ぶどうジュースとは?
ポリフェノールたっぷりのぶどうからつくられるジュースです。ぶどうポリフェノールには、抗酸化作用やおなかの調子を整える働きがあります。おいしいだけでなく、体にもよい飲みものを飲みたい人にぴったりです。
ただし、「健康効果が期待できておいしい」魅力的なジュースですが、カロリーが高めのものが多いので、飲み過ぎには気をつけましょう。
ぶどうジュースの選び方
ポリフェノールの健康効果が期待できるおいしい飲み物「ぶどうジュース」。コンビニやスーパーで買えるものや、通販で買えるものなど、さまざま販売されています。料理のアレンジにも活用でき、プレゼントにもおすすめです。
この記事は、栄養士の玉利紗綾香さんに、ぶどうジュースを選ぶときのポイントを解説していただきました。ぶどうジュースの種類や品種による味の違いを知って、ぜひ商品選びに役立ててくださいね。
ポイントは下記。
【1】製法から選ぶ
【2】ぶどうの品種で選ぶ
【3】成分表示をしっかりチェックする
【4】ワインメーカーのジュースにも注目
【5】ぶどうの名産地のジュースも人気!
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】製法から選ぶ
製法によって味わいにも違いが生まれます。「濃縮還元タイプ」と「ストレートタイプ」のふた通りの製法の違いを押さえて、ご家族のスタイルに合った方を選択しましょう。
果汁を水で薄めた「濃縮還元タイプ」
濃縮還元は、果汁の水分を抜いてペーストにし水を加えて戻す方法で作られています。原料のぶどうは海外産が多く、ペーストにして輸送しているケースが多いです。果汁100%ジュースも濃縮還元タイプになります。
果物の美味しさそのままの「ストレートタイプ」
濃縮還元の商品よりも値段が高めです。果物から絞った果汁を低温殺菌した後にパックや瓶に詰められたものです。水などで薄められていないので100%果物の美味しさを感じられます。お値段は高めですが、ぶどうそのままの味を感じられます。子供に飲ませるときにも安心です。
【2】ぶどうの品種で選ぶ
ぶどうジュースの味わいは、品種によっても異なります。ぶどうジュースを選ぶときは、品種にもこだわってみましょう。
濃厚さを求めるなら「赤ぶどう」
ぶどうの品種はとても多く、世界には1万種以上のぶどうが存在するといわれています。赤ぶどうジュースと白ぶどうジュースだと、赤ぶどうジュースの方が流通量が多いです。
商品化されている赤ぶどうジュースのなかで多く使われている品種は、「コンコードグレープ」です。
酸味を楽しむなら「白ぶどう」を
白ぶどうは、糖度が高い赤ぶどうに比べると、酸味が強い特徴を持っています。さっぱりとした後味があります。
白ぶどうジュースでよく使われるのが「ナイアガラ」という品種です。甘味が高いけどすっきりとした味わい、特有の香りが特徴です。
【3】成分表示をしっかりチェックする
ぶどうジュースを選ぶときは、ラベルの成分表示をしっかりチェックしましょう。
こだわり派は「無添加」か確認する
健康志向で糖分が気になる人、なるべく安心して飲みたいと思っている人は、無添加のものや糖分が配合されているか確認しましょう。果汁と記載があっても、砂糖が入って甘みが足されているものもあります。
また、消費期限をのばすための添加物が配合されているものもあるので、表記をきちんと確認するようにしましょう。
原材料表示欄で「果汁のパーセント」もチェックする
裏面の表示やパッケージには、ジュースの種類、果汁のパーセンテージが記載されています。「ジュース」と表記できるものは、農林水産省の果実飲料品質表示基準において果実100%のものだけと決まっています。それ以外の果汁10%以上、100%未満の商品については原材料表示欄をぜひ確認してみてくださいね。
果汁のパーセンテージが高いほど濃厚で、ぶどう本来の味をお楽しみいただけますよ。
【4】ワインメーカーのジュースにも注目
ワインメーカーがつくっているぶどうジュースもあります。ぶどうジュースを選ぶときは、メーカーにも注目してみましょう。
ワイン用のぶどうは「ポリフェノール」が多い
ワイン醸造用のぶどうを使った100%果汁のぶどうジュースは、ポリフェノールも多く含み、美容や健康にも最適です。炭酸割りにしてスパークリングのように飲むのもおいしいですよ。
味わいも深いので、市販のぶどうジュースと比べてみてもいいですね。
ワイン風味が味わえる「ノンアルコールワイン」
ワイナリーでつくられたぶどうジュースには、ノンアルコールワインの位置づけのものもあります。ワイナリーがワイン醸造前のぶどうを使って、こだわってつくられたジュースが多いのが特徴です。
ノンアルコールと分類されている物の微量のアルコールが含まれているタイプもあるので、注意して選びましょう。
【5】ぶどうの名産地のジュースも人気!
ぶどうの名産地といえば、日本のぶどうの収穫量の多くを占めている山梨県や長野県が有名。もちろんぶどう農家が多いので、ぶどうジュースを加工しているところも多いです。
また、ぶどうの品種も高品質なものが多く、デラウェアやピオーネなどの高級ぶどうをジュースにしていることもあるのでチェックしてみてください。
ぶどうジュースおすすめ14選
選び方のポイントをふまえて、ぶどうジュースのおすすめ商品をご紹介します。【赤ぶどう】【白ぶどう】にわけてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
【赤ぶどう】ぶどうジュースおすすめ9選
まずは、赤ぶどうを使ったおすすめのぶどうジュースをご紹介します。濃厚さを重視したい方は、赤ぶどうジュースがぴったりです。

ぶどう本来の味が楽しめる新鮮なジュース
新鮮な長野県産コンコードぶどうを使用した、果汁100パーセントジュースです。
無添加、無着色、無加糖の、ぶどうそのものの味を楽しめる贅沢な一品です。贈り物にも適しています。
ワイナリーがつくるぶどうジュース
長野県産コンコードだけを使ってつくられたぶどうジュースです。ストレートタイプで、ぶどう本来のさわやかな酸味とほどよい甘さが感じられます。
ぶどうを知り尽くした山梨県のワイナリーがつくるぶどうジュースというだけあって、どこかワインのようなニュアンスも感じられるのがポイント。食事やスイーツと合わせて楽しみたいぶどうジュースです。
混濁タイプのぶどうジュース
収穫したコンコードぶどうをそのまま搾った、混濁タイプのぶどうジュースです。保存料・砂糖・色素などの添加物は使われていません。
コンコードは、香りのよさと甘み・酸味が適度に感じられる味わいが持ち味のぶどうです。赤ワインの原料にもなるぶどうを使った濃厚な味わいのぶどうジュースを探している人は、ぜひチェックしてみてください。

ぶどうが濃厚!だけど飲みやすい
長野県産巨峰を100%使用した、濃縮還元していないストレートジュース。日本のぶどうの主要品種・巨峰は、特有の香気を大切にし、渋さを抑えた飲みやすいジュースになっています。
アルプスのストレートジュースは、たわわに実った果実をそのまましぼってパックしたものです。自然の味そのものをお楽しみいただけます。
酸味と甘みのバランスがちょうどよい
ぶどうの知識や経験に情熱を注ぎ、産地や製法にこだわってつくられました。原材料のフランスのガイヤック産メルローは、仕上がりのバランスを考え、早摘みで収穫したものを使用しています。
香りと力強い風味が特徴で、甘みと酸味のバランスを考えて作られています。生産年によって異なる、豊かな味わいを楽しめる一品です。
※Amazonは1本、楽天市場・Yahoo!ショッピングは3本セットの価格です。


【白ぶどう】ぶどうジュースおすすめ5選
つづいて、白ぶどうを使ったおすすめのぶどうジュースをご紹介します。甘さだけでなく、酸味も楽しみたい方はこちらを見てみてくださいね。

「ぶどうジュース」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ぶどうジュースの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのぶどうジュースの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ぶどうジュースの作り方
ここからは、フレッシュなまま味わえるぶどうジュースの作り方をご紹介します!
【材料】
ぶどう
砂糖はお好みで入れても入れなくてもOK
レモン汁少々
【作り方】
水で洗ったぶどうを皮ごと鍋に入れて、弱火でコトコト煮詰めていきます。灰汁が出てきたら取り除きましょう。しばらくするとぶどうから果汁が出てきます。つぶしきれないぶどうはお玉などでやさしくつぶしながら煮詰めていきます。水分が足りないなと感じたら、少し水を足してもよいでしょう。沸騰したら火を止めて粗熱を取ります。
粗熱が取れたら、きれいな布巾などでぶどうのカスと果汁をこします。砂糖を入れる人はもう一度鍋にぶどうジュースと砂糖を入れて煮立たせます。レモン汁少々も入れれば、ぶどう果汁100%のジュースが完成です。
ぶどうジュースを使った「ゼリー」の作り方
さらに、ぶどうジュースを使った自宅でかんたんレシピをご紹介!
【材料】
ぶどうジュース...300cc
砂糖...大さじ1.5~
ゼラチン...5g
ぶどうの実...適量
ぶどうジュースと砂糖を温めたあと、火を消してからゼラチンをいれます。
粗熱を取ってから、ぶどうの実が入ったグラスにそそぎます。ゼラチンが固まるまで、よく冷やしたら完成です!
そのほかのジュースに関連する記事はこちら
ぶどうのフレッシュな味わいを楽しんで
本記事は、ぶどうジュースの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。いかがでしたか?
いつでもかんたんにフレッシュなぶどうの味わいを楽しめるのが、ぶどうジュースの魅力です。なかには、ナイヤガラやコンコードなど、ふだん食べることが少ない品種を使ったぶどうジュースもあるので、チェックしてみましょう。
ぶどうジュースはそのまま飲むだけでなく、お菓子づくりに使うこともできます。ゼラチンと混ぜるだけでかんたんにおいしいゼリーがつくれるので、ぜひチャレンジしてみてください。
商品選びに迷ったときは、記事中で紹介した選び方のポイントを参考に、商品を選んでみてくださいね!
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栄養士免許取得後、食品会社に勤務。プライベートブランド商品の開発過程に携わる。 その後、料理研究家のもとで修行後、栄養士、料理家として独立。 現在は、自身のスポーツ経験、栄養士の知識を活かし、 スポーツ専門学校でスポーツ栄養学の講師や、CM、書籍、雑誌、料理教室等を開き、多方面で活動中。