中学生用英語文法参考書おすすめ10選
現役の英語教師として活躍されている田邉竜彦さんと編集部が、この後紹介する中学生用英語文法参考書の選び方のポイントをふまえたおすすめの参考書を紹介します。

授業の苦手分野の補習から入試の基礎まで活用できる
中学英文法のやりなおしに使える問題集です。be動詞からはじまり、不定詞や関係代名詞など20のユニットで構成されています。
本書は練習問題が中心の「解いて学ぶ」形式です。文法に関する説明を読んだ後に、選択問題、英作文問題、並び替え問題などを解く流れです。解答は別冊編として付属しています。
設問はオリジナル問題が中心ですが、公立校や有名私立校の過去問を使用したものもあります。不定詞の用法(名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法)が表で説明されているなど、つまずきやすい点にも配慮がなされています。授業の補習だけでなく、高校入試の基礎づくりにもおすすめの1冊です。

中学3年間の復習や音声学習にも最適な一冊
中学3年分の英文法を1冊で復習できる参考書です。「英語と日本語の違い」からはじまり、be動詞、進行形、不定詞など34のユニットで構成されています。
本書の大きな特徴はわかりやすさです。各ユニットに「ポイント」として注意点が述べられているほか、現在形と現在進行形の違いがイラストで説明されています。よくある間違いに注意しながら、英文法を復習したい方におすすめです。
英語と日本語のCDも付属しているので、音声を使った学習もできます。日常の学習から高校入試の基礎までカバーしている1冊です。

10日間で中学英文法の総復習ができる短期集中型
本書は「10日間で中学英文法をやりなおす」がテーマの参考書です。be動詞からはじまり、文の構造や会話表現など10項目を学べます。
本書を手にとって驚くのは、そのうすさです。1日分の学習量が4ページ、参考書全体で48ページとコンパクトなつくりなので、学習習慣のないお子さんでも無理せず続けられるでしょう。
英文法の要点をまとめた「出るとこギュギュッとシート」も付属しています。be動詞の用法が表で説明されるなど、読者目線の構成が印象的です。本書を1冊やりきれば、勉強への自信につながるでしょう。

先取学習にも最適なワンランク上の英文法が学べる
「基礎的な文法は理解しているので、少しレベルの高い参考書を使いたい」といった方におすすめなのが、Z会の『中学英文法 Fine』です。本書は5文型からはじまり、動詞、前置詞、受動態と14のユニットを学びます。仮定法や関係副詞など難易度の高い項目もあるため、学習の先取りにも役立ちます。
重要事項の説明ページはオールカラーでわかりやすく、中学の英文法はこれ1冊でじゅうぶんなほど学べます。一歩上の文法力を求めるお子さんにおすすめです。

ノート形式で書き込みながら入試対策ができる
本書は入試対策の基礎として、中学英語を学びなおす参考書です。文法編、単語・熟語編、会話表現の3つの章で構成されています。
本書のユニークな点は、まるでノートのようなデザインのページに、書き込みをしながら学習を進められる点です。たとえば、疑問文であれば、例文と日本語訳を読んだ後に空白の穴埋めをしてページを完成させます。
人称代名詞の使い方が表になっていたり、「talk-speak-tell」の違いが絵で説明されているなど、わかりやすさを重視した点も特徴です。文法だけでなく、単語や会話表現を学べるのも本書のメリットなので、入試対策のはじめの1冊としておすすめです。
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中学生用英語文法参考書の選び方
それでは、中学生用英語文法参考書の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】目的にあった参考書を選ぶ
【2】読みやすい参考書を選ぶ
【3】ページ数の少ない参考書を選ぶ
【4】CDや音声データダウンロード付きのものを選ぶ
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】目的にあった参考書を選ぶ 高校受験対策や定期テスト対策、苦手克服の総復習など
中学生向けの英文法の参考書は、授業の補習用から高校受験の対策用まで、さまざまな種類のものがあります。使う方にあった文法書を選ぶ大切のポイントは、学習の目的にあった本を使うことです。
たとえば、受験勉強の期間に英語を苦手だと感じたら、中学英語を総復習できる本を選ぶといいでしょう。
【2】読みやすい参考書を選ぶ サイズが大きめ、図やイラスト入りならわかりやすい
英文法の参考書は視覚的な読みやすさも重要です。単行本サイズの小さな本より、B5判と呼ばれる大きなサイズの本のほうが使いやすいでしょう。文字は黒1色よりも、赤・黒など2色で印字されているものが理想です。
また、イラストや図表といった部分も重要です。たとえば、現在形と現在進行形の違いが絵で説明されていたらわかりやすいですよね。いい参考書はこうした工夫が細部まで行き届いています。
【3】ページ数の少ない参考書を選ぶ 必要なところだけ効率よく学べる
英文法の参考書は50ページ程度のうすいものから、500ページを超える厚いものまでさまざまあります。そのなかで中学生におすすめなのは、ページ数の少ない参考書です。
ページ数の少なさは、決して内容のうすさを意味するわけではありません。むしろ、中学生向けに学習項目が取捨選択されているので、必要な箇所だけ効率よく学ぶことができます。
また、ページ数が少なければ途中で挫折する心配も少なくなります。1冊を完了する達成感を味わえば、「もっとやってみよう!」と思えるはず。やりきることは自信につながります。
【4】CDや音声データダウンロード付きのものを選ぶ リスニング力を鍛える
参考書の中には音声CDが付属するものや、音声データをダウンロードできるものなどがあります。目で見て覚えるだけでなく、耳でも聞きながら複合的に覚えていくことで、リスニング力があがるとともに英文法への理解も深まります。
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文法はすべての英語学習の基礎になる!
英文法は、英語学習にとって必要不可欠な要素です。英文法を学べば、リスニング・リーディングなどのインプット科目はもちろん、英作文・英会話などのアウトプット科目の成果にもつながります。
また英文法ができることは、英語能力を証明する場面にも役立ちます。学校の成績、高校受験、大学受験、さらには就職時のTOEICスコアの提出など、長期にわたって英語力が求められるため、ぜひとも学んでおきたいですね。
ご紹介した参考書は、すべて私が自信を持っておすすめするアイテムです。まずは1冊をやり切りましょう。英語が好きと感じられることが、成功の第一歩です。
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