フローリング掃除シートの選び方 ドライタイプやワックスタイプなどを比較!
「そうじの女王」である上原好志子さんに、フローリング掃除シートを選ぶときのポイントを5つ教えてもらいました。どんな商品を選べばいいのか悩んでいる方は、掃除のエキスパートの視点を商品選びに生かしてみてください。
ドライタイプは毎日のほこり拭きに使いやすい
そうじの女王
ほこり、髪の毛、花粉などの乾いた汚れを掃除したいときにはドライタイプを選びましょう。ドライタイプの選び方の決め手はシートの形状。クッション性のある凹凸つきのものなら、床面にしっかりあたって汚れをキャッチしてくれます。両面が使えるタイプであれば経済的でうれしいですね。
それから意外に重要なのがシートの大きさです。シートが小さくてセットしにくい、またはセットしてもすぐ外れてしまうといった経験はありませんか? 小さなトラブルですが、これが毎日となると大問題。シートは300×200mmくらいの大きさを目安にするといいですよ。
立体加工ならほこりやこまかいゴミがしっかり取れる
表面が凸凹しているなど、フローリング掃除シートに立体加工が施されたタイプなら、ほこりや床に落ちた髪の毛などをしっかり絡め取ってきれいにできます。
立体加工がされているタイプは、掃除機では取りづらいこまかな汚れもしっかり拭き取ることが可能。毎日のお掃除に使いやすく、手間をかけずかんたんに床がきれいになります。
厚みがあるシートは使い心地なめらか
手軽さに加えて使い心地にもこだわりたい方は、厚みのあるシートを選びましょう。
シートに厚みがあればすべりがよくなり、余分な力を入れずなめらかに使えます。スーッとシートをすべらせるだけで、床のほこりや髪の毛などをきれいに取れます。
フローリング掃除シートに厚みがあればワイパー本体が床にこすれず、音も静かで使いやすいです。
子どもやペットがいるなら無添加シートがぴったり
小さな子どもやペットを飼われているご家庭では、無添加のシートを選ぶとよいでしょう。
フローリング掃除シートのなかには、流動パラフィンと呼ばれる添加物が配合されているものもあります。基本的は安全性が高いものですが、小さな子どもやペットのことを考えてなるべく添加物のないものを選びたい方には、無添加のシートがぴったり。気兼ねなく掃除に使えます。
大容量タイプはコスパにすぐれる
使い心地など以上にコストを優先する方は、大容量タイプがいいでしょう。大容量タイプのフローリング掃除シートは薄いものが多く、使い心地は通常のものと比較して一歩及ばないかもしれませんが、ほこりやゴミなどをしっかりキャッチして意外に使える商品もあります。
コストを抑えつつシートを使い方なら、大容量タイプは充分に選択肢に入ります。
ウェットタイプなら汚れをしっかり落とせる
フローリングについたしつこい汚れを取りたいのなら、かんたんに水拭きできるウェットタイプが使いやすいです。
便利で使いやすいウェットタイプのフローリング掃除シートを選ぶ際、チェックしておきたいポイントをご紹介します。
そうじの女王
床がベタベタ、ざらざらしているときはウェットタイプを選びましょう。ウェットタイプを選ぶときは、含まれている成分に注目します。
フローリングが黒ずんでいるときは足裏の皮脂汚れが原因。パッケージのうらを見て、液性欄に弱アルカリ性と表示されているものなら、皮脂汚れを中和してスッキリ落とすことができます。
ハイハイ期のお子さまやペットがいるご家庭では成分欄もチェックしてください。水を電気分解した電解水や、重曹水と書かれているものが安心です。
ウェット感が続くと広範囲を掃除できる
部屋のフローリングを一度できれいに掃除したいときは、ウェット感が続くフローリング掃除シートが使いやすいです。シートを重ねることで染み出る洗浄液の量を調節できるタイプなら、ウェット感が持続できます。
ウェットタイプのフローリング掃除シートは、ウェット感がどれだけ続くのかが大事なポイント。すぐに乾いてしまっては使いづらく、最初はびっしょりなのに最後は乾いた状態だと、仕上がりにムラが生じます。ウェット感が続くものを選び、ムラなくきれいに掃除しましょう。
汚れを落とすため洗浄成分もチェック!
フローリングのうえには目に見えるほこりだけでなく、人やペットの皮脂や雑菌なども付着します。目に見えない汚れも落としたい場合は、人にやさしくや環境への負担が少ない植物由来の洗浄成分や、汚れ落としにも適したアルカリ電解水を使用した商品を使うことで、きれいに掃除できます。
フローリングのうえは素足で触れることもあるため、洗浄力の高さに加え体にやさしいものを選ぶと使いやすいです。
立体シートならゴミ取りと水拭きが一度に可能
できるだけ手間を減らして掃除したい方は、ウェットタイプの立体シートがぴったりです。掃除機をかけずにフローリング掃除シートを使っても、ほこりやこまかなゴミを取りつつ、一度に水拭きも済ませられます。なかには除菌や消臭も可能な商品もあり、手間をかけずにフローリングをきれいにできます。
ゴミ取りと水拭きを分ける必要がなくなれば掃除が楽になるだけでなく、家事の時短にもなって便利です。
ワックスタイプなら掃除と一緒につや出しもできる
フローリングにつやを出したいときは、掃除をしながらワックスがけもできるワックスタイプが便利です。フローリング掃除シートをワイパーに付けて床を掃除するだけで、ゴミや汚れを取りつつワックスがけまで済ませられます。
ワックスタイプを選ぶ際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
そうじの女王
フローリングの床にツヤがなくなってきたら、ワックスタイプの出番です。ワックスがはがれたままのフローリングはとてもデリケート。キズができやすく水分も吸収しやすい状態なので、月2回程度を目安にワックスで表面を保護してあげると、フローリングのもちがグンとよくなります。
シートにじゅうぶんなワックス液が含まれているものなら、ぬりムラやすれが起きずにきれいにぬることができますよ。ワックスタイプには多少の乾燥時間が必要ですが、5分程度で乾燥するものなら気軽に使えます。
体にやさしい成分配合の無添加タイプを選ぶ
小さな子どもやペットがいるご家庭でワックスタイプのフローリング掃除シートを使用するのなら、体にやさしい成分でできた商品を選ぶのがいいです。
ワックスタイプのシートの洗浄成分に界面活性剤や石油系原料を使っているものは選ばず、代わりに重曹や蜜蝋などを使っているもの選びましょう。無添加タイプのシートなら、気兼ねなく使えます。
樹脂タイプは速乾とつやを重視したい方にぴったり
ワックスをかけたあと、時間をかけず早めに乾かしたい方は樹脂タイプのシートが使いやすいです。早いものなら3分ほどでフローリングが乾き、つやが出せます。待ち時間が少なく便利です。
ワックスタイプのフローリング掃除シートは使いやすい商品が多く、こまめにワックスがかけられ、きれいでつやのあるフローリングが保ちやすいです。
シートがお手元のワイパーに合っているか確認
性能だけでなく、フローリング掃除シートを選ぶうえでチェックしたいのがお手元にあるワイパーに合っているかという点です。フローリング掃除シートのなかには特定のワイパーではないと取り付けられないものもあり、シートと合っていないと使いづらく性能が発揮しづらいです。
業務用のシートはサイズが大きく、普通サイズの家庭用ワイパーには使えません。そのため、お手元にあるワイパーに使えるかどうか、前もってサイズを確認してから購入しましょう。
シートのなかには、サイズが合うとどのようなワイパーにも取り付けられる共通タイプもあります。
フローリングお掃除シートの3種類の特徴を知る
そうじの女王
フローリング掃除シートには、大きく分けて3つのタイプがあります。
1つ目は乾いた汚れを取るために使う「ドライタイプ」。髪の毛やほこり、ペットの毛など乾いた汚れが水気を含むとベッタリした汚れに変化してしまい、いくら拭いても汚れが残ってしまうので、乾いた状態で取り除くのが鉄則です。
2つ目は「ウェットタイプ」。足裏の皮脂汚れや砂などを取り除くことができるウェットタイプには、シートに水分だけが含まれているものや、皮脂汚れが落ちやすいように弱アルカリ性の洗剤が含まれているものもあります。
3つ目は「ワックスタイプ」。ワックスタイプは汚れを取り除きながらフローリングを保護することができ、家庭でもかんたんにワックスをぬれます。
それぞれ特徴をとらえて、上手に使い分けましょう。
フローリング掃除シートのおすすめ10選 比較しながら家庭に合う商品を見つけよう!
ここからは、「そうじの女王」の上原好志子さんと編集部で選んだおすすめ商品を紹介します。目的や用途にあわせて、お悩みを解決してくれるフローリング掃除シートを見つけてみてくださいね。

キンチョー『サッサ ダニよけおそうじシート』














出典:Amazon
タイプ | ドライタイプ |
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シートサイズ | 約300×約200mm |
内容量 | 20枚 |

アズマ工業『重曹ウェットシートフローリング用』














出典:Amazon
タイプ | ウェットタイプ |
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シートサイズ | 約300×約200mm |
内容量 | 10枚 |

アウロ『ワックスシート』

出典:Amazon
タイプ | ワックスタイプ |
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シートサイズ | 212×309mm |
内容量 | 10枚 |

カークランドシグネチャー『ハウスホールドサーフェスワイプ』

出典:Amazon
タイプ | ウェットタイプ |
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シートサイズ | 208×248mm |
内容量 | 304枚(フレッシュエアーの香り80枚×2パック・レモンの香り・エンボス加工シート72枚×2パック) |
頑固な汚れにおすすめ、ずば抜けた洗浄力のシート
コストコ通には大人気のお掃除シート。香りは海外製品らしい、レモンとフレッシュエアーの2種類があります。サイズは208×248mmと若干小さめではありますが、市販のフローリングワイパーに、ぎりぎりセット可能です。シートを引き出すと、液剤がシートをつたってたれてくるほど、じゅうぶんに含まれています。
このお掃除シートの主成分は界面活性剤なので、汚れ落ちは最強! 焼肉など油はねが気になる料理の後の床やテーブルも、ひと拭きで油分が取り除けます。洗浄力が強いですが、一度拭きだとべたつきが残るので、二度拭きは必須です。油汚れが目立つキッチンのフローリングなど、頑固な汚れが気になるところの掃除に使いたい方にはおすすめなシートです。

コンドル『フローリング用 ウェットシートアレルファイン』

出典:Amazon
タイプ | ウェットタイプ |
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シートサイズ | 約200×約300mm |
内容量 | 20枚 |
花王『クイックルワイパー 立体吸着ドライシート』
















出典:Amazon
タイプ | ドライタイプ |
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シートサイズ | 205×285mm |
内容量 | 40枚 |
ユニ・チャーム ウェーブ『フロア用ドライシート』














出典:Amazon
タイプ | ドライタイプ |
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シートサイズ | - |
内容量 | 40枚 |
リンレイ『オール床クリーナーシート』

出典:Amazon
タイプ | ウェットタイプ |
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シートサイズ | 約260×220mm |
内容量 | 8枚 |
花王『クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート ストロング』














出典:Amazon
タイプ | ウェットタイプ |
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シートサイズ | 約205×285mm |
内容量 | 24枚 |
リンレイ『つやピカワックスシート 無香料』

出典:Amazon
タイプ | ワックスタイプ |
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シートサイズ | 約300×200mm |
内容量 | 10枚 |
「フローリング掃除シート」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする フローリング掃除シートの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのフローリング掃除シートの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そうじの女王からアドバイス!
そうじの女王
目的にあったシートを選び、交換と保管にも注意!
フローリング掃除シートはここ数年で種類が増えました。形状、成分が多岐にわたっていますが、ご自身の生活スタイルにあわせてどんな悩みを解消したいのかを考えながら選ぶといいでしょう。
ドライタイプのシートはついつい二度三度と使いまわしてしまいがちですが、ほこりのなかにはダニや雑菌が潜んでいます。せっかくシートに集めたダニや雑菌が繁殖(はんしょく)しないように、シートはこまめに交換しましょう。
ウェットタイプやワックスタイプのシートは、乾いてしまうと効果が期待できません。市販のウェットシートケースやジッパー式の保存袋に入れておくなどして、きちんと密封できるよう保管には注意しましょう。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(制作協力:yew、掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/06/21 タグの修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 中村亜紀子)
※2020/11/27 一部コンテンツ修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 水貝英斗)
日本清掃収納協会の清掃マイスター1級認定講師・片づけ収納マイスター1級認定講師。 WET特殊環境浄化媒技能士・生前整理アドバイザー・調理師免許 3000件以上の豊富な現場経験を活かし掃除コンサルト「そうじの女王」として各メディアに多数出演。 心が安らぐ片づけ術、身近な物を使った人と地球に優しい掃除術が評価され大手メーカー新商品の監修も務める。