アロエベラとキダチアロエの違い
アロエの商品のなかにはアロエベラとキダチアロエ、ケープアロエのものがあります。なかでもジュースに活用されているのがアロエベラとキダチアロエ。見た目にも違うこの2種類のアロエは、それぞれ成分も生息地域も異なります。
このふたつについて違いを見ていきましょう。
アロエベラ
アロエベラは地面から直接葉が生えている、遠目には花のような形のアロエです。現在の主産地はアメリカの乾燥地帯で、大きく、根元の葉肉の厚さは3cm、幅は10cmほどのものもあります。
厚い葉肉の内部はゼリー状で、ムコ多糖類を多く含んでいます。
キダチアロエ
キダチアロエは日本でもよく見かける種類です。キダチアロエのキダチとは「木立」のこと。まるで木の幹から枝が広がるように、葉がついているところからこの名前がつきました。
アロインが多く含まれ、苦味があります。日本ではメジャーなキダチアロエですが、世界的にはめずらしく、日本と中国の一部のみで生息しているアロエです。
アロエベラの栄養成分と効果
アロエベラジュースにもいろいろありますが、試してみたい商品は見つかりそうでしょうか。飲みやすさ、栄養、コストなど、いろいろな面から自分に合ったものを選びましょう。アロエベラには多くの成分が含まれているので、よりこだわりたい方は成分にも注目してみてはいかがでしょうか。では次に、どのような成分があり、どんな働きがあるかを見てみましょう。
ムコ多糖類は肌にうれしい保水性がある
よく肌のケアにヒアルロン酸、関節にグルコサミンなどの成分が挙がりますが、これもムコ多糖類。ムコ多糖とはある条件がそろった多糖類の総称です。ネバネバしていて山芋などにも多く含まれます。
ムコ多糖類は保水性の高さがうれしいポイント。からだが若々しく保てると期待されています。日焼けのあとの肌ケアにもいいでしょう。
ミネラルやビタミン類も豊富
ミネラルやビタミンが豊富なのもアロエベラの特徴です。カリウムや鉄分、カルシウムなどのミネラル、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンEが含まれています。
なかでもビタミンEは抗酸化作用があり、年齢ケアにも役立つビタミン。さらにアミノ酸などの成分も含む豊富さがアロエベラの魅力です。
アロエベラジュースを飲むときの注意点
アロエベラの成分は取れば取るほどいいというわけではありません。たとえば、アロインは皮に含まれているため、皮を除去すればかなり減ってはいますが、それでも摂取しすぎることで、子宮収縮することがあります。
これは妊娠中の女性には流産の危険性がともなうということで、摂取には注意が必要です。また月経中の女性も、出血が激しくなる可能性もあります。少量であればよいものも、取りすぎることで害となることもあるので、気をつけておきましょう。
アロエベラジュースの選び方 管理栄養士の渡辺愛理さんに取材!
管理栄養士の渡辺愛理さんのアドバイスをもとに、アロエベラジュースの選び方を紹介します。ポイントは下記の3つ。
【1】ジュースのタイプや原材料で選ぶ
【2】産地を確認
【3】半月で飲みきれる量を購入する
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うアロエベラジュースを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
ジュースのタイプや原材料で選ぶ
原材料がアロエベラ100%の商品が望ましいですが、アロエベラジュースは青臭いため、ぶどうジュースなどが加わるなど、甘くするための甘味料が入っているものも多くあります。なかには防腐剤が入っているものもあるので選ぶ時には成分表示をしっかりチェックする必要があります。
また、ストレートで飲むタイプ以外にも、水や炭酸などで希釈するタイプ、葉肉入りで食感が楽しめるタイプもあります。お好みのアロエジュースを探してみてくださいね。
産地を確認しよう
アロエベラの原産国はアフリカ大陸です。現在ではその成分が体にいいことに着目され、世界中で栽培されています。そのため、購入時には原材料の生産国をチェックしておきましょう。
防腐剤を使わないためには、輸送が短時間であることが重要です。したがって、近隣で収穫、生産されることが、フレッシュなアロエベラジュースといえる目安になります。そう考えると、国内生産加工の商品がよいと考えられます。
半月で飲みきれる量を購入しましょう
アロエベラジュースの多くはフレッシュな生ジュース。また成分のことを考えても、早めに飲みきるほうがいいでしょう。また、開封後は冷蔵庫で保管する必要があり、あまり多くの量をまとめて買わないほうが新鮮なものを口にできます。
一度に買う量は半月で飲みきれる程度がおすすめです。スタートは30ml程度から飲みはじめるものが多いので、参考にしましょう。
管理栄養士からのアドバイス
アロエベラジュースと言っても、原材料がアロエベラだけの商品を選べばいいだけではありません。なぜなら、アロエベラ単体では青臭くて飲みにくいためです。一般的にはぶどうジュースを加えて割るなどして、味が調えられています。
また甘味料が含まれるものも多いです。なかには防腐剤が入っているものもあるので、必要以上に添加物が含まれていないかどうかにも注意が必要です。
アロエベラジュースのおすすめ8選 管理栄養士と編集部が選んだ
アロエベラの成分から体にもうれしい働きがあるといわれているアロエベラジュースを選出しました。成分や飲みやすさ、気になるアロエベラジュースをチェックしてみましょう。
『葉肉入りアロエベラ100』は、オーガニックでヨーグルトのトッピングとしても楽しめるためおすすめです。
『ハーバルアロエ コンセントレート グレープフレーバー』は、グレープ味の希釈タイプで小さめのボトル。長持ちするのもうれしいポイントです。冷蔵庫に1本入れておきたいですね。
アロエベラジュースのベストセラー
「フォーエバーリビングプロダクツ」のアロエベラジュースは、見かけることも多い人気商品。保存料、化学合成物質を使用していないナチュラル志向のアロエベラジュースです。
アロエベラ95%以上の高成分に加え、ジュースで割って飲むこともできるので、アロエベラジュース初心者にも挑戦しやすい商品です。飲みやすくしたい場合は野菜ジュースや乳酸菌飲料、はちみつなどと混ぜると飲みやすくなります。
無農薬栽培のアロエでていねいに作られたジュース
沖縄の宮古島で、無農薬で育てられたアロエを絞った100%アロエベラジュース。ジュース3本とアロエの生葉3kgのセットになります。
ジュースは、アロエベラの皮を取り除いて、栄養たっぷりの葉肉だけを絞ったもの。水は一滴も加えられていない、アロエをうんと堪能できる商品です。
アロエに含まれるニガミ成分アロインは、手仕事によって丁ていねいに取り除かれています。大人も子どもも、そのまま飲んだり、はちみつとレモンを加えて飲んだりと楽しめるうえに、生葉の葉肉をヨーグルトに入れるtなどの楽しみも!
宮古島の無農薬栽培のアロエを存分に味わってみてください。
収穫して当日加工。フレッシュな沖縄産
沖縄、今帰仁村の畑から収穫した当日に殺菌し、不良部分を除いて洗浄。低温度で水分を蒸発させて、より濃縮。新鮮なうちに加工されるアロエベラジュース。
保存料、甘味料を一切使用していない商品です。リピーターにうれしいエコパックタイプもあり、毎日続けたい人が選びたくなる商品です。国際オーガニックテクニカル協会認定の工場で作られています。

葉肉入りで食感が楽しめる国産アロエベラジュース
フレッシュなうちに流通可能な国内産のアロエベラジュース。有機JAS認定で、品質もお墨つきのオーガニックで栽培されたアロエベラを使った商品です。葉肉の3mmスライスカットが入っており、ヨーグルトのトッピングとしても楽しめます。
また、化粧水としても活用でき、保水作用で肌もすべすべに。収穫後に加工・殺菌し、品質検査、細菌検査を経て、仕上げられた鮮度の高い原液です。

飲みやすいグレープ味の希釈タイプ
グレープ味で糖質・脂質ゼロのアロエベラジュースです。希釈タイプで小さめのボトルながら、長持ちするのもうれしいポイント。毎日の習慣にぴったりです。
ハーバライフヘルスケアは栄養に関して研究を重ね、人気も高いメーカーです。アロエベラの葉肉に加えてカミツレ花エキスも入っています。日常的にヘルスメンテナンスを意識している人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
有機アロエベラがたっぷり含まれた国産素材
ペットボトルで手軽な沖縄県産のオーガニックアロエベラジュースです。有機JAS認定の畑で栽培した新鮮なアロエベラを使ったジュースは水や保存料を使っていない、自然なままのジュースです。
葉肉のつぶも皮を除去してそのまま加工。素材が生きる飲みやすさがポイントです。防腐剤を使用していないので2週間で飲みきることが推奨されています。
多くの成分を含んだ葉肉もたっぷり!
もともと海底にあったといわれる宮古島産のアロエベラで作られたアロエベラジュース。サンゴ礁のミネラルやムコ多糖体をたっぷり含んでいます。必要なものしか入れていないとメーカーが自負するほど、シンプルでありながら栄養素がたっぷりと含まれています。
つくば分析センターによって残留農薬テストもおこなうほど管理もしっかりしています。毎日飲むものなので、不安のないものがいいですね。
韓国発のアロエベラジュース
オーガニックアロエベラを使用した韓国発のドリンクです。350mlのミニボトルもあり、日常的に飲むのに便利。アロエベラ果汁の成分は高くないものの、品質はモンド・セレクション 2008、2013、2015 金賞受賞を受賞するほど。
世界各国に輸出され、かなりのシェアと人気を持っています。防腐剤や人工香味料、着色料も使っていません。
※通販サイトのリンク先は、10本セットなどのセット販売の場合があります。購入するときは数量も確認してみてくださいね。
「アロエベラジュース」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする アロエベラジュースの売れ筋をチェック
楽天市場でのアロエベラジュースの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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編集部からのひと言
過剰摂取に気をつける必要はあるものの、アロエベラにはたくさんの魅力的な成分が含まれており、ジュースとして飲むことで、さまざまな栄養素を摂取できます。よりイキイキとした毎日を過ごしたい方は分量を守って、長く飲む習慣を続けてみましょう。直接食べることが難しいアロエベラも、アロエベラジュースであれば手軽ですし、葉肉が含まれるものはヨーグルトなどの軽食として取り入れてもいいです。無理せず続けられるように毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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