
また、使わないときはサッと向きをかえて取り付けることでスリムに収納できます。
洗濯かごや、風呂上がりの着替えなどのちょっとしたものを一時的に置いておくのにも便利です。
どこでも置けるスリムデザイン
スリムなデザインながらバスタオルが6枚もかけられるタオルハンガーです。持ち運びもしやすいので、片付けも楽ちんです。シンプルなホワイトカラーは木目調やコンクリートのお部屋にもマッチします。
たっぷり干せて移動もラクラク!
バーが多いから、一度にたくさん干せる便利なタオルハンガー。バー同士の空間が空いていて、沢山干しても効率的に乾かせます。大判タオルやTシャツなどの衣類の洗濯物干しとしても活躍。
さらに、しっかりとした脚にはキャスターが付いているので移動も簡単です。使わない時はハンガーを折りたたんでスリムに収納できます。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする タオルハンガーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのタオルハンガーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
タオルハンガーのDIYアイデアを紹介 オシャレなインテリア空間に変身!
タオルハンガーはシンプルな構造のものが多いので、自作してオリジナリティを出してもいいですよね。例えば、ニトリや無印などで購入できるワイヤーバスケットを活用するのもひとつのアイデア。
ワイヤレスバスケットを縦に並べて壁に取り付け、バスケットの中にはタオルや小物を入れて取っ手部分にタオルを掛けると、おしゃれなインテリアになります。
他にもナチュラルテイストのインテリアが好きな方には、自然の素材を使ったアイデアも! 流木にロープを付けそれをピンなどで壁に引っ掛けて取り付ければ、こなれ感のある空間に変身!自分の好きなテイストに合わせてDIYしてみるのはいかがですか?
エキスパートからのアドバイス プロからひとこと!
タオルハンガーというと、どうしても生活感が出てしまいがちなアイテムです。清潔感があって、シンプルなデザインのものを選ぶようにするとよいでしょう。
色は、白やステンレスのほうが水まわりにはなじみます。
また常時置いておいたり、取りつけたままになったりするタオルハンガーは、お手入れがしやすいものがベスト。
水まわりは汚れやすいので、水拭きができる素材だとキレイに保つことができます。
洗面所やキッチンの隙間収納におすすめの商品を紹介 【関連記事】
用途に応じたタオルハンガーを検討しよう! いかがでしたか?
タオルハンガーの選び方とおすすめ商品をご紹介してきました。設置の方法や掛けられる量などで、さまざまな選び方があるタオルハンガー。ポイントは、まずは引っ掛けるものの大きさと一度に引っ掛ける量でしょう。
湿ったタオルはなかなか気持ちのいいものではないので、きちんと乾かせる大きさのものを選ぶのがまず第一でしょう。また、何枚もタオルを使う環境であれば、相応の数が干せるものが必要です。ぜひ、用途によって選び方を検討してみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
2008年より収納スタイリストとして活動を開始。片づけられない女だった過去の経験を活かし、「片づけはストレスフリー生きる近道」をモットーに、ざっくばらんに整理収納について説く。 働く女性・妻・母の目線で行うライフスタイル提案が好評で、個人宅でのアドバイスから、メディア出演・講演など、テンポのいい分かりやすい言葉で女性の暮らしを全力サポート。 これまでに10000人以上に片づけをレクチャー。 また、これらの経験をいかし、オリジナル手帳「わたしの暮らし整理手帳」の出版・制作に携わる。 プライベートでは、ステップファミリーとなり、賃貸住宅に夫と4人の息子達と暮らす。 著書『なかなか捨てられない人ための鬼速片づけ』『ズボラさんのための片づけ大事典』など多数。