フローリング掃除シートの選び方
そうじの女王 上原 好志子さんのアドバイスをもとに、フローリング掃除シートの選び方を紹介します。ポイントは下記のとおり。
【1】ドライタイプは毎日のほこり拭きに使いやすい
【2】ウェットタイプは掃除能力の特徴で選ぶ
【3】つや出しできるワックスタイプの成分で選ぶ
【4】シートがお手元のワイパーに合っているか確認
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ドライタイプは毎日のほこり拭きに使いやすい
ほこり、髪の毛、花粉などの乾いた汚れを掃除したいときにはドライタイプを選びましょう。ドライタイプの選び方の決め手はシートの形状。クッション性のある凹凸つきのものなら、床面にしっかりあたって汚れをキャッチしてくれます。両面が使えるタイプであれば経済的でうれしいですね。
それから意外に重要なのがシートの大きさです。シートが小さくてセットしにくい、またはセットしてもすぐ外れてしまうといった経験はありませんか? 小さなトラブルですが、これが毎日となると大問題。シートは300×200mmくらいの大きさを目安にするといいですよ。
立体加工ならほこりやこまかいゴミがしっかり取れる
表面が凸凹しているなど、フローリング掃除シートに立体加工が施されたタイプなら、ほこりや床に落ちた髪の毛などをしっかり絡め取ってきれいにできます。
立体加工がされているタイプは、掃除機では取りづらいこまかな汚れもしっかり拭き取ることが可能。毎日のお掃除に使いやすく、手間をかけずかんたんに床がきれいになります。
厚みがあるシートは使い心地なめらか
手軽さに加えて使い心地にもこだわりたい方は、厚みのあるシートを選びましょう。
シートに厚みがあればすべりがよくなり、余分な力を入れずなめらかに使えます。スーッとシートをすべらせるだけで、床のほこりや髪の毛などをきれいに取れます。
フローリング掃除シートに厚みがあればワイパー本体が床にこすれず、音も静かで使いやすいです。
子どもやペットがいるなら無添加シートがぴったり
小さな子どもやペットを飼われているご家庭では、無添加のシートを選ぶとよいでしょう。
フローリング掃除シートのなかには、流動パラフィンと呼ばれる添加物が配合されているものもあります。基本的は安全性が高いものですが、小さな子どもやペットのことを考えてなるべく添加物のないものを選びたい方には、無添加のシートがぴったり。気兼ねなく掃除に使えます。
大容量タイプはコスパにすぐれる
使い心地など以上にコストを優先する方は、大容量タイプがいいでしょう。大容量タイプのフローリング掃除シートは薄いものが多く、使い心地は通常のものと比較して一歩及ばないかもしれませんが、ほこりやゴミなどをしっかりキャッチして意外に使える商品もあります。
コストを抑えつつシートを使い方なら、大容量タイプは充分に選択肢に入ります。
【2】ウェットタイプは掃除能力の特徴で選ぶ
フローリングについたしつこい汚れを取りたいのなら、かんたんに水拭きできるウェットタイプが使いやすいです。
便利で使いやすいウェットタイプのフローリング掃除シートを選ぶ際、チェックしておきたいポイントをご紹介します。
ウェット感が続くと広範囲を掃除できる
部屋のフローリングを一度できれいに掃除したいときは、ウェット感が続くフローリング掃除シートが使いやすいです。シートを重ねることで染み出る洗浄液の量を調節できるタイプなら、ウェット感が持続できます。
ウェットタイプのフローリング掃除シートは、ウェット感がどれだけ続くのかが大事なポイント。すぐに乾いてしまっては使いづらく、最初はびっしょりなのに最後は乾いた状態だと、仕上がりにムラが生じます。ウェット感が続くものを選び、ムラなくきれいに掃除しましょう。
汚れを落とすため洗浄成分もチェック!
フローリングのうえには目に見えるほこりだけでなく、人やペットの皮脂や雑菌なども付着します。目に見えない汚れも落としたい場合は、人にやさしく、環境への負担が少ない植物由来の洗浄成分や、汚れ落としにも適したアルカリ電解水を使用した商品を使うことで、きれいに掃除できます。
フローリングのうえは素足で触れることもあるため、洗浄力の高さに加え体にやさしいものを選ぶと使いやすいです。
立体シートならゴミ取りと水拭きが一度に可能
できるだけ手間を減らして掃除したい方は、ウェットタイプの立体シートがぴったりです。掃除機をかけずにフローリング掃除シートを使っても、ほこりやこまかなゴミを取りつつ、一度に水拭きも済ませられます。なかには除菌や消臭も可能な商品もあり、手間をかけずにフローリングをきれいにできます。
ゴミ取りと水拭きを分ける必要がなくなれば掃除が楽になるだけでなく、家事の時短にもなって便利です。
【3】つや出しできるワックスタイプの成分で選ぶ
フローリングのつや出しに使えるワックスタイプの成分にも、いくつか種類があります。あなたのこだわりに合わせてチェックしておきましょう。
フローリングの床にツヤがなくなってきたら、ワックスタイプの出番です。ワックスがはがれたままのフローリングはとてもデリケート。キズができやすく水分も吸収しやすい状態なので、月2回程度を目安にワックスで表面を保護してあげると、フローリングのもちがグンとよくなります。
シートにじゅうぶんなワックス液が含まれているものなら、ぬりムラやすれが起きずにきれいにぬることができますよ。ワックスタイプには多少の乾燥時間が必要ですが、5分程度で乾燥するものなら気軽に使えます。
体にやさしい成分配合の無添加タイプを選ぶ
小さな子どもやペットがいるご家庭でワックスタイプのフローリング掃除シートを使用するのなら、体にやさしい成分でできた商品を選ぶのがいいです。
ワックスタイプのシートの洗浄成分に界面活性剤や石油系原料を使っているものは選ばず、代わりに重曹や蜜蝋などを使っているもの選びましょう。無添加タイプのシートなら、気兼ねなく使えます。
樹脂タイプは速乾とつやを重視したい方にぴったり
ワックスをかけたあと、時間をかけず早めに乾かしたい方は樹脂タイプのシートが使いやすいです。早いものなら3分ほどでフローリングが乾き、つやが出せます。待ち時間が少なく便利です。
ワックスタイプのフローリング掃除シートは使いやすい商品が多く、こまめにワックスがかけられ、きれいでつやのあるフローリングが保ちやすいです。
【4】シートがお手元のワイパーに合っているか確認
性能だけでなく、フローリング掃除シートを選ぶうえでチェックしたいのがお手元にあるワイパーに合っているかという点です。フローリング掃除シートのなかには特定のワイパーではないと取り付けられないものもあり、シートと合っていないと使いづらく性能が発揮しづらいです。
業務用のシートはサイズが大きく、普通サイズの家庭用ワイパーには使えません。そのため、お手元にあるワイパーに使えるかどうか、前もってサイズを確認してから購入しましょう。
シートのなかには、サイズが合うとどのようなワイパーにも取り付けられる共通タイプもあります。
フローリング掃除シートおすすめ9選
それでは、おすすめ商品を紹介します。目的や用途にあわせて、お悩みを解決してくれるフローリング掃除シートを見つけてみてくださいね。
ゴミとりポケットがほこりなどを逃さない!
特許技術のゴミとりポケットに加え、最長1.5cmのロング毛束がほこりをはじめこまかなゴミをしっかり取ります。軽い力で使えるため、使い心地もいいシートです。毛束は手で撫でて起こすことで、より効果的に使えます。
各社共通タイプのフローリング掃除シートのため、どのワイパーにも対応。お手元にあるワイパーにシートを付けて手軽に掃除でき、フローリングを清潔に保てます。
超保水ウェットシートでたっぷり拭ける!
中央にある含浸シートが皮脂汚れを除去する洗浄液をたっぷり保持。トップシートが洗浄液が多量に出ないよう防いでくれるため、ウェット感が持続します。1枚で約15畳拭けるウェットシートです。洗浄液はたっぷり入っていますが拭いたあとはすぐに乾くため、使い勝手もすぐれています。
シートの表面には凸凹も付いており、ゴミやほこりをしっかりキャッチ。フローリングのお掃除がしやすくなる商品です。
かんたんなのにワックス効果が1カ月も持続!
軽い力で汚れを拭き取りながら、同時にワックスがけもできる商品です。1枚で約2畳分に対応し、ワックス効果は1か月間続きます。
ワックス液は樹脂タイプとなっており、均等につやが出せます。シートで拭いたあとの乾燥までの時間は、およそ3分。普段のお掃除のついでや、時間がないときのワックスがけにもぴったりです。
無香料タイプなので、匂いが敏感な方でも使いやすいでしょう。

天然由来成分で安心! ダニよけシート
『ワンタッチぞうきん』で有名なKINCHOのサッサシリーズの、ドライタイプのお掃除シート。約300×約200mmと大きさもじゅうぶんにあり、縦横ななめに引っぱっても破れないシートには凹凸加工がほどこされているので、目には見えにくい微細な汚れもしっかりキャッチしてくれます。
天然由来の成分でダニよけ効果が1週間続くので、小さなお子さまがいるご家庭やペットの抜け毛が気になる方におすすめです。汚れを取り除くだけではなく、プラスワンの効果がうれしいですね。

黒ずんでしまったフローリングがスッキリ
老舗(しにせ)掃除用品メーカーのアズマが販売する、ウェットタイプのお掃除シートです。プロの掃除業者でも愛用する方が多い人気商品です。食品添加物レベルの重曹を使っているので安心で、手にやさしい保湿成分アロエエキスも配合されています。
足裏から出た皮脂汚れがしっかりと落ちているのが、目で見ても確認できます。家のなかを素足で過ごしたい夏のフローリング掃除に、安心できる成分のものを使いたい方におすすめです。

自然派で高コスパのワックスシート
液体状のワックスが有名な、ドイツ生まれの自然塗料メーカー・アウロが販売する、家庭フローリングお掃除シート。酸化しにくいホホバオイルのおかげで防腐剤は不使用。
210×297mmと大判で、両面使用できる厚手のシートにたっぷりとワックス液が含まれているので、シート1枚で12畳に使用できます。フローリングのお部屋が多い戸建てにお住まいでも安心ですね。人工的なツヤ出し成分を含んでいないため、自然派志向の人にもおすすめです。
立体構造でミクロの汚れも絡め取る!
約50万本のミクロ繊維で構成された立体構造シートは、サッと拭くだけでほこりや髪の毛に加え、掃除機では吸い取り切れないミクロの汚れもキャッチ。シートは捕集力に優れ、花粉やハウスダストなどもしっかり取れます。
こちらのシートは両面使うことができて経済的。6畳ほどの広さなら、これ1枚で10~12回ほど掃除できます。フローリングだけでなく畳や階段、天井などにも使えて掃除が捗るでしょう。
頑固な汚れもササっと落とせる!
油汚れや足裏汚れなど、ゴシゴシしないと拭き取れない頑固な汚れを軽い力でササっと拭き取れる強力タイプのフローリング掃除シートです。
約50万本のミクロ繊維で構成された立体構造シートは、ほこりや髪の毛などいろいろなゴミや汚れをまとめて絡め取ります。消臭効果も期待できるため、においが気になる場所の掃除にもぴったりです。

アレルギー対策におすすめ日本アトピー協会推薦品!
アレルゲンの働きを低減する成分である、抗アレルゲン剤SPA(フェノール系ポリマー)が含まれているので、花粉の季節には本当にありがたいアレルギー対策商品。成分だけではなく、しっかりしたシートはすべりがよくて、とっても使いやすいです。
アレルギーの原因物質はなかなか目には見えませんが、こまかいほこりもおもしろいほどよく取れます。使い捨てなのもありがたいですよね。アレルギー対策目的で使用したい方におすすめです。
「フローリング掃除シート」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする フローリング掃除シートの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのフローリング掃除シートの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
専門家からのアドバイス
目的にあったシートを選び、交換と保管にも注意!
フローリング掃除シートはここ数年で種類が増えました。形状、成分が多岐にわたっていますが、ご自身の生活スタイルにあわせ、どんな悩みを解消したいのかを考えながら選ぶといいでしょう。
ドライタイプのシートはついつい二度三度と使いまわしてしまいがちですが、ほこりのなかにはダニや雑菌が潜んでいます。せっかくシートに集めたダニや雑菌が繁殖(はんしょく)しないように、シートはこまめに交換しましょう。
ウェットタイプやワックスタイプのシートは、乾いてしまうと効果が期待できません。市販のウェットシートケースやジッパー式の保存袋に入れておくなどして、きちんと密封できるよう保管には注意しましょう。
ほかのお掃除アイテムもチェック 【関連記事】
掃除シートでフローリングをピカピカに
フローリング用のそうじシートの選び方とおすすめ商品について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
自宅のフローリングに合った掃除シートを選べば、いつでもピカピカに保てますよ。シートのタイプやサイズを意識して選んでみてくださいね。
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