撮影ボックスとは?どんな効果があるの?
写真を綺麗に撮影するためのポイントはいくつかありますが、特に重要となるのは光。撮影ボックスは、箱の上部に照明がついており、被写体の写真を撮る際、ライトで照らし影を作らず綺麗に写すためのアイテムです。
小型で折りたためる、持ち運びに便利なタイプものが中心ですが、プロの写真家が使用する大型のものなども販売されており、各商品に様々な特徴があります。
撮影ボックスの使い方
撮影ボックスの使い方はとても簡単。ボックスを組み立てて証明などのスイッチを入れて撮影するだけです。
より綺麗に撮影したいのであれば、外からの光の影響を受けないように外を暗くしておくようにしましょう。
撮影ボックスの選び方
それでは、撮影ボックスを選ぶ際のチェックポイントをご紹介します。ポイントは下記。
【1】サイズ
【2】光の量
【3】背景のカラーパターン
【4】ディフューザーの有無
【5】対応する撮影アングル
上記のポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】サイズをチェック
撮影ボックスにはいくつか種類がありますが、選ぶ際に一番気をつけたいのが「サイズ」です。迷ったときにはワンサイズ上のものを選んでおけば間違いがありませんが、本項では選ぶ際のサイズの目安をご紹介いたします。
小〜中型(40〜50cm角)|フィギュアなどの小さいもの向け
アクセサリーやフィギュアやスマホといった小さめのものを撮影するのであれば、40〜50cm角ほどのコンパクトな撮影ボックスがおすすめです。
サイズが大きすぎると邪魔になりますし、対象物に光りを当てにくくなってしまいます。より小さなもののみを撮影するのであれば25cm角程度のサイズのものでも十分です。撮影の対象物がちょうど収まるくらいのサイズのものを選ぶと使いやすいでしょう。
中〜大型(50〜70cm角以上)|バッグや靴など大きいもの向け
バッグや服、靴などのある程度の大きさのあるものを撮影するのであれば50〜70cm角以上のものがおすすめです。
特に靴などはより小さなボックスにも収まりますが、あまりにもギリギリのサイズになるとちょっと不自然な写真となってしまうケースもあります。なので、少し余裕のあるボックスを選びましょう。また、バッグなどもサイズに余裕があった方が角度などを変更しやすくなりますので、撮影のバリエーションを増やすことができます。
通勤用バッグや靴、家庭用ゲーム機、ぬいぐるみなど大きめサイズのものの撮影には70cm角以上の撮影ボックスを用意するのがおすすめです。
【2】光量をチェック
明るさは撮影ボックスを選ぶ上でとても重要なポイントのひとつです。当然明るいものほどしっかりと対象物に光を当てることができます。
とはいえ、あまりにも明るすぎると使いにくい可能性がありますので、できればスイッチなどで明るさを調整できるものを選ぶのがおすすめです。一般的に明るさはルーメンという単位で表記されます。その数字が大きいほど明るいということになります。
照明の有無もチェック!
照明の有無
撮影ボックスは、種類により照明が付属するものとしないものがあります。照明が付属している撮影ボックスは、内部にLEDライトなどが搭載されていてモバイルバッテリーやコンセントなどで手軽に電源供給ができるものがほとんどです。とにかく被写体に対して均一に光を当てたい場合は、このタイプが確実です。
一方、照明が付属していない撮影ボックスは照明を準備するわずらわしさはありますが、自分好みの光を演出できるメリットが。デスクライトやストロボなどを外側から当てることで、ワンランク上の撮影がおこなえます。
【3】背景のカラーをチェック
背景も写真の仕上がりに大きく影響します。そこで、背景のカラーパターンもしっかりとチェックしておきましょう。
撮影ボックスの種類によっては複数の色の背景が用意されています。そのバリエーションが多いほどにさまざまな写真を撮影可能です。背景のパネルなどが付属していない場合は、別で用意する必要がありますので注意してください。
【4】ディフューザーがあるかチェック
ディフューザーとは、ストロボなどの前にとりつけて光を和らげ、ふんわりとした印象の撮影がおこなえるアクセサリー。
撮影するうえで必須というわけではありませんが、より写真の仕上がりにこだわるのであればディフューザーつきのものがおすすめですよ。
【5】対応アングルをチェック
アングルによって写真の印象は大きく変わるものです。一般的な撮影ボックスは上から光を照らして、横のアングルから撮影するというスタイルのものが一般的です。
しかし、マルチアングルに対応したものであればさまざまなアングルからの撮影が可能となります。残念ながらマルチアングルに対応した撮影ボックスはそれほど多くはありませんが、アングルにもこだわって撮影を行いたい方はチェックしてみましょう。
カメラマンからのアドバイス
自分の用途に合わせて複数持っているとベター
ひと口に撮影ボックスといっても、種類はさまざま。選ぶ際は自分がなにを撮影するのか、持ち運ぶことがあるのか、別途照明を使うのかなどによって適した撮影ボックスは変わってきます。
とにかく手軽に撮りたいのなら照明が内蔵されたものを、ライティングにこだわるなら透過性の布を使ったものを、出張撮影などで持ち運び重視ならばセッティングに時間がかからず収納時にコンパクトになるものを、というように用途にあわせて複数使い分けると、より写真のクオリティが上がるでしょう。
もし1台だけ選ぶのならば、大きめのサイズのものを選んでおけば長く使えます。
撮影ボックスのおすすめ商品はコチラ!
ここまでに紹介した選び方をふまえておすすめの撮影ボックスをご紹介します。サイズ別にご紹介するので参考にしてください。
▼おすすめ4選|小型〜中型サイズ
▼おすすめ5選|中型〜大型サイズ
▼おすすめ4選|小型〜中型サイズ
それでは早速、撮影ボックスのおすすめ商品をご紹介いたします。まずは、60cm以下の小型〜中型サイズの商品です。ぜひ参考にしてください。
小型のアクセサリーなどの撮影にぴったり
24×23×22cmと小型の撮影ボックスです。組み立て式で、使用しないときはコンパクトに収納できます。
撮影ボックスの上部にUSB給電で使用できるLEDライトが搭載されているので、被写体を明るく照らすことが可能。これ1台あれば、小物撮影がスムーズにおこなえます。
天井部分にも撮影窓があるので、上から見た姿を撮影したい人におすすめですよ。
多彩な撮影に対応のマルチタイプ
単に被写体に光を当てることができるのみでなく、光の強さや色調なども調整することができるタイプの撮影ボックスとなっています。なので、さまざまな被写体に対応可能です。また、マルチアングル撮影も可能となっていますので、撮影時にアングルにもしっかりとこだわりたい方も満足することができるでしょう。いろんな撮影に挑戦してみたい方におすすめです。
エツミ『ドームスタジオネオ Sサイズ(VE-6822)』
Emart『40CM大型 写真用ライトボックス』
▼おすすめ5選|中型〜大型サイズ
続いては、50〜60cm以上の小型〜中型サイズの商品です。こちらもぜひ参考にしてください。
8,000ルーメンの明るいLEDライト付き
約60cm四方と、余裕ある撮影ができる撮影ボックス。丈の長いロングブーツや大きめのフィギュア、一升瓶やワインなどといった高さのある商品でも対応可能です。
LEDライトは39灯×4、明るさは8,000ルーメンあるので、別途照明器具やフラッシュを使う必要がありません。手元にスイッチも搭載しています。
シンプルで使いやすい定番撮影ボックス
透過性のある布を使用した撮影ボックス。同じシリーズにサイズが30cm、45cm、90cmのものも用意されているので、自分の用途にあわせたサイズを選ぶこともできます。組み立てて背景布をたらし商品を置けば、外光が均一に商品に当たるためやわらかいライティングが可能。
また、別途ライトやストロボを使い外側から光を当てることで、陰影をつけた立体的なライティングもできます。さまざまなライティングに対応しているため初心者からプロまで幅広い人におすすめです。
SAMTIAN(サムティアン)『撮影ボックス 60×60×60cm』
大きめのものも撮影できる大型サイズ
ある程度の高さや幅のあるものであっても撮影しやすい60cm角タイプの撮影ボックスです。内部はかなり広めですが照明の明るさは3400ルーメンと十分なので、しっかりと内部を照らすことができます。
また、調光も無段階に行うことができますので、対象物によって明るさを自由に調整可能です。マルチアングル撮影にも対応していますので、アングルにこだわりたい方にもおすすめです。
「撮影ボックス」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 撮影ボックスの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの撮影ボックスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
撮影ボックスに関連する記事のご紹介
まとめ
景色とはちがい、ものの撮影は案外難しいものです。なかなか綺麗な写真を撮影することができずに悩みになっているという方も多いでしょう。
撮影ボックスがあれば、被写体にしっかりと光を当てることができますので、綺麗な写真を撮影可能です。また、部屋の中のものが映り込むといった心配もありません。
とはいえ、撮影ボックスにもさまざまなものがありますのでサイズや機能などが用途に合ったものを選ぶことが大切です。今回ご紹介したポイントをチェックしながら選んでみましょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
1971年生まれ。國學院大學文学部文学科卒。編集プロダクション所属後、1999年独立。以後フリーランスとなり、デジタルガジェット系からビジネス系、エンタメ系の雑誌、書籍、Webメディアなどで幅広く取材・執筆・撮影を行っている。