ルーフテントの魅力とは 気軽にキャンプが楽しめる!
ルーフテントの魅力とは、なんといっても手軽に設営できキャンプを楽しむことができる点です。全自動のタイプならボタンひとつで開閉でき、設営にかかる時間と手間を大幅に削減することができます。
また、車の上に常設しているからこそ、持ち運びの手間もいっさいかかりません。キャンプは何かと荷物が多くなってしまうものですが、ルーフテントならこうした悩みを解消してくれます。
通常のテントよりかは少し高価ではりますが、キャンピンガーと比べるとはるかに安いのも魅力で、万が一の災害対策にも役立ち、防災グッズとして購入する人もいます。
ルーフテントの選び方のポイント 種類と人数、目的をおさえる!
キャンプライターの中山一弘さんに、ルーフテントを選ぶときのポイントを教えてもらいました。

Photo by Michael Aleo on Unsplash
キャンピングカーのかわりに、寝心地の悪い車中泊のかわりになど、ルーフテントでシンプル&快適な車中泊を楽しみましょう!
利用人数に応じて3つのタイプから選ぶ
ルーフテントにはおもに、「シェル型」「タワー型」「ルーフトップテント型」の3種類があります。それぞれ広さやサイズが違うため、利用人数に応じて選ぶようにしましょう。
シェル型:手軽に設営できソロキャンプにおすすめ
ワンタッチで開閉でき設営がかんたんなのが魅力です。商品にもよりますが、1人が寝るのにちょうどいいサイズで、ソロキャンプに向いています。また、高価になりがちなルーフテントのなかでも、比較的低価格で購入できるものが多いのも魅力です。
2人で利用できないこともないですが、快適さを重視したい人にはタワー型やルーフトップテント型がおすすめです。
タワー型:カップルなどデュオキャンプにおすすめ
4つの柱で屋根をささえる長方形型のルーフテントです。シェル型とくらべ高さに余裕ができるのが特徴ですが、座るぐらいがちょうどのサイズです。
全自動で設営できるものやハンドルを回して組み立てるものなど、設営がかんたんなのも魅力です。カップル、3~4人ほどのファミリーにおすすめです。
テント型:快適さと居住性にこだわりたいファミリーにおすすめ
シェル型、タワー型に比べ圧倒的な広さをほこるのがテント型です。キャリアに乗せる部分からさらに底板を伸ばして居住空間を広くしています。快適さを重視しつつ、ファミリーキャンプなど大勢で本格的なキャンプを楽しみたい方におすすめです。
その反面、設営が非常に大変なのが難点です。そのため高額にはなってしまうものの、全自動タイプのものをおすすめします。
キャンプ/釣りライター
組み立ては全自動タイプがおすすめ
シェル型、タワー型はソロからデュオまでがちょうどよく、テント型は3人家族でも余裕があるタイプが多いです。収容人数や形状によって違いがあるので、どのようなスタイルで使いたいか事前によく調べておきましょう。
また、値段は高価になりますが、組み立て方式は手動ではなく全自動式がおすすめです。テントの設営は初心者では難しく、かなりの時間を要してしまいます。こうした点も考慮して選ぶとよいでしょう。
まずはルーフテントを取りつけられるかを確認
キャンプ/釣りライター
キャリアの耐荷重を忘れずに
ルーフテントは車の屋根につけるキャリアに乗せるような形で設営します。一般的な2本のレールに2本のステーでもよいですが、人の重さを分散させるためにステーを多くしたり、フラットキャリアと併用するのがよいです。
また、そもそもテント本体が乗せられないといけないので、キャリアの耐荷重はとても重要です。事前によく確認し、さらに人が何人乗るかを考えてしっかりした製品をつけるようにしてください。
駐車場の高さ制限には要注意
マンションなど、機械式の立体駐車場を利用している方は、設置後の車高に十分注意しましょう。念願のルーフテントを購入し取り付けたものの、高さ制限で駐車場にとめられないなんてことがあったら一大事です。
特にSUVやミニバン、ジープタイプなど車両などは、もともとの車高が高いため注意が必要です。購入する前にそのメーカーや、取り付け工事をしてくれる業者にあらかじめ相談しておくのも手です。
ルーフテントの耐水圧もよく確認
キャンプ中に雨が降ってきてしまうことはしばしばあります。そのため、ルーフテントの耐水圧をチェックしておくようにしましょう。ただ、ルーフテントの場合、通常のテントと違いあらかじめ耐水圧が高めのものが多く販売されているのでそこまで神経質になる必要はありません。
あくまで目安ですが、1000~1500mmの耐水圧のものを選んでおくと無難でしょう。
タープなどルーフテントのオプションもチェック
キャンプ/釣りライター
車上泊のためのギアなので、ルーフテントを使うときはおのずと車の近くで焚き火をしたり調理をしたりすることになります。
車本体につけるタープや、もう一室追加するアネックスなど、オプション類もチェックしておくとよいです。すぐに必要になるものではありませんが、拡張性が高ければ後々使いやすくしていく楽しみも増えます。
ルーフテントのおすすめ2選(シェル型) ソロだけじゃない大きいサイズも!

WILD GEAR(ワイルドギア)『チルトアッパー』

出典:Yahoo!ショッピング
テントのタイプ | シェル型 |
---|---|
収納時サイズ | 215×130×30cm |
設営時サイズ | 215×130×145cm |
本体重量 | 50kg |
耐荷重 | 300kg |
宿泊可能人数 | 大人2名+子供1名 |
CampGear『ルーフテント』


















出典:Amazon
テントのタイプ | シェル型 |
---|---|
収納時サイズ | - |
設営時サイズ | - |
本体重量 | - |
耐荷重 | 75kg |
宿泊可能人数 | 4名 |
紹介したルーフテントの選び方のポイントをふまえて、キャンプライターの中山一弘さんと編集部が選んだおすすめ商品をタイプ別に紹介します。
ルーフテントのおすすめ2選(タワー型) 軽自動車にも設置可能なモデルも!

Hewflit『ルーフテント』


















出典:Amazon
テントのタイプ | タワー型 |
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収納時サイズ | 約215×130×37cm |
設営時サイズ | 約210×125×95cm |
本体重量 | 約67kg |
耐荷重 | テント:約400kg、ルーフキャリア:約200kg |
宿泊可能人数 | - |
WILD GEAR(ワイルドギア)『ライズアッパー』

出典:Yahoo!ショッピング
テントのタイプ | タワー型 |
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収納時サイズ | 130×215×30cm |
設営時サイズ | 130×215×105cm |
本体重量 | 50kg |
耐荷重 | 300kg |
宿泊可能人数 | 大人2名+子供1名 |
ルーフテントのおすすめ4選(テント型) 初心者に最適な入門モデルも!

Smittybilt(スミッティビルト)『オーバーランダーテント』
















出典:Amazon
テントのタイプ | テント型 |
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収納時サイズ | 120×140×30cm |
設営時サイズ | 241×142×130cm |
本体重量 | 59.8kg |
耐荷重 | 300kg |
宿泊可能人数 | 大人2~3人 |

YAKIMA(ヤキマ)『スカイライズ ポーラーテント』












出典:Amazon
テントのタイプ | テント型 |
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収納時サイズ | 142×122×30cm |
設営時サイズ | 142×243×122cm |
本体重量 | 約52kg |
耐荷重 | - |
宿泊可能人数 | 大人2~3名 |

iKamper(アイキャンパー)『スカイキャンプ 2.0』






出典:楽天市場
テントのタイプ | テント型 |
---|---|
収納時サイズ | 138×218×32cm |
設営時サイズ | 210×218×110cm |
本体重量 | 73kg |
耐荷重 | - |
宿泊可能人数 | 大人2~3名 |
YAKIMA(ヤキマ)『スカイライズテント スモール』


















出典:Amazon
テントのタイプ | テント型 |
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収納時サイズ | 106×122×30cm |
設営時サイズ | 213×122×106cm |
本体重量 | 約43kg |
耐荷重 | - |
宿泊可能人数 | - |
ルーフテントで車上泊を行う場所が問題ないか キャンプライターのアドバイス
キャンプ/釣りライター
道の駅などはよく確認して
ルーフテントは車中泊と違って、かなり快適に寝泊まりできるギアです。ただし、車の近くにラダーを配置しなくてはいけなかったり、そもそも大きく張り出したりするため、車中泊でよく使われるような道の駅やサービスエリアでの使用がむずかしい面もあるので、宿泊地は充分吟味(ぎんみ)しなくてはなりません。
オートキャンプ場なら問題ありませんし、トイレなどもあるので安心。トラブルにならないよう、注意しながら車上泊を楽しんでください。
「テント」全般をお探しの方は、こちらの記事もどうぞ
キャンプを知り尽くしたマイナビおすすめナビのエキスパート5人がタイプ別、用途別、使用人数別に選び方と特選テント、併用アイテムを36個、さまざまな角度からどのように選ぶのがよいかをしっかりご紹介します。
ルーフテントと一緒に持っておきたい便利グッズ3選 【関連商品】
せっかくなら車上泊を思いっきり楽しみたいですよね。ルーフテントと一緒にそろえれば、キャンプがもっと快適に過ごせるようになる、そんなアイテムをご紹介します。
Smittybilt(スミッティビルト)『ルーフテントANNEX(アネックス)』

出典:Amazon
テントのタイプ | - |
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収納時サイズ | |
設営時サイズ | 200×178×221cm |
本体重量 | 4.54㎏ |
耐荷重 | - |
宿泊可能人数 | - |
KingCamp(キングキャンプ)『カーサイドタープ (KT3086)』














出典:Amazon
テントのタイプ | - |
---|---|
収納時サイズ | 60×15×15cm |
設営時サイズ | 215×315cm |
本体重量 | 4.4kg |
耐荷重 | - |
宿泊可能人数 | - |
FIELDOOR(フィールドア)『レジャーテーブル セット』


















出典:Amazon
テントのタイプ | - |
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収納時サイズ | 90×33×10cm |
設営時サイズ | テーブル:90×66×70cm、ベンチ:87×25×40cm |
本体重量 | 9.6kg |
耐荷重 | テーブル : 50kg、 ベンチ : 160kg |
宿泊可能人数 | - |
「ルーフテント」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ルーフテントの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのルーフテントの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ルーフテントについてのポイントをおさらい まとめ
1)利用人数に応じて3つのタイプから選ぶ
2)まずはルーフテントを取りつけられるかを確認
3)駐車場の高さ制限には要注意
4)ルーフテントの耐水圧もよく確認
5)タープなどルーフテントのオプションもチェック
ルーフテントはオートキャンプ愛好家にはあこがれのアイテム。ほかのアイテムを組み合わせることで自家用車を中心としたテントサイトを構築するのも楽しいですね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/11/19 コンテンツ追加と修正のため、記事を更新しました。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部 大熊武士)
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。 ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。 今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。 キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。