PCでもテレビが視聴できる!
最近では『若者のテレビ離れ』がひとつの社会現象となっており、テレビを持たない人が増えてきた印象があります。それにともない、スマホやパソコンの使用頻度が高くなりました。
PCテレビチューナーは、パソコンでテレビ番組を視聴したり録画することができるアイテムです。わざわざ新しいテレビを購入することなく、所有しているパソコンで気軽にテレビを楽しむことができるんです。なかには、BSやCS対応の機器もあるのでチェックしてみてくださいね。
PCテレビチューナーの選び方
PCテレビチューナーの選び方のポイントは、接続タイプや録画機能をよくチェックすることが大切です。ぜひPCテレビチューナー選びの参考にしてください。
【1】接続タイプ
【2】パソコンのスペックに合ったもの
【3】視聴したい放送の種類
【4】フルセグチューナー
【5】アンテナ付き
【6】録画対応
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】接続タイプで選ぶ
PCテレビチューナーとは、パソコンでテレビ番組の視聴や録画ができるようにするための周辺機器です。
接続方法には、パソコン本体に内蔵するタイプと外付けタイプとの大きく2種類があります。
デスクトップPCや自作PCに接続する内蔵タイプ
内蔵タイプは、PCケースをあけてマザーボードに接続して使用するタイプのPCテレビチューナーです。説明書通りに作業すれば初心者でも簡単に取り付けることができます。自宅のデスクトップPCや自作PCに使用したいときには、こちらが選択肢になります。
ノートPCや外出先用なら外付けタイプ
USB端子で接続するのが外付けタイプのPCテレビチューナーです。録画機能に対応していないものもあるので機能を確認して選びましょう。
小型でコンパクトなものも多く、持ち運びもしやすいです。
【2】パソコンのスペックに合ったものを選ぶ
PCテレビチューナは、機能に応じてパソコンに要求されるスペックが異なります。自分のパソコンのスペックに合っているものを選びましょう。
パソコンのOSに対応しているかをチェック
PCテレビチューナーはパソコンにつなぐため、対応OSの確認は必須です。Mac用かWindows用か。また、Windows用でもWindows10のみ対応、逆に非対応などと製品によって異なるので注意が必要です。
WindowsXpやVistaなど、サービスが終了しているOSに対応しているPCテレビチューナーはほとんどないので気をつけましょう。
高性能を求めるならパソコンのスペックも確認
同時録画できる番組本数が多いものなど、高性能のPCテレビチューナーは使用するパソコン側にも高いスペックが求められます。CPUはCore i3以上、メモリーは4GB以上が目安になります。なかにはCore i5やi7が求められるPCテレビチューナーもあります。
パソコン側が必要スペックを満たしていないと、処理遅れなどの原因になります。使うパソコン側のスペックも確認しておきましょう。
【3】視聴したい放送の種類で選ぶ
現在のテレビ放送には地デジ(地上デジタル放送)、BS、CS、ワンセグといった種類があり、製品によって受信できる放送が異なります。BSとCSの有料放送は放送局と契約をしないと視聴できません。また、ワンセグも地上波テレビ放送ですが、モバイル機器向けのため画質が荒いことをお忘れなく。
見たい放送のチューナーを搭載した製品を選びましょう。
【4】フルセグチューナーなら4K・FHDも視聴可能
テレビは4Kテレビ時代。PCでも、テレビと同じように4KやFHDなどの高画質を楽しみたいですよね。チューナーのセグメントでフルセグチューナーを選択することでそれは可能になります。フルセグチューナーは12セグメントを使用していますので、地デジ放送を4K・FHD本来の画像の美しさを楽しむことができます。
【5】アンテナ付きは機能も確認しておこう
アンテナ付きのPCテレビチューナーは、外部のアンテナとチューナーをつながなくてよいので外出先でも使用できます。また、アンテナ付きでも自宅ではアンテナ端子につないで安定したテレビ視聴ができるものもあります。
アンテナ付きのものは、ワンセグのみ対応のものと、ワンセグ、フルセグ両方に対応しているものがあります。ワンセグのみは価格が手にしやすい、両方対応は高画質でテレビが見られるメリットがありますので、価格と機能面どちらを重視するかで選びましょう。
【6】録画対応できるチューナーの機能を確認
PCテレビチューナーの録画機能は、製品によって異なります。重視したい録画機能をチェックして選びましょう。なお、同時録画できる番組数は、製品によって異なります。録画できる番組数によって必要になるチューナー数が異なるので、合わせてチェックしておきましょう。
SeeQVault対応なら別のデバイスで再生できる
SeeQVault(シーキューボルト)とは、録画したテレビ番組をSDカードやHDDに保存して、いろいろな機器で再生できる技術です。SeeQVaultに対応しているPCテレビチューナーを使うと、録画した番組をパソコンだけでなく、タブレットやスマホなどでも再生できるようになります。
外出先や通勤・通学中の電車などでも録画したテレビ番組を楽しめます。
PCテレビチューナーおすすめ8選
ご紹介したPCテレビチューナーの選び方のポイントをふまえて、編集部で選んだ商品を紹介します。
Macでも使える高機能な外付けチューナー
WindowsとMacの両方に対応したUSB接続テレビチューナー。
約132(W)×78(D)×18(H)mmというスマートボディながら、地デジとBS/110度CSが受信できるダブルチューナーを搭載。パソコンのCPUに負荷をかけることなく、2番組を同時録画できます。録画画質を選択することで最大15倍までの長時間録画を実現。そのほか、ブルーレイやDVDなど外部メディアへの書き出し機能、アンテナ入力装備と、内蔵タイプに負けない高機能ぶりです。
専用視聴アプリ 「Xit(サイト)」は番組内容がひと目で分かるサムネイル表示を採用。おまかせ予約、スリープ状態からの復帰録画など多機能さが魅力です。
薄型PCにもすっきり収まりながら最大4ch受信
PCIeスロット対応ですが、高さわずか55mmですので、薄型のPCケースのロープロファイルにも対応します。小さくても基本性能は充実、高感度シリコンチューナー搭載で地デジやBS/CS放送をフルHDで録画できます。チューナーは地デジ用2つ、BS/CS用2つ、計4チャンネルを同時に録画可能です。
例えば地デジの番組を見ながら、裏で地デジやBS/CS放送を録画することも可能で、見たい番組をあきらめることはもうありません。B-CASカードをセットするコンタクトカードリーダーも実装しています。
手軽にワンセグ放送を楽しめるガジェット
PCでテレビ放送を楽しみたいがお金はかけたくない、という方にはおすすめの一台です。コストパフォーマンスは言うに及ばず、USB接続ですのでDOS/V互換機であればすぐに使用してワンセグ放送を受信することが可能です。
折り畳み式のアンテナが付いていますので、外に持ち出して楽しんだり、複数のPCで使い回したりするときにも重宝します。F型スクリュー変換アダプタを内蔵していますので、家庭のアンテナを利用して安定した受信を行えます。
USBに差し込めば手持ちのPCが地デジ対応に変身
USBドングルタイプの地デジチューナーです。手持ちのPCを地デジ対応のテレビパソコンにしたいが大袈裟なチューナーユニットは邪魔だ、という方はこの製品がベストチョイスです。
USBフラッシュメモリと見間違うほどのサイズで、USBポートがあればPCを選ばず、地デジ用のF型アンテナがつなげます。バスパワーを利用するので電源も必要ありません。また、USBポートが許せば複数接続して必要なだけのチャンネル数を受信することが可能です。
多彩な機能を備えたハイスペックモデル
高感度シリコンチューナー(地デジとBS/110度CSに対応)とハードウェアAVCトランスコーダーを2基搭載し、2番組の同時録画が可能。『Xit Board』を2枚同時に装着すれば、最大4番組の同時録画も実現! 高画質のまま圧縮して録画でき、最大15倍録画の場合、1TBのHDDに約1,500時間も録画できます。
外部HDDへの録画のほか、ブルーレイやDVD、SDカードなど、多くの外部メディアへの書き出しも可能。録画派に最適なモデルです。対応OSはWindows10ほか。
多機能で快適な操作性が特徴の専用視聴アプリ 「Xit(サイト)」が付属しています。

Windows10対応のコンパクトチューナー
Windows10対応で、USBでかんたんに接続できるシングルテレビチューナー。約100(W)×75(D)×26(H)mmという手のひらサイズなので、ノートパソコンにもぴったりです。
デジタル放送の解像度を落とすことなく、最大15倍の圧縮処理をして録画できるハードウェアトランスコード機能を搭載。たとえば2TBのHDDに約2,800時間も録画可能。複数台を同時接続することで多チャンネル録画にも対応します。
「mAgicTV 10」アプリは多彩なテレビ視聴、再生機能、予約機能はもちろん、1つのチャンネルをエンドレスで録画する「1局まるごと録画」機能も搭載。気になる番組を見逃すことがありません。
最大8チャンネル同時録画・視聴が可能なチューナー
地デジにBS、CS放送と魅力的な番組があまた提供される昨今、同時に受信できるチャンネルは多い方がいいですね。このチューナーは高感度のシリコンチューナーを地デジ4台、BS/CS4台内蔵し、それぞれを独立して同時に録画、視聴することが可能です。
地デジ放送を1つ視聴しながら裏番組を3つ録画、さらにBS放送とCS放送を2つずつ録画、なんていうことまでできます。PCとの接続はUSBですので、簡単に使い始められます。
ネットワーク機能でスマホやタブレットでも視聴可能
PCに接続して地デジやBS/CS放送を楽しむばかりでなく、スマホやタブレットでもリソースを共有できる一台です。地デジ、BS/CS受信用のデジタルチューナーを2台搭載していますので、最大で2番組を同時に録画、視聴できます。録画した番組はチューナーの接続を要せず再生できますので、PCだけを持ち出して録画番組を楽しめます。
専用アプリStationTVを使用することで、PCを介してスマホやタブレットでテレビ放送を楽しむワイヤレステレビ機能にも対応しています。
「PCテレビチューナー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする PCテレビチューナーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのPCテレビチューナーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
PCテレビチューナーに関連する記事のご紹介
編集は可能? 付属ソフトで必要な機能を見極める
PCテレビチューナーで実際にテレビ番組を見たり、録画したりするには、製品付属のコントロールソフトをパソコンにインストールします。
ソフトを起動すれば、チャンネル選択はもちろん、倍速/スローといった特殊再生、多彩な録画予約などが画面上で行えるようになり、このソフトの性能がテレビを見る快適さを左右するとも言えます。
さらに録画した番組に対する編集機能があれば、CMをカットしたり、好きなシーンだけを集めて、自分だけのライブラリーを作成。ブルーレイやDVDに残すことができるようになります。
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「家電・オーディオ」「パソコン・スマホ」「カメラ・ビデオカメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。モノを極力持ちたくないミニマリストで、趣味は断捨離。とはいえ、最新ガジェットには興味津々で、多機能な家電に目がない。