調味料・スパイスラックの選び方 おしゃれに収納!
ここからは、調味料・スパイスラックを選ぶときのポイントをご紹介。キッチンがすっきり見える商品を探してみましょう。
ポイントは下記の通り。
【1】置き方のタイプ
【2】見せる収納 or 隠す収納
【3】取り出しやすさ
【4】耐荷重
【5】素材や色
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】置き方で選ぼう
キッチンは収納スペースが限られているので、調味料置き場がないというご家庭も多いでしょう。スパイスラックは「スタンドタイプ」「マグネットタイプ」「吊り下げ、突っ張り棒タイプ」とさまざまな種類があります。
安定感がある「スタンドタイプ」
キッチンの開いたスペースに置いてスパイスを収納できるのがスタンドタイプ。安定感があり持ち運びやすいところが魅力です。
デザインがおしゃれなものは、キッチン台の上にインテリアとして置くのにぴったり。また、シンク下のデッドスペースなどを有効活用することもできます。
金属面に設置できる「マグネットタイプ」
磁力を利用して、スパイスラックごと冷蔵庫や金属の壁に貼りつけるマグネットタイプ。吊り下げタイプと同じく、空間を活用できるのが魅力です。壁面や換気扇、冷蔵庫などにくっつけて使うことができ、好きな高さに設置できるので、調理中でもスムーズに手が届きます。
マグネットタイプは、あまり重い物を入れられないのがデメリット。購入前に耐荷重のチェックを忘れないようにしましょう。
空間を活用する「吊り下げ・突っ張り棒タイプ」
上から吊り下げるタイプのスパイスラックは、キッチンにあまり空きスペースがない場合にも便利です。空間を活用することで、調理スペースを広く確保することができます。
レンジフードに引っ掛けるタイプや、戸棚に取りつけるタイプなど、商品によって設置方法が異なるので、きちんと確認してから購入するようにしましょう。「突っ張り棒タイプ」は、キッチンが狭くても壁面に突っ張って収納スペースを作ることができますよ。
【2】「見せる収納」「隠す収納」のどちらにするか
収納には「見せる収納」と「隠す収納」があります。見せる収納はすぐに取り出すことができるので、頻繁に使う生活用品の収納に向いていて、キッチンで既存の収納スペースがない場合にもおすすめです。しかし、常に出しっぱなしの状態なのでほこりをかぶりやすく、掃除に少し手間がかかります。
隠す収納は使用するたびに取り出す手間があるので、頻繁に使用しないものの収納に向いています。また、ほこりなどの心配がないので掃除の手間が省けるうれしいメリットも。
あらかじめタイプを検討しておくと選びやすいでしょう。
【3】取り出しやすさをチェック
スパイスラックの奥行きが深すぎると、奥のほうになにが入っているか見えないので、確認にも取り出しにも手間がかかってしまいます。使いやすさを重視するなら、ひと目で全体を確認できる奥行きのものが便利です。
手持ちのスパイスの数がそんなに多くなければ、横1列で収納できるスパイスラックを選ぶのもいいでしょう。
【4】耐荷重をチェック
吊り下げタイプやマグネットタイプの場合は、重い瓶などを置くと落下する恐れがあります。必ず商品の耐荷重を確認して、乗せたい調味料やスパイスの重さに耐えられるものかどうかあらかじめ把握しておきましょう。
できるだけ耐荷重に余裕があるものを選ぶと後から調味料・スパイスを追加しやすくなり便利です。
【5】インテリアに合わせた素材や色を選ぶ
壁面に設置できるスパイスラックを選ぶときは、設置場所の色と同色または似た色を選ぶと一体感が生まれてすっきりとみえます。
冷蔵庫などにマグネット式スパイスラックを設置する場合、ステンレス製を選ぶと金属製で統一されて洗練した印象を与えます。中に入れたスパイスの色も引き立てるので見た目もきれいです。インテリアにこだわりがあれば、色や素材に注目して選んでみてくださいね。
調味料・スパイスラックおすすめ13選 ニトリ、イケア、山崎実業など人気メーカーも!
ここまでの調味料・スパイスラックの選び方のポイントをふまえて、整理収納アドバイザーの岩佐弥生さんと編集部のおすすめ商品をタイプ別にご紹介します。
▼調味料・スパイスラックおすすめ2選【突っ張り】
まずは、収納力が高くて賃貸でも設置できる突っ張りタイプの商品からご紹介!

「湿気が気になる場所」にもおすすめ!
わずかなスペースを有効活用できるのが、こちらのキッチンラックです。ステンレス製でサビに強く、窓際や水まわりにもおくことができます。汚れたら水洗いをしていつでも清潔に保てるのはうれしいですね。
ラックの高さは自由に調整が可能。スパイス瓶やツール、カトラリーなどの高さに合わせて幅広く活用できます。鍛冶技術で有名な新潟県の燕三条製造なので、質の高さも安心できるポイントです。設置に工具は不要。賃貸でもお使いいただけます。

突っ張りタイプで「壁面空間」を賢く活用!
収納スペースがないとシンク回りに調理中の鍋や食器、調味料などを置くことになり、調理スペースが足りないほどモノで埋め尽くされてしまいます。そのようなイライラした状態を解消してくれるのが、こちらの突っ張り式のラックです。
狭いキッチンでも壁面を有効活用して収納を作り出します。同シリーズの引っ掛けるハンガータイプやバスケットタイプなど、収納に合わせて設置すれば統一感が生まれておしゃれです。
2017年の「グッドデザイン賞」を受賞しており、日本の突っ張り式収納のトップメーカーが企画・デザインしているので品質もお墨つきです。
▼調味料・スパイスラックおすすめ2選【マグネット】
続いては、マグネットタイプのおすすめ商品をご紹介します。
シンプルなデザインでベストセラーのスパイスラック
スパイス瓶を入れ替えずにそのままのせられるマグネットタイプのスパイスラックは品質に定評のある山崎実業製品。スタイリッシュなデザインが人気の「towerシリーズ」は機能性の高いアイテムが豊富です。
マグネットタイプなので、取り出しやすい位置にくっつけておくことができます。カラーはホワイトとブラックの2色。長く使い続けることができそうですね。
金属の壁面にスパイスを「魅せて」収納!
IKEAの『小物入れ3ピース 201.763.76』は、スパイスラック代わりに使えます。
裏には強力磁石がついていて落下の心配もなく、蓋は透明で、入れたスパイスの残量がすぐにわかるので便利です。
突っ張り式やラックタイプの設置がむずかしくても、この商品なら多くのご家庭にある冷蔵庫をスパイスラックのように使うことができます。IKEAのGRUNDTALシリーズと組み合わせて使えば、統一感のあるキッチンインテリアを楽しめます。
▼調味料・スパイスラックおすすめ3選【木製】
ここでは、木製のスパイスラックをご紹介します。
無垢材を使用したナチュラルな質感
天然木を使用した、温かみのある素材感のスパイスラック。木目の風合いやナチュラルな色をより引き出すために、オイル塗装を施しています。
3段に分かれているので、サイズの違うボトルもすっきり収納することができます。観葉植物などもあわせて飾れば、キッチンがカフェのような雰囲気に生まれ変わります。

使えば使うほど味が出る!木製ラック
ナチュラルインテリアが好きな人におすすめのスパイスラックです。家具職人さんによって、ひとつひとつ丁寧に作られています。贅沢な天然木のラックなのに価格はリーズナブル! スパイスラックとしてはもちろん、キッチンで使う小物にも活用できます。
こちらのスパイスラックは、カラーやくりぬきのバリエーションを選んで自分好みにカスタムすることが可能です。
天然素材は経年で味わいが増してくるので、ケミカル製品にはない楽しみがあり、長く愛用することができます。
ディスプレイを楽しめる可愛さが魅力
温かみのある天然木に柔らかなカーブで、キッチンを優しく演出してくれるスパイスラック。シンプルな2段収納で、普段の調理に必要なスパイスを並べ手軽に使用できます。オープン設計でスパイスが見やすく、落下防止の返しがあるので安心。
奥行きが浅く場所を取らないため、調理に便利な場所を選んで手軽に設置できます。カントリー調のデザインは、スパイスだけでなく観葉植物のミニプランターなどを並べるなど、お洒落にディスプレイするのもおすすめです。
▼調味料・スパイスラックおすすめ5選【ステンレスなど】
ここでは、ステンレスやスチール製のスパイスラックをご紹介。人気の山崎実業の商品もあります!
シンプルでスリム!スタイリッシュなスパイスラック
ステンレスの扉がキッチン周りをスッキリと見せてくれて、中の調味料をホコリから守ってくれます。扉はフラップ式。片手で軽く開閉でき、開けた状態で固定できるので出し入れがスムーズです。ステンレス製のため、油ハネや水垢など汚れが着きにくくお手入れが簡単です。
取っ手付きのポットはスプーン付きなので、砂糖や塩を入れ使用します。扉はラック内に収納されるので、ラック上部にもボトルや缶を置けます。付属のマグネットとフックは、側面に鍋つかみなどの小物を掛けられ便利です。
たっぷりの調味料もスッキリ収納
上段・中断・下段の3つの収納スペースがあって、スパイスや砂糖・塩などの調味料容器をすっきりまとめられるスパイスラックです。
各段には滑り止めが付いているので、小さなスパイスボトルを置いても安定感があります。奥行きがスリムなので、シンク下やコンロ横などの収納にもぴったりです。
コンロ周りのお手入れをラクにするアイテム
コンロ奥のスキマにはめて使えるスパイスラック。コンロ奥のスキマに油や食材が落ちるのを防いでお手入れを簡単にしてくれます。両サイドにはガスホースを通す穴がついているので、スッキリした見た目に。
コンロ横などに使っておしゃれに見せる収納をすることもできます。
調理中にサッと手が届く!
適度に感覚のある3段の棚で細かなスパイスからオイルなどの背が高いボトルまで収納が可能です。それぞれの棚にはシリコンマットが付いているので、取り出しや片付けの際に滑る心配がなく、お手入れも簡単にできます。
本体はレンジフードの折り返し部分にネジで固定するので、落下の心配がなく場所を取りません。ラックの角はキャップで保護されているため、壁面に傷を付けることなく設置できます。レンジ前に設置するタイプは、調理の際に手が届きやすく便利なのでおすすめです。
ネジか粘着フックで留めるだけ!
1段が4個のセットになったスパイスラックなので、まとめて設置しても使い勝手の良い場所にバラバラにセットしても使えます。304ステンレスは高品質で耐久性に優れているので、錆びにくく水周りでの設置も可能です。
取り付けは特殊な粘着剤を使用したフックとネジ釘の2タイプで、接地面の材質に合わせて選べます。ストッパーがスリムなのでスパイスが見分けやすいのも便利。棚の底部分も落下を防止するデザインで安心です。シンプルでスタイリッシュなデザインで、どんなスタイルのキッチンにも馴染みます。
「スパイスラック」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スパイスラックの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのスパイスラックの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
収納は「地震対策」もしっかりと 突然に備えて!
収納を選ぶときにスパイス瓶を並べて収納した場合、万が一地震が起きたときに倒れてくる危険性も考えておかなくてはいけません。「実際に私が東日本大震災で経験したことから、あらゆる収納で「地震対策」をふまえて選んでほしいと思っている」と、整理収納アドバイザーの岩佐弥生さんは言います。
ガラス瓶などは落ちてくると割れてケガをしてしまいます。割れると危険な瓶類やガラス製品は表に出さないようにしたり、ストッパーや落下防止バーがついていたりする工夫が施されているものを選びましょう。
スパイスや調味料をおしゃれにスッキリ見せるコツ
スパイスや調味料はさまざまな形状の容器に入っています。そのままスパイスラックに置いて収納することもできますが、統一したボトルや容器に入れ替えて収納すれば、さらにすっきりと魅せることができるでしょう。
この方法は市販の容器が使いにくい場合でも大丈夫です。ただし、スパイスの形状によっては、同じ容器で統一できないケースもあります。あらかじめどのスパイスを入れるのか決めておきましょう。
食材をおしゃれに保存するアイテムをご紹介! 【関連記事】
整理収納アドバイザーからのメッセージ スパイスラック選びに迷ったら!
スパイスラックはサッと使えるかがポイント!
スパイスラックは、大きいサイズを選べば便利というわけではありません。奥行がありすぎると奥のスパイスが取り出しにくくなるため、使い勝手が悪くなることもあるのです。
コンパクトでも、取り出しやすく戻しやすいラックが本当に便利なスパイスラックになります。また、キッチンに収納スペースが作れなくても、マグネットタイプで新たな収納スペースを作ることもできます。
自分のキッチンに合うラックを選ぶことで、毎日快適に調理できるようになるでしょう。
デザインと実用性を兼ねたスパイスラックを選ぼう いかがでしたか?
整理収納アドバイザーの岩佐弥生さんへの取材をもとに、スパイスラックを選ぶときのポイントとおすすめのスパイスラックをご紹介しました。賃貸のキッチンは狭いうえに収納が少ないことが多いので、使いにくさを感じている人も多いでしょう。
スパイスラックを選ぶなら、デザインはもちろん、実用性も兼ねたタイプがいいですね。岩佐弥生さんのアドバイスのように置き場所や掃除のしやすさに注意して自分にぴったりのスパイスラックを選んでみてくださいね。
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整理収納作業をはじめ、キッチンショールームでの収納コーディネート、収納セミナー講師、企業の収納コンサルタントなど幅広く活躍。 喋る仕事もしていることから、収納セミナーは分かりやすく聞きやすいと好評。また、お片づけが好きになる!「収納ラベル」もプロデュースしている。